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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

初めての新幹線撮影で撮り鉄にはまる

 撮り鉄してきました。最近写真仲間達が、東海道新幹線を撮った写真をflickrにアップしているのを見て影響を受け、自分でも撮りに行ってみたくなりました。新幹線というか鉄道は人気の被写体ですので、ネットを彷徨えば沢山の撮影ポイント情報が出てきますが、まずは初心者編と言うことで駅から撮ってみることにしました。

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 最初は何も考えず東海道新幹線を撮ってみたのですが、やはり初めての分野は何事も楽しいもので、このまま自分が撮り鉄になるのではないか?と心配になるほど思わず填まってしまい、勢いで東北新幹線も撮りに行ってしまいました。

 撮影機材はいつも通りPENTAX K-3 IIとDFA150-450mmです。一応DA★60-250mmも持って行きましたが使う場面がありませんでした。特に高速で通過する新幹線はAF性能に対する要求が高く、PENTAX機では一抹の不安があったのですが、結果的には心配したほどではありません。ピントが抜けて失敗したことはほとんどありませんでした。

東海道新幹線:浜松駅

 さて、東京近郊で新幹線を駅から撮ると言えば、定番中の定番は小田原駅だそうです。そのつもりで東京から「こだま」に乗って小田原を目指したのですが、途中iPhoneでいろいろ調べていると、駅撮りのベストは「浜松駅」との情報を見つけ、素晴らしい作例も沢山出てきました。これホントに駅から撮れるの?というような感じです。気がついたら私の乗った新幹線は小田原を過ぎていました。乗りかかった船... じゃなくて新幹線だとばかりにそのまま浜松を目指しましたが、思ったより遠かったです(^^; ちょっとやり過ぎました。

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 到着したらまずは現場チェック。上りと下りのホームのそれぞれ東京寄りと名古屋寄りを見て、どこが一番撮影に向いているか確認。この辺の詳細はネット情報ではいまいちイメージできなかったもので、実地で確認しました。

 その結果、撮影は基本的に上りホーム一択で東京寄りも名古屋寄りも、どちらも行けそうな感じです。で、このカットは名古屋寄りで上りの通過列車を撮ったものです。浜松駅はちょうどカーブしているので、ホーム上の安全な場所からまっすぐ進入してくる新幹線が見えます。

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 で、こちらが反対側の東京方面からやってくる下りの通過列車。16両の長い編成が支柱等に邪魔されることなく見通せて、しかも日中はほぼ順光という条件は名古屋方面と同じ。これはどちらも優劣付けがたいです。途中に沿線のビルによる日陰が出来ますけど。

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 そして駅の構内がまた素晴らしいです。停車中の700系を追い抜くN700系。どちらも下り列車です。駅構内のカーブが結構きつくて通過車線(って言うのか?)は相当にバンクしています。水平をとるのが大変です。

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 こちらは反対に上り方面。やはり上りホームの東京寄りから。ホーム上を行ったり来たりするので相当歩きました(^^;

 午後はこの位置からだと逆光気味ですが、冬至過ぎこの時期は日中も太陽が低いので、それほど夕方遅い時間ではないのですが、良い感じに車体の質感が写ります。新幹線は頭に刷り込まれたイメージがあるせいか、特に流していなくてもスピードを感じるから不思議です。

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 上りホームに停車中の「こだま」や「ひかり」がいる間は駅構内を駆け抜ける通過列車は撮れません。停車中の新幹線の様子も撮りたかったのですが、ワイド端150mmだと出来ることが限られます。一応16-85mmも持ってきていたのですが、片方が超望遠レンズだと付け替えるのも手間なので諦めてしまいがち。やっぱりサブボディが欲しいです...。

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 レンズはAPS-Cで450mmあれば十分すぎるほど。恐らく300mmで足りると思われます。向かってくる新幹線だけでなく、通り過ぎていく方も撮りました。タイミング合わせるのは後ろ姿の方が難しいです。AFは9点オートにしました。セレクトエリア拡大より追従性は良いように思います。

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 動きモノと言えば流し撮りですが... 浜松駅はカーブしているとは言え、N700系は最高で250km/hほどのスピードで通過していくそうです。ホームからではさすがに近すぎ速すぎ。

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 すっかり流し撮りは諦めて、流れて行くままに任せたり。これは下りホーム側から撮ってみました。

 ということで、初めての新幹線撮影は思った以上に楽しく、もっと他の場所で撮ってみたい!と気持ちが盛り上がってきてしまいました。


東北・上越・北陸新幹線:北とぴあ

 そこで数日後、今度こそ小田原駅か?と思ったのですが、東海道新幹線は現在のところ700系とN700系しか走ってないところがイマイチ。ということで、車両のバリーエーションが豊かな東北新幹線方面を目指してみることに。これまた東京近郊で定番と言えば大宮駅という情報が多数。うん、浜松はちょっと遠かったけど大宮なら近いぞ!

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 と、その前に王子駅で途中下車。というのも、この王子駅そばにある北区の「北とぴあ」という施設が、有名な新幹線見物&撮影スポットなのです。以前にやはり写真仲間がここから撮った写真をFacebookにアップしていて、同じ写真を撮ってみたい!と思っていたことを思い出しました。

 区営の立派なビルの最上階に展望フロアがあります。入場は無料。南側は東京の都心が一望できる素晴らしい眺め。そして足下には新幹線及び在来線が走っているのが見下ろせます。

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 ちょうど今年開業したばかりの北陸新幹線E7系がやってきました。新幹線を上から間近に見下ろせる場所は他には中々ないと思います。ここは流し撮りするのが定番です。以前は街の様子を入れつつ、カーブを曲がってくる新幹線全景が撮れたそうですが、今では線路脇にマンション等が建ち、見通しがいくらか悪くなってしまいました。

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 こまちE6系とはやぶさE5系の連結部。ちなみにシャッタースピードは1/60secです。上野と大宮の間の区間ですので、それほどスピードは出ていません。というか、見た目には相当ゆっくり走ってきます。なので、本当はもう少しシャッタースピードは落としたいところかも。

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 ちょうど上越新幹線を走る総2階建てのE4系とすれ違うE5系。レンズはAPS-Cで200〜300mmもあれば十分です。もちろんビルの窓ガラスを通していますが、望遠レンズなら特に対策などしなくても映り込み等もそれほど気になりません。

 私が行ったのは休日の昼間でしたので家族連れが沢山いました。子供達の邪魔にならないように場所を譲りつつ隅っこで撮っていました。ただし、撮れる絵が限られるのでだんだん飽きてきます。今回も大宮駅とのハシゴにしたのは正解だったと思います。(ただ、後で知ったのですが北側も線路がよく見えるそうです)


東北・上越・北陸新幹線:大宮駅

 ということで、大宮駅にやってきました。ここは上りホームの北側と、下りホームの南側が定番のポイントだそうです。

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 まずは上りホーム13, 14番線の仙台寄りです。見通しはかなり良いです。上は北陸新幹線のE7系、下は東北新幹線のE5系です。13番線に入ってくるか、14番線に入ってくるかによって、車体側面が逆光になるか順光になるか分かれます。なるほど、ここが定番ポイントという意味が分かりました。

 ただ、個人的には「ここはあまり面白くないな」と思ってしまいました。大宮駅は現在のダイヤでは全ての新幹線が停車するのでゆっくり進入してきますし、どうも気持ちが盛り上がりません。

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 そこで振り返ると新幹線がホームに停車中。大宮駅は屋根で覆われていて薄暗いですが、こっちのほうが良い感じで個人的には好みの写真が撮れます。ちなみに大宮駅の上りホームはほとんど降車専用なので(平日の朝は乗車する人もそれなりにいそう)、空いています。旅行客の目を気にする必要はあまりありません。

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 場所を移して下りホーム17番線と18番線の東京寄りへ来てみました。ここはホーム端に構造物があって線路の見通しがあまり良くありません。それをカバーするには相当に長い望遠が必要ですし、混んでいるとそもそも無理かも。有名な撮影スポットと言うことで、カメラを構えてる人もちらほらいましたが、それほど混んではいませんでした。

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 総2階建てのE4系。格好良いとか悪いとか言う次元を超越した姿です。最近はあまりないのですが、仕事で宇都宮方面行くときに良く2階席を利用していましたっけ。

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 17番線へはまっすぐ入ってきますので、ギリギリまで引き寄せられます。全体が綺麗に収まった編成写真よりは、こういうドアップがどうやら私は好きなようです。気がついたらこの手の写真ばかり撮っていました。

 ちなみにこの日は基本的に天気は悪くなかったはずなのですが、低い雲が太陽を覆ってる時間が長く薄暗かったです。車両の陰影を撮るには光が回ってかえって良かったかもしれません。

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 こちらも同様にホームの方を振り返ってみます。大宮駅自体がトンネルのようになっていて面白い光景です。写っているのは山形新幹線のE3系。年末の臨時列車なのでしょうか、やまびこなどと連結せず、単独で運行しています。

 ということで、初めての撮り鉄体験というか新幹線撮影は以上です。東北方面の新幹線は車両がバラエティ豊かでその点は東海道新幹線よりも面白いのですが、大宮駅では全てが停車するせいか、迫力という意味では今ひとつです。やはり通過列車があるもう少し遠方の駅まで行きたいところ。那須塩原あたりが良いようです。これからの時期だと雪を巻き上げながら通過する姿を撮ってみたいところですが、多分そんな根性はないでしょうね(^^; また機会があれば挑戦したいと思います。

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 でも、ちょっと撮り鉄も楽しいと思えてきました。この世界に深く足を踏み入れるのが怖いですけど。