酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

CP+ 2011

 昨日CP+を見に行ってきました。この週末は東京地方に大雪の予報が出ていたので、どうしようか迷っていたのですが、朝起きてみれば思ったほど雪は激しくなく、電車も普通に走っていたので、予定通り横浜はみなとみらいまで出かけてみました。カメラ好きと言いながらも、この展示会にやってきたのは、カメラショーと呼ばれていたとき以来のことで、訪れたのは大変久しぶりです。

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 以下、見学レポートです。自分の興味のあるものだけ見て回ったので、かなり偏っています。なおCP+は本日で終了しています。

ペンタックス

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 まずやってきたのは、もちろんPENTAXブース。入って右奥の隅っこにありました。すでに各WEBメディアで何が出展されているかは、分かっているわけで、ここでの目的はただ一つ。アレです、アレ。あれを見て触るためにこのCP+に来たと言っても過言ではありません。

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 コレです、コレ。CP+開幕前日に発表されたばかりのK-5 Limited Silver。格好いいですよね。発表後3日で予約完売したというこのカメラに触ってきました。と言っても、中身は普通のK-5と大きくは変わりません。塗装が銀になり、グリップ形状が変わり、背面液晶と上面液晶のカバーが強化ガラスになっているだけ。FA Limitedのシルバー仕様と色合いはピッタリ合っています。
 ちなみにグリップは、昨年末にみんぽすさん主催のK-5セミナーにて、試作品として見せて頂いたグリップと同一形状と思われます。

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 K-5 Limited Silverと同時に発表された、DA Limited Silverは触れるデモ機はなく、ガラスケースの奥に展示してあるだけでした。こちらは1日で予約完売したそうです。フードまできっちり銀色になっています。DA40mmF2.8は銀色のキャップもちゃんと飾ってありました。後の2本のレンズのキャップもちゃんと銀色になってるのでしょうか?

 いやいや、発売が待ち遠しいですね。え? 展示品には「メーカー受注数が限定数を超えました」ってなってるって? はい、知ってます。抜かりなく発表後すぐにボディとDA21mmを予約済みなのです(A^^;;

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 それ以外のPENTAXブースはと言うと、この120色全部並べたK-rのディスプレイが目立っていました。その横には派手にペイントされたBMW Miniも置いてありましたが、塗りムラが露骨に見えすぎて、実物を間近で見るとイマイチでした。

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 あとはこの謎のコンパクトカメラでしょうか。何の説明もなくディスプレイされていました。5倍ズームのごく普通のボディですが、"SR"ロゴがついているので、久しぶりに電子式ではない手ぶれ補正を積んだカメラを出す予定があるのでしょうか。

 その他Optio W90の後継となる防水コンパクトWG-1/GPSとか645Dとその新レンズなどがあったはずなのですが、いずれもろくに見ないまま出てきてしまいました。

富士フイルムとリコー

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 PENTAXをあとにして、次にやってきたのはFUJIFILMのブース。とうとう発売が決まったFinePix X100に触れるコーナーは、あまりの人気に30分待ちくらいの行列が出来ていました。とりあえずそれはスルーしたのですが、びっくりしたのはそのX100で撮ったという写真が貼ってあったパネルです。

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 壁の表と裏で合計10枚くらい貼ってあったのですが、とてもAPS-Cサイズのカメラで撮ったとは思えない解像感。巨大なプリントを間近で見ても、小さなディテールまでくっきり出ています。煉瓦の建物の壁はやや厳しそうでしたが、全体的なクオリティの高さにはびっくりしてしまいます。もちろんFUJIFILMならではのプリント技術のおかげもあるのでしょう。

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 FUJIFILMが久しぶりに本気で作ったカメラですし、APS-Cサイズのセンサーや固定焦点の明るいレンズ、ハイブリッドファインダーなど、カメラとしてもとても魅力があります。ですが、どうにもこのレトロな外観が気に入らないんですよね。理屈ではないのですが。こちらはむしろブラックボディにしてくれないかな?と思います。

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 お次はリコーです。色々気になるメーカーです。今はリコーのカメラは1台も使っていませんが、またいつの日か手にすることがきっとあるはず。今回のメイン商品はもちろんGXR。そして新製品のCX5。GXRは発売当時は微妙なカメラだと思っていましたが、着実にシステムも発展し、一定の層に根付いてきているようですね。
 目玉はやはり直前に発表されたMマウントユニット。ガラスケースの中に飾ってありました。フランジバックの関係もあるので厚みはそこそこありそうですし、左側が出っ張っています。

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 他のブースには正統派(?)な展示会コンパニオンばかりだったのに対し、リコーのこの方は異彩を放っていました。シックなブースデザイン、硬派なGXRのロゴイメージを前に、着ているものも含めてかなりの確信犯的空気を醸し出していました。リコー恐るべし。

ニコンとキヤノン

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 さてお次はニコン... と思ったらニコンブース小さい!
 いや、もちろんウソです。これは双眼鏡などカメラ以外の光学製品のブースでした。

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 本物の(?)ニコンブースは巨大でした。会場の正面一番奥右側。キヤノンと並んだブースは恐らくPENTAX等と比べて2倍か3倍くらいの面積がありそうです。人でごった返していますし。その奥の方に「女子カメラ」コーナーがありました。貸し出し用と思われるカメラがたくさん並んでいましたし、何か女性向けの写真セミナーのようなものが行われたのでしょうか。他のブースでも女性をターゲットにした展示やブースデザインが目立ちました。

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 ニコンと並んで同じくらい巨大なブースを構えていたキヤノン。大砲レンズがズラッと並んでいるコーナーがありました。今回キヤノンはCP+の直前に、大砲級のレンズ含めたくさんのEFレンズを発表していましたっけ。やっぱり一眼レフカメラはレンズあってのものですからね。PENTAXも限定品や色違いだけでなく、Kマウントの新レンズをどんどん出して欲しいものです。発表されたばかりのEOS Kiss X5やX50も並んでいましたが、わざわざ触ってみるほどでもないのでスルー。

パナソニックとオリンパス

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 パナソニックのブースもちらっと見てみたのですが、隅っこにマイクロ4/3のレンズが大集合したディスプレイがありました。パナソニック製品だけでなく他社製品もちゃんと並んでいます。オリンパスのレンズとかコシナのNOKTON25mmF0.95とか。こうしてみるとマイクロ4/3もかなりレンズが充実してきたんですね。

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 女性向けに一番力を入れていると言えばオリンパスかも。CMで起用している宮崎あおい効果なのでしょうか、オリンパスブースだけでなく、会場周辺には実際にPENを手にした女子がたくさんいましたし。ブースの中には所狭しといろんなものが置かれていて、一番密度が高かった気がします。デモ機が触れるコーナーには意味がよく分からないものがたくさん置かれていました。古いミシンとか。

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 で、オリンパスの目玉商品と言えばこれ。大口径ズームレンズを積んだコンパクト機XZ-1です。大口径と言ってもセンサーは1/1.6インチなのですけどね。触ってみると意外に普通のコンパクトカメラでした。やたらに高級機ぶったり、X100のように妙にレトロ調なものよりも、こういう自然な方が好きです。

写真用品メーカーいろいろ

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 出展者はカメラメーカーだけでなく、写真用品を作ったり販売しているあらゆる業者、メーカーのブースもあります。意外にそういうところが面白いんですよね。何じゃコレ?と思うようなものや、即売して欲しいと思うような商品も結構見つかります。この写真はSDカードケース。いったい何枚入るんでしょう?

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 フィルターでお馴染みのマルミのブース。各種各サイズのサンプルが並んでいて、小さいながらもなかなか面白いブースでした。私が肩からかけていた白ボディ黄グリップなK-xを見て、「白いフィルターどうですか?あ、黄色もあります!」と営業されてしまいました。スミマセン、私は保護フィルターつけない派なのです。でも格好いいからつけるってのはありかも!
 上の写真はクロスフィルターのサンプルをつけて撮ってみた写真。なかなか自分では買わないですよね、こういうの。で、クローズアップを試そうと思ったら、ちょうど52mm径が無くなっていました。直前に見たときはあったのに。まさか持って行っちゃう人がいたりするのでしょうか?

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 ケンコー&トキナー&スリックのブースは、そのブランド混在のとおりにカオスな感じで色々なものが置いてありました。ケース、三脚、レンズにストロボなどなど。で、気になったのはやっぱりこれ。Cマウントのレンズ交換式デジカメ。ボディは意外に大きそうでしたが、レンズはいっぱい揃っているようで、コレ本当に発売になったら面白そうです。

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 マンフロットのブースではもちろん三脚がメイン。ですがバッグも出してるんですね。一番気になったのは一眼レフに対応したポケット三脚。これは欲しい!
 デモ機があったので、ちょっとお借りしてK-xにつけて色々試してみました。で、最後になぜかイタリア製のチョコレートをもらいました。ポケット三脚はまもなく発売だそうです。出たら買おうと思います。

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 写真用品の老舗、ハクバのブースも大人気でしたよ!

その他

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 実は一番時間を費やしたのはエプソンブースだったかも。ちょうど三井 公一さんのセミナーが始まると言うことで、席も空いていたし休憩がてら聞いていくことに。テーマは「iPhoneで作品を撮る」みたいな内容でした。iPhoneで写真を撮って発表したりすることを"iphonography"というそうで、iPhoneで撮ったとは思えないような写真の数々を見せられ、とても面白かったです。ということで、私もこれからInstagramをもっと活用しようと思った次第です。

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 実際には会場に入って真っ先に見たのはシグマのブースです。DPシリーズやSDシリーズはもちろん、たくさんの新レンズが並んでいました。シグマの社長さんの姿も見かけたり。後で知ったのですが、SD-1の実機もあったそうですね。触ってくれば良かった。
 で、目立ったのは大砲コーナー。このマグロレンズの実物を見たのは初めてです。200-500mmF2.8というとんでもないスペックのレンズです。行列が出来ていたので触ってはいませんが。
 シグマからはDP-2xと共にCP+前にいくつかの新レンズが発表されたり参考出品されたりしていましたが、製品化の暁には是非Kマウントも今まで通り出してください。お願いしますm(__)m

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 レンズメーカーの一方の雄、タムロン。でも最近の新製品ではKマウントは完全無視状態。60mmF2マクロとか、最近出た18-270mmズームとか気になる魅力的な製品があるのに。Kマウントでは商売にならないなら仕方ありません。またご縁があればということで素通り。

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 会場を一巡りして最後にたどり着いたこともあり、カシオのブースも遠巻きに眺めただけ。色々面白い製品があることは分かっているのですが、なぜかあまりピンとこないんですよね、カシオのカメラって。一押しの新製品TR100も何だかねぇ。面白いしこういうカメラも世の中にあるべきだとは思いますが。今度ヨドバシカメラなどで触ってみようと思います。

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 ソニー製品には全く興味がないので素通り。いつの日かご縁があればということで。

 会場がパシフィコ横浜になったということもあってか、普通の他の業界展示会と似た感じだなと思いました。昔のカメラショーって独特の雰囲気でしたから。願わくはもっと各社が渾身の新製品を世界に先駆けて発表する場になって欲しいですね。そうすればもっと盛り上がりそう。
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 綺麗なコンパニオンのお姉さんに人垣が出来るのも、この手のショーとしては普通の光景ですが、携帯電話で撮る人が少なく、向けられるカメラが少しばかり仰々しいのが特徴です。私の軟派なカメラでは対抗できそうにないので遠巻きに眺めるだけにしておきました。

 帰りがけに展示ホールを出たところで、見知らぬおばちゃん二人に呼び止められて、そのカメラは何だ?使い心地はどうだ?撮った写真を見せろ!と問い詰められました。なにやら10万円くらいで軽い一眼レフが欲しいそうで。丁重に質疑に対応してPENTAX K-rをお勧めしておきました。PENTAXとPanasonicの区別がやや怪しそうだったので心配ですけど。

 ということで、久々のカメラショーあらためCP+はとても面白かったです。また来年も行きたいと思います。