酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

旧古河庭園名物「春のバラフェスティバル」でライトアップされた艶容なバラを撮りに行く

 もう一週間以上前の先週日曜日のことなのですが、夕方に何気なくネットを見ていたら気になる情報を発見してしまいました。と言うのは、旧古河庭園で行われている「春のバラフェスティバル」のライトアップがその日で終了すると言うではありませんか! 今年は桜も藤もネモフィラも開花が早かったという流れを受けて、バラの開花も早まっているようですが、旧古河庭園名物のバラフェスティバル自体はほぼ例年通りのスケジュールで開催されています。

 この日はライトアップの最終日ということで、全体的なバラ自体の開花状況がどんな感じか分かりませんでしたが、お天気も良いし夜になると暑さも和らいできたので、思い立って出かけてみることにしました。

 旧古河庭園は昨年は訪れていないので約2年ぶりです。電車で行くと結構遠いのですが、日曜日夜の空いてる都内の道路をクルマでひとっ走りすればあっという間に到着します(旧古河庭園には駐車場はありません。近くのコインパーキングを利用しました)。なので思いつきで出かけるにはちょうど良い感じでした。

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 さて、カメラを手に洋館とバラが咲き誇る庭園で初夏夕暮れの散歩と洒落込みましょう。

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 完全に日没後狙いと言うことで、到着したのは午後7時頃。空はまだほんの少しだけマジックアワーの光を残しています。ライトアップに浮かび上がるバラの姿が美しいです。

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 ライトアップは指向性の鋭いLED電球で、咲いてる花をスポットライトのように上手く照らしています。なので真っ黒な背景に浮かび上がるバラの姿が撮り放題。アングルを選べば玉ボケも入れ放題。こういうのファインダーを覗いてるだけも超楽しいですね。

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 前ボケもやりたいな、と思って色々アングルを探してみたのですが、なかなか良いポイントが見つからず。

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 ならば後ボケか?

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 それより真っ黒な背景を使って真っ赤なバラを浮かび上がらせ、ほんのり後ボケを入れる方が気に入ってそればかり撮っていました。

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 しかしデジタルカメラ一般的にもそうですが、ペンタックス機は特に赤が飽和しやすい特性がありました。それはカスタムイメージの「鮮やか」がデフォルトだからと言うこともあると思うのですが、ポストビューを見せられると、ギョッとするほど真っ赤に潰れてる場合が多々あります。しかしRAWでアンダー目に撮っておけば実際にデータとして飽和してることはなく、何とか赤の階調を引き出すことは出来ると思います。

 と言ってもここに貼った写真は私のiMacでギリギリのところに調整したので、もしかしたら環境によっては飽和してベッタリ潰れてるかもしれません。ライトアップされた赤いバラは、何が正解か分からなくて現像してると困る写真の代表ではないかと思います。

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 背景の光の帯は、通路の足下を照らす照明。ボケて面白い感じになりました。でも、この花ももう萎れ気味ですかね。

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 ここまでの写真にもチラチラ写っていましたが、旧古河庭園の見所のひとつは大正6年にジョサイア・コンドルの設計で建てられた洋館です。この洋館が背景に写しこむのが旧古河庭園で写真を撮る場合の定番ですから、そのポイントは混雑していました。

 さて、ここまで貼ったように、全体的にワーッとたくさん咲いてると言うよりは、一輪でキリッと咲いてる姿が多かったです。ワサワサ咲いていたのは、この黄色いバラの花壇一角くらいでした。さらにちょっと痛み気味の花が多く、やはり今年は開花が早くで全体的に見頃も早かったのかもしれません。

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 洋館とバラが咲いているイングリッシュガーデンの奥には、日本庭園があります。そちらもライトアップされているのですが、今回はパスしてしまいました。また今度にしたいと思います。

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 バラではなくこの洋館を中心にした庭の景色もなかなかフォトジェニックです。特にライトアップされるとこんな幻想的な景色が広がっています。三脚は禁止されているので高感度もしくは手ぶれ補正に頼ることになりますが、最近のデジタルカメラはもちろんスマホでもそこそこ写せるはず。

 とは言え、旧古河庭園でライトアップが行われるのは「春のバラフェスティバル」期間中の一部のみ。冒頭に書いた通り今年のライトアップは20日で終わってしまいました。秋にもバラフェスティバルは行われますが、ライトアップはありません。なので夜のバラや洋館の姿が見られるのはまた来年となります。本当は六義園のように秋の紅葉の季節とか、日本庭園やイングリッシュガーデンと洋館のライトアップを見てみたいですけどね...。


 場所は↑この辺です。最寄り駅はJR上中里(京浜東北線)です。近くには六義園もあります。散歩がてらハシゴするのもアリでしょう。

今回使ったレンズ

 さて、今回使ったレンズは撮影データにあるとおり、久々に単焦点レンズのみとしました。ほとんどは100mmマクロを使いましたが、洋館を背景に入れることを考えて比較的ワイド系の31mmも久々に持ち出してみました。

 100mmマクロは軽量コンパクトで、D FAに作り直されているとは言え、元々の設計はかなり古いレンズをベースにしています。でもそんなことを少しも思わせないくらいキレがあってマクロらしいクッキリハッキリなレンズで、K-1 Mark IIの36Mピクセルでも十分すぎる性能を持っていると思います。

Pentax

Pentax "Lens SMC FA 31MM 1,8 AL Black"

 31mmは填まるとすごいのですが、外すと酷い... という非常に気難しいレンズですが、今回はなかなか上手く行った方ではないかと思います。やっぱりこのくらいの画角の単焦点レンズをもっと使いこなしたいなぁ、と思いました。

 あと、実は標準系も念のためにあった方が良いだろうということで、DA★55mmF1.4も持って行きました。そして実際に使ったのですがいろいろ選別してみたら、DA★55mmで取った写真はほとんど残りませんでした。写りがどうこうということではなく、単にどっちつかずで中途半端に使ってしまったと言うだけだと思います。


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 せっかく久々に使ってみたので、DA★55mmF1.4で撮ったカットも一枚貼っておきます。もちろん開放F1.4で撮りました。円形絞りとは言え玉ボケは開放じゃないと形が崩れますからね。ピントは... あまり見ないことにしましょう。

PENTAX スターレンズ 望遠単焦点レンズ DA★55mmF1.4 SDM Kマウント APS-Cサイズ 21790

PENTAX スターレンズ 望遠単焦点レンズ DA★55mmF1.4 SDM Kマウント APS-Cサイズ 21790

 ちなみにクロップはせずフルサイズの画角で撮っています。端っこの解像は使いませんのでまったく問題ありません。そうでなくてもこのレンズはそれなりにフルサイズで使えるレンズです。AFもスムーズですしフルサイズで使うにもなかなか良いレンズだと思うのですが。

 FA Limitedも含めてKマウントの単焦点レンズは古い設計なだけに、フルサイズのレンズとしては飛び抜けて小型軽量なのが特徴だと思います。まだ出てこないDFA★50mmF1.4のような巨大な最新レンズを作るのも良いですが、このくらいのサイズ感でそこそこの単焦点というのも、他社との明らかな差別化が出来て良いと思うのですけどね、だれもが等倍チェックして隅々まで寸分の曖昧さもないレンズを求めてるとは思えません。

PENTAX 一眼レフ K-1 Mark II ボディ  15996

PENTAX 一眼レフ K-1 Mark II ボディ 15996

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