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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

蔵王温泉 2013 (2日目)

旅行 スキー

 1日目からの続きです。翌土曜日は北海道を中心に猛烈な嵐となった日。山形県でも大雪となりましたが、蔵王温泉はどちらかというと奥羽山脈の東よりなためか、それほどひどい状況ではなく、朝の時点では地蔵山山頂へのロープウェイと黒姫ゲレンデを除いて、ほとんどのリフトとロープウェイは運転されていました。

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 気温は一気に下がり、夜のうちに降った雪であたりは一面真っ白。昨日までは色のあった世界がいきなり白銀のみの淡いコントラストに変わってしまいました。

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 まずは朝ご飯。和洋混在ながらもいかにも温泉旅館らしいお膳です。給仕のお姉さんたちがしきりにご飯のおかわりを勧めてきますが、私はご飯は一杯までと決めているのです。すみません。

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 ゲレンデに向かう途中に小さな川のようなところを渡るのですが、ここからは湯気が立ち上り強い硫黄臭がします。ここを流れているのは温泉のようです。

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 蔵王のコースに合うとは思ってはいないのですが、今回もファットスキーのKIKUを持ってきました。さすがに100周年を迎える老舗スキー場とあって、こんな太くて変な形をした板はかなり浮いてしまいました。でも気にしない、気にしない(^^;

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 温泉街もかなりの雪でしたが、中央ロープウェイで鳥兜山に上ってみると、一段とすごいことになっていました。新雪はもちろんたくさん積もっているのですが、やはり昨夕の雨の影響も残っていて、20cmくらいのサラサラの雪に下はカリカリのアイスバーンという難しい状態。でもこの後日中にもどんどん積もっていきそうです。

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 一度麓に降りようとして間違えて入り込んでしまったのがダイヤモンドバレーと呼ばれるエリア。ここに短いながらも降りっぱなしのパウダーが積もった人気のないコースがありました。狂喜乱舞して何度も何度も滑っているうちに、完全に荒らして食いつぶしてしまいました。今日はこの辺にしておいて、明日の朝にまた来ることにしましょう。

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 コースの多くは風よけの木に囲まれていて、それほど強い風は感じません。しかし雪は激しく降り続き、時折視界が奪われてしまいます。
 それにしても、今回の蔵王の新雪は滑っていても全く音がしないくらいに軽い雪でした。かと思えばカチカチのアイスバーンが顔を出したり、グサグサのシャーベットみたいなところもあったりと、実にめまぐるしく雪面のコンディションは変わります。それがかえって面白いと思えてきます。幸い今回は絶好調で、KIKUの弱点は全く感じません。むしろ「これ1本でどこでも楽しく滑れるじゃん!」と自信をつけたくらいです。

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 小さな4人乗りのゴンドラ、蔵王スカイケーブルを降りたところに「蔵王大権現堂」という祠がありました。歴史のある蔵王周辺の山は昔から信仰の対象でもあったのでしょうか。樹氷のある地蔵山でもスキーを履いたお賽銭箱を見かけました。

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 さて、おなかがすいてきたので一度山を下ります。麓はそこそこ穏やかな天気です。適当に降りてきたところは上の台ゲレンデ。そのベースには立派なセンターハウスが建っていました。お昼はここで食べることにしましょう。

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 今日は少し控えめにチャーハン。とか言いながらフラポを追加してしまいました。それに毎日食べるのが日課になっているヨーグルト。ビールは飲みません。

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 お昼を食べ終わったら、昨日からちょっと気になっていた斜面へ行ってみることにしました。それが上の台ゲレンデのさらに奥に盲腸のように飛び出した滝山ゲレンデ。複線のペアリフトが1本かかってるだけですが、広大でわりと厳しそうな斜面なのです。そして全く人影が見当たりません。もしかしたらこの時間でもまだパフパフかも...
 と思って行ってみたのに、実際にはひどい状態でした。まずはリフトに乗ってる間から強風に吹きさらされ、そしてゲレンデにたってみればそこは風ですっかり軽い表面の雪は吹き飛ばされて、カチコチのアイスバーンとなっていました。それも広大なアイスバーン。しかもいつのものかわからないピステン痕付き。しかし下から吹き上げる風があまりにも強く、板を真下に向けてもほとんどスピードは出ません。
 他のスキー場ならとっくにリフトは運休になってるような厳しいコンディションでした。1本滑っただけでもう十分です。

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 滝山ゲレンデから逃げ帰り、再びゴンドラで山の上に上ってきました。中央ゲレンデには森で細かく区切られた斜面がたくさんあるようです。山の上ですが木に囲まれているなら風も弱いはず。そしてもしかしたら吹きだまりになってるところがあるかも?

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 そしてやってきたのが「中央の壁」と呼ばれる上級者コース。たしかに出だしはそれなりの斜度がありそうですが、短いのでたいしたことはありません。人は少ないですが、さすがに午後にもなるとフレッシュトラックであるはずもなく、それなりに荒れていました。が、朝一はきっと素晴らしかったであろうと思われる痕跡がそこかしこに残っています。うむ、ここも明日の朝真っ先にやってくる価値がありそう。

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 最後は宿に帰るのに便利なサンライズゲレンデで流して遊んでいました。ここはなかなか良いトレーニングバーンです。スクールらしき人たちも見かけましたし。きれいに整地された固い斜面はKIKUにとって苦手と思っていたのですが、どうしてどうして、コツをつかめば普通にカービングで大回りも、ずらしながら小回りも何でもできます。今日の反省を踏まえてしばし練習タイムです。

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 さて、昨日に引き続き宿に帰って、酸性の硫黄泉にゆっくりつかったら、夕食の時間です。今宵のメニューは地鶏鍋です。もも肉とつみれが用意されていました。うん、美味しそう!

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 野菜も煮込んで、鶏肉も投入してしばらくしたらできあがり。鶏肉のだしがたっぷり出た後のスープがまた絶品です。そこにうどんを投入したら、あまりに美味しくておなかいっぱいでもバクバク食べてしまいます。

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 今日のお魚はブリでした。昨日の鯛のお頭ほどのインパクトはありませんが、普通に美味しいです。

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 友人たちがお酒メニューから選んだ1本。給仕のお姉さんたちは「あら、白銀蔵王? 白銀蔵王飲むの? 美味しいのよねぇ」とか「そうね、こっちのお酒を2本飲むよりは、白銀蔵王1本の方が良いわよ」などと口々に絶賛していました。
 残念ながら私は飲めませんでしたが... あぁ、東北の温泉地に来て美味しい料理を目の前に地酒が飲めないなんて(-_-#

 就寝時間になっても雪は相変わらず降り続けています。予報によれば明日は嵐は去って回復するとのこと。今夜一杯この調子でどっかり降って、朝には天候が回復してくれれば、明日の朝一はきっとすごいことになってるはず。

3日目につづく


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