冤罪を晴らすためにJリーグと戦ったとあるサッカー選手の物語「争うは本意なら」など:冬の間に読んだ本3冊

 年明けからこの冬の間に読んだ本の記録です。前回の読書感想文エントリーで「久々に時代小説に復帰した」みたいなことを書いたそばから、今回はまた時代小説ではないジャンルのものに手を出してみました。

 私は美しい言葉と文章で書かれた空想の世界(=フィクション)が大好きな一方で、基本的にリアリティのあるドキュメンタリーも好きなのだろうと思います。時代小説というのは往々にして、その両方の要素を兼ね備えているものですが、それぞれの要素を個別に突き詰めた読み物にも最近は強く興味を惹かれます。

 さて、最初に紹介する一冊は現代物のドキュメンタリーで、タイトルにも書いたとあるサッカー選手のお話です。もう一つはちょっと風変わりな社会学の本。これもある意味ドキュメンタリーかも。そして残りの1冊は現代物の小説です。

争うは本意ならねど 日本サッカーを救った我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール:木村 元彦

我那覇和樹を襲った、日本サッカー史上最悪の冤罪事件。沖縄出身者として初の日本代表入りを果たした彼のキャリアは、権力者の認識不足と理不尽な姿勢により暗転した。チームやリーグと争いたいわけではない。ただ、正当な医療行為が許されない状況を何とかしなければ。これは一人の選手と彼を支える人々が、日本サッカーの未来を救った苦闘の記録である。覚悟と信念が宿るノンフィクション。

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