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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

アクションカメラの定番 GoPro HERO4 Silverを使ってみる

 2014年総集編で少し触れましたが、スキー用の動画カメラを新しく買いました。昨年はJVCのGC-XA2を使ってみたのですが、このカメラは使い勝手は素晴らしいのですが、主に画質面で不満がありました。もう少しマシなものはないだろうかと色々探して考えてみたところ、結局はこの世界のリーダーにして標準機たるGoProを使ってみないと話にならんだろうと言うことで、最新型のGoPro Hero4 Silverを買ってみました。

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 届いたのは年末。使い方を覚えて早速お正月のスキー旅行で使ってみました。

GC-XA2の○と×

 GoProの前に1シーズンしか使わなかったGC-XA2についてまとめておきたいと思います。


 小型軽量のボディはハウジングなしで防水仕様となっており、小さいながらもプレビューや再生画像を見ることが出来る液晶画面付き。

 主要な操作ボタンも大きく、わかりやすく配置され、スキーグローブをつけたまま手探りで操作するのも簡単でした。また、録画したつもりで撮れていなかった、と言うこともありません。

 心配した電池の持ちも悪くなく、極寒のスキー場でもほぼ1日持ちました(もちろんずっと録画しっぱなしではありません)し、信頼性のあるカメラだと思います。

 しかし期待が大きすぎたのか、撮影された画像はどうもイマイチに感じました。ホワイトバランスやAEの精度もあまり良くなさそうですし、何より致命的だったのはレンズの悪さ。周辺減光も非常に大きく、さらには画面周辺に行くに従って色転びするのは何ともしがたいものです。


 iMovieでガシガシ編集して、そのままYoutubeに上げたサンプルはこんな感じ。何とかそういったネガが出ないようにごまかすのに苦労しました。ここまでやって感じたのは、うーん、こんな程度なのか...ということです。

 一面の雪景色は普通に写真にするのもとても難しいシーンですので、今になって改めてみてみると、これでも十分がんばってる方かもしれません。光がたっぷりある場所で使えば、あるいは素晴らしいアクションカメラなのではないかと思います。

 その辺、経験が足りなくて判断がつかないので、業界標準足るGoProを一度ちゃんと使ってみよう、と思い立ちました。

GoPro HERO4 Silver

 毎年新モデルが発売されているGoProですが昨年秋にはHERO 4シリーズが発表されました。4k/30fpsをサポートしたBlackと、タッチパネル液晶を搭載したSilverがありましたが、私が購入したのはSilverのほうです。

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 箱はこんな感じ。本体を外から見えるようにするパッケージは、アクションカメラの世界では標準なのでしょうか。

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 内容物はかなり多いです。本体、ハウジング、電池、マウント2種類、クイックリリース・バックルが2種類、ハウジングバックドア2種類、ドキュメントなどなど。

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 ハウジングもHERO3時代のものから改良が加えられているそうです。バックドアは交換可能で、タッチスクリーン対応のバックドアが付属していたので、当然これにするでしょ!”と交換してみたのですが、ペコペコしていてとても使える代物ではありませんでした。なのですぐに標準ドアに戻してあります。

 この場合、当然ハウジングに入れた状態ではタッチスクリーンは使えません。しかし私はどうせスキー中にヘルメットにマウントして、タッチスクリーンなどは使わないので問題ありません。

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 本体は超小型です。超広角のレンズ部が飛び出ています。前面には電源スイッチと、ステータス表示用のモノクロ液晶つき。特に防水、防塵が必要であるかどうかにかかわらず、GoProは基本的にハウジングに入れた状態で使うことが前提となっているようです。

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 Silverは普通のデジカメのように、背面に液晶パネルがついており、ライブビュー画像や再生画像、GUIが表示されます。しかもこの液晶はタッチパネル式になっています。

 液晶サイズは非常に小さいのですが、解像度は高精細。ちなみにこうなると電池の消費が増えてしまうのが心配ですが、電源ON中はつきっぱなしになるのではなく、録画開始しても1分後には自動的に液晶は消灯するようになっています。

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 記録メディアはmicroSDです。本体脇には充電用のmini-USBコネクタ、micro-HDMIコネクタと並んでmicroSDカードスロットがあります。というか、この完全分離してしまう小さなカバーは酷いですね。いつかきっと無くすでしょう。どうせハウジングに入れるのであれば、なくても問題ないのかも。

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 専用電池は1160mAhで、1080/30pの通常録画で約1時間50分ほどの録画ができることになっています。極寒のスキー場ではもう少し短くなるかも。予備電池の携行は必須となります。なお、標準パッケージは本体充電が基本となりますが、充電器も別売りされています。

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 さて、私の使用用途はスキー滑走中の動画撮影です。スキーの場合はヘルメットにカメラを取り付けるというのが一般的な方法。昨年のGC-XA2もそうしていました。GoPro HERO 4もヘルメットに取り付けてみます。

 別売りのマウントキットなどを追加することもなく、標準キットに入っている曲面用ベースマウントでとりあえず普通に取り付けることが出来ます。位置はヘルメットの種類や好みによって色々取り付け方法はありそうです。私の場合、ゴーグルを外しておけるように前側にある程度のスペースを残してマウントを取り付けてみました。角度を調節すれば正面も、少し下向きも、真下向きにもレンズを向けることが出来ます。

動画+静止画モードが便利!

 GoPro HERO4の機能に関してはネット上にたくさんの情報がありますので、詳細は省きますが、私が主に使用する機能と設定はほぼ以下の通りです。

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 まず肝心の動画ですが、解像度はフルHDでフレームレートは30fps、プログレッシブモードです。画角はスーパーワイド。それ以外に、AEやホワイトバランスはAUTOのまま。HERO4 Silverも15fpsで4K動画を撮ることは可能ですし、フルHDなら60pも可能。ですが用途とデータサイズなどを考えてバランスの良いところを使うことにします。

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 GoProは動画の他に、普通のデジカメのように静止画を記録することも出来ます。ビデオモードとカメラモードに加え、動画と静止画を同時に記録するモードもサポートされています。

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 静止画の記録間隔も選ぶことが出来たりして、これはなかなか便利そう。ちなみに同時記録される静止画は、フルHDからの切り出しではなく、1200万画素の16:9となります。

 これは上手く使えば静止画用のカメラは別途必要なくなるかも?ということで、デフォルトのモードを「動画+静止画」に設定し、静止画の記録間隔は30秒にしてみました。

早速撮ってみた:動画

 お正月に行った裏磐梯スキーで早速使ってみました。そこで撮影した動画はすでに前回のエントリーに貼りました。一応再掲しておきます。




 iMovieで編集しYoutubeにアップロードしたもの。ブレ補正をiMovieでかけてあります。

 天候条件は悪い方だったので、それを考えれば仕上がりは「まぁまぁ」と言ったところでしょう。思ったほどの精細感はあまりありません。雪面の表現もやはりこの手のカメラには難しいようです。あるいはもっとしっかり調整、編集しないといけないのかも。ただし、周辺減光は若干見られますが、GC-XA2ほどではありません。なので、コントラストや明るさをいじる余裕はそれなりにあります。使いこなし次第でもう少し良くなるかもしれません...。

 撮影時の問題としては、ヘルメットマウントはしっかり固定されているのですが、ヘルメット自体が前後に揺れてしまうこと。特に3つめのポールバーンの動画などは、ヘルメットが揺れてゴーグルに当たる「コツコツッ」という音が入っています。ここは要改善点かと思います。

早速撮ってみた:静止画

 そして、動画とともに同時記録した静止画です。これはなかなか質が良いです。下手なデジカメなみかも。しかも超広角レンズでなかなか面白い絵が撮れます。

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 記録サイズは3860x2160ピクセルの1200万画素で16:9です。うん、こちらはかなりイイです。期待以上の写り。これは本当に静止画用途にも使えそう。ただし、ヘルメットにマウントしていることもあって、結構下を向いていることが多いので、画面のほとんどが雪面だったりしますし、大きく傾いてることもしばしば。それでも1200万画素もあるので、ある程度のトリミング耐性もありますし、ブログ用の記録写真としては十分かもしれません。

 ちなみにExif情報に寄れば、レンズは3mmF2.8でフルサイズ換算で17mm相当となっています。当然絞りは開放固定でしょう。上に貼った3枚はどれもISO100でシャッタースピードは1/2000〜1/3200secとなっています。

GoProアプリによるWi-Fi接続

 GoProにはWi-Fiによるスマートフォンとの連携機能が内蔵されています。まずはBluetoothで接続し、機器登録とWi-Fiの設定を行います。その後実際に使用する場合はWi-Fiで接続します。

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 GoProアプリ(iOS版)の起動直後の画面はこんな感じ。アクセスポイントとしてGoProに接続済みであれば、この画面の"CONNECT & CONTROL"をタップすることでGoProとの通信が開始されます。

 ちなみに秀逸なことに、Wi-FiでGoProに接続してもモバイル回線が使える端末ならば、インターネット接続が同時に生きているようです。他のカメラアプリもこうだと良いのに。

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 まずはリモート撮影モード。液晶のないBlackはもちろん、本体でライブビューが可能なSilverでも、使い道はありそうです。ライブビュー画面がこうしてスマートフォン側に表示され、撮影モードや基本的な設定をリモートで変更することができます。最近のデジタルカメラに搭載されているリモート撮影モード機能とほとんど同じです。

 さらに画面の右上に電源ボタンのアイコンがありますが、なんとGoPro本体の電源ON/OFFもリモートで可能。しかしこの場合、Wi-Fiはずっと生きていますので、接続したままOFFにして放置すると、電池を消耗してしまいます。

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 ちなみにこのリモート撮影モード、横画面にもなるのですが、なぜか操作ボタンの一部が消えてしまいます。なので、基本的には縦位置で使うようにデザインされているっぽいです。

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 次に再生モード。これも最近のWi-Fi入りデジタルカメラとほとんど同じ。こうして動画と静止画がごちゃ混ぜに表示されますが、静止画はある程度まとめてサムネイルされます。

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 再生中はこんな感じ。必要最低限のコントロールが可能です。もちろん、再生中のファイルをスマートフォン側にダウンロードできます。

 とりあえずスキー中の撮影ではリモート撮影は使いません。手探りで操作するより安全確実ですが、グローブをしたままゲレンデでiPhoneを操作するというのは現実的ではないので。

 再生モードの方はハウジングから本体を取り出して、無くしそうなカバーに気を遣いながらmicroSDカードを抜いて... とやるよりはずっと簡単で楽ちんなので、使い道はありそうです。

まとめ

 ということで、GoProを初めて使ってみました。手探りでの操作はそれほど難しくありません。電子音で動作状態もある程度分かります。ただし注意点もあります。

 今回使ってみて分かったことは、電源ONした後は一呼吸置いてからシャッターを押さないと、録画が開始されず、しかもその警告音が録画開始時とほとんど同じであるということがひとつ。これのせいで、撮ったつもりなのに撮れていないことがありました。

 もう一つはやはり電池の持ちの悪さ。特に極寒のスキー場では厳しいことになります。電池がなくなると当然、録画中でも強制終了してしまいます。ここぞと言うときにはしっかりと充電済みの電池を使う必要があります。ただ、電池交換はハウジングから出さねばならず、若干面倒です。スキーの場合は休憩ごとに取り替える、位のことをしないとダメかも。そのためにも予備電池と充電器は必須だと思います。

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 というか、普通にゲレンデを滑ってるところはいちいち記録する必要はなくて、ひとえにアクションカメラに期待していることは、ニセコのディープパウダーを記録すること。昨年はなんだかんだでGC-XA2で録ることができました。今年はGoPro HERO4で、もっと素晴らしいディープパウダーに巡り会えることを夢見ています。