京都で半日観光してきました。今回の旅の最終目的地は神戸なのですが、初日に新幹線を途中下車して京都観光。時間も少ないし京都に関しては完全素人のお上りさん。ということで、定期観光バスツアーに乗ってみました。京都駅から出発する定期観光バスのコースはたくさんありますが、中でも写真撮影をテーマに据えた「水のある風景」というコースへ。バスの半分くらいが埋まる程度の混雑具合でした。
PNETAX K-5, FA31mm F1.8AL, F2.0 Auto(1/200sec, ISO160, AWB, 鮮やか)
と言いつつ、いきなり水と関係ない写真貼ってみました。途中、お昼を食べた平八茶屋のお庭です。ベタですが、いかにも茶屋、何となく京都な感じがしませんか?
コースは下鴨神社、南禅寺、祇園新橋を巡り、途中昼食とおやつがつきます。10時過ぎに出発して16時頃まで、約6時間弱の行程です。
下鴨神社
まず最初の目的地は下鴨神社。世界遺産にも登録されている非常に古くて由緒ある神社で、鴨川と高野川に挟まれた「糺の森」の中にあります。糺の森は原生林でこの森も含めて世界遺産だそうです。本殿に特別拝観させていただき、ガイドさんに丁寧に解説していただきました。
PNETAX K-5, FA31mm F1.8AL, F5.6 Auto(1/60sec, ISO160, AWB, 鮮やか)
ご本殿前の舞殿。この日の夜に何かがここで行われるらしく、ライトなどの機材が設置されていました。京都に着いたときは晴れていたのにここでは急ににわか雨。
PNETAX K-5, FA31mm F1.8AL, F4.5 Auto(1/160sec, ISO160, AWB, 鮮やか)
カラフルなおみくじ。バックには朱塗りの太鼓橋。その奥に水がわき出ている井戸があり、そこに御手洗社があります。みたらし団子発祥の地だそうです。そういえば境内にはお団子やさんがあって、とても賑わっていました。
PNETAX K-5, FA31mm F1.8AL, F2.0 Auto(1/60sec, ISO200, AWB, 鮮やか)
由緒正しい神社の境内らしく、糺の森には巨木が立ち並んでいました。根っこのあたりをなにやら竹で守っているのでしょうか。雨が降ってるせいもありますが、マイナスイオンをすごく感じます(^^;
PNETAX K-5, FA31mm F1.8AL, F2.8 Auto(1/60sec, ISO200, AWB, 鮮やか)
糺の森の中にある瀬見の小川。本当は「水のある風景」的には、この小川周辺がポイントだったらしかったのですが、時間がほとんどなくなってしまいました。雨もかえって風情があって良かったのですが、残念。
平八茶屋
さて、下鴨神社をあとにしたらもうお昼の時間です。お昼ご飯は旧若狭街道沿いにある「山ばな 平八茶屋」にて。ここは「麦飯とろろ汁」が名物だそうです。その昔、北陸から塩漬けの魚を運んできたとか、琵琶湖から川魚が入ってきたとか、色々と時代によって代表的な料理の変遷があるそうです。
PNETAX K-5, FA31mm F1.8AL, F5.0 Auto(1/15sec, ISO1600, AWB, 鮮やか)
なにやら古い高級旅館風のたたずまい。二階のお座敷でお膳が用意されていました。観光バスツアーの昼食とは思えないないようで、ちょっとびっくり。ここで一杯だけビールを頂きましたが、それの美味いこと美味いこと。おいしいお酒を飲むにはその場の雰囲気も重要です。
PNETAX K-5, FA31mm F1.8AL, F4.0 Auto(1/25sec, ISO800, -0.7EV, AWB, 鮮やか)
本日のメイン、麦飯とろろ汁かけです。これが今まで食べたことないような美味しさ。あまりとろろは好きな方ではなっかったのですが、何でしょうね、これ。さすが看板に掲げているだけのことはあります。
PNETAX K-5, FA31mm F1.8AL, F4.0 Auto(1/30sec, ISO800, -0.7EV, AWB, 鮮やか)
鮎の塩焼きも出てきました。頭から尾ひれまで全てそのまま食べられます。昨年、貴船で食べたのもそうですが、京都で食べる鮎の塩焼きって、本当においしいです。
南禅寺
お次は京都の東側、大文字山の麓にある南禅寺にやってきました。その名の通り禅宗のお寺です。巨大な三門には圧倒されます。別料金で登ることもできたのですが、時間がありませんでした。
まずは方丈まで行って、枯山水などの庭園を見学。庭園や方丈内部の座敷とふすま絵など、自由に見学することができます。写真撮影は禁止されている場所がありますが。南禅寺と言えば湯豆腐ですが、残念ながらお昼ご飯は食べたばかりなので湯豆腐は体験できませんでした。
PNETAX K-5, DA21mm F3.2AL, F4.0 Auto(1/60sec, ISO3200, AWB, 鮮やか)
方丈内部のお茶屋さんみたいなところ。お茶を飲む人だけが入れます。綺麗な庭を眺めながらこういうところで休んでみたいですよね。これもまた時間がなかったので諦めました。
PNETAX K-5, DA21mm F3.2AL, F3.2 Auto(1/3200sec, ISO1600, AWB, 鮮やか)
方丈庭園です。典型的な枯山水庭園でかなり広いです。お庭を眺めるためでしょうか、廊下もかなり広くて舞台のようになっています。バスガイドさんによると、仏教的にはあまり偶数は好まれないのに、このお庭には石が六個しかないそうで、残りの一個は眺める人が想像で配置を決めて庭園を完成させることになっているそうです。ちなみにこの写真、ISO1600で撮ってるのには意味はありません。単なる設定忘れです。ファインダー内表示を見てない証拠ですね…。
PNETAX K-5, DA21mm F3.2AL, F5.6 Auto(1/60sec, ISO400, -1.0EV, AWB, 鮮やか)
PNETAX K-5, FA31mm F1.8AL, F2.8 Auto(1/250sec, ISO400, AWB, 鮮やか)
PNETAX K-5, DA21mm F3.2AL, F5.6 Auto(1/15sec, ISO400, -0.3EV, AWB, 鮮やか)
このバスツアーのテーマ的にメインとなるのは南禅寺そのものではなくて、こちらの水路閣です。琵琶湖疎水の水道橋です。境内の隅っこに忽然と表れる煉瓦造りのこのアーチの建造物は、意外なくらいにお寺のたたずまいに溶け込んでいます。周囲の緑もとても美しいですが、秋には紅葉するのでしょうか?そうしたらもっとすごいことになりそうです。他の場所もそうですが、やはり京都は桜か紅葉の季節にもっとも美しくなりそう。その頃にまた来てみたいです。
PNETAX K-5, DA70mm F2.4, F4.0 Auto(1/80sec, ISO200, AWB, 鮮やか)
三門より参道を望む。周囲の木々があまりにも立派で法堂がほとんど見えていません。
祇園新橋・巽橋
最後の目的地は祇園新橋。石畳の道の両側にお茶屋が連なる、花街らしい風情のある町並み。横を流れる白川を渡る橋や周囲の細い路地にも木造の建物が並び、時代を感じます。時間が早かったので舞妓はんの姿はありませんでした。にわか雨上がりの蒸し暑い中でしたが、頑張って散歩してきました。
PNETAX K-5, FA31mm F1.8AL, F2.0 Auto(1/3200sec, ISO200, モノトーン)
雨上がりでちょうど石畳が濡れていて良い感じ。和服を着た女性もちょうど歩いていました。絞りの選択が中途半端になってしまいましたが。カスタムイメージでモノトーンにしましたが、コントラストは高めでローキーに調整してあります。
PNETAX K-5, FA31mm F1.8AL, F5.6 Auto(1/40sec, ISO200, +0.3EV, モノトーン)
ヘチマの蔦が絡まるお茶屋の前を通り過ぎる和服の女性。今度はシャッタースピード遅すぎ。足も切れてるし。スナップは難しいです(A^^;
PNETAX K-5, FA31mm F1.8AL, F5.6 Auto(1/100sec, ISO160, AWB, 鮮やか)
白川沿いにもお茶屋が並びます。川の水は意外なくらいに綺麗で澄んでいます。写真撮るだけでなくこんな風情あるお茶屋に上がって川でも眺めながら休んでみたいものです。
PNETAX K-5, FA31mm F1.8AL, F5.6 Auto(1/13sec, ISO160, AWB, -0.7EV, 鮮やか)
最後に、鴨川沿いの川端通りに面した北座跡にある井筒屋本舗で休憩。生八つ橋とお茶を頂きました。
以上で今年の京都観光は終了。ちなみにこの定期観光バス、ガイドさんもかなりベテランでなかなか良いツアーでした。変にお土産を売りつけようとかそういうこともないですし。しかし、半日では全く足りないです。
実は私個人的には京都観光ってほとんどしたことがありません。修学旅行でも京都に宿泊はしたのですが、いわゆるベタな京都市内観光というのはなくて、有名どころも全く行ってません。日本人なら(というのも変ですが)しっかりと京都は見ておきたいなと思います。
PNETAX K-5, FA31mm F1.8AL, F8.0 Auto(1/800sec, ISO160, AWB, 鮮やか)
京都駅前のランドマーク、京都タワー。なんだか今回は縦位置の写真が多いのは気のせいだろうか?
さて、そろそろ今夜に向けて神戸へ向かいましょう。(と言うことで、次回へつづきます)
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