酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

ビリエットの肉の日スペシャルはもはやイタリアンを超越したラムのスパイシーロースト!

 もう一週間以上前のことになりますが、7月の肉の日もしっかりとお肉を食べてお祝いしてきました。お店はもはや肉の日恒例となりつつある、小岩のトラットリア「ビリエット」です。肉の日限定メニューを出すようになってからはほぼ毎月通ってるような気がします(いいえ、6月は行ってませんでした)。

 さて、ビリエットのシェフは毎月肉の日メニューを考えに考えて、いろいろ工夫を凝らしていますが、7月の肉の日スペシャルは羊肉です。つまりはラム。それをスパイスたっぷりで焼き上げたそうです。ちょうど毎夏恒例の夏バテが始まりぐったりしていたところですが、お肉を食べて元気になろうと言うことで出かけてきました。

 この日は隅田川花火大会が行われたのですが、花火に合わせたかのように夕方から急に雨が降り始めました。浴衣姿の人々が逃げ惑う錦糸町から花火大会とは逆方向の電車に乗り小岩にやってきました! 花より団子、花火より肉です。

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 タイトルに反してトップの一枚はいかにもイタリアンなウニクリームパスタから始めてしまいましたが、ちゃんとタイトルに書いたすごいお肉はあとで出てきます。

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 前菜はいつもの通りおまかせで!と頼むとこんなプレートがやってきました。今回は生ハム尽くしです。もちろん全てビリエット自家製。

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 ハムと言えばモモ肉、モモ肉ハムと言えばプロシュート。その他にも肩とかロースとか、部位によってこんなにも見た目が違います。あ、もちろん味わいも違うのでこれだけたくさん出てきても全く飽きません。

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 付け合わせ的な野菜類とか、付け合わせって行ってしまうのが勿体ないくらいしっかりしています。これだけで一皿500円しても不思議はありません。そんなこんなを一人前取り分けるとこんな綺麗なプレートが出来上がります。うっとりする暇もなくバクバク食べてしまいます。

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 いつもならこの辺で白ワインを開けてしまうところですが、今日は以前から飲みたいと思っていたやつを飲んでみることにしました。それがこれ。うむ、レモンサワー?

 はい、レモンサワーなのですがこれがその名も「最強イタリアレモンサワー」なのです。どこかで効いたことあると思ったら、同じく小岩にある「素揚げや」名物の最強レモンサワーと同じ系統のレモンサワーで、大量の冷えたレモンが入っています。

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 以前に「素揚げや」で効いたところに寄ると、ビリエットのシェフとは知り合いだそうで、最強レモンサワーを伝授したとか。しかし味わいはかなり違います。割ってあるお酒は何だろう? それにレモンも違うようですね。イタリアンに合うようにちゃんとカスタマイズされているところはさすがです。

 ビリエット版は小さなグラスで出てきますので、あっという間に飲み干せてしまいます。もちろん中だけ追加できます。それなりに雰囲気のあるイタリアンのお店で「中追加で!」って発注することになるとは思いませんでした。最期はお水を追加してもらってチェイサー的なレモン水にもしてもらえます。

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 プリモはいつも迷ってなかなか決まらないのですが、今回も揉めた結果やはりこれは外せないでしょと言うことで「北海道産ムラサキウニと三陸産ホヤ、オーガニックレモンのスパゲッティ」にしました。ウニ&レモンはわりと定番ですが、大粒のウニがこれだけたっぷり乗ってる上になんとホヤまで入ってるという贅沢な一品です。

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 パスタは一皿だけでは足りないのでもう一品行きましょう。と言うことで二皿目は「3種類の自家製カラスミと千葉県産枝豆の手打ちパスタ "タリオリーニ"」です。一見トリュフか!?と思ってしまったのはカラスミ。このしょっぱさが爽やかで暑い夏にはぴったりです。

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 そうこうしているうちにテーブル脇に小さなカートがやってきました。うわ、なんかすごいものが載ってる!すでにだいぶ切り取られた後ですが、これが本日肉の日スペシャル「ラムの骨付きモモ肉スパイシーロースト」です。

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 要望の量に合わせて、テーブル脇で観衆の元、シュラスコ風にカットされていきます。なにこれ格好イイ!

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 一応、250g単位と言うことになっていますので、我々は4人で500g発注してみました。だいたいこんな感じの量になります。美しすぎる!

 切り取ったラム肉はそのままテーブルに置いて行かれるわけではなく、一度厨房に引き取られていきました。

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 さてその間にもう一つ発注しておいたお肉が出てきました。見ての通りボルケッタです。これは肉の日スペシャルではなくレギュラーメニュー。添えられているのは「夏野菜のクスクス」で、これはさきほどのスペシャルラム肉用。

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 ボルケッタにかぶりつきたいところですが、眺めるだけで我慢してラムが戻ってくるのをしばし待つことにしましょう。いやいや、見てるだけでジューシーさがにじみ出てるのが分かりますね。

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 さて、お肉にはやはり赤ワインだろうと言うことで、レモンサワーからスイッチ。

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 そして先ほどのラムのスパイシーローストが盛り付けられてやってきました。

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 先ほどのボルケッタや夏野菜のクスクスともども取り分けるとこんな感じのこれまた美しいプレートが出来上がります。ラムはとりあえず一切れ乗せただけで、もっとお代わり可能な程度にたっぷり量はあります。

 なお、真ん中に乗っかっている緑の葉っぱは追加トッピングのパクチーです。というのも、このラム肉は「スパイシー」と名前が付いてるように、非常に多くのスパイスが染みこんでいるのです。そのスパイシーさがパクチーとは良く合う、ということになります。

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 美しいピンク色をした切り口からは分かりませんが、ターメリックなども効いていて、その名の通りかなりスパイシーな風味でした。これにパクチーを載せてクスクスと一緒にいただいていると... ん?ここはイタリアンだったよな? と不思議な気分になってきます。

 シェフ自身が、美味しい肉料理を作るために集中しすぎて、もはやイタリアンではなくなってしまった、と自ら言ってました。うん、問題ない!

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 さて、たっぷりお肉を堪能した後はドルチェをいただきましょう。今回は「フィレンツェ風りんごとアーモンドのケーキ」にしました。しっとりした甘さが口から喉から胃まで染み渡ります。

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 そしてイタリアンを食べた後は食後酒をいただかねば。グラッパも各種揃っていて、どれにするか目移りしてしまいますが...

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 結局今回もボッテガにしてしまいました。だいたい透明なお酒というのは古今東西ヤバいものと決まっています。ですが、グラッパは不思議と悪酔いしませんね。まぁ、ガブガブと際限なく飲むものではなく、さいごに一杯小さなグラスで飲むだけですから当たり前か。

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 ということで、今回も完璧な肉の日でした。いえ、ビリエットは肉の日ではなくても、最高のイタリアンをリーズナブルに、そして気軽に楽しめる名店です。