酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

冬の道東一泊二日のひとり旅で食べたもの

 北海道旅行と言えば「食」は大きな楽しみです。が、今回の「オホーツク海へ流氷を見に行く旅」は、慣れない一人旅だし一泊しかしてないこともあって、実は大したものを食べていません。はい、一人旅だと食べに行くのが面倒になるんですよね(この辺の感覚は人によると思いますが)。

 3月というと季節的にも微妙なところで、この地域の旬のものと言えば海産物が多いですし、そもそも海を眺めながらずっとドライブしていたので、やはり勢い道東初心者としては、ウニとかイクラとかサーモンとか蟹とか、そういうベタなものを食べたくなります。

ウトロ 波飛沫 塩トロチャーシュー麺
 大したものは食べてないと言いながら、一応食べたものは大体カメラに収めてきましたし(iPhoneではなくほとんどK-1で撮りました)、せっかくですから次回のためにも覚え書きとしてまとめておこうと思います。

道の駅「網走流氷街道」で鮭イクラの親子丼

 朝早くにほとんど何も食べないまま女満別に着いたので、11:30発の流氷観光砕氷船に乗る前に何か食べようと思っていたのですが、目当てにしていた道の駅「網走流氷街道」のフードコートは、11:00オープンでした。その時間は既に乗船の改札が始まっており、時間的に食べてる余裕がないので、とりあえずコンビニでおにぎりを買って流氷見物中は空腹をごまかし、ちゃんと食事をしたのは船を下りてからになってしまいました。

サーモンイクラ丼
 お腹が空いてふらふらの状態でようやくありついたのは、こんな素晴らしい親子丼です。もちろん見ての通り、一般的な鶏とと玉子ではなく、サーモンとイクラの親子丼。シンプルに山葵醤油をかけ、ガツガツと掻き込んだらあっという間に食べ終えてしまいました。サーモンの旨味と、意外なくらいさっぱり上品ないくらの取り合わせは最高です。

 沢庵とセルフサービス式のお味噌汁がついていました。写真ではイクラが控えめに見えますが、一握りの塊でけっこうたくさん乗っています。何よりこれでお値段はたったの1250円。フードコートの食事にしては高いですが、このイクラとサーモンの量からしたら安い方だと思います。


回転寿司 かに源

 順序が前後しますが、次に紹介するのは2日目のお昼に行ったお店です。本当は斜里街道沿いにいくつか並んでいた蟹専門店に入ろうかと思ったのですが、目星を付けたお店に行ってみると、その日は団体予約が一杯とかで断られてしまいました。ならば網走市内まで行って寿司でも食べるか、と急遽Googleで検索して適当に選んだお店が「かに源」です。

 気軽に入れる回転寿司ですが、お客さんが少なく回転はしていませんでした。食べたいネタを板さんに直接発注し、目の前で握ってくれます。

たこまんま
 お勧めメニューにあった「たこまんま」。ウニみたいですよ!というお店の一押しメニュー。うん、ウニみたいは少し言い過ぎですが、何とも言えない舌触りと濃厚な味わいと甘味は癖になりそうです。これは美味い!

牡蠣軍艦
 そして一応季節ものの牡蠣。産地はどことは書いてなかったですが、道東と言えば厚岸を思い出します(網走からはずいぶん遠いですけど)。レモンを搾って直接醤油を垂らして食べろとの指示。思わず私が醤油をかけすぎたのを目敏く見られてしまい、「使いづらかったこっち使って〜」と、醤油差しを変えてくれました。もう遅いって。

 それにしても、軍艦になった牡蠣の姿はちょっとかわいいですが、これがどうして超美味しいです。生牡蠣ってこういう食べ方もあったのか!と再発見です。普通は生牡蠣なんて回転寿司では(色んな意味で)食べられないですから。

サーモン握り
 で、回転寿司だし北海道だし、ということで定番のサーモンとか。身が厚くて大きいです。これ以外にもホタテとかツブ貝などを頂きました。

網走産ウニ
そして奮発して頼んだのがウニ。しかもウニにはメニューに2種類あって、どことは書いてないけど北海道産のウニを使ったものと、網走産のウニを使ったものがあります。網走産の方は一皿二貫で650円もします。どこかは分からないけど北海道産で良ければ430円也。しばし悩んで網走産のほうを発注してみました。

 板さんが何か解説してくれたのですが、ウニを握る手元に気を取られていて、ちゃんと聴いていませんでした。確か流氷が去ったら漁が始まるんだけどね〜、みたいなこと言ってたと思います。いいですいいです、この際去年産の冷凍でも冷蔵でも。

 果たして出てきたのは、こんな濃い色合いのウニ。しかしトロトロに溶けたやつではなくてつぶつぶが引き締まっています。見た目に反して味わいはかなり上品で薄味。スルッと喉を通っていきました。いやいやどうして美味しいです。超美味いです! このウニが一面に乗ったウニ丼を食べてみたい...。

蟹汁
 そして蟹を食べ損なった代わりに、蟹汁で〆にしました。写真では底に沈んでいてまったく姿は見えませんが、ちゃんとそれなりに食べられる実が入っていました。ハサミを出してくれて本気でホジホジとしてきました。熱々で身体が温まりました。というか汗を掻いてしまったくらいです。


ウトロの人気ラーメン店 波飛沫で特選トロチャーシュー麺

 初日の夜は斜里で日暮れを迎え、暗い知床街道をひたすら走り、午後7時前にウトロに到着しました。ホテルに着いたらのんびり温泉にでも浸かることにして、食事は先に済ませてしまうことにします。車もあるので飲むわけにも行かず、すごいイクラ丼があると聞いていたウトロの道の駅は既に営業終了。ということで、ここは一つファーストフードのラーメンにしてみます。ここまで来てラーメンはどうか?という意見もあるかも知れませんが、それもまた旅ですから!(若干意味不明)

 やってきたのはウトロ中心部の入り口にある「波飛沫」というラーメン店。北見に支店があるそうですが、このウトロが本店。かなりの人気店でしかも夜は半分居酒屋のようになってるそうです。私が入ったのはそんな夜営業が本格的に始まる少し前で、店内はまだ空いていました。

ウトロ 波飛沫 塩トロチャーシュー麺
 ということで、ここで食べたのがトップに貼ったラーメンです。スープは塩、味噌、醤油が選べます。札幌ラーメンと言えば味噌ですが、ここは塩が美味しくてお勧めと言うことで、塩にしました。

 白濁した美しい豚骨のスープはしつこさはなくとてもスッキリ。しかし物足りなさはなくて濃厚な旨味はしっかりあります。細麺も美味しくて大盛りにしとけばよかった!と思ったほど(メニューに大盛りオプションがあったかどうかは不明です)。 トロチャーシューはその名の通り、とても柔らかくてホロホロと口の中で溶けていきます。味玉はトッピングで入れたもので、塩味豚骨スープと良く合いました。北海道らしくバターも追加するかどうか悩んだのですが、塩にはこれで良かったのではないかと思います。

 私はそんなにラーメン通ではないし、特にこういう濃厚なスープのラーメンを食べると、後でだいたい胸焼けを起こして後悔するのですが、このラーメンはそんなこともなく、夕飯としてもお腹にしっかり溜まり満足できました。


ウトロ温泉の知床プリンスホテル風なみ季に宿泊 一日の終わりに流氷ビールを飲む

 さて宿泊先はウトロの温泉街にあるプリンスホテルに泊まりました。網走にはビジネスホテルもあって料金もピンキリで選べたのですが、ウトロはさすがに観光地とあって網走よりは相場が高いようです。JALのWEBから近畿日本ツーリスト経由という回りくどい予約経路でしたが、もちろんちゃんと予約されていました。

 一泊だけの素泊まりに近い客に対しても、玄関まで出迎え、見送り、荷物を部屋までは混んでくれたり、至れり尽くせりのホスピタリティでした。温泉の大浴場は露天はもちろん、色んなお風呂があって楽しめます。しかもお客さんが非常に少なかったため、ほとんど一人で独占状態で、こんな贅沢なお風呂を楽しんだのは初めてです。

 ちなみに、ビジネスホテルではないですし、少し良い部屋を選んだこともあって、一人では持て余すくらいの広い部屋でした。

網走ビール缶
 ということで、温泉上がりに部屋で地ビールを頂きましょう。このためにあらかじめ網走の道の駅で、流氷ドラフトと網走ホワイトエールの350ml缶を買っておきました。ビールというか、分類としては発泡酒となっています。

流氷ドラフト
 流氷ドラフトは色が青いのが特徴。なので缶のままではなくちゃんとグラスに注いでみました。背景となるテーブルの色と混ざって変な色に写っていますが、まぁどちらにしても美味しそうな色ではありません(^^; 味はどうかな... ノーコメントです。いや、そんなに変な味ではなく発泡酒だな、というところは抑えてますが、まぁ味を楽しむものではないというか何というか、そんな感じで分かってください。

 一方ホワイトエールの方はちゃんと白ビールっぽさがあってそこそこ美味しかったです。

 明けて翌朝、朝食はバイキング形式。これがまたすごい品数でした。お客さんはそんなに多くないのに、こんなに用意して良いのだろうかと思う状態。ただ、私は個人的な習慣で、朝食は軽めの洋食と決めているので、実はバイキングメニューに北海道産のししゃもとか、海産物系のご当地メニューが山ほどあったのですが、ちょっと朝に食べるのは無理... と思って眺めるだけにしてしまいました。

I漬けサーモン丼
 ただ、このサーモン漬け丼だけは気になったので、小さな丼に一杯だけ頂いてみました。刻み海苔をちょっとかけ過ぎましたが、下には高菜も乗せてあって、ひつまぶしのようにだし汁をかけて食べるというもの。お茶漬けのようにまだ半分眠っている胃にも優しくさらっと入ってしまいます。


 

女満別空港で夕飯:肉が食べたくなって贅沢をする

 道東の旅、最後の食事は女満別空港で食べました。帰りの便は午後8時20分に女満別を出発し、羽田には午後11時前に到着なのでここで食べておくしかありません。ということで、空港内のレストランに適当に入ります。

十勝ポークの豚皿
 で、空港では真っ赤に染まったイクラ丼か、真っ黄色のウニ丼でも食べようかと思っていたのですが、この二日間わりと海鮮尽くしだった反動で、メニューにあった十勝ポークの豚皿から目が離せなくなってしまいました。美味そう... 肉食べたい...。

豚皿&イクラ丼
 でもイクラ丼も食べたい... ということで、折衷案として豚皿単品に味噌汁をつけ、御飯の代わりにミニイクラ丼を付けるという、店員さんも困惑のカスタマイズメニューを発注。こんなお膳がやってきました。うむ、満足です。

ミニイクラ丼
 ミニイクラ丼もアップにすればそこそこ迫力ありますよね。でも、これちょっとお高かったです。お茶碗一杯程度のミニサイズで950円もしました。網走流氷街道のサーモンイクラ丼に載っていたイクラよりも少ないと思います。まぁ、空港ですから仕方ありません。


また行くぞ!道東!

 なお、網走からウトロ周辺にかけての食べ物に関しても id:OKP さんのエントリーを参考にしました。


 ですが正直なところ「道の駅うとろ・シリエトク」のイクラ丼のビジュアルが鮮烈で、それしか頭に入っていませんでした。が、私の旅程ではウトロは夜と朝しか時間がとれず、道の駅の営業時間帯にはイクラ丼を食べに行くことは叶わず。今回の旅に関する心残りの一つとなっています。

 そして網走で入った回転寿司が同じ「かに源」だったのは偶然で、出てきた「たこまんま」の姿を見て、これは見たことある!と、その場でネットを見直して同じ店に入ったことを知りました。なお、網走には他にも回転・非回転含め、他にもたくさんお寿司屋さんはあります。さらに付け加えると、道の駅 網走流氷街道で同じサーモンイクラ丼を食べていたのも偶然です。

 と、最後にしなくても良い言い訳をたっぷりしたところで、流氷を見に行く旅についてのシリーズを終わりにしたいと思います。また今度いつの日か必ず道東を訪れ、さらにいろいろ食べてみたいと思います!

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