酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

2018年の機材整理第一弾:KマウントのAPS-Cセンサー機をいったん手放すことにした

 PENTAX K-1 Mark IIを始め今年のCP+で発表された各社の新しいデジタルカメラを見ていて、アレが欲しいコレが欲しい... などと色々と妄想を掻き立てられていたわけですが、その準備段階として、まずは手持ちの機材を少し整理することにしました。

 約2年前にK-1を手に入れる前後でも、かなり機材の整理と入れ替えを行いましたが、最近は買う一方で色々増えすぎてるな... と思っていたところでした。現在の使用頻度と今後のことを考えて、戦力外のカメラとレンズを選び出して売却し、いくらでも今後必要となる機材への資金に変えておくことにしましょう。

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 そこで手持ちの機材をじっくり見回して、どれが要らないだろうか?と考えたとき、これだな... と真っ先に思いついてしまったのはPENTAX K-3 IIです。

PENTAX K-3 IIの思い出

 K-3 IIを買ったのは2015年の4月でした。それまでK-3 Premium Silverを気に入って使っていたところで、まさかIIが出るとは思っていないところに、突然登場したので面食らったのを覚えています。

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 K-3に対してフラッシュの代わりにGPSが入ったり、リアルレゾリューションが初めて搭載されたり、そして2軸のままでしたが手ぶれ補正が強化され、AFも大幅に改善されていました。なので発売日から少し経ってからでしたが、やはり買わざるを得ないという結論に達しました。

 メインカメラとして使っていたのは購入後から翌年の4月までちょうど約1年間。その後はK-1のサブとして、合計3年間にわたって使ってきました。K-1を補完する動体スペシャルカメラとして、サブに退いた後も使い道があるかと思っていたのですが、実際にはほとんどの場合K-1だけで何とかなってしまった... というのが正直なところです。

 もちろん連写速度やファインダーのクリアさやシャッターフィールなど、K-1に対するK-3 IIの美点はあります。しかし、どうしてもK-3 IIじゃないと撮れないと思えるシーンはほとんど無い、というのがこの2年にわたってK-1とK-3 IIを併用してきた上での結論です。実際、昨年中はK-3 IIを持ち出した日は数えるほどしかありません。

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 もちろん登場から3年が経過し、スペック的にもK-3 IIは古さが目立ってきまたということもあります。かといってK-3 IIIがすぐに登場するような気配はありません。ならばここは一度K-3 IIは手放して、まだ見ぬK-3 IIIかK-1のフルモデルチェンジを待つことにしたいと思います。

 以下に4枚だけK-3 IIで撮影した中から自分的に気に入ってるショットを貼っておきます。奇しくもすべてD FA150-450mmを使って撮ったものばかりでした。やはりそれなりに超望遠とは相性が良かったと思います。

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 東京ゲートブリッジの夜景。リアルレゾリューションを使っています。その場に行けば誰でも撮れる何でもない写真ですが、ペンタックスの雑誌広告で使ってもらった思い出の一枚です。

 現在の基準では高感度性能はイマイチで、低感度でも暗部のノイズ感は多い方ですが、丁寧に撮って丁寧にRAW現像すれば問題ありません。が、K-1のRAW画像の懐の深さに慣れてしまうと、あれ?っと思うこともあります。

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 同じく夜景。これも三脚使ってるのですが、超望遠は微ブレするのでISO400という中途半端な感度を使っています。K-3 IIで安心して使えるのはこのくらいまでだと思います。もちろんシーンによってISO1600くらいは使いましたけど。

 K-3 IIにKPのセンサーとアクセラレータを載せたらもっと良いカメラになるのに、と思います。あるいはKPのバッファがK-3II並なら... と何度思ったことか。

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 初めて新幹線を撮ってみたときの一枚。浜松駅まで遠征してきたのは良い思い出です。また行きたいです。カーブしているので全速力ではないと思いますが、それなりにスピードが出ている新幹線相手でも、AFはちゃんと追従しました。

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 百里基地のF-4EJファントムII。ブラインドからいきなり飛び出してきて、シャッター切るチャンスはほんの一瞬です。瞬発力が求められるので、こういうシーンで本当にK-1が使えるかどうかは、実はよく分かりません。

 K-3 IIのAFは動体追従性能という点でK-3から明らかに改善していました。ただしK-1はさらに改善されています。K-3 IIはスペック上の連写速度は8.3コマ/秒ですが、AFをピント優先に設定するとかなり連写は遅くなるので、K-1との差は縮まってしまいます。ここだけでももう少し飛び抜けていたら良かったのですが。

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 K-3 IIを手にした3年前はこんなレンズを使っていたようです。K-1入手とともにかなり入れ替えたので、今はこの半分くらいしか残っていません。

 思い出してみれば2009年にK-7に惹かれてペンタキシアンに転向して以来、その後もK-5→K-3→K-3 IIとAPS-CのKマウント機を使ってきました。サブとしてK-xやK-30も使っていました。K-3の頃まではKマウントデジタルがフルサイズ化を果たすなんて思ってもいなかったのに、今はもうフルサイズで当たり前という感覚になっています。

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 このシリーズとはひとまずここでお別れしますが、またいつか「これは!!!」と心を打ち抜かれるようなAPS-C機が再び出てくることを楽しみにしたいと思います。


HD DA16-85mm F3.5-5.6ED DC WRも手放す

 K-3 IIのためにAPS-C用の標準ズームとしてHD DA16-85mmF3.5-5.6ED DC WRも残していました。このレンズを買ったのはK-3 IIより前の2014年秋。発売後すぐに買ったので既に3年半ほど経過しています。

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 明るさこそ平凡ですがフルサイズ換算で24~128mm相当の絶妙な焦点域の標準ズームです。ちょうどHDコーティングが出始めた頃で、それまでのsmcと区別するために鏡胴に赤鉢巻きデザインが採用された頃の製品です。しかしこの赤鉢巻きは不評だったらしく、その後すぐにコーティングの種類にかかわらず緑鉢巻きにも戻されたという経緯があります。

 入手当初は片ボケ気味で、一度調整し直してもらったとのですが、その後はさすがにビシッと安定したレンズになりました。やや大柄ですが現在の数少ないKマウントレンズの中では、DA標準ズームとして外せない定番の一本だと思います。特にワイド端が16mmであることは非常に大きいです。

 近接撮影もそこそこ得意ですし、簡易防滴なので少々の雨はへっちゃらですし、K-3 IIとのバランスも素晴らしく本当に良いレンズだったと思います。

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 しかしフルサイズのK-1で使う意味は全くなく、K-3 IIを手放すならこのレンズもやはり不要となります。なので同時に売却することになりました。

 以下、HD DA16-85mm F3.5-5.6ED DC WRで撮った写真を何枚か貼っておきます。

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 抜けが良く均一で、逆光にもとても強いレンズでした。発色もこってりでPENTAXらしい一本。K-3 IIとの相性も抜群でした。

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 リアルレゾリューションを使うとそのカリカリ具合がよく分かります。まったくどこにも曖昧さがありません。コントラストも深くて、とても現代的な写りで安心して使えるレンズです。AFもバシッと決まるし、DCモーター駆動は高速です。

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 何も考えずに撮って、ブログでも使っていないこの一枚は、なぜかFlickrでExploreに選ばれたりして、過去最高に近いFavを集めました。本人はそこまで気に入っていません(^^; でもHD DA16-85mmF3.5-5.6(とK-3 II)で撮った中では記念の一枚です。


手持ちレンズまとめ

 ということで、この結果現時点で私の持っているKマウント資産を再度確認しておきたいと思います。

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 はい、こうなりました。常用レンズはD FAの5本です。FA Limitedは使用頻度は高くないですが手放せません。そしてDAレンズは3本だけになってしまいました。

 この3本はフルサイズで使い道があるので、このまま取っておこうと思っていますが、DA★55mmはもしかしたら要らないかも...? と、ちょっと考えています。良いレンズで気に入ってるんですけどね。

 そしてボディがK-1のみと言うのも寂しい限りです。これも何とかしたいところですが... さてさてどうしたものでしょうか。まだあれこれ悩んでいます(A^^;

ついでにNikon 1 J5も売却した

 さて、K-3 IIとHD DA16-85mmとともにNikon 1 J5一式も手放してきました。このカメラを買ったのは2015年の夏。当時既にQマウントがなかなか微妙な状況だったので、超小型機はQ7からNikon 1に乗り換えるつもりで買ったのですが、皮肉なことにNikon 1はこのJ5を最後に新製品が途絶え、その後事実上終了してしまいました。

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 最初にダブルズームキットを買って、後から18.5mmの明るい単焦点レンズを1本だけ追加しました。1インチセンサーは高級コンパクトカメラのスタンダードとなりましたが、レンズ交換式としては小さすぎたのでしょうか?

 像面位相差AFや動画とスチルの融合的な考え方を多く取り入れたハイスピード機能は、その後のミラーレス機に影響を与えたと思います。J5が気に入った私は、ハイエンドのVシリーズ後継機が出たら買おうと思っていましたが、残念ながらそれは実現しませんでした。

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 結局昨年秋にNikon 1に代わる小型機としてMFTに乗り換えてしまいました。センサーサイズが1.5倍ほどですから、基本的に当然ボディやレンズはNikon 1より大きくなってしまいましたが、時代の流れには逆らえないので仕方ありません。私が手にしたマウントは先行きが怪しくなると言うジンクスが発動しないことを祈るばかりです。

 さて、このカメラは主に食べ物を撮るために使っていました。以下Nikon 1 J5で撮った写真も何枚か貼っておきます。


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 こんな感じですかね。1インチセンサーとはいえそこそこ高感度もいけたのですが、単焦点レンズは手ぶれ補正がないのでその点だけがちょっと残念。むしろF値が暗くなっても手ぶれ補正入りの標準ズームの方が使いやすかったかな?と今になって思っています。

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 高感度も1インチセンサーとは思えないくらい意外に良かったですし...

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 とっさのチャンスにも強く、軽快で使いやすいカメラでした。

 わずか2年半ほどの付き合いでしたが、十分に期待には応えてくれたと思います。DLが予定通り成功していたらニコン1ももう少し続いたのかもしれないし、このサイズ感で本格的なカメラというのは、上手くやっていればもう少し底堅い需要を掘り起こすことがが出来たんじゃないのかな?と、とても残念に思っています。


 と言うのも、Nikon 1 J5について約2年前に書いたこの記事は、このブログの過去記事の中では3本の指に入る人気エントリーで、いまだにそこそこのアクセスがあります。ニッチだからなのかもしれませんが、いまだにNikon 1の情報を探してる人がいるという証ではないかと思っています。

まとめ

 最後に今回売却した機材をまとめておきます。

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 画像を貼ってしまいますが、今回はこの5点を売却しました。いずれもそれなりに使い込んだ機材ですが、減額無しで査定してもらうことが出来ました。

 いずれも現在の主流から外れたマイナー製品なので期待していなかったのですが、思っていたよりもずっと良い値段が付いて、いずれも取得時の30〜40%ほどの金額を回収することが出来ました(バッテリーグリップを除く)。これは次の機材を買う資金に回したいと思います。

 ちなみにタイトルには「第一弾」と書きましたが、具体的に「第二弾」の予定があるわけではありません。