8月29日は全国的に焼肉の日です。去年に引き続き、今年も焼肉の日を祝う宴会に参加するため、神戸まで仲間達と出かけてきました。28日の金曜日、仕事なんてなげうって、目眩く焼肉三昧の楽園を目指し東京駅から新幹線に乗りました。駅弁も食べずに2時間半我慢して辿り着いた新大阪駅。3日間案内していただける現地の方々、早入りしていた別動東京組の方々にお出迎えいただき、早速焼肉の日三賀日の始まりです。いや、本当はすでに朝から始まっていたそうですが。
ちなみにこれから順次3日分の旅の記録をお届けしますが、かなり大幅に端折ったダイジェスト版です。とてもとても全ては書ききれません。書けば本が3冊くらい書けそうです。
—
初日のこの日はまだ神戸に入らず、まずは大阪で食べ歩きすることに。と言っても私は現地のガイドさんを先頭にした一行の後について行くばかりです。目的地は大阪環状線の新今宮駅周辺。昔の東京の山谷のような所だそうです。ここでいくつか注意事項が。写真を撮りたいような光景に出会っても、決して気軽にカメラを向けたりしないように、とのこと。あいりん地区と呼ばれるこの一帯は、大阪といわず日本の中でも独特の雰囲気を持った地区。でも、そんな中にも美味しいお肉が食べられるお店はもちろんあるのです。
まず辿り着いたのは萩ノ茶屋駅近くの「ホルモン道場」というお店です。東京にあるホルモン道場と同じく、鉄板で焼くホルモン焼きが食べられるお店。間口が狭く、奥行きが長いカウンターのみの店内。もちろん観光客向けの小洒落たお店ではありません。むしろその逆。食べられるものもなんの変哲もない、とてもベーシックなホルモン焼きばかり。しかしそれが美味いのです。こういうB級臭さというか、むしろ本物らしさは大好きです。お昼ご飯というよりおやつだったはずなのですが、朝から我慢してお腹を空かせていたこともあって、がつがつと食べてしまいました。
その後も皆さんに連れられて、新今宮、荻野茶屋近辺を散策。立ち呑みカウンターさえないホルモン屋、連れて行かれないと存在さえ気づかないほど、路地裏でひっそりと営業しているおでん屋さんなどなど、本来なら紹介したいような激しく渋いお店を巡り飲み歩きます。(涙を呑んで割愛します)
その後、飛田新地を怖々しながら散歩したりします。「これが大阪だと思わないように」とのガイドさんのお言葉。しかしまるで別の時代、別の国にタイムスリップしたかのような不思議な感覚。そのまま散歩を続け、通天閣周辺までやってきたところで、やっと現実世界に戻ってきました気がします。一応、代表的な大阪の観光地も見ておかないと。ここでレッドブルのサンプルなどを道端でもらって、元気を取り戻します。
さて、だんだん日も傾いてきたところで、新今宮をあとにして野田へ。ここで今回大阪ディープツアーの案内をしていただいた方がやっているお店、「酒縁 ゆるり」へ入りました。あらかじめお水で割った焼酎などを頂きつつ、豚トロのお刺身や薩摩揚げ、ポテトサラダなどなど、さっぱりとした、しかし激しく美味い料理を食べて、体と胃をしばし休めます。お店の雰囲気も静かで落ち着いていてホッとします。この後に控えるこの日のメインイベントに向けて移動しなくてはならないのですが、あともうちょっと、あともうちょっと… と思いがけず長居してしまいました。
焼肉の日イブを祝うこの日のメインの焼肉宴会は夜8時半から。その会場へ向けて大阪から神戸へ電車で移動。目指すは元町の「くにきや」です。お店のテーブル席を全て占拠しての大宴会。総勢20人くらいいたでしょうか。元気よく良く乾杯していよいよ焼肉の始まりです。以下、ダイジェスト版で肉の写真を貼っておきます。この実際にはこの3倍くらいのお肉が次から次へと出てきました。
このお店は超絶に美味しい神戸の焼肉屋さんの中でも、比較的正当派のお肉が出てくるお店。肉の質、量に加え飲み放題付きで、東京では信じられないくらいの安いお値段。昨年の経験で分かってはいたのに、自分の能力を考えずに、お昼にはしゃいで食べ過ぎたせいもあって、ホルモンが出てきた辺りでもうお肉が喉を通らなくなりました。最後にものすごく美味しそうなカルビ盛りが出てきたのに、とりあえず焼いただけで全く箸が付けられませんでした。マッコリを飲んで喉の油を流すも回復せず。パクパク食べ続ける周囲の強者達の前にひれ伏して、完敗です。
日付が変わる前にやっとのことで宿泊先のホテルに到着。飲み足りない気もしましたが明日に備えて大人しく眠りにつきました。明日はいよいよ焼肉の日。今日以上の肉三昧の一日が続くはずです。
<2日目へつづく>