毎日暑い日が続いています。この季節になると恒例の夏バテが襲ってきます。歳をとるごとに重症化している気がするのですが、朝から頭が痛くて食欲減退、お酒が美味しいと感じなくなり、しかも飲むと翌日の昼まで後を引く… という状態。本当に夏は嫌いです。早く雪が降って欲しいです。
と、無茶を言っても仕方がないので、夏バテを解消するべく努力をしてみました。規則正しい睡眠と、なんと言っても食でしょう、ということで美味しいお寿司とお肉を食べてきました。
鮨処 舟
まずはなんと言ってもお寿司です。またまた「鮨処 舟」に行ってきました。
今回はダイジェスト版ですが、いつも以上にすばらしいものが出てきました。まずはこれ、鱧と鯨です。鯨なんて食べたのは何年ぶりでしょう。しかもお刺身。鯨とは思えないほどサッパリと上品。独特の臭みは全くありません。
いつも美しいお造り。マグロ赤身、マコガレイ、青柳に甘エビです。マグロには少しトロが入っていて絶妙な味わい。
この写真では肝心の食材が写っていませんが、ホタテの磯辺焼きです。海苔の香りと甘みはまさに磯辺焼き。ホタテもふとした瞬間にお餅のように感じてきます。
そして前回に引き続き、今回も小さなカボチャを頂きました。見た目と言い風味と言い「小さなメロン」と言われたら納得して信じてしまいます。
ここから握りが始まります。まずはいきなり季節もの、新イカです。イカとは思えない柔らかい歯ごたえ。つるっと喉を通ってしまう不思議な食感。すばらしく美味しいです。ちなみに手前にあるのは新イカのげそ。ここは眺めるだけです。
ということで、新イカのゲソ軍艦です。なんという贅沢でしょう。
そしてまだ新子がありました。しかも4枚付け。一時期は育ちすぎて2枚付けになったそうですが、またなぜか4枚に戻っています。
というか、新イカにしても新子にしても手間がすごいかかるお寿司です。板さんに感謝感謝。
アジ、タイラガイ、中トロ、イワシ… このほかにもキスの昆布〆、シャコ、マグロなどなど、超絶に美味しいお寿司をたくさん頂きました。
そうそう、こんなのもありましたっけ。ウニはこうして食べるのが一番美味しいです。軍艦なんて邪道です(暴言!)。いつもは写真に寛容な板さんと女将が、タレてくるから写真撮ってないで早く食べろ、と言っていました。
そして最後に出てきたお吸い物がこれですよ。なんと松茸。お寿司は本当に季節をよく表しています。猛暑が続いていますが、8月になるとそろそろ秋はすぐそこ。新イカや新子など夏の季節ものをメインにしながら、最後は秋の風味で〆です。
すばらしく居心地の良いお店で美味しいお寿司を食べて… うん、少し元気になってきたかも。と言うことで、翌日も景気づけに飲み食いに出かけます。寿司の後は肉です!
肉処 やっちゃん
お通しのキャベツ。無料で食べ放題です。で、このキャベツでちょっとした事件が起きました。この日の大将は機嫌がかなり悪かったらしく、いきなり理不尽なことで悪態をつかれてしまいました。なぜそんなこと言われるのか分からずにキョトンとする我々一行。幹事さんがやんわりと大人な反論をしつつ、最終的には「はいはい、すみませんね」と言う感じで聞き流しました。泣く子と怒る親父には勝てません。
初めてではないですし、大体このお店のシステムは分かっていたつもりなのですが、まだまだ素人ってことなのでしょう。顔を覚えられる位の常連にならないと、なかなか難しいようです。そういうお店は世の中にたくさんありますから、驚くことではありません。でも、ちょっと今回は一線を越えてるんじゃないかと感じました。
ここでいきなりドッと疲れて夏バテは悪化します(^^;;;
さて閑話休題。お目当てはこれです。このつくね。タレを人数分と、今回は初めて塩も頂きました。見た目はまるでハンバーグ。
そして前回同様、持ち込みの食パンに挟んで頂きます。これが美味い! 本当に美味い! これが食べられるなら多少の不愉快な思いも我慢するしかありません。
お酒は最初の一杯は生ビール。その後は焼酎をボトルでもらってしまうのが吉。肉料理と芋焼酎は意外に良く合います。よく飲むメンバーがそろっていたのであっという間に2本空いてしまいました。
その他、肉料理のオンパレード。いつのまにかお酒は赤ワインに。牛ステーキとか牛タタキとか頂きます。
焼き鳥みたいに串に刺さって出てくるお肉、これも牛肉です。確かしびれとこめかみ。しかし、私はもうおなかいっぱいで眺めるだけ。
ということで、すばらしく美味しいお肉を満腹になるまで堪能しましたが、なんかイマイチすっきりしない気分で、夏バテはかえって悪化してしまったようです… しばらくは大人しくしていようかと思います。
早く冬になれ!!