酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

毎年恒例焼肉の日大宴会1日目は兵庫の「ポッサムチプ」でおろし&胡椒の焼肉を堪能する

 8月29日は全国的に「焼肉の日」です、毎月29日にやってくる肉の日の中でも、この日は特別です。縁あって関西の焼肉好きな人々と知り合い、神戸で毎年開催される「焼肉の日を祝う大宴会」に参加するようになって、早10年が過ぎようとしています。毎年8月の末は美味しい焼肉を食べるためだけに神戸まで出かけていくようになりました。

 以前は「8月29日はヤキニクの日なんですよ」と人に話すと「なるほど~!」と感心されると同時に呆れられる程度に受けたものですが、今ではTwitterのトレンドワードに出る程度に有名になって、街角でも「焼肉の日!」という言葉を見かけるくらいに市民権を得てきたようです。

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 さて、そんな感じで元祖とも言えるこの有志による焼肉の日大宴会(正式名称はないので表記揺れしています)ですが、今年は当日29日が火曜日と言うことなので、その直前の週末から宴会はスタートすることになりました。

 第1回のお祝いは26日の土曜日の夕方、兵庫駅からすぐ近くにある「ポッサムチプ」が会場です。

 このお店は焼肉の日を祝う宴会では必ず使われる定番のお店。正当派焼肉とはちょっと違って、独特のアレンジに工夫が凝らされた、まさに他では絶対に味わえない焼肉が食べられます。30席ほどのお店は完全貸し切りです。

 当日出てきたお肉を全て網羅するため、以下焼肉の写真が延々と続きます。

まずは肉刺しから

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 乾杯はとりあえずの生... ではなく瓶ビールとここでは決まっています。毎年この段階から趣向を凝らしたビールが出てくるのですが、今年は一番搾りの地元産、神戸づくりでした。適温に冷やされた瓶ビールって旨いですよね。

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 まずはお通し... ではありません。焼き始める前に生もの(もしくは半生)から始まります。目にも美しい肉刺し5点盛り! 左手前からハート、センマイ、炙りレバー、ゆいてきの昆布締め、そしてチレです。

 生食は規制が厳しいのでなかなかその辺では食べられなくなってきましたが、手間をかければ工夫次第でこんなに美味しく楽しめます。

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 次に出てきた生ものはこんなすごい姿をしていました。近江牛のレアユッケです。こう見えてもちゃんと火を通してあります。そして上に乗ってるどす黒い球体は、卵黄の醤油漬けです。どちらも旨味が濃くてすごい美味しいです(完全に語彙不足)

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 さてこの辺でビールから別のお酒にスイッチです。と言うことで虎マッコリ。泡を吹いてシャワシャワした刺激の強いマッコリです。これ、すごい久しぶりに飲みました。焼肉にとても合うんですよね。

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 そしてなんかすごいのが出てきました。近江牛炙り寿司です。ウニと甘エビが乗っています。肉寿司も今やあちこちで見かけるようになりましたが、私が初めて食べたのは10年前、やはりここポッサムチプでした。そしてここの肉寿司が一番美味しいです。

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 どうやって食べたものか悩みましたが、やはりこうやって肉を下から巻き上げてパクッと一口で行きましょう。口の中ではウニが勝つかと思いましたが、近江牛の旨味の方がずっと上手でした。

焼肉の味付けのテーマは胡椒とおろし!

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 4皿目にしてようやく「焼き」に入りましょう。焼きの最初はタンと決まっています。相変わらず神戸の焼き肉屋さんで出てくるタンは分厚いです。

 ちなみに今回のテーマは「おろしと胡椒」でした。写真の数が多くなりすぎるので割愛していますが、全ての肉に合わせてそれぞれ胡椒で味付けし、さらに様々な工夫を凝らした「おろし」が付いてきます。単にタレか塩かだけではないところが、ポッサムチプの特徴です。なお、このタン塩に合わせて出てきたのは春菊おろしでした。

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 続いていきなりホルモン系でハチカブです。合わせて出てきた薬味は赤い柴漬けおろしです。ホルモンと香草系は良く合いますよね。

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 焼きの3品目はテール。赤胡椒おろしが合わせて出てきましたが、これがマスタードみたいな味わいでした。

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 テッチャン! 大好きなんですよね、これ。超絶にジューシーです。薬味はクレソンおろし。でも、そのまま食べても美味しいです。

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 まだまだ焼肉は続きます。お次は”TK”こと、とろけるカルビ。刺しというよりは脂が赤身に溶け込んでいるかのようなピンク色のお肉です。そして背景でボケてしまっていますが、牡蠣のしぐれ煮とホワイトセロリおろしの合わせ技で食べろとの指示。焼肉と一緒に牡蠣もいただくなんて何とも贅沢です。

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 さすがに脂たっぷりのカルビはよく燃えます。

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 中休みでこんなプレートが出てきました。これがこう見えてもナムルなのです。こんなの他では滅多に出会ったことがありません。カルビの脂をうまく中和して口の中や胃袋をスッキリリセットしてくれます。いや、ホントに。

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 ということで、焼肉はまだまだ続きます。この真っ赤な塊肉は厚切りマルシン。赤身の美味しいところがギュッと凝縮しています。

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 このマルシンにはこんな美しいおろしが付いてきました。見た目通りなのですがこれはパイナップルおろしです。酢豚だけでなく、焼肉とパイナップルも良く合います。

ローストビーフを自力で焼き上げる!

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 で、次に出てきたのはこれ。ある意味これが今回のメインディッシュと言えるのかも。巨大で分厚い塊肉が出てきました。かなりガッツリと胡椒がまぶしてあります。

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 もちろんこれも炭火の上でじっくりと表面を焼きます。うん、網目が焼き付いて美しくなってきました!

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 これ、このまま焼き続けるのではなく、途中でこうしてアルミホイルに巻いて休ませつつじっくり加熱していきます。こうすることで何が出来るかというと...

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 これです! 美しいローストビーフ! ちょっと中が生すぎかも知れないですが、しっかり熱は通っています。自作ですから焼きが甘かろうと何だろうと美味しくないわけがありません。

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 これをこんな生胡椒の粒と一緒にいただくと、何とも言えない美味しさです。

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 さらにこちらは梨おろし乗せ! これも何ともさっぱりとして上品な美味しさです。

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 さて、ここでもう一度中休み。これがこう見えてもキムチなのです。水ナスのキムチのせ。瑞々しくてキムチとは思えない食感が楽しめます。

大詰めの大物から〆へ

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 さて、ローストビーフがメインかと思っていたら、さらにこんなすごいお皿がやってきました。お皿一杯に広がる巨大な二つの肉塊。赤い方は近江牛のクラシタ火山、白い方はコテツ火山です。すごーい! これは胡椒だけではなく、見ての通りタレでしっかり味付けしてあります。

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 クラシタは網の上に載せても一杯一杯。焼くのも一苦労です。

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 焼き上がるにつれて、はさみを入れて一口大に切り揃えていきます。

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 そして小さな白米にこうして乗せると... もう美味しすぎます。何度も書いてますが、焼肉オン・ザ・ライスはこの世で一番美味しい食べ物だと思います。

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 コテツ火山のほうはさすがに脂たっぷりのホルモンとあって、良く燃えます。網の上で炎に包まれた肉は美しいですね。やたらに連写してしまいました。

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 ということで、最後は〆のごはんものです。ここにもちゃんとお肉が入っています。近江牛カツの出汁茶漬けです。さっぱりとしていて肉汁と脂が綺麗に洗い流されました。

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 〆はごはんものだけじゃなくてデザートまであります。桃のリキュールと赤胡椒がかかったアイスクリーム。最後まで胡椒攻めでした。しかしアイスクリームと胡椒という取り合わせも意外に良く合います。というかとても美味しかったです。

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 ということで、焼肉の日を祝う宴会1日目は終了です。生ものから始まり、胡椒&おろしと最後のタレまで全部で9品の肉を食べ尽くしました。お腹はギリギリでしたが何とか最後まで残さずに全て食べきることが出来ました。

 さて、焼肉の日宴会はまだ2日続きます。ということでまだまだ似たような肉の写真だらけのエントリーが続きます