K-1に始まりK-1に終わる2016年を振り返る

投稿者: | 2016年12月31日

 年末恒例の総集編です。このブログ的に今年のトピックはなんと言ってもPENTAX初のフルサイズ一眼レフK-1の発売です。実際に発売されて私が手にしたのは4月の末ですが、製品の詳細が発表されたのはCP+の少し前、2月の中旬のことでした。ですのでこの1年の間はほとんどK-1のことを考えて過ごしてきたような気がします。

 そういう観点で今年一年ブログに書いてきたことをざっと見返してみると「今年はこんなに買い物したのか!」という現実を突きつけられ、愕然とします。いや、薄々分かっていたことではあるのですが。それもこれもK-1のせいですから仕方ありません。2015年に引き続き個人的バブル経済状態だった1年を振り返り、しっかりと反省しておきたいと思います。

K3II3008.jpg
 なお、トップに貼ったこの一枚はK-1を手に入れてすぐにこのブログ用にK-3IIで撮ったものですが、アップロードと同時にFlickrでExploreされてしまいました。世界中が注目してるK-1!ってことで、物撮りとしての出来はともかく、この一枚はK-1に関わる私の1年を象徴する1枚です。

 以下、例年通り今年1年のエントリーをテーマごとに振り返っていきたいと思います。

K-1関連

 早速K-1に関わるエントリー振り返りです。全部並べると大変なことになるのでごく一部のダイジェスト版にしました。

K-1入手への道

 K-1に関する想いをたくさん書いてきました。特に入手する前後はかなり気合いが入っていました。
 まずはK-1がようやく発表された2月。改めて読み返すと、やや興奮気味すぎる気がしますが「本当に出るんだなぁ…」という感慨を思い出します。

 その後CP+で実機に初めて触れて、3月には改めて「PENTAX K-1体感&トークライブ」なるイベントと同時に「第1回PENTAXミーティング」が開催されました。思えばまだこの時はK-1にはお試しで触ったくらいでほとんど知らなかったんだな、と。それにしてもこのファンミーティングはなかなか面白い内容でしたので、第2回の開催も期待しています。この一年弱の間にK-1で写真を撮りまくったPENTAXIAN達から、たくさんの意見が出て大荒れになるかも知れません。

 そしてゴールデンウィーク直前の4月29日にとうとうK-1を手に入れました。実は会社を休んで宅配便を待っていたことを思い出します。そして充電済の電池をたくさん持ってることを良いことに、そのまま説明書も読まずに初撮影に出かけました。

 で、入手から1ヶ月後の5月末に書いたこのエントリーは今年一番のヒット記事です。内容がウェットすぎて読んでいられない、というコメントも頂いたりして、少しやり過ぎたかと反省しています。でも今読み直しても、特に書き換えなくては… と思うところはありません。最後の部分では「ペンタックス最後の一眼レフ」ではなくて「ペンタックス最後のフルサイズ一眼レフ」とした方が良いかな?と思うくらいです。

 入手から半年後、今度は少し冷静な内容のまとめ記事を書きました。これでほぼ全てを掴んだ、と言うわけではなく、引き続き試行錯誤の日々は続いています。

撮影記

 入手以来8ヶ月間でシャッターを切った回数は約2万回ほど。多いのか少ないのか分かりませんが、こんなものかと思います。いろいろなところに行って色々撮ってきましたが、とにかくその高画質には驚かされ、写真が上手くなった気がしてくるカメラです。とても満足しています。

 いくつか代表的な撮影記を選ぼうかと思ったのですが、どうしても選び切れなかったので、K-1カテゴリー全体へのリンクを張っておきます。機材レビューと混ざっていますが、K-1を手にしたことで今まで行ったことがないような場所へも、出かけてきたりして、楽しい思い出がいっぱいです。写真を撮りに行く旅や散歩って本当に楽しい!ってことも改めて教えてくれるカメラです。

 なお、K-1で撮った自選ベストショット的なものについては後ほど。

レンズも買った

 K-1を手にしたことでレンズもやたらに買ってしまいました。

 まずはこれ。現時点で唯一のDFA★レンズ。発表から発売まで1年近い時間がかかった難産の一本。仕上がりは素晴らしいです。
 そしてぽっかり抜けてしまったフルサイズ用の標準ズーム域を埋めるために、DFA24-70mmF2.8と迷った末に、こっちの便利ズームをまずは手に入れました。結局最近では一番稼働率が高いレンズとなっています。でもF2.8ズームも捨てがたく、ずっと気になっています。どうしたものか…
 さらに予定外だったのが年末になって買ってしまったZEISSです。出会い頭の事故みたいなもんです。まだ少ししか使っていませんが、既にやや沼に入りかけてる気がします。踏みとどまらなくては。

 ということで、K-1関連の記事をピックアップするだけでもこれだけの分量になってしまいました。間違いなく今年はK-1を中心に回った1年でした。来年もそれは続くと思います。まさかK-2が早くも登場したりしない限り…

PENTAXIAN広告

 ちなみにK-1と直接関係ないのですが、今年の4月にはPENTAXの広告に出させて頂きました。わずか1回限りでしたが、まさかカメラメーカーの広告で使って頂けるなんて、想像もしていなかったです。

 これについては色々苦労があったのですが、それも良い思い出です。

K-1以外に買ったもの

 さらに思い返してみれば、K-1以外にも買ったカメラがありました。

 と言うのも、夏前にはQマウントの終了が囁かれていたんですよね。何となく分かってはいましたが寂しくなってきてしまいました。
 で、ここで買っておかなくては後々後悔する、と自分に言い聞かせてQ-S1を確保。これが最後かと思っていたのに、年末になっても相変わらずAmazonのセールで大放出されていました。メーカーからの出荷は終了しているとの噂ですが、いったいどれだけの流通在庫があるのでしょう?

 そしてカメラ以外でも色々買い物しました。中でも大物と言えばMacBookです。

 モデルチェンジの少し前に2015モデルをゲット。実用品なのであまりブログのネタには出てきませんが、わりと使っています。特にF1を撮りに行った時は、大量の写真を現地である程度整理するのに大活躍してくれました。でもProの13インチにしておけば良かったかな?とちょっと思ってます。ゴリゴリ現像するわけではないですが、やはり写真を扱う以上、処理能力はあればあるだけ助かりますので。

手放したもの

 色々買ったわりに今年はあまり手放した機材はありません。

 フルサイズ化に伴いレンズを少し整理して、DAレンズを2本売却しました。特にDA★60-250mmは思い入れのあるレンズだったのですが、もはや使い道がほとんど無いので仕方ありません。誰か他のPENTAXIANが使い倒してくれていることを願っています。

旅行

 今年はあまり旅をしていない、と思ったのですが、見返してみるとまぁまぁ出かけています。

 あまり馴染みのなかった京都。しかも桜の全盛期に2回も出かけてきました。この時はちょうどみんぽすさんからFUJIFILM X-Pro2をお借りしていたので、その機材レビューも兼ねています。いやいや、良いですね京都は。紅葉の時期は行けなかったのですが、来年はK-1で撮りに行きたいです。

 そして今年から始めたのが百名城スタンプラリー。焼肉の日に合わせて夏には広島と兵庫を重点的に回ってきました。城巡りは旅行の口実にもなりますし、とても楽しいです。

 F1の帰りには名古屋城にもわざわざ寄ってきたり。

 これ以外に近場の江戸城と小田原城にも行きましたので、今年1年で8個スタンプゲット。このペースだと10年では終わりそうにありませんが、まぁゴールのことは考えないことにします。来年はいくつスタンプを押せるでしょうか?

 秋には日帰りですが磐梯猪苗代まで紅葉狩りに行ってきました。天気が良くて、紅葉もちょうど見頃で素晴らしかったです。たまには長距離ドライブも良いものです。

 時期が前後しますが、2月には毎年恒例のニセコへ。バックカントリーを初めてまだ5年ほどですが、とうとう世界的に有名なバックボウルを滑ることが出来ました。これは本当に素晴らしい体験で、実際のところある意味では、K-1を手に入れたことよりも私にとっては大きな出来事だったと思います。

 残念ながら諸事情により、今冬はあまりスキーに行くことが出来ず、ニセコ行きもパスすることになりそう。でも今年のバックボウルの思い出でしばらくは生きていけそうです。

F1

 そしてF1です。今年も鈴鹿に行ってきました。


 もう何年も通っていてマンネリ化し、飽きが来る頃かと思っていましたが、今回はここ数年で一番鈴鹿を楽しめたような気がします。木曜日に思いがけず多くのドライバーを生で見ることができたのが大きかったかも。来年も是非観戦に行きたいと思います。

 それ以外の海外のレースについても、全戦テレビで観戦して感想を書くことが出来ました。ほとんど独り言のようなものなのですが、F1については色々言いたくなるんですよね。アクセス数など見てると、ダントツで不人気カテゴリーなのですが、本人的には結構楽しみながら書いています。もちろん来年も続けていきたいと思います。

今年の一冊

 ここで反省の弁を書いておかないといけないのが読書カテゴリー。F1観戦記とは対照的に、今年は途中で読書カテゴリーのエントリーを書くのをやめてしまいました。本を読んでいないわけではないのですが、どうも読書感想文を書くモチベーションが下がってしまい、無理して書くのはやめようと言うことでしばらくお休みしています。読みたい本はいっぱいあるのですが、ちょっと読書記については今後書き方含めて考え直したいと思います。

 ここで、感想文を書いてないけど、今年一番刺さった一冊を紹介しておきたいと思います。私の好きな時代小説ではありません。

日本会議の研究 (扶桑社新書)

日本会議の研究 (扶桑社新書)

 話題にもなって色々と物議を醸し出した一冊。面白いわけでも役に立つわけでもないし、真偽についても実のところ不明な点は多いのですが、間違いなく印象には残りました。

食とお酒

 「食」カテゴリーについては、今年はほとんど「肉」関係ばかりになってしまいました。カテゴリー名も「食」ではなく「肉」と言うのを作ろうかと思っています。

 これは自発的にあちこち食べ歩いてると言うよりは、肉部の幹事さんにいつもお誘い頂いてるおかげで、色々楽しめています。来年も毎月29日を祝うことが出来たら、と思っています。

 お酒については昨年1年を断酒して過ごし、今年から再び解禁したのですが、かなり量を減らしました。このまま行けるか?と思っていたのですが、体調と相談しつつ色々思うところあって、やはり無期限で断酒してあわよくばそのままお酒やめてしまおうかな? と思っています。

 そんな殊勝なこと言いつつ、つい先日にはこんなことしてしまったんですけどね。これはまた行きたい!と思ってるので、その辺、どう折り合いを付けていくかが今後の課題です。

2016年のベストショット

 さて、そろそろ2016年の締めくくりとして、今年の1枚を選んでおこうと思います。いや、1枚ではなくて2枚になってしまいました。上半期と下半期で1枚ずつ選んでおきます。

IMGP1809.jpg
 まずはこれ。ニセコのバックボウルを滑走中に撮った一枚。防水コンパクトのWG-3 GPSで撮ったもので、ノイズだらけのひどい写真だし、格好良く雪を巻き上げて滑っているスキー写真でもなんでもないですが、こんなすごいディープパウダーを滑ってきたんだなぁ…というバックボウルの思い出とともに、私にとっては今年前半でダントツ文句ナシのベストの1枚です。あの場に行かなければ撮れない写真と言う意味でも、他の人に見せて心の底から自慢できる写真です。

KONE6123.jpg
 下半期の1枚はこれ。今年の日本GP決勝日に撮ったキミ・ライコネン。K-1で綺麗な花や風景や、色々なものをたくさん撮ったし、それなりにいかにも上手く撮ってやった!風な写真はそれなりにあるものの、被写体への思い入れを含めると、これもまたダントツでこの一枚になります。

 この2枚はどちらもそうなのですが、それを撮ったときの思い入れとか体験が写り込んでいる、自分だけにとっての「いい写真」なんだろうと思います。

来年の抱負

 来年こそは今年よりは少し買い物を控えたいと思っています。でも、DFAの単焦点レンズが多分出てくるんですよね。それにK-3II後継のAPS-C機とか出てしまったらどうしよう? と心配しています。

 実際のところ、カメラと写真については特に考えず、その場の感情の赴くままに楽しみつつ、その体験や気持ちを少しでもブログに書けたらと思います。

 来年もよろしくお願いします。

K-1に始まりK-1に終わる2016年を振り返る」への2件のフィードバック

  1. oki

    明けましておめでとうございます。
    いつも楽しくブログを読ませていただいております。同じペンタックスファンとして共感できる記事が多いのでとても参考になります。Pentax Family Club 鹿児島支部に参加しており本部の統括管理や指導者とか他のクラブの方などとの交流もさせていただいています。
    今年もどうぞご活躍してください。楽しみにしています。
    OKI 

  2. hisway306

    okiさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
    Family Clubに参加されてるんですね。オンラインショップの特典とか、面白そうな撮影会、講習会などあるようですね。私は何となく入らずに来てしまいました。
    今年もマイペースにやっていきますので、よろしくお願いいたします。

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