ボランティアの方々が手入れをしていつも季節ごとの花を咲かせている花壇が近所にあるのですが、この春は天候のせいか、あるいは何かが上手くいかなかったらしく、菜の花もポピーもほとんど咲かずに非常に寂しい状態で終わってしまいました。梅雨に入った頃はいったん土に戻っていたのは確認したのですが、いつの間にか新緑がうっそうと生い茂り、あれよあれよという間に咲いてきた花は、なんと秋桜でした。35℃を超える炎天下ですが、元気に咲いています。
PENTAX K-5, FA31mmF1.8AL Limited, 1/8000sec, F2, ISO160, -0.3EV, AWB
というのもこの秋桜は「キバナコスモス」という種類で、濃いオレンジ色をしており真夏から初秋にかけて咲くものだそうです。なので、この時期に咲いているのは何もおかしいことではないそうです。
今回カメラは3台ともフル出動。最近頼りすぎているFA77mmはグッと我慢して家に置いていきました。
PENTAX K-30, DA18-135mm F3.5-5.6ED [IF] DC WR, 1/320sec, F5.6, ISO100, AWB
もう散ってしまってる花がある一方で、蕾もたくさんあります。最盛期はこれからでしょう。久しぶりに外に持ち出しましたが、この便利ズームだって捨てたもんではありません。
PENTAX K-5, FA31mmF1.8AL Limited, 1/1250sec, F4, ISO160, AWB
K-5にはFA31mmを付けました。この花壇は花の近くまで寄れるので、このレンズが使いやすいです。そしてやたらに絞りを開けすぎないことも覚えました。K-5と合わせてピント調整してもらったレンズですが、AF任せではピントを外すことがありますので、しっかりとスクリーンを見てないといけません。K-30のほうがAFは安定してると思います。F2.8対応センサーを搭載したK-5IIはどうなんだろう…?
PENTAX K-30, DA18-135mm F3.5-5.6ED [IF] DC WR, 1/400sec, F5.6, ISO100, -0.3EV, AWB
花のまわりには生き物が一杯います。蜂もいたのですが今回目立ったのは蝶。いくつかの種類がいましたが、これが一番大きくて綺麗だったかも。と言ってもアゲハよりも小さいです。ストロー伸ばして何か吸い取ってる様子。
PENTAX K-30, DA18-135mm F3.5-5.6ED [IF] DC WR, 1/320sec, F6.3, ISO100, -0.3EV, AWB
もう一枚。こっちは羽の形と模様が違いますね。散ってしまった花なのが残念なところ。ストローも伸びてないし休憩してただけでしょうか。
K-5もそうですがカスタムイメージをデフォルトの「鮮やか」にしておくと、この手の色の濃い花はベタッと潰れ気味になってしまいますので、ナチュラルで撮るのが基本だと思います。あと、やはりK-5は低感度で高輝度側の階調が足りないように思います。露出を抑えめにするか、感度を上げてハイライト補正入れた方が結果が安定してるようです。K-30はその辺気になりません。大事な写真ならRAWで撮って後でじっくり現像するのもアリ。
PENTAX Q7, 03 FISHEYE, 1/1000sec, F8, ISO200, AWB
Q7も使ってみました。やっぱりここはFISHEYEでしょ、ということで。もうワーキングディスタンスはないに等しいです。ほとんどくっついてます。
PENTAX K-5, FA31mmF1.8AL Limited, 1/800sec, F5.6, ISO160, AWB
ちなみに同じところで31mm使うとこんな感じです。
PENTAX Q7, 06 TELEPHOTO ZOOM, 1/1000sec, F2.8, ISO200, ハードモノクローム
マイブームのハードモノクロームも使ってみました。色彩の濃いものに使うっていう反則技。なんかぐるぐるボケっぽく見えるのはたまたまでしょうか。
PENTAX K-5, FA31mmF1.8AL Limited, 1/5000sec, F2.8, ISO160, -0.3EV, AWB
秋桜というと青空を絡めて… って思うのですが酷暑の東京の霞んだ青空だと今ひとつです。早く透き通るような青空の涼しい秋が来ないですかね。