酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

PENTAX K-1 Mark IIのAF動体追従性能はK-1と比べて進化しているのか?

 K-1 Marik IIを手に入れてから1ヶ月。当初はそこまでやるつもりはなかったのですが、DPReviewの衝撃的な悪評記事をきっかけにして、これは追試してみなくてはならぬと言う(勝手な)義務感に駆られ、K-1 Mark IIとK-1の高感度性能の比較記事を先週に公開しました。

 その流れでもう一つやってみなくてはならないと思っていたのが、オートフォーカスの比較です。K-1 Mark IIのアップデート点として、アクセラレータの追加による高感度性能の向上や、手持ちリアルレゾリューション機能のサポートなど、わかりやすい項目の他に、オートフォーカスの改善というものがあります。

 とはいえAFセンサーはK-1と同じSAFOX12のままだし、プロセッサもPRIME IVで変わりはありません。とすればAFに関する改善はすべてソフトウェアによって行われたのでしょう。これは言うなれば新型機が出ると必ず言われているお約束事項でもあり、実際にはほとんど体感することはない... などと醒めた見方をしてしまいがちです。

 でもそこで、同じようにほとんどハードウェアに変更がないのに、明らかにオートフォーカスが改善したK-3 IIのことを思い出しました。もう手放してしまいましたがK-3 IIはK-3と比べて明らかにオートフォーカス性能、特に動体への追従性能が別物になっていました。

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 K-1 Mark IIもK-1も、そもそも動体を連写するような用途に向けたカメラではないことは(2年前から)承知の上ですが、もしかしたらK-1 Mark IIもK-3 IIのように大きな改善があるかも知れない... と一縷の望みを持ってテストしてみることにしました。

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東京のビールフェスといえば日比谷公園! ヒビヤガーデンのMARTINIガーデンラウンジで昼シャンパン&ビールを楽しむ

 まだ5月だというのに東京では連日夏日どころかもうすぐ真夏日に届きそうな暑い日が続いています。冬好きの私としては夏を乗り越えるにはビールでも飲まないとやってられません。銀座松坂屋や数寄屋橋ニユートーキヨーなど、古き良き昭和の残り香がするビアガーデンは東京からどんどんと消えてしまいましたが、代わりに新しい小洒落たビアガーデンが出来るとともに、期間限定のビールフェスもあちこちで数多く行われるようになってきました。やっぱり暑い夏には屋外でプハァ〜とビールを飲みたいですよね。

 さて、東京でビールフェスと言えば日比谷公園を真っ先に思い出します。私の思い出で言えば、今から10年ほど前、元祖(日本版の)オクトーバーフェストが行われていたのがここ日比谷公園でした。もちろん当時から大人気でそれなりに混んでいましたが、その後数年のその人気はうなぎ登りとなり、会場内に入るのも困難なほどの異常な状態を一度経験してからは、気持ちが折れてすっかり足が遠のいていました。

 そんな思い出のある日比谷公園ですが、いまでもオクトーバーフェストは行われている一方、それに先駆けてこの5月後半には「ヒビヤガーデン」なるビールフェスが行われています。様々な種類の海外クラフトビールが飲めるというだけでなく、会場内の一角にはマルティニがスペシャルブースを出店しており、ゆったりしたソファ席が用意されていると言うではありませんか。

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 混雑した中で「袖すり合うも...」という感じで見知らぬ酔っぱらい達の中にまみれるのも楽しいですが、大人らしくゆっくりとソファに座り、テントの下で優雅にビールを飲むのも乙なものではないか?ということで、今回は有料座席付きのビールフェスなるものを楽しんできました。なんたる贅沢!

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PENTAX K-1 Mark IIの高感度時画質がK-1より悪化してるというDPReviewのレポートは本当か?

 連休明けの先週月曜日にペンタックスファン界隈を騒然とさせる記事が、海外の有名カメラレビューサイトDPReviewに掲載されました。そのタイトルは「A worthy upgrade?」ということなので、直訳すれば「アップグレードの価値はあるのか?」とでもなるのかもしれませんが、最後につけられた「?」マークがちょっと意味深です。

 そして内容を読んでいくと... なんと「画質」の項目における評価が「RAWに強制的にかかるノイズリダクションのせいで、高感度時における解像度がK-1よりも悪化している」と結論づけられているではないですか!

 K-1 Mark IIではCMOSセンサーの読み出し直後、画像処理エンジンPRIME IVの手前にアクセラレータなるチップが追加されており、つまりRAWデータの段階で何らかの処理が加えられることで「高感度画質が向上する」というのが売りになっていました。主にノイズ量に注目が集まっていたのですが、ノイズリダクションの結果、画像のディテールが塗りつぶされてしまうのではあまり意味がありません。

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 せっかくK-1とK-1 Mark IIの両機を持っているのだから、これは自分でやってみるしかない!ということで、同じシーンを色々な感度で撮影しつつ試してみることにしました。

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太平洋に面した岩礁の神秘スポット!大洗磯前神社の「神磯の鳥居」で月の出を撮る

 どうもPENTAX K-1 Mark IIを手に入れてから夜景ばかり撮りに行ってる気がします。しかもホワイトバランスを寒色系にずらした青白い写真ばかりで、自分でもこういう色合いが好みなのかー、と今さら他人事のように感心してるところです。でも、実際のところ、なんだか先の連休中は頭に浮かんだイメージがそんな感じの風景ばかりでした。

 今回もまた「行きたい場所リスト」にずっと前から書き込んだままになっていた未訪の絶景スポットの中から、茨城県の海岸線にある大洗磯前神社に行ってきました。北海道へのフェリーが出ている大洗港のすぐ近く(いつかマイカーごと乗って北海道行きたい...)、ネモフィラで有名な「国営ひたち海浜公園」にもほど近い海岸線にあります。神社自体はちゃんと陸上に立派な社殿も鳥居もあるのですが、その境内のすぐ近くの海岸の岩礁に、同神社によるもう一つの小さな鳥居が建っています。ここが太平洋の荒波に洗われる鳥居として有名な写真撮影スポットになっています。

 この辺りの海岸線はちょうどほぼ真東を向いていることもあって、日の出や月の出と絡めて撮影されることが多いのですが、今回私が訪れたのは連休終盤の土曜日の夜、日没後のことでした。月齢はかなり進みこの日の月の出は午後11時過ぎとのことだったので、それまでは星景写真を撮りつつ、月が現れるのを待つことにしました。

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 もしかして波をザブザブ被るような、岩場にかじりついてないと撮れないワイルドな場所かと心配しましたが、そんなことはなく、道路脇の岸壁から撮ることができました。

 波も比較的穏やかな日だったので、カメラや自分はもちろん鳥居が波を被るようなこともありませんでした。写真的にはもう少し荒れていてくれた方が面白かったのですが(^^;

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新緑リフレクションが美しい御射鹿池と北八ヶ岳ロープウェイに乗って坪庭を散策する

 高ボッチ高原で夜明けを迎え、麓に降りてきて立石公園へ立ち寄ったところまでが前回のエントリーでしたが、今回はその後立ち寄ったところを紹介しておきたいと思います。

 まず向かったのは諏訪から八ヶ岳へ向かってまっすぐ行った先にある御射鹿池というところ。ここも以前から「行きたい場所リスト」に入っていたところです。春夏秋冬を問わず見事なリフレクションが見られる池とのこと。うん、撮ってみたいですよね、湖面に映った新緑のリフレクション。時刻的にどうなのか分かりませんでしたが、とりあえずロケハンのつもりで向かってみました。

 その次に向かったのは北八ヶ岳ロープウェイ。特に行きたい場所リストに入っていたわけではないのですが、以前ここにスキーをしに一度だけ訪れたことがあって、地図を見たら御射鹿池からわりと近いと言うことに気付き、懐かしさ半分で行ってみることにしました。あわよくばロープウェイに乗って山の上からまた絶景を眺めてやろうという魂胆です。

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 そうでなくてもこの日はとにかく天気が良く、諏訪から茅野、八ヶ岳にかけての道路は車窓から眺めているだけでも気持ちの良い、絶好のドライブコースでした。徹夜明けではありますが、不思議と眠くならないので気分良くクルマを走らせて行きます。

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真夜中のドライブで高ボッチ山へ!:朝焼けの諏訪湖と富士山の絶景を撮りに行く

 ゴールデンウィーク谷間の平日だった火曜日、私は幸いにも仕事を休むことが出来ました。というか、無理矢理休みました。どこへ行っても混雑する連休中にあって、やはり出かけるなら谷間の平日かな?ということで、以前から「行きたい場所リスト」に入れたままになっていた場所をひとつ消化してみることにしました。

 その行き先は長野県は岡谷市と塩尻市の境目にある「高ボッチ山」です。絶景ポイントが多い諏訪湖周辺地域にあって、この山は特に有名な場所で、諏訪湖とその周辺の街並みの向こうには富士山を眺めることが出来ます。また周辺に聳える八ヶ岳から南アルプス、中央アルプスなどぐるっと素晴らしいパノラマが広がっているそうです。

 季節や天候、時間にによって様々な顔を見せるようですが、今回は思い切って日付が変わった頃、真夜中に東京を出発し、日の出前に現地に到着して、夜空を撮りつつ日の出を待つというプランを実行してみることにしました。日帰りスキーに行くにしろ何にしろ、早朝日の出前に出発すると言うことはあっても、真夜中に出かけるというのは、私的には大変珍しく久しぶりのことです。そんな気になるのも長い連休のおかげです。

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 さて、果たして高ボッチ山とはどんなところなのか?初めての場所に深夜真っ暗な中たどり着けるのか? とりあえずスマホがあれば何とかなるだろ?的ないつもの楽観主義で日付が変わったばかりの東京を出発し、一路中央道で西を目指します。

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アップグレードを待たずして新品のPENTAX K-1 Mark IIを買ってしまった理由

 ちゃんと「買ったよ!」報告をここでしないまま、既にしれっとK-1 Mark IIで撮った写真を使ったエントリーを何本も上げてしまっていますが、実はPENTAX K-1 Mark IIを買いました。それも発売日に入手するという念の入れようです。買うかどうかウジウジ悩んでいたわけではなく、実はもう1ヶ月ほど前から発注を入れてあったのです。

 いえ、本当のところはCP+の前、2月末の発表と同時に予約したものの、翌3月中旬に衝動的にFUJIFILM X-H1に手を出してしまったために、一度いろいろと怯んでキャンセルをしたのですが、冷静になって再び思い直して別の店で再発注したという経緯をたどってはいます。一応個人的には思い悩んだ末のことなのです。

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 すでにK-1を持っているユーザーには基板交換によるアップグレードという道筋が用意されているのに、なぜわざわざ新品ボディを買ってしまうのか? タイトルで少し煽った割りに大した理由は無いのですが、その辺の言い訳をつらつらと書き留めておきたいと思います。

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田植えの季節を迎え水が張られた棚田の風景に満月が映える!大山千枚田の夜景を撮りに行く

 ゴールデンウィークが始まりました!と言っても、私の場合は例年通りこの時期は特に旅行等に出かける予定はありません。なのでいつものぐうたらな休日同様に、連休初日の土曜日にはお昼頃にようやく目を覚まして起き出したのですが、窓の外に広がる日差しと青空と、晴れマークが並んだ3時間毎の天気予報と、そして思ったよりも混んでいない高速道路の渋滞情報を見て、予定してなかったけどどこか出かけてみるか!と、思いついてしまいました。

 しかし午後から出かけるとなれば、勢い夕景の綺麗なところとなるわけですが... そこで思い出したのが昨年初めて訪れた、千葉県南部にある大山千枚田です。見事な棚田が広がる日本の山間部の原風景なのですが、この時期はちょうど田植えが始まった頃なので、田んぼには水が張ってあるはず。青いマジックアワーの空を映した棚田はさぞかし綺麗だろうし、ついでに暗くなるまで粘っていれば星空も撮れるかも!と思い、カメラバッグを車に投げ込んで急遽出かけることにしました。

 天気の良い連休初日にしては空いている東京湾アクアラインを走り抜けるとあっという間に木更津です。目的地である大山千枚田はもっと南房総にあって、保田から鴨川へ抜ける県道34号線のちょうど中間辺りにあります。距離にして片道100kmほど。半日ドライブにはちょうど良いコースでもあります。

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 休憩しながら大山千枚田に向かってる道中に気付いたのですが、この連休前半はちょうど満月を迎える時期でした。ということは星空は無理だな〜、と車中で今さら気付いたのですが、だったらむしろ月明かりに照らされた棚田の夜景を撮れば良いや、ということで相変わらず計画性皆無な行き当たりばったりの撮影小旅行となりました。

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さらに老眼が進行したので「遠近両用」を諦めて「中近両用」眼鏡を新調する

 眼鏡を新調しました。私は30代後半からはっきりと老眼を自覚するようになり、初めて遠近両用眼鏡を作ったのが6年前。それからもジワジワと老眼は進行し再び見えづらくなってきたので、新しく遠近両用眼鏡を作り替えたのが2年前のこと。この眼鏡も4年くらいは使えると思っていたのですが、残念ながらその目論見は外れてしまいました。

 今年に入ってから、眼鏡をかけているとあらゆる場面で見づらさを強く感じるようになり、ほぼ遠近両用眼鏡としては役に立っていないような状況。日中のほとんどの時間、パソコンのディスプレイ(ノート型だけでなく据え置き型も)を眺めてることになるのですが、それらが良く見えないストレスに苛立ち、さらには久々に慢性的な頭痛を引き起こすようになっていました。

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 これはたまらんと言うことで、視力を測り直してみると、近視と乱視はほぼ変わっていないものの、やはり老眼は一段と進んでいるとの結果が出ました。そしてパソコン仕事が多いなら「遠近」ではなく「中近」にしたらどうですか?という提案を受けて、試してみることにしました。

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亀戸天神の藤はほとんど散っていた... ライトアップされた藤棚でK-1 Mark IIの高感度性能を試してみる

 前エントリーの通り、あしかがフラワーパークの大藤を今年は珍しく明るい太陽の光の下で撮ってきました。その代わりと言っては何ですが、翌日日曜日には、地元の藤の名所亀戸天神へライトアップ狙いで日暮れ時に出かけてきました。もちろん、K-1よりも大幅に改善したというK-1 Mark IIの高感度画質を試してみる目的もあります。

 しかしタイトルにもいきなり書いてしまいましたが、亀戸天神の藤は先週末(4月21〜22日)時点で既にほとんど終わっていました。多くの藤棚は花が萎れて落ちてしまい見る影もありません。それでも中央の参道脇にあるメインの一番大きくて長い藤だけは何とか花が残っていましたが、それもがなり萎れかけて残念な姿になっていました。うーん、一週間遅かったかな? 東京は栃木よりも気候的に暖かいとは言え、こんなに差があるとは思いませんでした。

 亀戸天神境内で開催される「藤まつり」は、例年藤の花が最盛期を迎えるゴールデンウィーク中まで開催されている予定ですが、この調子では来週には完全に藤の花は消えてなくなっていると思います。この状況には藤まつり関係者も頭を抱えているのではないかと思います。今年は一体どうしちゃったのでしょう?

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 ということで、かなりガッカリ状態でしたが、わずかに残っていた最後の藤のライトに照らされた姿を何とか撮りつつ、K-1 Mark IIに搭載されたアクセラレータとやらの威力を少しだけ味見してきました。

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