酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

ニセコ 2015(前編):バックカントリーツアーに備えて調整の4日間

 今年もニセコへ行ってきました。毎年通うようになってから今年で6シーズン目、飽きるどころか年々その魅力にはまりつつあります。そのため今回はさらに滞在日を一日伸ばして、建国記念日を絡めて4泊5日の日程で行ってきました。日程を延ばした目的は、もちろんニセコの素晴らしいパウダースノーを楽しむためですが、何しろ自然相手の遊びですので、天候に左右されてしまいます。日程が長ければ良いコンディションに巡り会える確率も高くなります。

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 果たして、昨年に続き今年もアンヌプリ山北斜面の素晴らしいディープパウダーに巡り会うことが出来ました。

 東京を出発したのは8日の日曜日、羽田発6:30の始発で新千歳へ入り、バスに乗ってニセコに到着するとお昼になっていました。当初、バックカントリーツアーは翌日9日に設定してあったのですが、現地に着いてからガイドさんと相談したところ、天候を考えて最終日に延期しました。なので今回のスキーのハイライトは最終日にやってきたわけで、それまでの4日間は天候待ち&足慣らしと言えます。

 なので以下、最終日のバックカントリーツアーを(後編)にまとめ、その他の4日間は(前編)として超ダイジェストにしておきます。本当は細かく紹介したいくらいニセコは奥が深くて楽しかったのですが(^^;

1日目&2日目

 初日はホテルにチェックインしてお昼ご飯を食べてゲレンデに出たら、もう午後2時近くになっていました。この日は山の上の方は強風が吹き、軒並みリフトが止まっていました。なので下の方をちょっとだけ滑って終わりにしようと思っていたのですが、センターフォーリフトで中腹まで上がってみたら、スインギングモンキーがちょうど運転を開始したところで、思いがけず花園方面へ移動することが出来てしまいました。

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 となれば、とりあえずストロベリーゲートを出てみるしかありません。しかし雪は良くありません。空からは雪は落ちてきているのですが、最近降った形跡があまりなく、しかも気温が高いのか、かなり湿った雪でした。

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 なのでゲート外は諦めて、適当に緩斜面を流して終了。それでもナイター照明が灯るくらいまで滑って遊んでいました。

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 翌日は月曜日。今年は11日の祝日が週のど真ん中ですし、さぞかしゲレンデは空いているだろうと思ったら、全くその反対。強風は相変わらずで山頂付近のリフトが動かないこともあって、麓のリフト乗り場は大混雑でした。なので、シャトルバスにのって花園エリアへ移動します。

 それにしてもニセコのファットスキー率は異常です。私のセンター115mm幅の板など普通です。ついでに言うと外国人率とGoPro装着率も異常に高いです。

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 もちろんこの日もまずはストロベリーに行ってみました。その中でも今まであまり行ったことのない奥の方へ入ってみたり。今までとは全く違った景色が広がっていて新鮮です。ここは本当に奥が深いです。気温が急激に下がり、雪は締まってきましたがやや重め。なにより新雪が足りません。なので、この日もとりあえず雰囲気を味わっただけ。

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 花園ゲレンデのベースにあるレストランHANAZONO308はこんな状態。月曜なのに... と思ったらそこにいるのは外国人ばかり。日本人はほとんどいません。海外からはるばるやってくる人には平日もあまり関係ないでしょうね。この季節は全世界的にスキーのハイシーズンってことなのでしょう。

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 HANAZONO308があまりにも混んでいたので、お昼ご飯はヒラフのゴンドラベースへ戻り、マウンテンセンターで食べました。ここはゲレ食としては珍しいフルサービスのレストランです。しかし出てきたハンバーガーはバカみたいな大きさでかなりジャンクです。おなかが空いていたので完食しましたけど(^^;

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 いつの間にか空が晴れはじめ、羊蹄山が姿を現します。何度見ても綺麗です。

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 しかし風は依然として強くて、場所によっては地吹雪のようになっています。気温は-15℃くらい。体感温度は-30℃くらいだったかも。

3日目

 雪は断続的に降ったり晴れたりを繰り返しています。そしてゆっくりですが風も収まりつつあります。さて、最終日に向けて残り2日間でどっかり降ってくれるでしょうか?

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 この日もまずはストロベリーへ。今度は昨日とは逆にリフト側のラインを滑ってみました。ここも今まであまり行ったことがありません。すると、なぜかあまり荒らされておらず素晴らしいフワフワの雪が残っていました。喜び勇んで何度も滑ってみました。そのたびに新たな発見があって、このラインは今後もお気に入りになりそうです。


 動画を撮ってみました。途中は友人が撮ってくれた動画を挟んであります。滑ってるのは私です。ゆっくり降りてきてるようですが、本人的には必死なのです。

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 そうこうしているうちに急激に空が晴れはじめます。今回ニセコに来て初めてアンヌプリ山のピークが姿を現しました。この1週間ほどは山頂へ向かうリフトは動いておらず、さらにピークへ上がるゲートも開いていないので、新雪でまっさらの姿が美しいです。3日後になんとかあそこまでたどり着きたいものです。

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 日没は少しずつ遅くなってきているとは言え、まだ日が傾くのはかなり早いです。北東に向いている花園エリアは午後になると急速に日陰になってきます。

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 この日のゲレ食はHANAZONO308で豚の角煮ラーメンです。ラーメンは外国人にも大人気。なかなか美味しいです。

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 昼間は一時的に天候が回復したかに見えたニセコですが、夕飯を食べに出かける頃には大雪が降ってきました。ヒラフの街中もあっという間に積もりはじめます。これは明日以降期待できそうです。

4日目

 昨晩から降り続いた雪は、4日目の朝を迎えても降り続けています。ホテルの周辺も俄には信じられないような積雪。昨夜まで何事もなかった駐車場のクルマは文字通りすっぽりと雪の山に埋まってしまいました。

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 雪は降ってるものの風は収まりつつあり、最上部にかかるキング第4リフト(通称K4リフト)も今日は動き始めるようです。とりあえず花園エリア最上部の羊蹄サンセットのコース脇を滑ってみたら、素晴らしい新雪のパウダーとなっていました。

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 ファットスキーを履いて滑っている限りは膝上くらいかな?と錯覚しますが、うっかり転ぶと身体がほとんど埋まってしまうくらいの積雪です。こうなると脱出するのに苦労します。ロッカーのない普通のスキーでは恐らく滑ることもままならないコンディションと思われます。


 証拠動画です。前半はヘルメットマウントの滑走者視点、後半はそれを友人に下から撮ってもらったもの。前半部は足下が映ってないのでただ滑ってるだけのようですが、実際は素晴らしいパウダーで、ターンをするときにグッとスキーが雪の中に沈み込み、そこから切れ上がってくる独特の感覚を楽しめました。

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 その後K4リフトに乗って、リフトで上がれる最上部へ行こうと思ったのですが... シングルのK4リフトは長蛇の列。一瞬怯んだのですがせっかくなので並んでみました。それでも待ち時間は15分くらいでしょうか。

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 K4リフトを降りたところから山頂へ上るG3ゲートはこの日も開いていませんが、真横にトラバースするG4ゲートは開いていましたので、ちょっとだけ出て、藤原の沢へ下ってみました。お昼頃だったので、だいぶやられていましたが、数日間温存されていた素晴らしい深雪を楽しめました。ガスも取れて視界も最高。こうなるとむしろ、何もない広大な急斜面に恐怖心が沸いてきます。


 これがG4ゲートを出たときの動画です。スキーを下に向ける勇気が中々出ずに、しばらくはトラバースを続けます。そして最後に意を決して急斜面を下ってみました。雪はやや重めで、他の人が付けた滑走痕を横切るのに思ったより苦労しました。途中で終わってるのはそこから先はかなりヘタレてしまったからです(A^^;

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 ヒラフの中腹へ降りてくると、再びガスが出て雪も降ってきました。風はなく気温は低め。さて明日はどうなることでしょうか? 朝早い上に体力を使うはずなので、それに備えて、この日は午後2時過ぎに上がり体調を整えることにします。

 (後編)いよいよバックカントリーツアーに続く。