酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

東京の桜の名所 千鳥ヶ淵と六義園をはしごする

 今週になってようやく少しずつ暖かくなってきて、桜の開花も進んできたようです。この週末が見頃とも言われていますが、残念ながらお天気は下り坂。曇りや雨の花見も風情があっていいですが、やはり好天の花見もそれはそれでしておきたいと思い立ち、開花状況と天気予報を眺めながら、無理やり時間を作って桜の有名どころへ行ってきました。

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 まずは昨年夜桜を見物しに行った千鳥ヶ淵、その後日暮れを狙って六義園には初めて行ってみました。カメラはFUJIFILM X-Pro2にXF35mmF2のみという潔いシンプル装備で割り切りました。でもこの組み合わせは桜ととても相性が良さそうな気がします。


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千鳥ヶ淵

 昨年は満開の夜桜を見に行き、その幻想的な景色に圧倒されましたが、今年は敢えて昼間の様子を見に行ってみることにしました。

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 九段下からぐるっと一周千鳥ヶ淵を巡る周遊コースを回ってみます。これは有名なボート乗り場からの景色ですが、残念ながら満開にはほど遠く5分咲き程度でした。しかも3時間ごとの天気予報でも文句ナシの晴れマークが並んでいたのですが、うっすらと曇ってしまいました。これこそ花曇りってやつでしょうか。春はどうも空気がスッキリしないですよね。

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 うーん、去年みたいな満開だったらなぁ... と、ファインダーを覗きながらやや残念な気持ち。

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 それでも人出はすごかったです。多くの人が同じことを考えるのでしょう。夜はさらに混むと思われます。

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 首都高速を渡り皇居側へ回り込みました。堀の土塁の上から道路が見下ろせるんですね。この道路、何度も通ったことありますが、遊歩道がこんな風になっていたなんて気付きませんでした。道路沿いも見事な桜並木です。ただ天気のせいか、どうにもどんよりと色彩が感じられなかったので、モノクロのACROSにしてみました。桜は色がなくても桜とすぐに分かります。

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 ソメイヨシノだけでなくいろんな種類の桜がありました。花が真っ白で葉っぱが一緒に出てくるこれはオオシマザクラかな?

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 緑道の対岸、皇居側の石垣の上からもこんな風に堀を見下ろすことができます。満開だったらこっち側からみるのもとても綺麗だと思います。

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 最後は武道館の前を通って田安門へ。この辺りの桜もとても綺麗。

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 靖国通りに面するこの土手の桜が一番咲いていました。ボートでこぎ出した人々も、一番咲いているこの木下に集まってきているようです。水面から見上げる桜は綺麗でしょうねぇ。ボートは1時間待ちくらいでしたけど。

 この週末はきっと完全な満開状態で、お堀の両岸がピンク色に染まり見事な景色になっていると思います。が、それはまた来年の課題にしようと思います。

六義園

 さて、千鳥ヶ淵を一周した後はしばし休憩した後、次の場所へ。地下鉄を乗り継いで六義園にやってきました。駒込駅に近い染井門は入場のために長蛇の列になっていたので敢えて避けて、正門へ回ってみました。狙い通り待ち時間なしのガラガラです。しかもお目当ての枝垂れ桜は正門を入ったすぐのところにあります。

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 これです! 予想していたことなのですがAPS-Cで35mm(フルサイズ換算で約53mm相当)では全体像を捕らえきれません。広角レンズが欲しいですねぇ。

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 枝垂れ桜はソメイヨシノと微妙に開花がずれているようで、見ての通りほとんど満開状態でした。

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 どんよりと花曇りだった空は、夕方になるにつれ青空が見えるようになってきました。この日の日没は午後6時過ぎ。まだしばらく時間があります。せっかくなのでライトアップの時間まで待つことにしましょう。

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 ようやく日が沈み、辺りが暗くなるとともに照明が点灯します。その頃には枝垂れ桜見物の人々で周囲はより一層混んできます。警備員の絶叫が辺りにこだまします。と言っても、混んでる形にみんな整然と場所を譲り合いながら、結構のんびりした空気が流れています。それも美しい桜の魔力なのかも?とか、思ってみたり。

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 マジックアワーには空と桜の取り合わせが嘘みたいな色のコントラストに。これ、弄ったわけじゃないんですよ!

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 すっかり空が暗くなり、素晴らしい枝垂れ桜の姿が浮かび上がります。これはすごい!でもやっぱり全体像が入りきらない!
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 どう切り取ったらこの迫力と美しさが伝わるのか、まったく分かりません。分からないままやたらにシャッターを切ってしまいます。

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 ときおり風が吹くと桜吹雪が舞い上がり、うわーっ!と歓声が上がります。ライトアップされた桜吹雪は本当に綺麗。闇雲にシャッターを切りますが、こんな程度にしか写せません。肉眼で見た姿はこんなもんではなく、まさに空から花びらがばらまかれたかのように、人々の頭に降り注いできます。

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 ということで、既に散り始めていたこの枝垂れ桜は、この週末にはもう最盛期を過ぎていると思われますが、ギリギリ最後のチャンスではないかと思います。

 なお、最初にX-Pro2とXF35mmF2の一台一本勝負と潔いこと書いておきながら、実はこっそりQ7と08 WIDE ZOOMをバッグの隙間に忍ばせていました。一応全体像も抑えておかないとね、ということで(^^;

X-Pro2の高感度と手ぶれ

 今回巡った2カ所は都内でも有数の桜見物ポイントということで、多くの人出があるため三脚を使うことは到底出来ません。夜桜も必然的に高感度と手ぶれ補正に頼りたくなります。富士フイルムのX-Tran CMOSはAPS-Cの中では高感度に強いことで定評がありましたが、24Mピクセルまで画素が上がったことでその辺はどうなっていたのか、やや不安ではありました。

 今回はISO1600までしか使っていませんが、ノイズが出やすいシャドウ部や桜の解像感のバランスは十分優れていると思います。色やコントラストがおかしくなる気配は待ったくないですし、少なくとも私基準ではこの程度の感度までは何のためらいもなく使える常用感度と言えると思います(なお高感度時の画質については、もう少し色々試してみるつもりです)。

 一方でやや甘く見ていたのが手ぶれ。XF35mmF2には手ぶれ補正は入っていません。明るいレンズなので絞りを開けてシャッタースピードを稼ぐことも出来ますし、そもそもミラーレスですので一眼レフよりは手ぶれに強いはず。とは言えフォーカルプレーンシャッターのショックはゼロではありません。ということで、撮影時は完璧に撮れたと感じていても、仕上がりはブレた写真ばかり。普段如何に手ぶれ補正に頼り切っているかを実感しました。

 なのでX-Pro2の高感度耐性を信じて、ブレを抑えるためにも積極的に感度を上げてシャッター速度を稼ぐちうのが、Xシリーズの正しい使い方ではないかと改めて思いました。今後気をつけて行きたいと思います。

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF2R WR B ブラック

FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF2R WR B ブラック