酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

ニセコのスキー場から眺める雪景色と羊蹄山の美しい姿に見とれる

 前回記事に書いた通り、今年のニセコスキー旅行のハイライトはちょうど滞在中間日に設定した「ニセコワイスCATツアー」でした。しかしもちろんそのCATツアー以外の日もニセコのゲレンデを滑って遊んできました。今回の旅では計6日間もニセコに滞在したのですが、前半は大雪が降り続けたものの、週の後半は天気が回復し、美しい羊蹄山の姿も見ることができました。

 私たちのそれなりに本格的な装備を見てか、ゲレンデを滑っているだけでも「今日はどこ行きました? 北斜面?バックボウル?」とか話しかけてくる人もいて、確かにこれだけ雪に恵まれたのだからそうしないと勿体ないかもな〜、とも思ったのですが、今回はCATツアーだけでディープパウダーはお腹一杯胸一杯というか... いえ本当のことを言えば体力が限界だったのです。

 さらには「羊蹄山滑るのも良いですよ~。私は明日行くんです」なんて人もいて、真っ白な美しいその姿をゲレンデから眺めつつ、あと20歳... いや10歳若かったら3時間かけてあの山に登って滑り降りてくることもできたかも? とか想像してしまいました。

 いや、今後に向けてトレーニングすればまだまだ登れるようになるって? いやいや、まさかね。でも...?

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 ということで、CATツアーとは別にニセコのスキー場内で撮った雪景色の写真を中心にその他5日間をまとめておこうと思います。

前半は豪雪で真っ白な世界

 まずはCATツアーに出かける前の二日間。終日ずっと雪が降り続けていました。視界がなく、アンヌプリ山も羊蹄山も見えなくて残念... ではなく、もっと降れ!もっと降れ〜!と喜び勇んでウォームアップ、足慣らしをした二日間でした。

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 グランヒラフ名物、センターフォーを登り切ったところにある白い恋人提供のスキー板型温度計です。気温はマイナス12度くらいでしょうか。少し風もあって体感はもっと低いですが、ニセコのゲレンデはそれほど標高が高くないので、気温はこんなものなのでしょう。いずれにしろ雪が降り続き眺望はゼロで一面真っ白です。

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 大雪が降ってるとは言え、強風ではないのでリフトは全て予定通りに運行されており、K4で最上部まで行けてしまいました。そしてコース外に出るゲートも開いていました。が、この看板の通り、新雪が大量に降り積もっているところで雪崩の危険があるため、バックボウル方面には行くなとの注意書き。

 ちなみにK4リフト横は、通常お昼過ぎにはボコボコになっていますが、この日はどんどん新雪が積もり、風でトラックも埋められていく状態なので、遅い時間でもそこそこフカフカな斜面を楽しめました。

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 風はないのに天気は変わりやすくて、一瞬日が差してきたりすることも。ちなみにここは私がニセコにはまるきっかけとなった、ストロベリーゲートの外(中?)です。ここも荒らされていてもフカフカ楽しめました。

 ストロベリーで撮った動画を一本貼っておきます。なんか独り言言ってますが気にしないでください... 画面左下にある影はレンズ前面についてしまった雪です。ストロベリーはこんな感じで、ツリーランというか林間のボウル状急斜面を楽しめる素晴らしいコースです。

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 でも基本的にはずっと雪。ストロベリーだけでなく、一昨年に覚えたウォーターフォールゲートも行ってみました。前半の真っ平らな平原と最後のオープンな急斜面はとても静かで大好きなところです。

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 そしてCATツアーの前日夕方はより一層雪が強くなってきて、特にゲート外に出なくても普通のコース上がフカフカしてくるほど。スキーは雪が降ってる日にこそ楽しめるぞ~!というのは、負け惜しみではなく本心からそう思います。そして翌日への期待が膨らんできました。

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 ヒラフの夜もこんな景色。雪よ!もっと降れ!!

そしてメインのCATツアー

 今回のニセコへの旅のメインイベントであるCATツアーについては、すでに記事に書きましたのでリンクを張っておきます。


 思い出すだけでご飯が3杯食べられそうなほど、本当に素晴らしい体験でした。

後半は天候回復で青空が広がる

 そしてディープパウダーに飽きてきた後半は消化試合みたいなもの。折良く天気が回復してきました!

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 朝起きてホテルの部屋からの眺めはこんな感じ。前日まで大量に降り積もったまっさらな雪を照らす太陽と、うっすらと羊蹄山の稜線が見えてきました。

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 そしてゲレンデに飛び出してみたら、雲も取れてスッキリした青空の下に羊蹄山が姿を現しました。やぁ!久しぶり! というか、そんなに大きかったっけ? というほど存在感があります。

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 そしてリフトをいくつも乗り継いで、最後のシングルK4を経てリフトで行ける最上部へ! 絶景が見えるはず!

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 と思ったら、また雲隠れしてしまったようです。本当に羊蹄山は恥ずかしがり屋で気難しいですね。

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 ならば!と、背後を振り返りアンヌプリを見上げてみればこんな姿でした。真っ白な雪を被って美しいですが、昨日まで降り続いた素晴らしいパウダーを求めて、朝一からピークに登った人々が付けた滑走痕で、なんというかグロいくらいシワシワになっています。

 でも実際のところ、この程度なら上から実際に滑ってみたら、まだまだフレッシュトラックとそう変わらず、軽くて深い雪を存分に楽しめることでしょう。

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 だから山頂へのG3ゲートが閉まる時間になっても、登っていく人の列は絶えません。CATツアーも良いけど、またいつかピークまで自分の足で登ってみたいなぁ、と思います。

とにかく雪景色がきれい

 さらに一日経つと天候はさらに改善し、空を流れてくる雲もありません。これはさすがに終日羊蹄山の姿が拝めそうということで、早速ゲレンデへ。

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 昨日から新しい降雪はありませんが、その前までにたっぷり降った雪はそうそう簡単には消えません。コースでもななんでもない雪面は相変わらずきれいです。

 ちなみにここはウォーターフォールゲート(G9)を出たところにある平原。しばらく平らなところをトラバースしていくので、本当は立ち止まらずに一気に滑りきりたいところですが、こんな景色だとやはり写真を撮りたくなります。

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 振り返ってみればアンヌプリはやっぱりシワシワだけどきれい!

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 周囲の木々もたっぷり雪を抱えていますが、晴れてきて陽を浴びて少しずつドサッと雪を落としていました。乾いた軽い雪で被っても大丈夫ですが、滑るときには木から落ちた雪のかたまりには要注意です。

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 開けたコース上からの見晴らしは素晴らしいです。眼下の街は多分倶知安と思われます。遠くに見える高い山は余市岳か無意根岳か? ここにも過去何度も来たことがあるし、快晴だった日もあったはずですが、こんなに遠くまで見渡せた記憶があまりありません。見えなかったのではなく見ていなかったのだろうと思います。

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 あー、こういうちょっとした斜面を滑ってみたいですね。短いけど気持ちよさそう。コース内にも知ってるようで知らないところがまだまだ一杯あります。

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 花園エリアから見えた向こうの山は、CATツアーで滑ったニセコワイスホルンです。スキー場跡とそこに刻まれたCATの通り道がよく見えます。こんなに天気がいい中で滑るのも気持ちよいでしょうね...。

羊蹄山特集

 さて、トップの一枚を除いてここまではわざと羊蹄山が写ってない写真ばかり貼ってきましたが、もちろんこれだけ天気がいい中ですから、実際にはほとんど羊蹄山ばかり撮っていました。それをまとめて以下に貼っておきます。

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 初日には大雪の中で撮った白い恋人温度計。4日前には何も見えなかったのですが、実はバックにこんなに綺麗に羊蹄山が見えるヒラフエリア随一の展望スポットです。やはり気温は少し高めでマイナス7度くらいでしょうか?なので快晴といえども雪が緩むような状態ではありません。

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 ここは温度計からさらに上に上がって、ヒラフと花園の境目、ジャンボコースと羊蹄サンセットの分岐あたりからの眺め。標高は1000mに近いと思います。羊蹄山も見上げるのではなく、だいたい同じ目線になってきました(といっても羊蹄山は1890mほどありますが)。

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 これは最終日に天気が下り坂の中、リフトで行ける最上部でiPhoneで撮ったパノラマ写真です。この辺まで上がってくると大パノラマの景色が見渡せます。晴れてる間に撮っておけば良かった!

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 逆にこれはかなり下の方。すぐ目の前下に広がっているのがヒラフの街並みです。こうして見るとヒラフも羊蹄山の裾野の中にあるようなものですね。しかもその裾野には噴火口跡らしきものがたくさん見えます。蝦夷富士とはよく言ったもので、こんなところも実際に富士山とそっくりです。

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 ドアップにしてみるのも格好良いです。一見すると富士山と間違える人も少なくないかも(^^;

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 そしてここは最下部のファミリーゲレンデ。ゲレンデ上部から見るより羊蹄山はより一層大きく見えます。見上げるせいかもしれないし、実際に距離が近くなってるのだから当たり前か?

 なおゲレンデ直結の一等地にある目の前のホテルは東急系で昔からある「ニセコ アルペン」で、今回宿泊したところです。毎年予約にトライしていたのですが、なかなか部屋が取れなかった人気ホテルです。

 しかし外国人向けのコンドミニアムに押され、ヒラフにはさらに3棟の大型宿泊施設が建設中で、一つはシンガポール資本だったようです。アルペンのような日系のホテルは本当に少なくなり、古い建物ばかりになってしまいました。今後が心配です。

 ちなみにコース上の何カ所か、羊蹄山を眺めながら滑る動画を1本作ってみました。これ以外にも羊蹄山ビューなコースはたくさんありますが、代表的なところだけ切り出しました。

 なおGoProに関しては、やはりヘルメットマウントではブレがひどすぎると思い、チェストマウントを買ってみたのですが、なんとニセコに持って行くのを忘れてしまい、結局ヘルメットマウントで撮りました。編集時にブレ補正を少しかけましたがちょっと気持ち悪い感じになってしまってスミマセン。

Amazonベーシック GoPro用チェストマウントハーネス

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 なお、購入したのは純正品とかではなくAmazonブランドの↑これ。770円と激安です。届いて試してみたときは良い感じでしたが、繰り返し使っていると色々と安い理由が見えてくるのかも知れません。来年実戦で試してみたいと思います。

また来シーズン!

 ということで、今回は過去最長期間の滞在をして、雪にも過去一番と言って良いほど恵まれました。ただし、丸一週間もスキーを続けられるほど、自分には体力がないと言うこともハッキリしたわけで、間に一日休息日を設けて札幌とか小樽とか観光に行くくらいの余裕を持ったスキー旅行も良いなぁ、とか早くも来年のことを考えています(A^^;

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 ということで、前回の記事にも書きましたが、この素晴らしい雪の思い出と来年への期待を胸に、これからまた訪れる(憂鬱な)春と夏を乗り切りたいと思います。

使ったカメラとGPSログ

 今回の写真は全て先日手に入れたOLYMPUS TG-5で撮影しました。

 RAWで撮影しLightroomで現像しています。晴天は綺麗に映って当たり前ですが、コントラストの低い雪景色も本当に綺麗に写るカメラだと思います。

 ただし、上の記事では「勝手に回ることはない」と書いたモードダイヤルですが、今回ニセコで使っていると勝手にモードが切り替わってしまっていたことが何回かありました。撮影結果に影響が出るほどのことはなかったので良いのですが、今後使って幾重で要注意です。

 そして滑走中はGPSログをオンにしておきました。その全軌跡を全てGoogleマップにインポートしてみました。

 ニセコにはヒラフ、花園、ビレッジ、アンヌプリと4つのスキー場があって全山券も売られていますが、今回はヒラフと花園のみで過ごしました。ここだけでも楽しみは尽きず、まだ他のエリアに行ってみようという気力と時間がありません。ということで、まだまだニセコは奥が深いです。