酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

第3世代に進化したPeak Designのカメラストラップ「SLIDE」最新モデルをKickstarterで先行入手する

 ちょうど1年前に初めて手にしたPeak Designのカメラストラップ「SLIDE」をこの1年間愛用してきました。あまりにも使い心地が良すぎてすっかりPeak Designファンになり、その後サブカメラ用にハンドストラップの「CUFF」と、一足先に第3世代に進化した細身のストラップ「LEASH」も買ってしまい、手持ちのカメラ全てにPeak Designのアンカーを付け使い回せるようにしています。

 そのPeak Designが今年10月にKickstarterでクラウドファウンディングを行い、新型の「SLIDE」「SLIDE LITE」そして「CAPTURE」の開発が発表されました。調達金額目標は10万ドルに設定されていましたが、あっという間にその10倍以上の資金が集まるというほどの人気ぶり。

 Peak Designはわりと新しいベンチャー企業ではありますが、近年ストラップのみならずバッグなどでも大人気のブランドなので、実際にはこのクラウドファウンディングは、開発あるいは生産のための資金調達と言うよりは、先行予約販売的な意味合いが強かったのだろうと思います。

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 大のお気に入りである「SLIDE」が第3世代に進化するとなれば願ってもないところ。Peak Designを応援するという意味も込めて、すぐにクラウドファウンディングに参加してしまいました。

Kicstarterによるクラウドファウンディング

 実はクラウドファウンディングに参加するのは今回が初めてです。

 今回のPeak Designのプロジェクトは、実はこのid:OKPさんからの情報で知りました。通常品を買うよりお得かどうかとか、そういうことは考えず、最新のSLIDEをいち早く手に入れるチャンスでもアリ、この波には乗るしかないと、申し込んでみることにしました。

Camera Carry, Reimagined: Capture v3, Slide, and Slide Lite
 ↑すでに完了したプロジェクトですが、今回のクラウドファウンディングの募集ページです。この通り製品について細かく解説されています。

 "プレッジ"とか"リワード"とか"バッカー"とか独特の用語があったりしますが、結局はアカウントを作成し、欲しい製品に対してクレジットカードでお金を払うという流れを見れば、やることはただのネット通販と同じです。

 とは言え、実際は単なる商品の売買契約ではないので、投じた資金に対し期待したリターンが得られない場合があるなど、リスクやデメリットについては良く理解しておく必要があります。

 上記Kicksterterのプロジェクトページにも貼ってありましたが、今回のCAPTURE v3とSLIDE、SLIDE LITEのプロモーションビデオがこれです。今までよりややコメディタッチですが、それはともかく従来のユーザーならこれを見たら絶対に欲しくなると思います。というか、欲しくなりました。

 今回のプロジェクトでは、35ドルから240ドルまで8段階のプレッジ(投資額)が設定されており、それぞれ投じた金額によって手に入る製品が異なるのですが、私は50ドルで「SLIDE」が1本手に入るというコースにしてみました。

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 そしてプレッジをして(送金して)から約1ヶ月後にこんなメールが届きました。商品はすでにSLIDEで決まっていたので、欲しい色を選び、発送先を登録して、予定通り12月に発送されることになりました。やったー! なお、メールにある通りプレッジした50ドルとは別に国際配送料12ドルが別途かかります。

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 さらに待つこと1ヶ月。12月始めに商品を シンガポール 香港から発送した旨のメールとトラッキング番号が送られてきました。国際宅急便ではなく郵便書留で送られてくるようです。到着予定は12月12日となっていたのですが、少し早まって9日にこんな黄色い大きな封筒が突然届きました。

第3世代のSLIDE

 ではさっそく黄色い封筒を開けて、中身を見てみましょう。

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 中に入っていたのは、英文の納品書らしき紙切れ1枚とこの箱が裸で入っていました。なかなかシンプルな梱包です。

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 Peak Design製品の常で、箱はフリップ式になっています。フリップの裏や箱の裏にも色々書かれていますが、とにかく開けてみましょう。

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 箱から中身を取りだしてみると、ストラップ本体はこんな台紙にくくりつけられています。この台紙がまたもや色々書かれていて賑やかです。

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 ストラップの使い方とか長さ調節の方法、アンカーに関するTipsなどなど、この台紙は使用説明書を兼ねているので、一応目を通しておきましょう。

 このSLIDEに限らず、SLIDE LITEや一足先に発売されているLEASH、CUFFなどの第3世代製品を第3世代たらしめているのは、基本的には付属の新型アンカーです。ワイヤが一回り細くなったこの新型アンカーですが、細いが故に、マンフロットのRC1プレートなど一般の雲台プレートにそのまま取り付けることも出来るようになったようです(右側の写真にその説明写真があります)。

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 さて、本体をようやく取り出すことが出来ました。モノはこんな感じで、私が既に使っている第2世代品と基本的に変わりはないように見えます。色はブラックに加え、アッシュが選べるようになりました。この辺はLEASHやCUFFと同じです。

 カメラ本体も黒いことですし、ストラップまで真っ黒だとどうかな?ということで、LEASH同様にアッシュにしてみました。なかなか落ち着いたグレーです。しかしSLIDEは素材がかなりスベスベで艶々なので、実物はそんなに地味な感じではありません。

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 その他同梱品はこんな感じです。ポーチと六角レンチの他にアンカーは4つ同梱されています。そしてカメラの三脚穴に取り付ける場合のプレートが、従来のアルカスイス互換プレートから、小さなただのマウントに変わりました。目立たないし取り回しも楽ですが、このマウントを付けた状態ではカメラを三脚に載せることが出来なくなります。なので、私は今まで使っていたプロプレートをそのまま使うことにして、この小さなマウントは使用しません。

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 これはもちろん小型軽量化のためもあるし、上で少し触れたように、新アンカーはわざわざPeak Design製のプレートを使わなくとも、一般的な三脚(雲台)用プレートに取り付けが出来るようになったためではないかと思います。

 ただ、LEASHなどの細いストラップはともかく、SLIDEは比較的大きな一眼レフで使われるでしょうから、三脚と併用のニーズは高いのではないかと思います。なのでSLIDEには従来通りアルカスイス互換のプレートをセットにした方が良かったのではないかと、個人的には思っています。

新旧SLIDE比較

 さて、新しいSLIDEはどの辺が変わったのか、旧SLIDEと見比べてみましょう。

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 ブルーのほうが旧型。ただしこの色はレギュラー品ではなくSUMMIT EDITIONです(仕様は第2世代品と同等)。

 こうして並べて見てもそっくりで色以外に見分けがつかなそうですが、アンカーを取り付けるリンク部も、長さ調節のアジャスター機構部もそれぞれ小型化されています。ただし使い心地に大きな違いはありません。

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 なお、一足先に手に入れたLEASHも一緒に並べてみました。太さはこれだけ違います。

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 新旧比較で一番違うのは滑り止めのシリコンパッド。模様が変わっているし、生地の色のせいかパターンが目立たなくなっています。そもそも生地も新しくなっていてスムースさが向上しているとか。確かに織り目が細かくなってるように見えます。

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 なお約1年使ってきた旧SLIDEは、アンカーリンクやアジャスターなど、機構部分や生地自体には何も問題ないのですが、滑り止めのシリコンパッドはかなり傷んできています。

 SLIDEは速写ストラップとしてたすき掛けで使う場合は、このシリコンパッドは上にして使う一方、肩掛けするときは下にして使います。なので、すり切れたと言うよりも、繰り返し上にしたり下にしたり、両方向に折り曲げているうちに、皺の入った部分から剥がれてきたという感じです。

 中のパッドはまだまだしっかりしていて十分に使える状態だし、このブルーの色合いがとても気に入っているので、このまま旧SLIDEも使っていくつもりです。

第3世代SLIDEの一般発売は未定

 SLIDEはストラップとしてかなり幅広な方なので、一般的なミラーレス機ではやや大げさになりすぎて、むしろ取り回しが悪くなってしまうかも知れません。どちらかというと一眼レフ用、しかもフルサイズ一眼レフにちょうど良い製品ではないかと思います。

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 特にF2.8クラスのズームレンズを付けてもレンズ込みで1.5kgくらいなっても、全くビクともしないし肩などへの負担も軽減される優れもののストラップです。

 さて、この第3世代のSLIDEですが、製品名はSL-AS-3(アッシュ)とSL-BL-3(ブラック)で決まっているようですが、SLIDE LITEやCAPTURE v3も含めて、今回Kickstarterでリリースされた3製品にの一般販売については何も発表されていません。

 ただし、そう遠くないうちに発売され、普通に手に入るようになるはずです。今のところ以下のようにAmazonなどではまだ旧製品が販売されています。

 むしろ、SUMMIT EDTIONのブルーやレッドが欲しければ早めに購入しておいた方が良いかもしれません。もちろん、さらに後日になって第3世代のSUMMIT EDITIONが出るかもしれないですけど。(というか、出たらどうしよう...)

 【2017年12月26日追記】国内での一般販売が開始されています。末尾を参照願います。

【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン スライド SL-2

【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン スライド SL-2

【2017年12月12日追記】公式サイトが更新されました

 Peak Designの公式サイトが更新され、SLIDE、SLIDE LITE、CAPTURE が今回クラウドファウンディングされた第3世代製品に切り替わっています。

 日本への正規輸入も銀一商会から発表され、12月21日発売となっています。

【2017年12月26日追記】Amazonでも取り扱いが開始されました

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