普通に考えると、梅雨入りや梅雨明けのように、九州南部など気候的に温暖なところから開花が始まって、次第に北東へ順番に進んできても良さそうなものですが、なぜか桜の開花に関しては今年に限らず、東京は例年かなり早い時期に開花宣言が出ています。
となると、東京の標準木である靖国神社のソメイヨシノの木が早咲きすぎて、あまり実態を反映していないような気がします。まぁ、桜の開花宣言なんて気分的なものというか、単なる儀式なのかも知れませんが。
開花宣言はともかく、ボチボチSNSのタイムラインなどでも桜の写真を見かけるようになってきました。近所の桜はどんな状況だろう?と気になって、雨の中ですがカメラを持って偵察に行ってみることにしました。
大横川沿いのソメイヨシノ並木は未開花
まずは運河沿いの桜並木へ。蕾はだいぶ膨らんできましたがまだ一輪も開いておらず、やはりどう見ても開花していません。今日は冷たい雨が降って開花へ向けた準備も一休みでしょうか。
なお、あまりに寂しい色のない風景なので、それを逆手にとって上の2枚はカスタムイメージの「銀残し」で仕上げてみました。どんよりして渋くていい感じです。
同じ川沿いでも、蕾の成長度合いはやはり木によって差があるようです。ビルの谷間にあって日陰になる時間が多い場所ではやはり遅く、その逆は早そう。中でも一番日当たりが良さそうなところにあるこの木の蕾は、もうピンクの花びらが隙間から見えていて、開花ははもうすぐといった感じ。
天気次第ですがこの様子だと今週中には咲き始めるかも? 私個人的には、この木の花が開いたら「桜の開花宣言」を受け入れることにします。
木場公園はちらほら開花している模様
枝垂れ桜は開花が早いんじゃないかと思って枝垂れが並んでいる一角に来てみましたが、むしろソメイヨシノより蕾は固そう。枝垂れ桜と言ってもいろいろ種類があるでしょうからね。ここにあるのは比較的背が低い木で、濃い色の花が咲きます。何という種類なのかは分かりません。
でも、真っ白で比較的大振りの花が咲く桜は3分咲きでした。葉っぱも一緒に出てきていたりするこの桜はオオシマザクラですかね?
そう言えば… と、毎年ソメイヨシノよりもかなり早く咲く桜が木場公園内にあることを思い出し、その一角へやってきたら、やはりすでに五分咲きくらいになっていました。これはエドヒガンでしょうかね。ひとつひとつの花がソメイヨシノよりも小さくてかわいいです。でも木はかなり大きくて満開になると見応えあります。
カスタムイメージは「銀残し」のままにしてたのですが、これだけ咲いてる桜を撮るにはさすがに似合いません。なので同時記録したRAWファイルから普通に明るめに現像しました。雨の桜も綺麗です。ただ、空を仰いでしまうとどうにもなりませんので、背景に気をつけました。
でも、木場公園内のほぼ同じ場所にあるソメイヨシノはまだこんな状態。これはまだ時間かかりそう。
なのでやはり私個人的にはまだ桜の開花宣言は出てないことにしておこうと思います。来週末はもう4月ですし、そろそろは開いてきて欲しいですね。さて、今年はどこにいつ花見に行くか考えておかなくては(^^)
使ったカメラとレンズ
カメラはいつものK-1です。これをピークデザインのSLIDEでたすき掛けすれば、立派なお散歩カメラになります。レンズはDFA24-70mmF2.8と迷ったのですが、望遠域を使いたくなるだろうと思ってDFA28-105mm にしました。
大した雨じゃなかったのに気がついたらけっこう濡れてしまいました。が、PENTAX製品はこのくらいはへっちゃらです。DFA28-105mmは軽快でAFも高速で安定しているので、こういう気軽な撮影にはとても向いています。開放F値の暗いズームと言っても開放で使えば、十分にボケも使えますし。
ただしSLIDEでたすき掛けしていると、いつの間にかテレ端にズームしてだらしない姿になってしまいます。ズームリングは決して緩くはないのですが、重力には勝てないようです。かといってこれ以上ズームリング固くすると、使い心地が悪化しそう。面倒に思うこともありますが、やはりズームロックはやはり欲しいところです。
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