酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

尾瀬岩鞍 2010-2011

 お正月もすっかり過ぎ去ってしまいましたが、週末連休初日の土曜日に新年初滑りをしてきました。新規スキー場開拓をしようと言うことで、今回の目的地は尾瀬岩鞍スキー場に決定。私個人的には大昔に一度来たことがあるのですが、ほとんど忘れてしまっています。
 関越道の沼田ICからR120を進むことおよそ37km。年末に行った丸沼高原のお隣ともいえるロケーション。関東周辺ではかなり規模が大きく古くからあって老舗のスキー場です。

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 連休の初日に当たることもあってか、朝の関越道はそこそこ混雑していました。と言っても大幅に計画が狂うほどではなく、基本的には順調。R120も少し交通量が多めでしたが問題はありません。いや、この日はIC周辺からすでに積雪しており、気温も0度前後と滑りやすい路面状況のため、運転にはかなり気を遣いました。ですが、山深く分け入っても特に天候が悪化することもなくコンディションはまずまず。尾瀬岩鞍スキー場の駐車場は広大で、ゲレンデ規模の大きさが伺えます。

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 滑り始めた頃の天候は薄曇り。雪も少し舞っています。しかし全体的に天気は悪くなさそうだったので、この日は晴天用のゴーグルを使い、日焼け止めもいつもより丁寧に塗っておきました。駐車場の様子からして、人出は少なくなさそうでしたが、うまく分散しているのか、ゲレンデの混雑は全く感じません。朝のゴンドラが5分待ちだった程度です。

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 この日持って行ったスキーは、今シーズン導入したファットスキーです。ゲレンデマップを見ると"未整地"というコースが何本かあったし、前日に積雪が期待できたので。しかし、予想はしていましたがこういうコースの"未整地"というのは、往々にして凸凹の荒れたコブ斜面を指していたりします。と言うことで、安比の奇跡再び到来!はなりませんでした。

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 尾瀬岩鞍には"国体"と名のついたコースがたくさんあるだけあって、山の上の方にはすごいバーンがいくつもあります。この写真はその名もエキスパートコース。上下に別れていて、上の斜面は平均斜度40度の一枚バーンです。凸凹していて見ているだけで恐ろしくなります。間違って入らないようにしなくては。

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 "上"と比べると緩斜面に見える"下"はそれでも最大斜度21度。こちらはちょっと興味があったので逝ってみることに。幸い"上"を通らなくても"下"だけに行ける短いペアリフトがあります。
 で、スタート地点に登ってきました。どんな斜面もそうですが、下から見上げるより上から見下ろしたほうが斜度があるように感じられます。厳しいコースですが、幅が広く長さもそれほど長くないので、何とか我慢して滑ってこられます。というか、なぜかここ楽しいのです。

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 この週は今冬一番の寒波が訪れていて、東京地方はかなり冷えていたので、スキー場ではかなり寒くなることを覚悟していったのですが、予想に反して気温はそれほど低くありませんでした。と言っても雪が緩むほどでもありません。雪もごく最近大量に降ったようで、量も質も申し分なし。ファットスキーで滑ってみたら面白そうな斜面(残念ながら滑走禁止)には自然に雪玉が転がっていくつも筋が出来ていました。なんか、面白いですね。

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 お昼ご飯は中腹のレストランで食べました。群馬県のこの地域は舞茸の産地なのでしょうか、道中にも「舞茸ご飯」の看板を出しているお店がたくさんありました。そして、スキー場でもやはりメニューに舞茸ご飯があります。と言うことで、舞茸ご飯のセットを頂きました。なかなか美味しかったです。
 このスキー場はゲレンデ内に大小様々なレストランや休憩所が点在しており、キャパシティも十分。人が分散する要素にもなっており、お昼時でもごった返す人で席取り合戦をする必要もありません。メニューも豊富だし休憩&食事事情も非常に良いスキー場です。

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 レストランの軒下にぶら下がるつらら。その向こうには40度のエキスパートコース。この後、屋根が太陽に暖められて雪崩を起こした雪と共にこのつららも落ちてしまいました。

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 午後には早くも日が傾いてきました。斜面によっては日陰になり始めています。この写真はチャンピオンコースAの中腹付近。こういう幅が広くて斜度があって、長さもそこそこある滑り応えのあるコースがたくさんあります。

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 下からチャンピオンコースAを見上げるとこんな感じ。斜度は24度ほどあるようです。このあたりは滑ってる人もすごく上手い人が多いです。綺麗なシュプールの後が幾重にも重なっています。
 ちなみに、この手の斜面をファットスキーで滑るのは非常に厳しいものがあります。特に私のKIKUはフルロッカーなので。とはいえ、スピードに乗ってちゃんとスキーを傾けられれば、エッジは綺麗な弧を描くので、それなりにターンが切れるのですが、エッジが緩いのでグリップはありません。そもそも板がばたついて大変苦労します。でも、そういう苦労もまた楽しかったりします。

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 ゲレンデの下の方にひっそり隠れるように建っていたこの休憩所。何だかとても惹かれるものがあります。なんと言っても名前が良いですよね、「お祭広場」ですから。全く意味分かりませんが。昭和の新橋がそこにはありました。午後のおやつはここでお汁粉を頂きました。

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 15時近くなるとほとんどのコースが日陰になってきます。疲れもあって上の方で滑るのはやめて、ベース近くの緩い斜面で最後何本か滑ることにしました。第3クワッドリフト両脇のロマンスコースは、幅が広くて斜度も長さもそこそこ。雪面もこの時間になっても荒れていません。ここはスキーが上手くなったかのように錯覚するタイプの楽しい斜面です。初心者の練習にもピッタリだと思います。
 いつものことですが「あと1本だけ」をここで何回も繰り返してしまいました。なので、思ったよりも長居してしまい、15時半頃にようやく終了。

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 シャトルバスに乗って駐車場に戻ってみれば、この時間にしては意外なほどに車が残っています。みんなまだまだ滑ってるのでしょうか。
 今日は一日天気が良かったおかげで帰り道の雪はほとんど溶けていました。しかしまたぐっと気温が低くなってきたようです。途中R120沿いにあるわたすげの湯で体を温めてから帰途につきました。
 帰りの関越道は渋滞ゼロ。冬の関越道と言えばもっともっと混雑する印象があったのですが、前回と言い、今回と言い思ったほどではないようです。群馬には他にも良さそうなスキー場がいっぱいありますし、せっかくなのだから、もっともっとあちこちのスキー場に行ってみたいと思います。


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