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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

今帰仁城跡 〜 美ら海水族館 〜 フクギ並木 〜 読谷村:沖縄の世界遺産を巡る旅 2017(1日目)

旅行 百名城 PENTAX K-1 DFA24-70mmF2.8ED SDM WR

 今冬はニセコに行けなかった代わりの旅行として沖縄へ行ってきました。私にとって沖縄は5年ぶり3回目です。前回は友人の結婚式に絡めての1泊2日という短期滞在で、いろいろと心残りがあったのですが、今回は3泊4日とそこそこ十分な時間があります。そこで、今回の旅の主たるテーマは大人らしく「世界遺産巡り」とすることにしました。沖縄本島には「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」として、2000年に世界遺産に登録された遺跡が9カ所もあります。それらをこの旅の間に全て回ってきました。

 もちろん沖縄にはそれ以外にもたくさんの見どころ、やりたいこと、食べたいもがたくさんありますので、世界遺産巡りを中心にしつつ、海や食べ物や色んなものを楽しんでやろうと、盛りだくさんなスケジュールを立てました。
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 と言うことで、いきなり世界遺産ではない写真からはじめてしまいます。2記事くらいにまとめようと思いましたが、無理っぽいので1日1記事で時系列に書いていくことにしました。まずは初日編です。始発便で羽田から那覇へ飛び、レンタカーで一気に島の北部を目指します。

まずは腹ごしらえ:沖縄そば街道へ

 那覇から沖縄自動車道を端から端まで走りきり、名護市を抜けて北西の本部半島へ向かいます。最初の目的地は今帰仁ですが、その前にちょうどお昼前の良い時間なので腹ごしらえをすることにしました。八重岳の脇を本部町へ向かって抜ける県道84号線はその名も「沖縄そば街道」と呼ばれており、美味しい沖縄そば屋さんが並んでいます。

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 その中の一軒、本部町の入り口付近の街道沿いにある「石くびり」というお店に入ってみます。外観はこんな素朴な感じですが、中はお座敷もあって結構広いです。そして現地で働く人々が、普通にお昼御飯を食べに来ているようです。

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 もちろん注文したのは沖縄そば。大きなラフテーと独特のかまぼこが載っています。本格的な沖縄そばはほぼはじめて食べたこともあって、ちょっと言葉で表せない素晴らしい美味しさでした。これがたったの600円。

 しかし地元のおじさん達は誰も沖縄そばは食べていませんでした。もっとガッツリ量のある定食ばかり。まぁ、そういうものなのでしょうね。

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 そしてメニューを見てちょっと気になった田芋の天ぷらというサイドメニューも頼んでみました。真四角の天ぷらが出てきたのですが、これが予想に反して甘い! ですがとても美味しくて甘いのにお酒が欲しくなるような味わいでした。

 さて腹ごしらえも出来たところでいよいよ最初の目的地へ向かいましょう。

世界遺産(その1):今帰仁城跡

 そば街道から山道を越えて本部半島の北部へ。そこに今回の旅のテーマ「沖縄の世界遺産」の一つ、今帰仁城跡があります。那覇から一番遠い世界遺産でもありますので、初日に一気にここまで移動してきました。なお、この今帰仁城は百名城にも登録されていますので、スタンプも押せてしまいます。

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 入り口にはこうして世界遺産であることを示す立派な看板があります。曇り空がちょっと残念。

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 石畳の階段の両側は寒緋桜の並木になっていました。最盛期は2月だそうで、既にほぼ散っており、一部の木だけこうしてまだ花が残っていました。

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 階段を登り切って後ろを振り向くと、こんな素晴らしい光景が広がっていました。手前の城郭に囲まれた広場は大隅と呼ばれる兵馬の訓練場。その向こうはもちろん東シナ海。あまり天気が良くなかったのに海は真っ青でした。

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 切り立った山に築かれた城であることがよく分かります。今帰仁城は太平洋戦争による破壊を免れた貴重な城跡で、石垣もオリジナルのままのものが多いそうです。こうした素朴な石積み(野面積み?)も多く見られました。

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 一番奥まで行くと志慶真門郭と呼ばれるエリアに出ます。ここからは高い曲線を描いた石垣が美しく、そして遠くにはまた青い海が望めました。素晴らしく静かで素朴で、沖縄の城跡らしい不思議な空間です。上手く写真には撮れなかったのですが、ここからの景色の美しさはとても気に入りました。

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 今年初の百名城スタンプもゲットです。

ジンベエザメの大きさに驚く:美ら海水族館

 今帰仁城跡から美ら海水族館までは車で20分ほど。ということでこの水族館には初めてやってきました。噂に聞いていたジンベエザメを見てみなくては!

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 平日とあって今帰仁城跡は比較的空いていましたが、ここはさすがに大人気スポットとあって、多くのお客さんがいます。それでも本当に混んでるときはこんなものではないのでしょう。

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 やはり沖縄の水族館ですから、メインの水槽はトロピカルな雰囲気が漂っています。

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 もちろんミズクラゲとか、

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 チンアナゴとか、東京の水族館にもいて大人気の生き物たちもいましたが、これはほんのおまけ。

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 美ら海水族館の見所はここです。「黒潮の海」と名付けられた巨大な水槽。巨大なエイも悠々と泳いでいますし、それに... なんかデカいのがいる!

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 ということで、トップにも貼りましたが正面からこの巨大水槽を見るとこんな景色が広がっていました。すごい! そして斑点模様を身体に纏ったジンベエザメ! これはデカいし格好良い!マンタが小さく感じられるしおまけに見えてしまいます。

 しかもジンベエザメは2頭いて両方とも全長8m越え、体重は5トン近くあるとか。それが本人達はどう思ってるか分かりませんが、ゆったりと泳ぎ回っています。これはここまで来て一見する価値があると思いました。しばしここでボカーンとして水槽を眺めていました。

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 顔もよく見るとかわいいですです。

水牛車に揺られる:備瀬のフクギ並木

 さて、美ら海水族館まで来たらもう一つ寄っておきたいところがあります。それが「備瀬のフクギ並木」です。ここは美ら海水族館から本当に近くて、車に乗ると5分ほどの距離。フクギ並木に囲まれた古い民家が並ぶ集落で、とても静かで離島に行かないと見られないかと思っていた沖縄の原風景がそのまま残っているかのようです。それが美ら海水族館のすぐそばにあるなんて!

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 さて、フクギ並木はそれなりに広いエリアなので、駐車場付近にはたくさんのレンタサイクル屋さんが並んでいます。しかし私たちは別のものを目当てにしていました。それがこの水牛車。これも離島のイメージがありましたが、このフクギ並木を水牛車でゆっくり回ることができます。

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 1グループ4人まででわずか2000円という安さ。20分ほどでてゆっくりと狭いエリアを一周するだけですが、十分に楽しめます。

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 こんな狭い生け垣とフクギに囲まれた路地を行ったり...

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 水牛さんの角張ったお尻を眺めながら揺られていると、本当に時間がゆっくり流れていくようで癒やされます。

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 私たちの乗せてくれた水牛さんの名前は「さくら」です。女の子でしょうかね。

 水牛を牽いてくれたおじさんがまた口数の少ない木訥とした方で、あまり多くを聞けませんでしたが、それがかえってこのゆったりした風景と空気に合っていて、変に観光地ズレしてないところが良かったです。

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 もちろんフクギ並木は実際に人が暮らす地域ですし、本来観光地ではないのでしょう。もっと時間をかけてゆっくり歩いて巡るのも良いと思います。

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 観光して回ってお腹が空いてきたのでおやつを食べました。かき氷のように見えますが「沖縄ぜんざい」です。上はほぼかき氷なのですが、氷の一番下には豆が敷き詰められていました。これが小豆のようでいて食感と風味がまさしく「豆」なのです。どこかで食べたことあるはず... と考えて思い当たったのは枝豆です。そんな不思議な味わいでした。

オリオンビールと泡盛で乾杯:夕食はホテル近くの「読谷物語」で

 さて、そろそろ初日の観光を終えて今日の宿泊先へ向かい、夕食を頂くことにしましょう。

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 本部半島から南へ車を向け那覇との中間地点あたり、読谷村の海岸線沿いにある「ホテル日航アリビラ」が初日の宿泊地。プライベートビーチ付きの巨大なリゾートホテルで、部屋も広大でホスピタリティも完璧。旅行会社に支払った料金から考えると、こんな豪華なところに泊まれるのが不思議なくらいです。

 全室オーシャンビューで、本来は海に沈む夕日が見えるはずですが、分厚い雲に覆われていました。残念! それでもやっぱり海は青いです。

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 ホテル周辺はサトウキビ畑が広がっていて何もないのですが、タクシーに乗って約10分ほど行ったところにある「読谷物語」というお店を事前に予約しておきました。全席禁煙で子ども連れお断りの居酒屋さんです。

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 沖縄でビールといえばもちろんオリオンビールです。それを琉球ガラスのジョッキで頂きました。奥にあるデカいのは友人が飲んだ「マッチョ」ジョッキです。約1リットルはいるそうです。

 なお、私はここ最近お酒を控えていたのですが、今回の旅行中だけは解禁することにしました。そういう禁酒に意味があるのかどうか分かりませんが、体調的には何とかうまくコントロールしてると思います。というより、オリオンビールは飲まないわけに行きません!

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 でまぁ、ベタなところですが沖縄といえば「海ぶどう」。本当に美味しいです。というか、今回の旅でお店によって味の違いが分かってくるようになりました。ここの海ぶどうはかなりレベルが高かったです。

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 そしてこれまたベタな「豆腐よう」。東京にある沖縄料理屋さんで何度か食べたことあって、実はあまり好きではなかったのですが、これは美味い! 楊枝でホジホジしながら少しずつ食べていく旨さと言ったらありません。これもまたお店によってまったく味が違います。ここのはかなり上品で落ち着いた味わいでした。

 それから背景でボケていますが、お刺身も頂きました。イカとかマグロは良いとして、沖縄らしい白身として「マタン」という魚のお刺身を食べてみました。かなりの味の薄いさっぱりした魚でした。

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 ラフテーももちろん食べますよね。

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 それからメニューを見ていて気になったのが「やんばる若鶏の唐揚げ」です。名前からして沖縄の地鶏でしょうか。コロッと身の引き締まった小粒な唐揚げは、味が染みこんでいてとても美味しかったです。

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 この辺は有名な泡盛ブランド「残波」の地元。ということで残波は普通の泡盛から古酒までいくつか種類がありました。いや、まろやかな残波の古酒はより一層まろやかで美味しかったです。つい飲み過ぎてしまうのですが、美味しい沖縄料理をしっかりと頂いていると、悪酔いもせずなぜか二日酔いにもなりません。泡盛バンザイ!

1日目の移動ルート振り返り

 ということで、東京からの移動を含む1日目の終了です。


 この日の日中に訪れた目的地の位置関係はこんな感じです。順番はともかく、レンタカーがあれば自由に回れる範囲内にあります。那覇からは約1時間半くらいかかりました。


 那覇を含めた位置関係と全移動経路はこんな感じ。Aが那覇空港、BCDEが重なってるあたりが今帰仁城や美ら海水族館のある地域、そしてFがホテルです。なので那覇から美ら海水族館まで行って、その半分くらいの距離を1日で戻ってきたことになります。やや移動が多い強行行程過ぎたかも知れませんが、各目的地ではそれなりにゆっくりしてきたつもりです。

 さて、この調子で世界遺産を巡る沖縄の旅は翌日も続きます。

使ったカメラとレンズ

 なお、今回の旅行ではPENTAX K-1にDFA24-70mmF2.8を付けていきました。レンズもカメラもこれっきり(iPhoneを除く)ですべてこなしてきました。重たいですがピークデザインのSLIDEをしてるととても楽ちんです。

PENTAX ズームレンズ HD PENTAX-D FA24-70mm F2.8ED SDM WR 21310

PENTAX ズームレンズ HD PENTAX-D FA24-70mm F2.8ED SDM WR 21310

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