酔人日月抄

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PEUGEOT 308SW GT BlueHDi を発注しました

 車を買い換えることにしました。プジョー306から現在乗っているプジョー207SWに乗り換えたのは2011年の9月ですから約6年弱前のこと。走行距離もたったの25,000km程度ですし、特にトラブルがあるわけでもないのですが、なんとなくある日ふと「車買い換えたいな」と思いついてしまいました。前回もそうでしたが、私の場合車の買い換え理由はこうした漠然とした「気持ち」で決断することが多いです(6年ぶり3回目)。

 その「気持ち」の背景には207SWに対して「この車はもう良いかな?」と思ってしまったのと、「あの車良さそうだよね?」というのが同時に来た感じです。こうなると抵抗するのはなかなか難しいです。

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 でその「あの車」とは何か?と言えばプジョー308です。デビュー以来3年近く経っていますし、これまでに街角でも見かけることはありましたが、なぜか今になってピンときてしまいました。

308は306の正統な後継車である

 いえ、これは多分私の勝手な思い込みで、プジョーファンな人々にはそれぞれいろいろな意見があるでしょう。206から207、あるいは307や先代308(いわゆるT7)へモデルチェンジしていく中で、プジョー社のデザインはキャブフォワードで背が高く、全長は長く、幅は広く、ライトは大きく、フロントフェイスの押し出しは強く... といった方向へ向かっていたのは、時代の要求であり流れだったのだろうと思います。

 そして208が大幅なダウンサイジングを果たし、新しい308(いわゆるT9)はオーソドックスなハッチバックのスタイルに戻ったのも、ドイツ車などのライバル勢と同様に、そういう自動車デザインの流行の中にあるだけだろうと思います。

 でも306に強く魅せられた一人のプジョーファンからすると、新しい308には306の面影をどこかにないか?と探してしまいます。それはフロントランプにあるのか? Aピラーの角度なのか? リアゲートのフォルム? あるいはボディサイドに刻まれたプレスラインなのか?

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 フォルクスワーゲンやアウディなどのドイツ車と見分けが付かないとか、地味すぎて個性がないとか、そういった指摘も事実でしょう。でも、プジョー好きから見るとやっぱりプジョーは戻ってきたな、と思うわけです。いや、思いたいのです。

 そしてそんな308もそろそろマイナーチェンジの時期を迎えました。と言うことは、そろそろ買い時かな?と思ってしまったわけです。なぜか私はモデル末期、モデルチェンジの境目の在庫車ばかり乗り継いできたわけで、急に車(プジョー)を買いたくなるのはこういうタイミングばかりなのです。


 マイナーチェンジ後の308は本国発表され、いろいろな確定情報が流れてきています。顔つきなど、いくつかの点では現行の方が良いと思う点もあるし、ATなどは新型の方が良さそうです。日本導入がいつになるのか分かりませんし、車に関しては「欲しいと思ったときが買い時」を実践してきていますので、今回もそれに素直に従いましょう。

ハッチバックかステーションワゴンか?

 ちなみに目当てはハッチバックではなくステーションワゴンのほうです。そんなに荷物を積むことは希ですが、ホイールベースが長く、従って後席が広くて広大な荷室は、友人達を乗せてスキーに行くときに便利だし、写真の道具を積み込むにも余裕があるのは何かと助かります。三脚だけでなく、最近は脚立を積み込んだりするようになっているので。

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 207を買うときにハッチバックではなくSWにしたのは、単純に207のサイズでは積載容量がSWじゃないと足りないと思ったからでしたが、そこで一度ワゴンの便利さを知ってしまうと、いくら車格が増してハッチバックでも積載量は足りると言っても、なかなか元には戻る気になりません。

 それに新しい308はデザイン的にも、ハッチバックの後部を無理矢理延ばしたような取って付けた感はなく、最初からワゴンスタイルを込みでデザインされていることが窺え、ハッチバックに負けず劣らず格好いいですから。

時代はクリーンディーゼル

 今ごろになって308にピンときた理由はもう一つあって、それは昨年夏からプジョーもとうとうクリーンディーゼル車を日本に導入したこと。EUの環境基準ユーロ6に対応した「Blue HDi」なるクリーンディーゼル搭載車がいつの間にか正規輸入されていることに最近になって気づきました。


 日本では伝統的に余りイメージの良くないディーゼルですが、ヨーロッパでは普及していますし、マツダのSkyactiveによって、日本でもエコ&クリーンなエンジンとしてディーゼルの認知度も上がってきています。

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 プジョーは本国およびEUではディーゼル搭載比率の高い自動車メーカーです。「フランス車のエスプリを味わうにはディーゼル!」というのは言い過ぎかと思いますが、単に燃費だけではない理由でディーゼルにも興味を持っていました。

 それが、ラインナップの端っこに古いディーゼルを積んだニッチグレードとして追加したのではなく、最先端のクリーンエンジンとして、今後の主力エンジンにしようという勢いで導入されたわけで、これはちょっと試してみなくては!と思い立ちました。

 いや、この時点で「試してみる」というのは「乗り換えてみる」をほとんど意味していたというのが実情です。

AllureとGTの両方を試乗してみる

 308のディーゼル版には1600ccのBlueHDiを搭載したAllureと、2000ccのBlueHDiを積んだGTという2種類のグレードがラインナップされています。

 Allureにはガソリンの1.2リットル3気筒ターボのPureTECHエンジン仕様と、1600ccディーゼルターボのBlueHDi仕様があります。 

 一方でGTにはガソリンエンジンはなく、2000ccターボBlueHDiのみとなっています。そう、スポーツカーではなくグランドツーリングカーなんですよね。

 でも「フランス車のエスプリを味わうにはエントリーグレード!」というのもまた言い過ぎかも知れませんが、まぁコストや使い勝手などいろいろな面で現実的には、1600cc版のAllureの方が当然本命と思っていました。試乗するまでは。

 試乗したくなって原工房さんに連絡したら、GTとAllureの両方を用意してくれました。感覚と思い込みだけで車を買う以上、あまり真剣に比べるつもりはないのですが、せっかくだから乗り比べてみましょう、ということで、本来は興味を持っていなかったGTに乗ってしまったのが運の尽きでした。

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 自分の好みではないと思っていたハイパワー仕様車ですが、その溢れるような低速トルクと地を這うようなスタビリティ、一方で荒れた路面でもゴツゴツ言うことなく乗り越えていくしなやかさに、ほぼ一目惚れ。これでJC08モードの燃費が20km/Lを超えているなんて!

 その後Allureにも乗ってみました。ディーゼルならではの低速トルクは十二分だし、脚はより一層しなやかだし、燃費もさらに良いはずだし、あらゆる点でバランスが良くて308らしくて、コスト的にもリーズナブルなのはこっちに違いありません。でも私はもはや2000ccのBlueHDiエンジンの力強さに魅了されてしまったのです。

 GTはブレーキも強化されておりインチダウンの余裕もほとんどありません。これは冬にスタッドレスを買うときにいろいろ困ったことになるかも知れません。でも仕方ありません。解決不可能な問題ではありませんから、寒くなったら悩むことにしましょう。

 私にとって車を持っていることは半分は趣味みたいなものですから、運転して嬉しい、楽しいというのが最重要です。...と思い込むことにしました。

 なお、今回のエントリーに使った写真は、試乗させてもらった308SW GT BlueHDiです。試乗に関しては原工房さんにかなり我が侭を言って、普通のディーラー試乗ではあり得ない長時間にわたって試乗させてもらうことが出来たおかげで、思いつきの買い物とは言え、かなりじっくりと検討し納得することが出来ました。

PEUGEOT 308SW GT BlueHDiを発注する

 ということで、その後すぐに色を決めてオプションを決めて発注書にハンコを押してしまいました。

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 選んだ仕様の車両は既に日本に在庫車があると言うことなので、船便を何ヶ月も待つことはないですが、期末で工場が混んでいるようなので今のところ納車日は確定していません。

 306に乗っていた頃は年間8,000kmくらい走っていたのに、207SWでは距離が伸びず年間4,000kmそこそこになっていました。年齢とともに生活が少しずつ変わってきたこともありますが、それでも車やドライブに関する情熱がやや冷めていたのは事実だろうと思います。

 308SWはGTカーとして今までよりも長距離を楽に走れそうですし、306時代並みにドライブそのものを楽しむようになれたらな、と思っています。それはもう一つの趣味にとっても良いことなはず。308にカメラを積んであちこちに出かけ写真を撮りに行きたいと思っています。

 納車されたらまた"のろけ"エントリーを書きたいと思いますので、よろしくお願いします(A^^;

ニューモデル速報 インポート Vol.46 プジョー308のすべて

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