酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

鈴鹿の夜を飲み歩き食べ歩き:F1 2017 日本GP 観戦記(番外編)

 観戦記本編を読んで頂くと分かるように、今年も木曜日から日曜日まで4日間も鈴鹿サーキットに通い詰めてF1を楽しんできました。しかもレース翌日の月曜日も体育の日で休日ということで、実は日曜日もすぐには東京に帰らずそのまま宿泊し、実に4泊5日という国内旅行としては比較的長旅となりました。

 宿泊については、この時期はただでさえ秋の連休で行楽シーズンなため、鈴鹿〜白子周辺の宿を確保するなど夢のまた夢で、名古屋から毎日近鉄で鈴鹿に通うのが以前の定番コースでした。しかしここ数年はF1観戦客が減っている上に、逆に外国人観光客が名古屋に増えて、むしろ鈴鹿サーキットに近い近鉄名古屋線沿線にビジネスホテルを取ることができるようになってきました。

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 F1といえども旅の楽しみは食にアリということで、近鉄白子駅周辺の気になるお店で食べてきた夕飯を中心にいろいろ紹介したいと思います。半分は来年に向けての備忘録となっています。

隠れ庵たわわ

 白子駅前商店街にあるお店です。木曜日の夜に行ってみました。店構えがとても凝ってて一瞬高級割烹に見えたのですが、どうやら三重県内にあるチェーン居酒店のようです。となれば安心して入ってみましょう。店内は全て個室に区切られていてとても落ち着いた雰囲気で清潔です。

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 箸置きが煮干しでした。もちろん食べられます。というか食べました。

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 三重県の食材を使っていると言うのが売りのようです。ということで、お刺身五店盛りです。鮭が入ってますが本当ですかね〜? でも盛りも美しく、実際美味しかったです。

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 そして一番のヒットだったのはこれ。アボガド塩昆布です。塩昆布だけじゃなくてとろろ昆布もたっぷり乗っていますが、その下にはアボガドがいます。意外な組みあわせですが、これが食べてみるととても美味しいです。アイディア勝負の簡単おつまみという感じで、居酒屋メニュー的には非常に秀逸な一品で、みんな真似するべきと思いました。

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 その他、飲み物も含めて全体的には普通の居酒屋さんですが、ローストビーフ的なものとか地鶏焼きなどもあって、なかなか良いお店だと思います。


肉バル プロペッチョ

 さて「隠れ庵たわわ」に入ったのは、実は時間調整でした。本来のお目当ては商店街の反対側にあるこちらのお店です。ホテルを早く出すぎて開店待ちしてたところです。

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 このお店は地方の商店街らしい、やや活気に欠けるこの白子駅前にあって、異彩を放っています。実は昨年も訪れたのですが、とても気に入ったので再訪しました。

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 ギネスを頂いてしまいましょう。グラスはなぜかカールスバーグですけど。

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 チーズ盛り合わせとか。ハチミツとか胡椒入りのオリーブオイルなど、食べ方は自由。

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 となると、ワインが欲しくなりますよね。

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 「肉バル」ですから、お肉がメインです。いろいろな盛り合わせプレートは美しいです。

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 好きな部位のステーキも頂きましょう。何を発注したか忘れてしまいましたが、なかなか美味しかったです。

 人気店らしく、すぐに店内は一杯になってしまいました。店員さんも気さくで居心地が良いです。これで禁煙なら完璧なのですが。


魚萬

 さて次に紹介する店は白子駅前にある昔ながらのお寿司屋さんです。ここは金曜日の夜に訪れました。店構えが以前から気になっていたのですが、なかなか入る勇気がなく悩み抜くこと約2年。今回ようやく意を決して入ってみました。

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 店の外観はこんな感じ。良くある地元に古くからある寿司屋的ですが、看板には寿司だけでなく「うなぎ」も併記されています。さらに奥の白板には「バーベキュー」の文字も見えます。いくら何でも雑食過ぎるだろ! と言うのと、入り口からチラッと見える店内には、常連さんらしいおじさんが一人だけカウンターに座っていたりして、ちょっとドキドキしてしまいます。

 超上級者向きの常連限定のお店だったらどうしよう? あるいは全くやる気がなくて、ロクでもないものばかり出てきたらどうしよう? その上余所者価格でふっかけられたら... とか、悪い想像ばかり頭に浮かびます。しかし、何か本能に訴えかけるものがあって、ここは一度入ってみなくてはなるまい、と思っていました。

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 そんな心配は入って席について3分もするうちに吹き飛びました。大将と女将さんの二人だけで切り盛りしているらしく、接客はとても優しく居心地が良いのです。今日のお勧めメニューなんかも説明してくれて、これはもしや名店かも?と一瞬で思い直しました。

 このお通し的な貝も、なんだか分からないけどとても美味しいです。

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 そしてまずはおつまみで頼んだシメサバ。これだけで大将の腕前とお店の本気度が分かります。これはすごい!美味い!

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 で、おまかせでお願いしたお造り。こんな豪華なお皿がやってきました。三重県沿岸の地物を使ったお刺身だそうです。これはすごい!見た目通りの抜群の美味しさでした。あぁ、日本酒が欲しい!けど日本酒飲んでしまうと明日に差し障りがありそうと言うことで、おちょこ一杯で我慢しました。

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 次は天ぷら。丸いのは穴子の天ぷらです。それにエビとピーマンと、あと何だったかな? 揚げたてのアツアツで出てきます。衣の感じとかちょっと東京とは違う感じでした。

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 そして〆のお寿司。こうですよ、これこそがファーストフードとしての正しいお寿司ではないかと思います。マグロ、イカ、コハダ、エビ、卵、穴子、トリ貝、そして鉄火巻き。完璧です。

 その後あっという間に店内は満席になりました。地元民らしい夫婦、仕事帰りのスーツを着たおじさん達、そしてF1を見に来た私たち、さらにはやはりF1関係らしい外国人まで、実にバラエティ豊かな客層です。

 ビールを発注するその外人さんに、女将さんは怯まず「びん? なま?」と聞いているし、日本酒を発注すれば大将は「シングル? or ダブル?」と言った具合。とても良いお店で、毎年必ず訪れる定番店にしたいと思います。


ICHIGO ICHIE

 続いて土曜日の夜に訪れたお店が、やはり白子駅からほど近い「ICHIGO ICHIE」というお店。看板には「旬菜創作ダイニング」と書かれていますが、ネットで事前に調べた感じではイタリアンかな?と思っていました。

 ランチ営業がメインらしく、夜は金曜日と土曜日しかやっていないという変わった営業形態のお店です。

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 店構えはこんな感じで洒落ています。店内も綺麗で静かに過ごせるカフェ的な感じですが、テーブルは大きいので、レストランとしても十分に使えます。

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 これ何だったかな? 牡蠣を何かで包んで焼いたみたいな感じで美味しかったです。

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 超スパイシーな手羽先とか。1皿3個入りで4人いたので4個に出来ませんか?と聞いたら無理です、と断られたので2皿頼みました。

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 基本洋食ですが、美味しそうな日本酒があったので飲んでしまいました。東陽美人の大辛口だそうです。はじめて飲んだかも。

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 やっぱりお肉は欠かせません。和牛のステーキがあるというので迷わず発注。思ったより小さかったですが、味わいは素晴らしかったです。ワサビが良く合うシンプルなステーキでした。

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 あとは比較的普通の居酒屋メニューな感じ。当初思っていたイタリアンではなかったのですが、看板にあった「創作」の二文字の意味は分かった気がします。


焼肉 籠

 さてF1の決勝も終わった日曜日の夜、旅の〆はやはり焼肉だよねということで、鈴鹿周辺の焼肉店を検索して行ってみたのがこのお店です。駅からは少し離れています。広い駐車場のある大型店で、ファミリー向けなのか、東京にはないタイプの焼肉屋さんでした。テーブルも通路もたっぷりと広めで、新しいのか内装もとても綺麗でした。

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 でもメニューはちゃんと一通り揃っています。お刺身もあります。センマイ刺しとタン刺しを食べてみました。タンは何をどうやって食べても美味いです。

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 もちろん普通のタン塩も美しいです。

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 せっかくなので特上盛りを食べてみます。カルビ、ロース、ハラミだったかな? 厚手で美しいです。

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 カルビとかハラミとか、定番コースを一通り行ってみましょう。

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 焼肉にはやはりマッコリですよね。グラスで頼むとたっぷりきます。

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 〆はサンチュとビビンバを頼んで巻物にしてしまいましょう。

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 店内はこんなことになっていたんですが、見つかると怒られそうですよね。


亀八食堂

 最後は番外編の番外編です。F1日本GPが終わって翌日月曜日は体育の日ということで、ちょっと寄り道をしてから東京に帰ることにしました。その際にお昼ごはんを食べるために立ち寄ったお店があまりにも素晴らしかったので紹介しておきたいと思います。

 場所は亀山です。東名阪自動車道と国道1号線が交差する当たり。レンタカーを借りて観光している間に、お腹が空いてきたのでその場でスマホで検索してみた結果出てきたのがこのお店。すごい人気店とは知らずに(とは言えググって先頭に出てくるのだから人気店に決まってるのですが)、気軽な気持ちで立ち寄ってみました。

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 その名は「亀八食堂」です。どうやらバイク乗りの人達に特に人気があるようです。基本的には鉄板で焼く焼肉やさんなのですが、口コミで広がった名物は「味噌焼きうどん」で、ご当地亀山の名物だそうです。

 お昼はだいぶ過ぎていたのですが、まだ待ち行列が出来る程度には混んでいました。と言っても10分待ちくらいでテーブルに案内されます。

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 そしてテーブルに着いたら即注文。お肉はカルビとホルモンを選びました。そしてもちろんうどんも発注。すると店員さんは有無も言わさず大量の野菜を鉄板の上にぶちまけ、真っ黒なお味噌をボトッと載せ、さらに注文した肉をその上に乗っけていきます。

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 そのまま何の説明もなく店員さんはプイッといなくなってしまうので、後はひたすらまぜこぜしながら肉を焼きます。味噌が溶けてきて野菜もしなしなになり、良い感じになってきました。

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 そしてだいたい食べられそうな感じになったところで、袋に入った懐かしい感じのうどんを投入。

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 さらにひたすら混ぜて、肉の脂と味噌を良く絡めて出来上がり! 炭水化物がうどんと被るのも構わず、これにライスを頼んでごはんと一緒に頂きます。これが美味い! 美味すぎる! なるほど、これは人気が出るのがよく分かります。突っ慳貪な接客はむしろそうであるべきと思えてくるB級グルメ感もぴったり。

 量がよく分からなくて、4人でおおよそ2人前を食べたのですが、お昼ごはんとしてはちょうど良い感じでした。お腹いっぱいになりたければ、もう少し多めでも良かったかも。


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 ということで番外編は終了です。本当は鈴鹿サーキット内で食べたものも紹介したかったのですが、色々気が回らずにサーキット内では食べたものをほとんど撮っていませんでした。なのでそれはまた来年の宿題としたいと思います。

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 鈴鹿サーキット内にはF1期間中に色んな出店が出ていて、それこそ各地のB級グルメ的な屋台が溢れており、それだけでも結構楽しめます。これは木曜日に食べた豚丼。量もたっぷりあって、そこそこリーズナブルなお値段で美味しかったです。

 また来年を楽しみにしています!