酔人日月抄

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最新クリーンディーゼルの燃費はどのくらいなのか? PEUGEOT 308SW GT BlueHDi 納車1ヶ月目のいろいろ

 PEUGEOT 308SW GT BlueHDiが納車されてから1ヶ月経ちました。やはり新車ですから嬉しくて遠出を繰り返したり、時間があると無意味に近所を走らせてみたりして、この1ヶ月の間にODDメーターは早くも1,900kmを超えました。買う前にじっくり試乗して理解したつもりでいても、実際にこのくらいの距離を走ってみないと分からなかったことや、、色々と新たな発見なども出てきます。

 私のPEUGEOT 308SW GT BlueHDiが搭載する2Lディーゼルターボの一番の特徴と言えば、大トルクによる余裕のある走りと優れた燃費のバランスです。走りの力強さはもう十分に体感していますが、燃費のほうは実際にどうなるのでしょうか?

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 さらに、いろいろと自分好みにカスタマイズをしたり、早くもトラブルか!?みたいな経験もしましたので、納車1ヶ月記念ということで、その辺の細かいインプレッション等をまとめておきたいと思います。

燃費は現時点で16.9km/L

 まずはなんと言っても燃費です。PEUGEOT 308SW GT BlueHDiのカタログ上の燃費は、JC08モードで20.1km/Lとなっています。車重の違うハッチバックとなぜか同じだったり、1.6リットルのBlueHDiを積むAllureと0.9km/Lしか変わらないなど、怪しいところがあるのですが、実力はどうなのでしょうか?

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 この写真は見ての通り走行距離1888kmに到達した時点での車載燃費計による表示です。これによると、これまでの燃費は16.9km/Lとなりました。最上段は平均車速です。45km/hですからそれなりに高速道路の走行を含んでいます。

 給油は既に2回ほどしていますが、満タン法による計算でも燃費は16.9km/Lなので、車載燃費計はかなり信用できそうです。走行パターンで分けてみると、高速ではカタログ値通りの20km/L近くを叩き出す一方で、街乗りだと13km/L台まで落ちるようなイメージでしょうか。今の時期はエアコンフル回転で、アイドリングストップもほぼ出来ない状況なので、街乗り13km/L台というのはほぼワーストケースと言えると思います。

 207SWは街乗り10km/L以下で高速で14km/Lを超えるくらいでしたので、車格が上がって走りも力強くなった上にこれだけ燃費が良くなったのだから素晴らしいです。さらに軽油はガソリンと比べて単価が安いので、コスト面ではさらに大幅低減しました。207SWでは1km走行あたりの走行コストが10円を切ることは滅多にありませんでしたが、308SWでは普通に6円台が出せます。

 総合的に燃料費という面では半減近くなるかもしれません。これは素晴らしい!

DPF強制再生は起きていない?

 最近のディーゼル車は排気に含まれる小さな粒子(=PM)を外にまき散らさないようにするため、必ずDPFを搭載していますが、ここに煤が溜まってくると、強制的に排気温度を上げて煤を焼くという作業(=DPF強制再生)が必要になる場合があります。この場合、必要以上にエンジンを回さないといけなくなったりして、燃費に悪影響を与えると言われています。

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 説明書には、必要になった場合には警告灯が点灯すると書かれているのですが、私はいまだこの警告灯を見たことがありません。高速道路をそれなりに走ってるので、その間に燃焼してしまっているのかも?

 今後ややドライブ熱が冷めてきて、街乗りばかりするようになったときどうなるか?がポイントになりそうです。この点についてはもうしばらく様子見が必要です。

エアコン効きすぎて水が垂れてくる?

 さて次はちょっとしたトラブルです。いえ、結論から言うとトラブルではなく「仕様」ということになってしまいました。

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 何が起きたかと言えばこれです。ちょっと見づらいかもしれませんが、運転席の左足元のフロア周辺の様子。とある暑い日中、目的地まで走らせて車を降りようとすると、左足元が濡れているのに気がつきました。良く見てみると、どこからともなく水滴が滴り、フロアマットの隅っこを濡らしているようです。なんじゃこりゃ?

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 ということで、納車から3週間目の週末、早速原工房さんに持ち込んでみてもらいました。事前の予想ではエアコンのドレイン周辺からの水漏れじゃないかとのことでしたが...

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 チーフメカニックさんが早速見てくれます。手際よくセンターコンソールあたりのカバーをバキバキッと外して、中を覗き込みます。

 その結果「水漏れはない」とのこと。じゃぁあの水滴は何?どこから来るの?

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 チーフメカニックさんによるとこういうことです。青丸で囲った部分はエアコンの一部。この辺には冷媒でも通っているのか、エアコン動作中はここがかなり冷えて、気温と湿度によっては結露が生じるようです。その結露が多いと水滴となって滴り、撥水性のある絨毯の上を転がってプラスチックカバーを伝い、足下に落ちてくると。赤丸で囲ったのが水滴です。

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 ちょっと引いてみてみるとこんな感じです。こうしてみると、むしろ手前の電子部品類を避けて、わざと足下に落ちるようにしてるんじゃないかと思えてくるくらいに絶妙な感じです。

 そうは言っても運転席の足下に水が垂れるのは普通じゃないだろ、ということでメーカークレームに出してもらったのですが、メーカー側の返答は「308はそういうものなので何ともなりません」とのつれないものでした。まだ新車なのでこうなると原工房さん的にもどうしようもありません。うーん、ネットを検索してもあまりこの件は引っかからないのですが、本当に「こういうもの」なのでしょうかね。

 温暖化が言われてるにせよ、東京の気候はこの10年そんなに変わってるとは思えませんが、306時代も207SWもこんなことはなかったのでちょっと納得行かないですが、まぁ仕方ありません。そういうものだというならそのつもりで様子を見たいと思います。

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 ちなみにエアコンには温度や風量の設定の他に、基本的な強さに関する設定があって、もちろんデフォルトはNormalになっています。弱めたり強めたりすることが出来ますが、基本的に日中に35℃近くなる猛暑日でも、Normalのままで十分に効きます。

 そう言えばエアコン吹き出し口付近も、うっすらと結露するんですよね。さすがにそこは水滴になって滴ることはありませんが。効かないエアコンよりはいいということにしておきましょう。

ウィンカー音をカスタマイズする

 308にはi-Cockpitというタッチパネル式の集中コンソールが搭載されているという話は何度か書きましたが、そこではオーディオやナビやエアコンの操作をする意外に、車両の様々な状態を表示したり、設定をしたりすることが出来ます。

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 例えば灯火類の設定画面だとこんな感じ。308のグラフィクス付きで何がどうなるかを見ながら各種機能のON/OFFを変更できるという親切さです。今の車はデジタルガジェットだな、という感想をどこかで書いた気がしますが、そう思う由縁はこういう部分にあります。

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 こういうのはとりあえず触ってみる主義なので、あちこちメニューを開きつつどんなことが出来るのか眺めているときにこういう画面に行き当たりました。オーディオというかスピーカー関連の設定に紛れていた"Sound Effect"というタブに出てきたのがこんな画面。"Polyphonic tones"とはなんぞやと思ってやってみると... これがなんとウィンカーのカチカチ音を変えられるメニューなのです。

 あらかじめ設定された4つの音から選べるようになっており、デフォルトは"Classic"です。オプションで"Crystal symphony"、"Urban rythmik"、"Jungle fantasy"という選択肢があります。名前からは想像できないので実際に設定してみて音を聞いてみましょう。

 設定を変えながら4種類の音を順番に鳴らしてみました。Classicはさすがに普通ですが、それ以外はなかなか面白いです。こうなると、自分で音源を用意して好きな音に入れ替えてみたいと思いますが、さすがにそれは出来ないようです。

 ということで、今のところ"Jungle fantasy"を採用してみました。ウィンカー使うたびに パココッ! って鳴るのでにやっとしてしまいます。飽きたら元に戻すかも知れません。

FABナンバー

 プジョーの新車を買ったらまずチェックするのはFABナンバーと決まってます。308SWの場合、運転席側のBピラーにタイヤ空気圧指定のシールとともに貼ってありました。
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 これです。右に5行に渡って並ぶ謎の暗号文字列の一番上がFABナンバーです。上5桁が製造年月日を、下2桁は製造工場を表しています。

 製造年月日の読み取り方は、1976年11月9日を「1」とした積算日数で表されています。私の308SWのFABナンバー上5桁は「14639」ですので、先ほど書いた公式に従って計算してみましょう。

 1976年11月8日 + 14639日 = 2016年12月7日

 と言うことになりました。昨年の年末生産で、冬の間に船に乗って日本にやってきたようです。即売されずしばらく日本で在庫になっていたんでしょうね。ちなみに12月7日というのは、私自身の誕生日に非常に近くて、特に親近感がわいてきます(A^^;

 なお、下二桁の工場コードですが「89」というのがフランスのソショー工場と思われます。右ハンドルの308は全車ソショーで生産されてるはずなので、これはまぁ当然の結果です。ちなみに207SWの工場コードは「81」でポワシー工場産でしたっけ。306はどうだったか忘れてしまいました。

早くもホイールに傷をつける

 そしてもう一つ、戒めのために書いておかなくてはならないことがあります。納車から一ヶ月、まだほとんど新車と言える状態なのに、早速傷をつけてしまいました。

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 と言うのは、ボディではなくホイールに。場所は右リアです。扁平率40で18インチという大径ホイールを履いている以上、いつかはこうなる宿命にあるとは言え、実際にやってしまうとガッカリします。

 当てたのは縁石等ではなく、コインパーキングのロック版を動かす装置が入った箱の部分。緑の塗料が付いているのはそのせいです。通路がかなり狭いコインパーキングだったので、出るときに早めにステアリングを切ってしまい、リアを引っかけてしまいました。相手がコンクリートではなかったので、軽症で済んだのだろうと思います。

 今後は気をつけたいと思います(´・_・`)

AdBlueの補給はいつ?

 ということで、ここ1ヶ月間はこんな感じで快調に走っています。プジョーのBlueHDiエンジンはNOx対策に尿素SCRを使っていますので、通常の油脂類とは別にAdBlueという排ガス対策用の液体を定期的に補充する必要があります。そんなにしょっちゅうメンテナンスしないといけないものではなく、目安は10,000kmまたは1年となっているので、よほどの長距離走行しないかぎり、毎年の点検時に補充してもらえば問題なさそう。

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 一応、残り2,400kmほどになると警告灯が付くそうです。ということはまだ5,000km以上先のことになりそうですが、今のペースを考えると、それは12ヶ月点検を待たずに意外に早くやってくるかも知れません。補充したからどうなるわけでもないのですが、ディーゼルならではの作業ですし、初めてのことなのでちょっと楽しみです。

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