先週にも紫陽花の写真を撮ったばかりですが、また今週も撮りに出かけてきました。しっとりと雨に濡れた紫陽花です。花と言えば綺麗に晴れた空の下が本来は美しいはずですが、紫陽花に限っては雨がよく似合います。
PENTAX K-5, DA18-135mm F3.5-5.6WR, F5.6 AUTO (1/100sec, ISO400, AWB, 135mm)
前夜から雨がしとしと降り続けていたとある休日、今日は絶好の撮影日和!とばかりにカメラを担いで出かけてきました。
目的地は特になくて家の近所。下町の雑然とした町並みや細い路地には、思ったよりもたくさんの紫陽花が咲いているのです。ぐるっとその辺を2kmも散歩すれば、鉢植えから群生しているものまで、数え切れないくらいの紫陽花の株に出会います。そしてどれも美しいのです。
雨降る中ですが防塵防滴なK-5なら安心。本当は単焦点レンズを使いたいところでしたが、レンズの方こそ雨に濡れやすいことを考えて、簡易防塵防滴なDA18-135mmのみの1本勝負です。また、何となく雨模様に合いそうな気がして、カスタムイメージは「リバーサルフィルム」を重点的に使ってみました。なので高コントラストで色乗りがこってりしています(^^;
PENTAX K-5, DA18-135mm F3.5-5.6WR, F4.5 AUTO (1/60sec, ISO160, AWB, 60mm)
開きかけの花 額紫陽花の群れ。近所でも最大の部類に入る紫陽花群です。蕾は紫なのに開いてる花はほとんど白。遠くからでも目立ちます。花の咲かない季節はそこに紫陽花があるなんてまったく気づかないのに。
PENTAX K-5, DA18-135mm F3.5-5.6WR, F5.6 AUTO (1/100sec, ISO200, AWB, 135mm)
花に近づいてよく見てみると、ほんのり中心部は紫色に色づいてます。株によって微妙に赤系と青系に別れていました。これからどんどん色づいてくるのでしょうか? それともこのままかな? 微妙なグラデーションがとても綺麗です。
PENTAX K-5, DA18-135mm F3.5-5.6WR, F5.6 AUTO (1/80sec, ISO160, AWB, 78mm)
このあたりは東京の下町、小さな民家や町工場が並んでる界隈です。この通りの真正面には開業したばかりの東京スカイツリーがそびえているはずですが、さすがに雨の日は雲に隠れていました。
PENTAX K-5, DA18-135mm F3.5-5.6WR, F4.5 AUTO (1/40sec, ISO400, AWB, 48mm)
木造の民家の玄関先には、こうした鉢植えのかわいい紫陽花もちらほら。こんなにコンパクトなのに花の大きさは変わらないんですね。
込み入った路地に迷い込んで紫陽花を捜しながら写真を撮っていたら、近所の家から出てきたらしいおじさんに声を帰られました。もしかして「何を撮ってるんだ?」的な尋問されるのか?と一瞬緊張したのですが、そうではなくて、そのおじさんも写真を趣味としているそうで、しばし写真談義。地元の写真クラブに勧誘されてしまいました。いえ、考えておきますということで、何とか帰ってきましたが(^^;
PENTAX K-5, DA18-135mm F3.5-5.6WR, F5.6 AUTO (1/60sec, ISO400, -0.7EV, AWB, 88mm)
リバーサルフィルム調とアンダー補正が相まって、かなり怪しげな色に写ってますが、私の中の記憶色もこんな感じでした。やっぱり濃い青紫のあじさいが一番好きです。
PENTAX K-5, DA18-135mm F3.5-5.6WR, F5.6 AUTO (1/50sec, ISO160, -0.7EV, AWB, 88mm)
本気で真っ白な花も発見。これはこれで満開になったら見応えありそうだなぁ。
PENTAX K-5, DA18-135mm F3.5-5.6WR, F5.6 AUTO (1/80sec, ISO160, +0.7EV, AWB, 100mm)
ある夜、仕事からの帰り道で見つけた紫陽花。暗闇の中で見るとボーッと白く光っているかのように見えました。そのときは真っ白だと思ったのですが、昼間に来てみると薄いピンク色の花でした。色によって全然違う雰囲気になります。
PENTAX K-5, DA18-135mm F3.5-5.6WR, F5.6 AUTO (1/100sec, ISO1600, AWB, 135mm)
薄暗い路地にひときわ立派な紫陽花を見つけました。ファインダーを覗いたらネコと視線が合ってびっくり。ちょうどこの時は雨が上がっていたので、ネコも思い立って紫陽花鑑賞にやってきたのでしょうか。ちなみにISO1600というのは書き間違いではありません。
PENTAX K-5, DA18-135mm F3.5-5.6WR, F5.6 AUTO (1/80sec, ISO800, AWB, 115mm)
どっちにピントを合わせるべきか…? 結局両方撮って、両方貼ってしまう優柔不断(^^;
季節の花はいちいち撮ってるつもりでしたが、紫陽花も写真映えがして、結構難しくて面白いですね。まだシーズンは続きそうなのでまた撮りに行ってしまうかも。今度はド快晴の下で撮ってみたいところです。
雨に濡れた紫陽花、素敵ですね。
この時期に合わせてDA18-135mm WRレンズを購入していたのですが、
K-5が不調となり、先日フォーラムでの預かりとなってしまいました。(泣)
今月中には戻ってくる予定なので、そうしたら雨の中で活躍してもらおうと思っています。
先の紫陽花の際も迷った末にスルーしたのですが、紫陽花と額紫陽花は別の花です。通常カタカナ表記ですが漢字にすると意味が伝わると思いまして。後者は写真の状態でほぼ咲いており、所謂花が額のように見えるからだと。因みにあの部分は確か葉っぱで蕾みたいのが花、だったような…
そうそう、雨の方が花は綺麗に見えると個人的には思います。向日葵やポピー、タンポポ、チューリップみたいなのは晴れてた方がいいけど。一押しは深紅のバラ。これは晴れはいけないと思う。探してみて。
○Chatachataさん、
ありゃ、K-5が不調ですか。でもPENTAXのサービスは仕事が早いので、すぐに返ってくると良いですね。まだ梅雨は続きそうですので雨の中の撮影を楽しみましょう。
○ふさん、
知らなかった… てっきり開きかけの紫陽花を額紫陽花と呼ぶのだと思い込んでいました。教えてくれてありがとう。遡って本文にも訂正線入れておきました。
人と同じで影が出来ないと言う意味では雨というか曇りの方が良い場合もあるんですけどね。深紅のバラは近所の公園にあるんですが、純赤は飽和しやすくてまともに写ったことがありませんな…。雨の日ならいけるのかも。