最近読んだ本5冊:新海誠、宮部みゆき、佐伯泰英、宇江佐真理

 ここ最近の読書記録です。相変わらず時代小説が好きなのですが、そうじゃないものも時々読むようになってきました。紙の本なら絶対買わないものも、電子書籍だと気軽に買ってしまうのが原因でしょう。私の個人的体験だけを見れば、電子書籍は購買へのハードルを下げ、読者の裾野を広げる効果はあると思うんですけど、いまだその辺も論争が絶えません。まぁ、縦書きの活字を読む限りにおいて、電子書籍は読書体験の質としては紙に遥かに及ばないと、思っていますけど。好きな本は出来れば紙で読みたいです。

 さて、特に今回は昨夏以来話題沸騰の流行りものに手を出してみました。いまさら感満載ですがそこから始めましょう。

君の名は。:新海誠

小説 君の名は。 (角川文庫)

小説 君の名は。 (角川文庫)

山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づくが―。出会うことのない二人の出逢いから、運命の歯車が動き出す。長編アニメーション『君の名は。』の、新海誠監督みずから執筆した原作小説。

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どんどん先へ進んでしまう佐伯泰英シリーズもの:鎌倉河岸捕物控

後見の月―鎌倉河岸捕物控24の巻 (ハルキ文庫 き 8-44 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 24の巻)

後見の月―鎌倉河岸捕物控24の巻 (ハルキ文庫 き 8-44 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 24の巻)

仲秋八月一日は、吉原でも「八朔」と称して大紋日であった。またその日は、白無垢を着た花魁道中が行われるのが仕来りだ。政次は宗五郎の名代で亮吉と彦四郎を連れて祝儀を届けることになった。美貌・人柄・見識・教養と抜きんでた、吉原では伝説の遊女と言われている高尾太夫が、花魁道中の途中で政次に笑みを送った。政次はどこかで会った気がするが、どうしても思い出せない。そんななか吉原の帰りに寄った豊島屋で飲み逃げ事件が起きて・・・・・。金座裏の面々は江戸の平和を守るため、今日も奔る! 大ベストセラーシリーズ待望の二十四弾。

橘花の仇―鎌倉河岸捕物控〈1の巻〉 (ハルキ文庫 時代小説文庫)

橘花の仇―鎌倉河岸捕物控〈1の巻〉 (ハルキ文庫 時代小説文庫)

定廻り同心・寺坂の町廻りに同行した政次らは、呉服店松坂屋で不審な男女ふたり組に遭遇した。ふたりは京下りの春物の友禅を次々とひろげさせていた。八百亀は尾行をつけさせる・・・・・。そんな折、淀藩の納戸方が行方知れずになった。金座裏の面々は事件を追うが――。政次・八百亀・弥一が、空っ風とかかあ天下で有名な上州にも出向き、大活躍する。粋で豪奢な友禅に秘められた男と女の熱い想いを描く、大ベストセラーシリーズ切望の第二十五弾。

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今年の時代小説はじめは「吉原裏同心」シリーズから

髪結: 吉原裏同心(二十) (光文社時代小説文庫)

髪結: 吉原裏同心(二十) (光文社時代小説文庫)

吉原裏同心の神守幹次郎に女髪結のおりゅうが相談をもちかけた。妹のおきちが不審な者に狙われているのだという。おきちの警固に動いた幹次郎だったが、それがとんでもない騒動の幕開けだった。そして、次に狙われたのは、「吉原の主」ともいえる人物・四郎兵衛。再び蠢きだした「闇の力」の前に、幹次郎の豪剣が立ちはだかる!大人気シリーズ、待望の第二十弾。

遺文: 吉原裏同心(二十一) (光文社時代小説文庫)

遺文: 吉原裏同心(二十一) (光文社時代小説文庫)

吉原会所の頭取・四郎兵衛の傷がようやく癒えた折り、またも吉原が「脅威」にさらされた。吉原裏同心の神守幹次郎は、いまだ復調ならぬ四郎兵衛に伴って、吉原の秘された過去の「遺文」があるとされる鎌倉へ。そこで彼らを待ち受けていたのは過去最強の刺客たちと衝撃の「秘密」だった。シリーズ史上最高傑作!吉原、鎌倉を舞台に壮大なドラマが繰り広げられる第二十一弾。

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惰性で読み続けている佐伯泰英作品シリーズもの二作

うぶすな参り 鎌倉河岸捕物控(二十三の巻)

うぶすな参り 鎌倉河岸捕物控(二十三の巻)

享和二年(一八〇二年)の残暑の朝、十一代目の元気な泣き声が、鎌倉河岸に響きわたっていた。金座裏は、「神田明神」へのうぶすな参り(お宮参り)の話題でもち切りだ。そんな折、赤ん坊に蛍をと龍閑川に蛍狩りに出掛けた亮吉たちが、浴衣を着た若い娘の死体を見つけてしまう。手には蛍が入った紙袋を掴んでいた―。政次たちは早速、探索をはじめるが…。金座裏の面々は、人々の平和を守るため、強い結束で今日も江戸を奔る!大ベストセラーシリーズ二十三弾、ますます絶好調。

未決: 吉原裏同心(十九) (光文社時代小説文庫)

未決: 吉原裏同心(十九) (光文社時代小説文庫)

吉原にある老舗妓楼「千惷楼」で人気の女郎が客と心中した。知らせを受けた吉原裏同心の神守幹次郎と会所の番方・仙右衛門は、その死に方に疑いを抱く。真相を究明せんと探索する二人だったが、その前には常に大きな影がつきまとう。そして、吉原自体の存在を脅かす危機が訪れる。幹次郎、そして吉原の運命は―。快進撃の人気シリーズ、一気読み必至の第十九弾。

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よっ、十一代目!

江戸の暑い夏の日、金座裏では、十代目の政次の妻・しほの産月が近づいていた。そんななか、本町の薬種問屋「いわし屋」では、高値の薬種ばかりが無くなる事件が起きていた。問屋の身内の仕業なのか、巧妙に盗まれているだという。内密に探索を依頼された政次らは、手下の弥一らを奉公人として送りこみ、内情を探ることになるが・・・・・・。彦四郎の祝言、亮吉の恋路に新たな展開が待ち受ける、大ベストセラーシリーズ、待望の第二十二弾。

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無宿

無宿: 吉原裏同心(十八) (光文社時代小説文庫)

無宿: 吉原裏同心(十八) (光文社時代小説文庫)

質商小川屋の一家総勢七人が惨殺された。一方、「御免色里」の吉原では人気絶頂の花魁・薄墨太夫の周囲で異変が。次々起こる「怪異」「殺し」に、吉原裏同心・神守幹次郎は東奔西走し、その身にも危機が迫る。そして、下手人を探索中に浮かび上がった薄墨太夫、衝撃の過去―。か弱き女と人の命を蝕む「悪」に幹次郎の豪剣がついに火を噴く。超人気シリーズ、至福の十八弾。文庫書下ろし長編時代小説。

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春の珍事

春の珍事 (ハルキ文庫 さ 8-38 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 21の巻)

春の珍事 (ハルキ文庫 さ 8-38 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 21の巻)

桜の季節を迎えた江戸。金座裏では宗五郎一家の飼い猫・菊小僧が姿をくらます騒ぎが起きていた。そんな最中、今度は同心の寺坂穀一郎が、失せ人探しへの協力を要請しにやってきた。畳奉行早乙女家の次男・芳次郎が、徒目付神藤家のお彩との祝言を前に突如失踪したというのだ。かつてお彩が婿にとった先の二人は急死しており、芳次郎の身にも何かが―。二つの失踪事件を追う政次たちの前に、さらなる衝撃の事実が立ち塞がる!大好評書き下ろし時代長篇、待望の最新刊。

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夜桜

夜桜―吉原裏同心〈17〉 (光文社時代小説文庫)

夜桜―吉原裏同心〈17〉 (光文社時代小説文庫)

金子をかけて早脚自慢に走り合いを挑む若侍が日本橋に現われ、江戸が沸いた。「御免色里」の吉原が騒動に巻き込まれ、裏同心・神守幹次郎は、若侍の正体を暴くため探索に動く。一方、吉原の大籬で人気の振袖新造に異変が生じ、やがて惨劇が訪れる。そして、幹次郎にも罠が―。か弱き女と正義、そして人の心を幹次郎の豪剣が守る。人気爆発のシリーズ、17弾。

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宝引きさわぎ

宝引きさわぎ (ハルキ文庫 さ 8-37 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 20の巻)

宝引きさわぎ (ハルキ文庫 さ 8-37 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 20の巻)

 奉公人たちの藪入りの時期、金座裏では、亮吉の考案により大店などから頂いた品々を宝引きで分ける遊びを楽しんでいた。そんななか、魚河岸の藤吉が血相を変えて金座裏にやってきた。魚河岸仲間と料理茶屋で宴会の途中、場を盛り上げようと宝引きの景品に名乗りを上げた芸者の小夏が、何ものかによって殺されたというのだ。小夏は、隣の間に行ったわずかな時間に盆の窪をひと突きされていた。手がかりは、小夏が咥えていた手拭の切れ端。宗五郎と政次たちは、それぞれ聞き込みに走るが、思わぬ壁にぶち当たってしまい・・・。政次の機転によって窮地を脱することはできるのか? 書き下ろし大人気シリーズ、記念すべき第二十巻。

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仇討

仇討―吉原裏同心〈16〉 (光文社時代小説文庫)

仇討―吉原裏同心〈16〉 (光文社時代小説文庫)

年が明けた「御免色里」吉原で、客の懐中物や花魁の櫛笄が次々に盗まれた。悪童たちの仕業と、さっそく捕縛にあたった吉原裏同心・神守幹次郎だったが、その背後にさらに大きな勢力の影がちらつく。吉原に触手を伸ばす勢力に、幹次郎の剛剣がうなり、新必殺武器の小出刃が飛ぶ。そしてまた新たに、吉原を大藩との騒動に巻き込む問題が―。会心のシリーズ第十六弾。

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