鉄道好きな人に「乗り鉄」と「撮り鉄」がいるように、飛行機好きな人にも「乗り飛行機」と「撮り飛行機」がいるとかいないとか。私は今まで後者でやってきましたが、ちょっと前者にも興味が沸いてきました。
なので、昨年の大晦日に書いた総集編的エントリーでこっそり決意表明しておいたように、今年の目標としてJALのステータス会員権利の取得に挑戦することにしました。いわゆる「マイル修行」と言うやつです。
マイル修行のルールややり方については色々複雑で、専門書籍やWEBサイトもたくさんあるので、改めての説明は割愛しますが、私が目指す基本方針をざっくりまとめてしまうと「今年中(2019年1月~12月)にJAL便に50回搭乗する」です。
単純計算で一月あたり4~5フライトしないといけないと言うことでなかなか厳しいのですが、そんな人向けにうってつけのパッケージツアーをJAL自ら販売しています。このツアーでは鹿児島県から沖縄にかけての離島便をやたらに乗りまくるコースが設定されており、2日間で8フライトから最大で3日で16フライトまでいくつかの種類があります(季節によって内容とルートは変わります)。
今回私が行ってきたのはまずは初心者向けと言うことで、一番フライト数の少ない1泊2日で8フライトのコースです。まずは後の備忘録兼ねて、この8フライト行程全体をザッとまとめておきます。
鹿児島〜沖縄 アイランドホッピングとは
正しくは「跳び飛びの旅 小型プロペラ機でホッピング 2・3日間」という名でJALパックがWEB限定で販売しているツアー商品です。東京または大阪発で鹿児島から沖縄にかけての離島便をひたすら乗り継ぐという、飛行機マニアまたはマイル修行者向けの企画です。
現時点(2019年3月)では2019年4月〜10月の春夏秋シーズンツアーが販売されていますが、3月までの冬シーズンプランにはあった2泊3日で16フライトというコースはなくなり、最大15フライトまでになっていますし、それ以外の8フライト、12フライト、14フライトプランも、これまでとはコースが大きく組み替えられています。
ちなみにツアー販売されていると言っても、航空券とホテルがセットになって販売されているだけで、団体行動する場面は一切なく、実際の行動はすべて自由且つ自己責任な個人旅行と変わりません。なので一人でも気軽に参加できます。
8フライト/1泊2日のコース概要
まず最初にどんなコースを飛んだのか振り返っておきたいと思います。私が申し込んだ2018-2019秋冬シーズンプランの8フライトツアーは以下のような経路で設定されていました。
離島を巡ると言いつつ、初日(赤いライン)は徳島や福岡に立ち寄り、離島フライトらしいのは最後の「鹿児島→屋久島」のみです。2日目(青いライン)がむしろアイランドホッピングらしいメイン行程で、奄美列島から沖縄へと乗り継いでいき、最後は那覇から一気に東京に戻ってくるという経路をたどるコースとなっています。
フライト数は1日あたり4フライトずつ、移動距離と飛行時間は1日目が798マイル/4時間5分で、2日目は1527マイル/4時間55分となる予定です。
行程の半分、4フライトはジェット機ですが残りの4フライトはプロペラ機で運行されています。アメリカでプロペラ機に乗ったことはありますが、国内線でプロペラ機に乗るのは大昔にYS-11に乗って以来です。
さて、念のため行程表の表現方法を変えて、タイムライン形式のフライトスケジュールを図で表してみました。
余裕があるようなないような微妙な感じですが、とりあえず徳島で3時間、那覇でも3時間の空き時間がありますし、宿泊地の屋久島では午後3時半から翌朝10時まで時間があるので、やる気になれば観光も少し出来そうです。一方で福岡や鹿児島の乗り継ぎ時間は1時間以下で短めに設定されています。時間通りにいったとしても、空港の外に出る余裕はなさそう。
と言うこと、でわずか1泊2日、しかもほとんどの時間飛行機に乗っているか空港で待機しているという、普通の感覚からしたらあり得ないような旅でしたが、色々あって飛行機マニアの私的にはとても楽しく、しかし一方でスリリングで大変な旅でした。
なぜならば、実際の行程は以下のようになったから。
薄い矢印は時刻表上の予定で、濃い色の矢印が実際の出発/到着時間を反映した実績です。全体的にやはり少しずつ遅れるのは仕方ないとしても、8フライトのうち2フライトで30分以上の大幅な遅れが発生し、スレスレ綱渡りの乗り継ぎが2回発生してしまいました。
さらに初日4レグ目の鹿児島→屋久島便は、乗る予定だったJAC3755便が欠航してしまうというトラブルに見舞われました。4レグ目で早くもリタイアか!?と思ったのですが、結果的にそれも何とか乗り切り、予定通り2日で8フライトを経て東京に帰ってくることが出来ました。
以下、その顛末を各フライト毎に追ってレポートしていきます。
第1日目:前半4フライト実録
出発日は3月2日土曜日。東京を出発し、徳島、福岡、鹿児島で乗り継ぎつつ、宿泊地の屋久島へと向かいます。
第1レグ:JAL453(羽田→徳島):ほぼ順調で快晴!
まず最初のフライトは羽田からなぜか徳島へ飛びます。機材は地方路線で主力のB737-800だと思っていたら、一回り大きいB767-300でした。それだけ人気路線なのか? と思えばそうでもなくわりと空席が目立っていたように思います。
早朝の羽田、カードラウンジで無料のコーヒーとジュースと小さなクロワッサンを朝食代わりに食べながら、しばし出発を待ちます。背後にボケている飛行機がまさにこのあと乗る予定の徳島行きB767-300です。
始発ですから機材の到着待ちと言うこともなく、ほぼ定刻出発できました。
航路上の天気はとても良くて、離陸直後から富士山がよく見えていました。
新幹線もそうですがこんな景色が見えたら絶対写真撮ってしまいますよね。
ということで最初のフライトはほぼ時刻通りに徳島に到着。徳島もお天気は変わらず良くて穏やかに晴れていました。ここでいきなり次の便まで3時間ほどの時間があるので、空港を出て徳島駅付近へ散歩に出かけてきました。
その徳島観光の様子は次回のエントリーで紹介しています(末尾にリンク張りました)。
第2レグ:JAL3564(徳島→福岡):いきなり30分遅れる
徳島市内観光から空港に再び戻ってくると、次に乗る予定の福岡行きが、機材到着遅れでいきなり20分遅れると表示されていました。ううむ、福岡乗り換えは35分しか設定されていないので20分も遅れると困るんだけど….
一応JALのカウンターで「福岡の乗り換え時間が短いんですけど…」と懸念を伝え、以降の乗り継ぎ便のチェックインを全て済ませてもらいました。確約は出来ないけど今のところ乗り継ぎは出来ると思うみたいな感じでした。
なお、同じ日に私同様に8フライトツアーをやってる人が他にも何人かいるらしく、その人達も次々に放送で呼び出しされて同じ説明を受けていたようです。
結局さらに10分遅れ、トータル30分遅れで快晴の徳島空港を出発。乗り継ぎすることは客室乗務員にも引き継ぎされたらしく、離陸後に声をかけられて「乗り継ぎでご迷惑をおかけしますが、降りたら地上係員が待っているのでお声がけください!乗り継げるように手配しています」と知らせてくれました。
なお、機材はエンブラエルのE170でした。B737よりも二回りくらい小さい76席しかない小型のジェット旅客機です。JALグループのジェット機としては最小です。無線LANサービスはないですが機内は狭さを感じることもなく快適です。
そして機窓の外は西に向かうに従ってモクモクと雲が湧いてきて地上が見えなくなっていました。どうやら、九州にはすでに雨雲がやってきているようです。
第3レグ:JAC3653(福岡→鹿児島):何とか乗り継げた
福岡に到着したら次に乗る予定の鹿児島行き出発の5分前になっていました。が、私たちの乗り継ぎについては地上係員から搭乗ゲートまで全て連絡済みで、ちゃんと待ち構えていてくれました。慌ただしく促されつつ、最後の搭乗客としてバスに乗って沖止めの搭乗機に向かいます。
が、福岡空港はそれなりに大きい空港ですし、途中プッシュバック中の出発機に前を塞がれたりして、バス移動にも思いのほか時間がかかってしまいました。結局搭乗機に乗ったときには出発時間を過ぎていました。すでに乗って待っていた他の乗客の方々の視線が痛いです。それこそ急いで鹿児島に行きたい人もいたかも知れないのに…。大した用事もないのに巻き添えでお待たせして本当にスミマセン。
でもとりあえず乗り継ぎできてホッとしました。
なおこの鹿児島行きから機材はいきなりプロペラ機になりました。しかもJALグループで現在運行している機材の中では一番小さいSAAB340Bです。室内は1+2列の横3列シートが12列で36席です。
福岡-鹿児島便と言えば九州新幹線開業前は150人クラスのジェット機が頻繁に飛んでいた幹線空路だったそうですが、今は小さなプロペラ機で細々と運行されています。50分というフライト時間と鹿児島空港の立地を考えると、純粋に福岡から鹿児島へ行きたい人が選択する路線ではなくなっているのでしょう。
さて、とにかく鹿児島までやってきました。本日のフライトは残り一つだけ。しかもわずか30分の超短距離線です。今度は乗り継ぎ時間も問題ないし、あともうちょっとだ!と、思っていたのですが…
第4レグ:JAC3755(鹿児島→屋久島):なんと欠航!
屋久島行きの飛行機が出るはずのゲートまでやってきました。鹿児島空港はそんなに大きくないので、移動は簡単です。
ん? 何だって?
なぬー!「視界不良による欠航」と書いてあるではないですか! いえ、実のところ書いてあるだけでなく、アナウンスもしきりに流れていました。
うぅぅむ、屋久島まで行けないとなると計画が大きく崩れてしまいます。宿泊先などなど、いろいろ考えて手配し直さないといけないことがたくさんあるなぁ… と思いつつ、指定されたカウンターに行ってみると「次の便(最終便)に空席があるので振り替えておきました」とあっさり言われてしまいました。
とは言え、天候は悪化傾向にあって今飛べないなら2時間後の屋久島行き最終便JAC3759もやっぱり飛べないのでは?と思いつつも、しかしまだ「天候調査中」となっていて欠航が決まったわけではありません。
その最終便は16:45発ですから、最終的に欠航が決まり屋久島に行けないことが確定してからでも、計画を練り直す時間は十分にあるので、とりあえず結果を待ってみることにしました。
仕切り直しの第4レグ:JAC3759(鹿児島→屋久島):何とか屋久島到着
思いがけず鹿児島で2時間の空き時間が出来てしまったものの、鹿児島市内まで遊びに行ける距離ではないので空港内で時間を潰しました。
結果的に16:30頃になってに欠航せずに出発することが決まったものの、屋久島まで行ってみて着陸できない場合は鹿児島に引き返す可能性を含んだ「条件付き運航」となりました。もはやダメ元で付き合うしかありません。
鹿児島空港もかなりの雨が降っていました。運行機材は昨年12月に就航したばかりの最新鋭機ATR72-600です。70席というキャパシティはジェット機のE170に近いものがありますし、ANAが使っているDHC-8-Q400とほぼ同じサイズ。席数がたっぷりあるこの飛行機だったからこそ、欠航した前の便に乗る予定だった乗客(私を含む)を軒並み振り替えることが出来たのでしょう。
ちなみに短胴型のATR42-600はJALグループを中心に導入が着々と進んでいますが、このATR72は今のところ日本国内にこのJA06JCの一機しかありません。
機内はまだ新車(新機?)の匂いがしました。どこもかしこもピカピカです。そして小さなプロペラ機ですが、オーバーヘッドストレージもそれなりの容量あるし、なかなか居心地の良い機内です。
屋久島までの飛行時間はわずか30分ほど。ずっと雲の中を飛んでいて南国の海の風景を楽しむどころではありません。桜島や種子島などが見える予定だったのに。しかも結構大きく揺れ続けました。
結果的に1回目のトライで無事に屋久島空港に着陸することが出来ました。相変わらず天気は悪かったのですが、ちょうど一瞬雨が上がった隙間に当たったようです。良かった!
なお、屋久島空港は1500mの滑走路があるものの、ILSなどの着陸誘導のための設備がないため、着陸は有視界飛行で行う必要があるようです。そのため、こうした天気に特に弱いのでしょう。雨が多い地域ですから、年間の欠航率もかなり高いのではないかと思います。
となると、通常はこうした余裕のない旅程で利用するにはリスクが高すぎる空港/路線だと言えそうです。
ということで、何とかこの夜に宿泊予定していた「屋久島グリーンホテル」に到着しました。島の西部、安房港近くにあります。想像していたよりもずっと綺麗で大きなホテルでした。部屋も広々として超快適。清潔感もあって良い感じです。
部屋はオーシャンビューでしたが、お天気と時間のせいでこんな感じでした。いや、この寒々として荒々しい感じも良いですけどね。
第2日目:後半4フライト実録
明けて3月3日は日曜日。今度は屋久島からいったん鹿児島に戻り、奄美大島を経由して那覇へと南下します。そして最後に那覇から一気に東京に戻る予定。
ちなみに屋久島滞在はわずかな時間ながらも、一応レンタカーを借りました。本来は前日に予定していた観光&ドライブをこの日の朝にずらして、日の出前の午前6時頃から午前9時まで、早朝観光してきました。
その模様は徳島同様、別途次のエントリーで紹介しています(末尾にリンク張りました)。
第5レグ:JAC3740(屋久島→鹿児島):雨で使用機材到着せず、再び欠航の危機!
早朝観光を終えてフライトの約1時間ほど前に屋久島空港へ到着したのですが… 朝のうちは降っていなかった雨が再び強くなっていました。天気予報では昨日よりは少し回復して終日曇りのはずだったのですが…
空を見上げれば雲も低いしこれは不穏な状況だな… と思っていたら案の定、鹿児島からやってくる始発便が天候調査で遅れているとの情報。もしその鹿児島発屋久島行きの始発便が欠航したら、自動的に折り返しの屋久島発鹿児島行きも欠航になってしまいます。
小さな屋久島空港内はごった返してきました。色々な予定がある人がいて、早々に飛行機を諦めて高速船に切り替える人もいるし、しきりにカウンターで何かを相談している人もいます。私も鹿児島行きが欠航した場合のことを色々考え始めました。
屋久島に留まっても仕方ないので、とにかく高速船で鹿児島に向かうか?次の便になんとか振り替えてもらい、そのまま先の行程をキャンセルして鹿児島から東京に帰るか? その場合は新幹線もありだな… あるいは、とりあえず奄美大島はパスして、鹿児島から直接那覇行きに振り替えてもらい、最後だけ予定通り那覇から帰れば、計7フライトにはなるな… とかとか、色んな選択肢がありそうです(あとで調べたらJALは鹿児島-那覇線を運行していませんでした ^^;)。
それもこれもとりあえず欠航が決まってから… と思っていたのですが、結局のところ折り返し元となる鹿児島からの飛行機は、20分遅れで鹿児島を出発し、屋久島上空でしばらく天候回復待ちをした後、最後の着陸トライを成功させて約45分遅れで屋久島空港に到着しました。これで何とか鹿児島まで午前中には戻れる!
ATR72かATR42だと思っていた機材はSAAB340Bでした。今回2度目の搭乗ですが、この飛行機は2019年内で退役するそうなので、2回も体験しておくことが出来てちょうど良かったです。
その後なんやかんやで結局屋久島出発はスケジュールから1時間遅れとなりました。鹿児島での次の搭乗便への乗り換え時間は元々55分しかないので、この時点で乗り継ぎ時間は-5分。普通は乗り継ぎ出来ないはずです。が、東京行きや大阪行きなど、乗り継げなくなった便についての案内が屋久島空港で事前にあったのですが、その中に奄美大島行きは含まれていませんでした。
そして飛行機が鹿児島空港に到着するとすぐに機内アナウンスで「最初に奄美大島行きの乗り継ぎの8名様だけご案内するので、その他のお客様は着席のままお待ちください。奄美大島行きの方は支度をしてすぐに先に下りてください」とのアナウンス! なんと、奄美大島行きは待っていてくれたんだ!
第6レグ:JAL3729(鹿児島→奄美大島):まさかの乗り継ぎ時間-5分で乗り継ぎ成功
ということで、ほぼ切れかけた綱を渡りきり、出発時間を5分過ぎている奄美大島行きに文字通り「駆け込み搭乗」することが出来ました。またもや他の乗客達の視線が痛いですが… 本当にスミマセン、スミマセン。
あまりにもバタバタして疲れてしまい、写真を撮っているどころではなかったのですが、一応、奄美大島到着直前に機窓から1枚撮っておきました。相変わらず天気は良くないようですが、朝の屋久島よりは遙かにましになっています。
なおこの路線もプロペラ機かと思っていたのですが、機材は再びE170でした。鹿児島からのフライト時間は約1時間です。まだ鹿児島県内ですが、距離的には相当南下してきました。
奄美大島空港は屋久島空港よりもかなり大きく、ILSもちゃんと装備されているので雨が降ったくらいで欠航を心配する必要はありません。
ここまできてようやく乗り継ぎ時間が1時間半ほどの余裕が生まれました。空港の外に出て少し南国の空気を浴びてみようかと思ったのですが、色々気を揉んで慌ただしくここまでやってきたので、空港内で昼食を撮りつつゆっくり休むことにしました。
第7レグ:RAC854(奄美大島→那覇):回復しつつある天候の中を穏やかに飛ぶ
便名が示すとおり、次の便は琉球エアコミューターによって運行される路線です。いよいよ沖縄県内に入ります。
搭乗前も到着後もたっぷり余裕があって、しかもほぼ時間通りに運行され、今回の旅の中では数少ない心落ち着くフライトとなりました。
奄美大島空港にはまだ雲が低く垂れ込めていますが、遠くには青空も見え始めて天候は回復の兆しが見られます。ちなみに気温は20℃近くありました。
運行機材はボンバルディアのDHC-8-Q400CCです。DHC-8-Q400はANAが数多く運行しているプロペラ機ですが、JALグループでは現在のところRACでしか運行されていません。RACのこの機体は貨客混在型CC型(Cargo Convertible)で席数は50席です。2016年から導入が開始された比較的新しい機材です。通常のDHC-8-Q400は74席なので、約20席分が貨物室に割り当てられており、そのスペースを使って離島向けの貨物輸送を担っているそうです。
離陸後しばらくすると雲が途切れてきました。ようやく離島フライトらしい景色が窓の外に広がってきます。
沖縄本島を左に見つつ那覇へ進んで来ました。良く晴れているのは良いのですが、どうやら気温は初夏並みの26℃位あるようです。暑い!
那覇では東京に帰る最後のフライトまで3時間ほど空き時間がありますので、ゆいレールに乗ってちょっと那覇市内に出てみることにしました。荷物と上着は全てコインロッカーに入れてカメラだけ持って散歩に出発です。
その模様は徳島、屋久島の場合と同様に別エントリーにまとめてあります(リンクは末尾)。
最終レグ:JAL918(那覇→羽田):色々あったけど結果的に全8フライト制覇して東京に帰る
しばしの那覇観光から戻ってきて、いよいよ今回の旅最後のフライトです。ここまでくれば欠航の心配もないし、遅れたってどうってことはありません。
那覇-羽田線は国内線の中でも利用客の多い大幹線ですから、機材もここまでの離島便とは違って大型機が使われます。私が乗ったJAL918便はB777-200でした。3クラスで375席もあります。幹線ばかり利用してるとこれくらいが飛行機として当たり前のサイズに感じますが、30~70席クラスのプロペラ機を乗り継いできたあとでは、B777はデカいなー!と改めて感心してしまいました。
出発は少し遅れたものの、羽田到着はほぼ定刻通りでした。昨日九州南部に雨を降らせ、屋久島便が飛ぶか飛ばないかでハラハラさせられた雨雲は、ちょうど東京まで広がってきたところのようです。
そんな雨雲を追いかけて午後9時の羽田に到着し、再び雨に濡れてしまいました。今まで自覚はなかったのですが、もしかしたら自分は雨男なのだろうか?と疑った方が良さそうな気がしてきました。。
まとめ
ということで、JALによるアイランドホッピングに初参加しての感想というか、気付いた点を箇条書きにしてまとめておきます。
- 屋久島便は普通の雨で欠航する可能性がある。旅程に余裕のない旅で利用するのはリスクである。
- その屋久島便をこの忙しいツアーに組み込むのは良くない。(今春以降のホッピングツアーには屋久島は組み入れられていない)
- 離島便間の乗り継ぎはかなり融通を利かせてくれる。その場合一応カウンターに行って乗り継ぎが心配である旨申告しておいて損はない。
- 超短時間乗り継ぎになる場合があるので荷物は預けない方がよい。しかも小型プロペラ機はオーバーヘッドストレージ容量がないので、かなり荷物はコンパクトにする必要あり。できれば前席の下に押し込めるサイズにしておくと良い。今回私はPeakDesignのEveryday Backpak 30Lにカメラも着替えも全て入れていったがSAAB340Bでも座席下に押し込むことが出来た。荷物スペース争奪戦に参加することもなく快適。
- 初心者向けの8フライトツアーはところどころ時間に余裕があるので、途中下車による観光が可能。
- 空港の乗り換えで暇な時間が出来るかと思ってたけど、暇を感じる瞬間はほとんど無かった。
- いろいろとヒヤヒヤしたけど、それも含めて超楽しかった。
これに懲りずに、今度は1泊2日/12フライトに挑戦してみようと計画中です。今度は真の意味で移動だけの旅になって、途中観光する暇はなさそうです。
なお、実はこれ以外にもコツコツとマイルと搭乗回数を稼いでいるのですが、その辺のテクニカルな話はまた別エントリーにしたいと思います。
さらに本文中にも書きましたが続きとして「観光編」を書きました。
- 作者: リンクアップ,日野和明
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