EOS M3で撮る二分咲きの亀戸天神の梅

投稿者: | 2015年2月27日

 小石川後楽園の梅を見てきたのは1ヶ月も前のこと。さすがにだいぶ気が早すぎてほとんど咲いていませんでした。2月も末になるとそろそろだろうと言うことで、近場の梅の名所、亀戸天神へちょっと様子を見に行ってきました。天神様の梅まつりはもう開幕していましたが、やはり見頃まではもう少しかかるようです。

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 と言うのは実は先週末のことですので、もしかしたら今週末あたりは一気に開花が進んでいるかもしれません。でも、やっぱり見頃は来週くらいかな?

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今回のレンズ

 カメラはEOS M3です。今回のレンズはEF100mmF2.8L マクロ IS USMです。シフトブレにも対応した手ぶれ補正を内蔵するEFマウントの名物レンズの一つ。今風に言うと4軸手ぶれ補正と言えばいいのでしょうか。

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 EOS M3にはもちろんマウントアダプターを介して接続します。さすがに純正品とあって、マウントアダプターといえどもAEからAFまでほぼ全機能がそのまま使えるので、大きくなる以外にはEF-Mレンズとあまり使い勝手は変わりません。なお、写真のようにマウントアダプターの三脚座は外していきました。

 フルサイズ換算で約160mm相当の望遠になりますし、マクロと言うこともあって今回はEVFも使ってみました。

 また、今回撮影に使用したEOS M3本体は試作機であり量産品とは細部が異なる場合があります。

いざ亀戸天神 梅まつり

 先週土曜日は快晴で穏やかな天気。日差しは暖かいですが空気は結構冷えています。

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 境内に入るとすぐにちらほらと白やピンクの梅の花が見えます。私と同様に気の早い梅見客はたくさんいました。口々に「あと2週間かなぁ」と言ってました。実際には全体的にはそんな感じでした。

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 梅は桜よりもゆっくりと咲き始めて、ゆっくりと散っていきますよね。もちろん種類によって時期が違うのでしょう。木によっては五分咲き、枝垂れ系は二分咲きくらい。全く開いてない木もたくさんありました。

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 100mmという長さは、APS-Cで使うと中望遠と言うよりほとんど望遠レンズです。しかし最短撮影距離をほとんど気にせず使えるところがマクロレンズの良いところ。

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 遠くを引き寄せるも、ぐっと近寄って切り取るも自由自在。

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 しかしこのレンズ、強力な手ぶれ補正はもちろんですが等倍撮影が可能な本格マクロなのにインナーフォーカスなんですね。これはなかなかすごいことではないかと思います。

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 マウントアダプターを介してEOS M3で使うと、AFは高速とは言いがたくなります。今回はどの距離で撮るか分からないので、フォーカスリミッターは使いませんでした。そうすると、幾分懐かしさを感じるような、ピントスキャン動作がひっきりなしに行われます。

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 でも、そんなもんだと分かっているせいか、それほどイライラすることはありません。梅は動き回るものではないですからね。今回は風もそれほど吹いてないので助かりました。

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 しかし、今回のようなシチュエーションではAFフレームの大きさが気になります。このカットなんか、花びらにピントが行ってしまって雄しべや雌しべあたりはピンぼけに。この場合はやはりもう少し前にピント持ってきたいですよね。
 こういうときはMFにしないといけないと言うことでしょうか。前回エントリーで指摘した謎のMFボタンはこういう場合のためにある?

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 これも思うようなところにピントが持ってこれませんでした。マクロ撮影するならMFした方が良さそうです。そうなると三脚があったほうが良さそうです。となるとEOS M3のような軽快なカメラである必要がなくなってしまいますが。

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 EVFはやはり背面液晶に比べるととても快適です。画像の質は… 良く分かりません。EVFにあまり慣れてないもので。それよりもチルトが緩すぎませんかね、これ。個体差かもしれません。もう少し固くてカチッと一が決まる方が好みです。

 アイポイントは十分に長く、眼鏡をかけていても視野は十分に見渡せます。ただし、日が差しているような状況下では、角度によってアイセンサーが反応せず、EVFに切り替わりません。が、これは仕方ないですね。EVFにライブビュー画像を固定することとか出来るのかな?

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 さて、亀戸天神の話に戻りますが、池のカメたちは冬眠からもうすぐ目覚めつつあるようです。まだ圧倒的に数が少ないですが、何匹か姿を見ました。鳩はもちろん鳥たちもいるようです。ヒヨドリの声は聞きましたが、メジロは見かけませんでした。

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 もう一回くらい、梅をとりに行くことになりそうな気がします。

いつものK-3でも撮ってみた

 リファレンスとして(というほどのことでもないですが)使い慣れた一眼レフも持って行きました。

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 今更OVFとEVFを比べるとどうだとか、やっぱり一眼レフだよね、などと言うつもりはありません。それよりも写真はやっぱりレンズだよね、と言った方が建設的でしょうか。この場合、どっちが良い悪いではなく。

 ちなみに今回K-3ではFA31mmとFA77mmを使いました。FA Limitedレンズは今後重要になってきそうですので。

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 ですが、今回この2本のレンズを使い、色々撮ってるときにどうも後ピン気味だなと気がつき、思ったところにピントが来るように現場でピント微調整をいじりながら撮っていました。その後、家に帰ってきてから色々実験してみると、K-3本体のAFがレンズによらず全体に後ピンらしいことが判明。AF微調整機能を使って調整した状態でしばらく様子を見ていきたいと思います。でも、少なくとも昨夏まではジャスピンだったと思ったんだけどなぁ…。素人調整も色々心配なので、一度メーカーに相談してみようかと思います。

 ミラーレス機は像面位相差式にしろコントラスト式にしろ、AFでこういう問題はないですよね。一眼レフ特有の問題だと思います。

EOS M3で撮る二分咲きの亀戸天神の梅」への2件のフィードバック

  1. toom

    梅は郷土の森に行ってみようかと思っております。HD70が上手くはまってくれそうな気が・・・とか色々考えております。
    AFのずれは一眼レフを使っているとどうしても気になってきますね。新しいレンズを買ってもズレていたらボディごと調整に出す必要がありますし。
    FA31は分かりませんが、FA77は近距離の被写体へのAFはピントがズレるとどこかで見た記憶があります。FALimitedは設計自体は古いレンズなので仕方ないのかもしれません。

  2. hisway306

    toomさん、DA70mmはsmc版を持っています。FA77mmを手に入れるまではよく使っていました。梅とか桜にはこのくらいの画角レンジって使いやすいですよね。
    FA31mmはK-5でピントが合わず、一度調整してもらました。フィルムで合わなくなりますよ、と言われましたが。FA77mmは最初からボディによらずピントずれは気にならなかったので、そのまま使っていましたが、今度ボディと一緒に見てもらおうかと思います。

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