酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

大阪の野田で美味しい焼肉と地獄谷の飲み屋街をハシゴする

 先週は珍しく泊まりがけで大阪へ出張に行ってきました。 仕事は順調に終わり、さて夜は飲みに行こう!という仕事仲間の誘いを振り切って目指すのはもちろん焼肉屋さんです。

 神戸や大阪など関西大都市圏は焼肉屋さん天国で、東京ではなかなかお目にかかれないレベルの高い焼肉が気軽に安く食べられます。と言うことで、あらかじめ大阪の焼肉友達(ってのも変な言葉ですが)に声をかけて、良い店に連れて行ってもらうことにしてありました。

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 と言うか、実は目当てのお店は決まっていて、昨秋に開業したばかりのお店が尼崎にあるので、そこを目指していたのですが、なんと店の前まで行ってみればその日は定休日となっています。がっくり肩を落とし、次善の策で向かったのが尼崎から梅田方面に少し戻った野田駅です。ここにすごく渋い焼肉屋さんがあると言うことで、連れて行ってもらいました。

 さらに野田には「地獄谷」と呼ばれる超上級者向けの飲み屋街があります。焼肉の後はそこへ突撃してみることになりました。明日の仕事なんて気にしない!

あまがさきポッサムチプ

 最初に目指していたお店は「ポッサムチプ」です。兵庫にある「ポッサムチプ」の尼崎店で、昨秋に開業したばかり。実はこれもまた神戸の焼肉仲間の一人がオーナーとして開業したお店です。

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 開店以来、一度も行けていなかったので今回はチャンス到来!と思っていたのですが、ビルの1階にある巨大な看板の電気は消えたまま。おかしいな?と思ってるところでばったり出会ったのは当のオーナーでした。彼曰く「今日は定休日やねん。なんで今日来るん?」とのこと。しまった!定休日のチェックはお店に行くときの基本中の基本だった...。

 ということで途方に暮れているばあいではないので、同行してくれた友人の提案で野田へ向かうことにしました。

焼肉 萬兆

 阪神野田駅からはやや距離があるのですが、JR野田駅からは徒歩数分。飲み屋街でも繁華街でも何でもないところに忽然と現れた、焼肉屋さんの看板。お店は階段を上った2階にありました。

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 雑居ビルのこんな狭い入り口で中が見通せず、友人曰く、最初に入るときはかなり有機が必要だったとのこと。なるほど、初見でここに入るのはなかなか難しいかも。

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 中はカウンターとテーブルが4つ。アットホームという言葉がぴったりな感じの明るく清潔なお店です。火曜日とは言え午後7時半過ぎだというのに、お客さんはゼロでした。老夫婦が二人だけで切り盛りしているようです。

 ということで、席についてとりあえずの生ビール。グラスがキンキンに冷えていて最高です。暑い夏に飲むビールは本当に水のように喉を通ってしまいます。

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 メニューは実にシンプル。サッと焼いてサッと出ていく、焼肉のファストフードのようなものかも。友人曰く、それでもなかなかここのお肉は美味しいとのこと。期待が高まります。

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 まずはタン塩と決まっています。いやいや、こんんあ分厚くて大きな切れ端が6枚も。こういうのが普通に出てくるところがすごいです。

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 焼きは無煙ロースター的なコンロがテーブルに作り付けてあります。が、焼いてるうちに店内が結構モクモクになりました。焼肉の煙に慰撫されるのは大歓迎ですけど。

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 美しいストライプ模様の入ったタン。ものすごく美味しかったです、やはりこれはなかなか東京では食べられません。

 それにしても箸上げ写真は難しい...。

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 バラと呼んでいたのはいわゆるカルビ。こんな風に細長く切られていました。

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 ハラミかと思うような色をしていたのは実はロース。食べてみれば赤身牛肉の王道をいく旨味が溢れてきます。

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 それからテッチャン。超ジューシー!

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 でもってツラミ。独特のコクというか味わいがあるんですよね。

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 ビールは何杯でも飲めそうでしたが、やはり焼肉というとマッコリが飲みたくなります。グラスいっぱいに並々と注がれてきました。

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 ロースターはあっという間に肉汁でドロドロに汚れてしまいました。でも美しいです。

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 最後にお代わりとして上ミノを追加。コリコリです。

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 〆に白米に取っておいたロースを乗せて、世界一美味しい食べ物を堪能します。

 これだけ素晴らしい肉を食べて飲んでもたったの5千円。いやいや、大阪の焼肉おそるべし。


酒縁 ゆるり

 さて、焼肉を堪能した後はまだ暑さの残る夜の街を少し歩いて、阪神野田駅方面へ向かいます。もう一軒行って飲んでいこうと言うことになっていたのですが...

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 連れて行かれたのはこんな路地でした。え?ここ?ここ入っていくの?? という感じ。お上りさんな一見客にはとてつもなくハードルが高いです。さっきの焼肉屋さんより勇気が要ります。でもまぁ、考えてみればこういう時代に置き去りにされたような裏路地の飲み屋街というのは、有名無名いろいろと東京にも、その他全国各地にあるんでしょうね。

 ここは「地獄谷」と呼ばれていて、大阪でも有名な飲み屋街だそうです。旅に出た高揚感もあって、最近の減酒は一時休止として、今回は心の赴くままに飲むことにしてしまいました。

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 カラオケスナックみたいなお店をすり抜けて、目当てにしていたのはここ。実はこのお店も焼肉つながりで知り合った知人のお店です。以前は別のところにお店を出していたのですが、数年前にここに引っ越してきたそうです。前のお店には行ったことありますが、地獄谷に移ってきてからは初訪問です。

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 カウンター席がわずか6席ほどの小さなお店。しかも奥の人が帰ろうとしたら、一度全員が店の外に出ないといけないくらい狭いです。でもこの感じが良いですよね。壁と言わず天井と言わず、お酒のラベルが貼りまくられていて、この猥雑な感じに逆に落ち着きます。

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 焼肉をたっぷり食べてきたので、ここではお酒を飲みましょう。と言うことで最初の一杯は神戸ハイボール。これ、その辺のチェーン居酒屋で出てくるハイボールとは全く別物。ウイスキーの旨味が際立っていて、香りも最高。何というか、自分の語彙では説明できない美味しさでした。

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 一応、おつまみにクジラベーコンを頼んでみました。

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 なおこの日、私たちが到着した時点で店内はわりと混んでいました。しかも私を除いて地元の面々はほぼ顔見知りみたいな状態。その常連さん達がほぼ全員頼んでいたのが、この焼酎のトマト割り。

 トマトはアルコールの分解に良いらしいですからね。少しは明日のことを気にして、私も飲んで小谷ことにしました。なお、このトマトジュース缶1本で中(焼酎)を追加お代わりできます。もちろん、ホッピー並みに中3外1でも良いかも。

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 地獄谷の飲み屋さんは、ササッと飲んですぐに次の店に行く、みたいな飲み方がスマートということだそうですが、私たちはちょっと長居してしまいました。ということで、あと一杯だけ... で頼んだのが、見慣れない「キンミヤ能勢サワー」なるもの。キンミヤ焼酎は良いとして、この昭和な瓶に入った能勢サワーというのは何者なのでしょう?

 飲んでみたらただの探査引水ではなく、甘みがあってさっぱりした味わい。サイダーのような飲料ではなく、地元大阪の酒造会社が焼酎を割るために造っているものだとか。なるほど、これは夏にぴったりな爽やかなサワーが楽しめます。これも本当は中をお代わりするところなのでしょうが、これ以上飲んだらまずい感じだったので、中1のまま1本飲み切りました。

 ということで、大阪の夏の夜は更けていきます。
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 土地勘のないところでしたが、野田から梅田はすぐ。間違えたり乗り過ごすこともなく、無事にホテルまで帰り着きました。翌日? よく覚えていません(A^^;

能勢ミネラルソーダ24本

能勢ミネラルソーダ24本