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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

福島の新緑の森を散歩して小さなアマガエルと戯れる

 先週末に星空写真を撮りに行った福島にある友人宅のログハウスは、周辺を森に囲まれています。日中は30℃を越えそうな暑い日でしたが、テレビもインターネットもなく、何もすることがない中、カメラを持って森の中を散歩して遊んでいました。

 特に何かがあるわけではなく、絶景ポイントでもないただの森ですが、都会ッ子の私にとっては何もかもが非日常で物珍しい景色です。

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 5月も半ばになりきれいな新緑に360°囲まれた中、鳥の声を聴き虫におののきながら、それでも美しい自然の姿に心が洗われるようです。

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いまだ東日本大震災の爪痕が残る白河小峰城跡の三重櫓に登る

 全国的に良い天気に恵まれた先週末、前回のエントリー「初めてのアストロトレーサー:福島県のとある山里で天の川を撮る」にも書いた通り、福島県の人里離れた田舎へ遊びに行ってきました。何をするわけでもなく、インターネットもない自然豊かな森の中でノンビリ過ごすのが目的でしたが、そうは言ってもせっかく東京から車を200kmほど走らせてきたので、途中でちょっと観光地に寄ってみました。

 その目的地とは白河駅のすぐ近くにある白河小峰城です。ちょうど東北道の白河ICからもほど近く、アクセスは抜群。久々の百名城スタンプを押すためにカバンの中にはスタンプ帳を忍ばせておきました。あらかじめ決まっていた訪問先ではなく、現地で恐る恐る同行友人達に提案してみると、あっさりと受け入れてもらいました。

 城跡としてはそれほど規模が大きくなく、1時間もかからずに全て見て回れる程度ですが、百名城に登録されることからも明らかなように、歴史的には江戸時代から幕末にかけて、いろいろな由緒がある城です。

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 さらには、6年前の東日本大震災ではほとんどの石垣が崩落するなど、大きな被害を受けたこともあり、短い時間の見学中にもいろいろな思いが頭によぎり、とても印象深い史跡となっています。

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初めてのアストロトレーサー:福島県のとある山里で天の川を撮る

 前回の「一年間使い続けて分かったPENTAX K-1の良いところとイマイチなところ」というエントリーの中でも書いたように、K-1に搭載されているアストロトレーサーは今まで一度も使ったことがなかったのですが、先週末にとうとう初めて使ってみるチャンスに恵まれました。

 ネットによく流れてくる満天の星空を写した写真は、どれを見てもとても印象的で「自分でもこういうの撮ってみたいなぁ」とずっと思っていました。しかし経験も撮影ポイント情報もなにもない初心者にとっては、思い立ったらすぐ出かけるみたいな訳にもいかず、手を出せないでいました。

 しかし先の週末、たまたま福島県のとある田舎へ泊まりがけで出かけることになり、もし晴れたらついでに星空撮影に挑戦してみようと、念のため三脚はじめとした撮影機材を持って行くことにしました。ラッキーなことに当日は雲一つない文句なしの快晴で、この時期にしては透明度もあって、絶好の天体写真日和となりました。

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 日が暮れて夜になり、外に出て空を見上げてみれば、東京では絶対にお目にかかることの出来ない満天の星空です。しかも月も出ていません。思わず「うわー!」と声を上げてしまうほど見事な星空をCMOSセンサーに焼き付けるべく、アストロトレーサーを使って初めての星空撮影に挑戦してきました。

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一年間使い続けて分かったPENTAX K-1の良いところとイマイチなところ

 このエントリーは本当は約1ヶ月前の4月28日までに書こうと思っていたのですが、グズグズしているうちに3週間が経ってしまいました。

 さて、その4月28日に何があったのか?と言えば、それはちょっとウェットな言い方をすれば「記念日」みたいなものなのです。何の記念日かと言えば、Kマウント初のフルサイズ・デジタル一眼レフ PENTAX K-1が1年前に発売された日なのです。

 ゴールデンウィーク直前の金曜日で、私はいてもたってもいられなくなり、その日は少し早めに連休に入るふりして会社を休み、ヨドバシカメラからの荷物を正座して待ちわび、受け取ったらそのまま撮影に飛び出していきました。確か雨が降って天気の悪い日でした。

 必要かどうか?とか、何に使うか? どう使うか? スペックは? 値段は?などと言うことはなにも考えず、ただ「Kマウントのフルサイズ・デジタル一眼レフである」というだけを理由に、発売日に手に入れて、その日からシャッターを切り初めて早365日(と約3週間)。

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 折々にK-1については記事にして触れてきましたが、1年経ったこの辺りで再度まとめをしておこうと思います。

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もう泣かないで!フェラーリ少年:F1 2017 第5戦 スペインGP

 タイトルの意味はレースを見ていた方ならすぐに分かるとは思いますが、これについてはまた後で触れるとして、F1はいよいよヨーロッパへと戻ってきました。そのヨーロッパラウンドの初戦、スペインGPの舞台はバルセロナ郊外のカタロニア・サーキットです。

 このサーキットは昔からオフシーズン中のテストで使用されることもあって、各チーム、ドライバーとも勝手知ったるコース。もちろん、長いストレートから各種様々なコーナーをバランスよく持つレイアウトが特徴です。

 開幕後4戦を終えて改善ポイントについてデータも揃ってきたり、時期的にもちょうど良いタイミングと言うこともあって、シーズン最初の大規模アップデートが施されることも少なくありません。

Fernando Alonso / McLaren MP4-31 / 2016年 日本GPKONE0236.jpg

 ということで、中盤戦に向けての再スタートであると同時に、オフのテスト期間中を含むシーズン前半戦の総決算としての意味も持つレースです。前戦の感想で、もしかしたら潮目は変わってきたかも?と書きましたが、その流れが本物かどうか? このレースで見えてくるものはいろいろありそうです。

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フジクロームVelvia 50で亀戸天神の藤まつりを撮ってみる

 ちょっと季節外れになってしまいましたが、ゴールデンウィーク中には地元の藤の名所、亀戸天神に行ってきました。先日はフィルムスキャナーを導入し、フィルムもたくさん買い込んでやる気満々になっていたこともあって、いつものPENTAX K-1ではなくてPENTAX LXにリバーサルフィルムを詰めて持ち出してみました。

 幸いお天気の良い日でしたので、スッキリした青空が広がっています。そして藤の微妙な紫色はリバーサルフィルムではどのように写るのでしょうか?

 実は亀戸天神に訪れたのは5月2日のこと。その日のうちにフィルム1本撮りきって、そのまま錦糸町のヨドバシカメラへ現像に出したのですが、リバーサルフィルムを現像するラボは既に連休に入っているらしく、仕上がったのは1週間以上経った5月10日のことでした。ネガだったらどうだったのかは分かりません。

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 その結果こうして完全に旬を外した記事を書くことになるわけですが、まぁそういうノンビリした感じも、今となってはフィルムの楽しみの一つだなぁと前向きに受け取っています。

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奈良に行く前に読み直しておくべきだった:「天平の甍」など最近読んだ本4冊

 最近の読書記録です。行ってきたばかりの旅先に関係する小説を読み直す、というのは、最近お気に入りの旅の思い出を追体験する方法です。3月に沖縄旅行から行ってから「太陽の子」を読み直したのに続き、先月末に初めて奈良を訪れたのをきっかけにして、奈良に関する小説を思い出し、改めて読み直して見ることにしました。

天平の甍:井上靖

天平の甍(新潮文庫)

天平の甍(新潮文庫)

天平の昔、荒れ狂う大海を越えて唐に留学した若い僧たちがあった。故国の便りもなく、無事な生還も期しがたい彼ら――在唐二十年、放浪の果て、高僧鑒真を伴って普照はただひとり故国の土を踏んだ……。鑒真来朝という日本古代史上の大きな事実をもとに、極限に挑み、木の葉のように翻弄される僧たちの運命を、永遠の相の下に鮮明なイメージとして定着させた画期的な歴史小説。

天平の甍 (新潮文庫) | 井上 靖 | Kindleストア | Amazon
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4月の肉の日は小岩の人気トラットリア「ビリエット」で四万十ポークを堪能する

 ちょっと古い話になりますが、先月末の4月29日は全国的に肉の日でした。もちろんちゃんとお肉を食べに行って、1ヶ月に1回の肉の日をお祝いしてきましたので、その定期報告です。

 今回お肉を食べに行ったのは焼肉屋さんではなく、小岩駅にある「ビリエット」というイタリアンレストランというか、トラットリア&バーです。過去にも何度か訪れたことがあるお店ですが、とにかく本格派のイタリアンがリーズナブルなお値段で食べられ、しかも気軽な雰囲気でとても居心地が良いので、密かに人気が出てきている隠れた名店です。まだ店主でもある若いシェフが厨房に一人、料理のこともワインのこともよく知っているフロア係が一人の基本二人で切り盛りされています。

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 イタリアンと言えばパスタとかドリアとかピザだけではありません。肉料理もいろいろあってとても美味しいし、がっつり食べられるのです。

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京浜運河工場夜景クルーズ船に乗って川崎のモンサンミッシェルを撮りに行く

 今年のゴールデンウィーク中はあまり遠出はせずに、日帰りで写真を撮りに行く大人の遠足を楽しんでいます。その最後を飾るのは憧れの工場夜景撮影ツアーです。一度撮ってみたかったんですよね、工場夜景。とは言えどこにどんな撮影スポットがあるかも分からないので、まずは海上から主要なところを巡ってくれるクルーズツアーに乗ってみることにしました。

 東京周辺で工場夜景の名所と言えば川崎の沿岸地区にあります。都内各所から海上ツアー船はたくさん出ていますが、私たちが利用したのは横浜を起点にするツアーです。しかもツアー名称は「“肉食系交通船”で行く!京浜運河沿いの工場夜景&横浜イルミネーション90分クルーズ」と書かれています。

 ん?「肉食交通船」とはなんぞや? さらに口コミによれば、この肉食交通船によるクルーズツアーのハイライトは「川崎のモンサンミッシェル」とのこと。は? 川崎ってあの川崎? モンサンミッシェルとはあのフランスはノルマンディー地方の海上の修道院??? と、ハテナマークで頭の中がいっぱいになります。

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 百聞は一見にしかず。考えても仕方ないのでとりあえず行ってみることにしましょう!

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何度見ても圧倒される美しさ!あしかがフラワーパークの奇蹟の大藤を今年も見に行く

 今年もこの季節がやってきました。日本全国に藤棚の名所は数あれど、大きさという点で言ったらあしかがフラワーパークの大藤に敵うものは恐らくありません。樹齢は約150年、二本の木からなる大藤棚は1,000平方メートルの広さがあるそうです。その藤棚の真下に入るとどこを見回しても一面の紫色の世界。ここに通うようになって5年目ですが、いまだにその圧巻の姿に再開すると、思わず言葉を失ってしまいます。

 東京地方ではJR東日本のポスターでも紹介されていたりして、ひたち海浜公園のネモフィラとともに、ゴールデンウィーク中に最盛期を迎える花の名所として有名になっています。今年の連休はお天気も良くて混雑必至でしたが、覚悟の上で行ってきました。

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 ライトアップされた姿がまた特に素晴らしいので、夜が狙い目なのですが、久々に太陽の下でも見てみたいと思い、今回は日暮れより少し早めに着くように出かけてみました。

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