もう1週間以上前のことになりますが、4月19日夕方から4月21日の日曜日にかけて、リコーイメージングスクエア東京において「PENTAXファン感謝デー」なるイベントが開催されました(その一週間前には大阪でも行われました)。これは「ペンタックスブランド100周年に向けての特別イベントかなー?」と思っていたら、どうやら昨年も同様のイベントは開催されたとか。
ん?そうだったっけ? 行けなかったにしても開催されたなら覚えていても良さそうなものですが、なぜか全く記憶にありません…。どうしたことでしょう?
それはさておき、このイベントの具体的内容はと言えば、カメラやレンズの無料点検とか、アウトレット品の即売会みたいなものがあるらしく、ちょっと興味を引かれます。あと、来場者プレゼントとして「オリジナルホットシューカバー」なるものがもらえるとか。
無料でもらえるグッズは是非もらっておこうではないかと言うことで、最終日の20日の午後に時間を作って、新宿までちょっとだけ出かけてきました。
折しも4月末はK-1記念日でもあります。Kマウント初のフルサイズデジタル一眼レフとして、K-1が発売されたのはちょうど3年前の4月28日のことでした。K-1の3歳のお祝いに新しいホットシューカバーを取り付けてあげることにしましょう。
イベント概要
まずは公式WEBサイトで、イベントの内容をおさらいしておきたいと思います。
こんな感じです。なお、金曜日夜に行われたという「スクエアナイト」もちょっと気にななったのですが、都合が悪かった上に、私は人見知りでオフ会的なものは苦手なので、Twitterで実況を眺めるだけにしておきました。
新宿でのスクエアナイトの大盛況に感謝です!
よく見渡せませんが関東のPENTAXファンの皆様がほぼ全員駆けつけてくださったのかもしれません…!
(すみません、それは盛りました)#PENTAX #ペンタックス pic.twitter.com/tqhdJjmcMl— ペンタックス (PENTAX by RICOH IMAGING) (@ricohimaging_jp) 2019年4月19日
[SQ新宿] 今夜スクエア新宿で行われたPENTAXオフ会「スクエアナイト」、なんと 117名ものペンタマニアにお越しいただき、大賑わいのうちに終了いたしました。みなさまのペンタ愛、ガッツリ受け止めました!!
明日からの「PENTAXファン感謝デー」もよろしくお願いします。https://t.co/eEcM1co7MY pic.twitter.com/YTjXNSUGvF— ペンタックス (PENTAX by RICOH IMAGING) (@ricohimaging_jp) 2019年4月19日
東京の「スクエアナイト」は↑こんな感じだったようです。なかなか楽しそうですね。無料でお酒も一杯だけですが頂けたそうです。次回は参加を検討いたします。
日曜日のPENTAXファン感謝デーの様子
ということで、日曜日になってから勝手知ったる新宿のリコーイメージングスクエア新宿に立ち寄ってみました。と言っても、滞在時間は30分ほどでした。
いつもの入り口です。
ファン感謝デーについては控えめな看板が立っていました。スクエアナイトはすでに終了しています。とにかく中に入ってみましょう。
展示品いろいろ
修理受付カウンターのある手前の部屋の真ん中には、CP+にも出品していたKPカスタムが並んでいました。説明してるデザイナーさんも同じ方です。イベント毎に毎回毎日説明に立たれるのは大変ですね…
なにげにMX-1や懐かしのK-30も並んでいます。確かにKP カスタムにはK-30の雰囲気があります。
ペンタ部のパーツは取り外し式。大きなレンズを付けるときに邪魔になるからだとか。デジタル時代になってからやたらに巨大なレンズは、やはりボディデザインに制約を生んでいるのでしょうか。
それ以外にもいろいろ展示品が並んでいました。上は約20年前に試作された幻のK-1です。MZ-Sベースのボディに600万画素のフルサイズCCDが入っているそうです。時代を先取りしすぎた初代K-1は発売されることなく、姿形を大きく変えて2016年になってやっと登場することになります。
さらに、フィルム時代末期にベストセラーとなったMZ-5、MZ-3の上位機種、MZ-1のデザイン検討モデルとか、2007年にアサヒペンタックス発売50周年記念にK10Dベースで作られた特別モデルとか、日の目を見ることがなかった幻のカメラたちが並んでいます。
10年、20年前のことはいざ知らず、ここ数年もこうした幻の試作品はいくつもあるのかも知れません。Qマウントの新型とか。10年後にQマウントが過去のものになったときに、幻の… として出てくるかも知れません。
さらに何度かCP+で見たことのあるK-1カットモデルが、ガラスケースにも入らずむき出しで置いてありました。触るとバラバラになってしまうそうですが、どうやって運んでるのでしょう?
あと、見逃してしまったのですが、やはり今年のCP+に出品されていたDFA★85mmF1.4のモックアップと、DFA★50mmF1.4のカットモデルもあったそうです。
即売会とか無料点検とか
奥の部屋はこんな感じでした。混んでいるというほどではありませんが、いつもはこんなに人がいることはまずありませんから、珍しい光景です。
オリジナルグッズや純正アクセサリ類のアウトレット品でしょうか。いろいろお得な価格で並んでいました。
こっちはカメラ本体やレンズなどの「イベントデモ使用機材販売」です。公式中古品みたいな感じですかね。Qマウントのレンズも箱入りでたくさんあったし、その他DA Limited各種が並んでいます。なぜかHD版のブラックばかりでしたが。
旧デザイン箱入りのDA★200mmF2.8にちょっと惹かれたのですが… 思いとどまっておきました。
いつもミニセミナーをやってるコーナーでは、何やら即席のKシリーズ使い方説明会が開かれています。この画面はK-1/K-1 Mark IIですね、ちょうど影になって写ってませんが、向こう側にリコーイメージングの説明係の方がいました。
マニュアルでAF.CでWBは太陽光固定、カスタムイメージはフラット… と、なかなか渋い設定ですが、ターゲットの被写体は何でしょう?
そしてイベント内容にもあった無料点検ですが、空いてそうならやってもらおうかな?と思っていたのですが、とても無理な状況で、午後1時過ぎのこの時点で預けると、完了は夕方5時頃になると言われてしまいました。
そんなには待てないので無料点検は諦めましょう。まぁ、実際のところ特に調子悪くないですし、私のK-1は昨年10月にK-1改に改修してもらったばかりですから。
6年かけて6色が配布されるというオリジナルホットシューカバーを手に入れる
さて、買い物もせず無料点検も利用せず、ざっとイベントの様子を眺めただけになってしまいましたが、参加したことの証しとして、ペンタックスのカメラを持っていれば全員がもらえるという、オリジナルホットシューカバーをもらうことにしましょう。
配布コーナーをやっと見つけました。が、なんと!「配布が終了した」と書いてあるではないですか! 一瞬絶望しかけたのですが、よく読むと、後日追加生産分が入荷する予定とのことで、そのための引換券がもらえるとのこと。
はい、これがその引換券。5月末までに再度新宿を訪れないといけないわけですが、幸い私はその気になればだいたいいつでも新宿に立ち寄れるところに住んでいるので、面倒ではありますが大した問題ではありません。こうなったら是が非でも手に入れたくなりました。
なおこのホットシューカバーですが、6色用意されていて好きな色を選べるのかと思っていたら、そうではありませんでした。
[SQ新宿]
スクエア新宿では、今週金曜日(4/19)の夜に「スクエアナイト」を開催します! 18:45~20:00
シンプルにPENTAXを語り合うだけのオフ会ですが、企画・開発陣も参加します! お気軽にどうぞ。
予約不要・参加無料。ワンドリンクサービスです!https://t.co/eEcM1co7MY pic.twitter.com/0a03O6CgR3— ペンタックス (PENTAX by RICOH IMAGING) (@ricohimaging_jp) 2019年4月15日
このツイートを良く見てみると…
なんと今年2019年から2024年まで、6年かけて1色ずつ配布して行く予定だそうです。今年は赤の”P”バージョンと決まっていると。
今後6年の予定が決まっていると言うことは、少なくとも2024年までは毎年このファン感謝デーをやるし、それまでPENTAXブランドは不滅だ、ということですね? ね?
そんな壮大な計画には乗ってしまうしかないということで、新ロットが入荷したというニュースを聞いて、さっそく引き換えに再び新宿まで行ってきました。真っ赤な”P”バージョンのホットシューカバーをゲットです。
K-1に標準添付されていた普通のホットシューカバーと見比べてみましょう。
どうやら素材から赤いプラスチックを使用したのではなく、通常版の黒いホットシューカバーを塗装したもののようです。レール部分と裏面は黒いまま。
銀色のPの文字は塗装後にさらに上からスタンプを押したのだとか。結構手が込んでいます。
PENTAX K-1は発売から3年経過
さっそく赤いホットシューカバーをK-1改に取り付けてみましょう。
はい、なかなか良い感じです。真っ黒なボディに良いアクセントになっています。こうなると、ピークデザインのアンカーを通常の赤バージョンに戻したくなる気もします。ちなみに青いホットシューカバーがもらえるのは2023年。文字は”A”になるはず。それまで待つことにしましょう。
というか、2023年にはこのK-1改が現役でいるかどうかは分かりません。普通に考えたら後継機のK-1 Mark IIIとかK-2とかK-0とか、そんな新型機にバトンタッチしているはず? ですよね? ね?
それはさておき、私が現在もメイン機として使用しているこのK-1とDFA15-30mmF2.8は、3年前の2016年4月28日に発売され、その日のうちに手に入れたものです。
そして昨年のアップデートサービスでK-1改になりました。
さらに昨年のやはり今ごろにはK-1 Mark IIも新たに買い足してみたのですが、結局フルサイズ一眼レフを2台振り回すことは私には無理という結論に達しました。その際、新しくてシャッターカウントも少ないK-1 Mark IIを残さず、古い使い古しのK-1改の方を手元に残すことにしました。このカメラ(この個体)は、それだけ私の手に馴染んでいます。改造され中身がK-1 Mark IIになってからも、使い心地は何も変わっていません。
次にこれと同じくらい気に入ったカメラをいつ手に入れることが出来るのか?ちょっと心配しています。PENTAXから次にフルサイズ一眼レフが出るのはいつなのか分からないし、K-1以外の一眼レフはピンと来ません。ましてやEVFを覗いて写真を撮るなんてとても無理… と今でもまだ思っています(※個人の好みです)。
ミラーレスに完全に席巻されたと思われるこの状況で、今後新しい一眼レフが出てくるかどうか分かりませんが、何だったら2024年にもらえるはずの紫のホットシューカバーも、このK-1改に取り付けるつもりで今後も使っていこうと思っています。
3年前にK-1を手にした直後に↑こんな記事を書きました。もうこんなウェットでエモい文章は恥ずかしくて書けませんが、内容に関して、気持ちはほとんど変わっていないので、K−1に関する3年目の評価や思いを改めて書く代わりに、この記事を再掲しておきます。
リコーイメージング PENTAX K-1 完全ガイド (インプレスムック DCM MOOK)
- 作者: 吉村和敏,大山顕,洲?秀憲,中西敏貴,横木安良夫,大和田良,小林哲朗,茂手木秀行,HARUKI,萩原史郎,佐々木啓太,桃井一至,岡嶋和幸,伊達淳一
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