酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

羽田空港は都内随一の富士山絶景ポイント!夕暮れの飛行機と富士山を撮りに行く

 先日厚木基地へ出かけてきたばかりですが、やっぱり旅客機を撮りたいなぁと思い、久しぶりに羽田空港へ出かけてきました。クリスマスの3連休で旅行に出かける人も多く、空港は混雑しています。天気も良くて空からの眺めはさぞかし素晴らしいことでしょう。そんな空の旅に思いを馳せつつ、カメラのファインダーの中で飛び立っていく飛行機はどこへ行くのだろう?どこからやってきたのだろう?と想像するのは、旅客機撮影ならではの楽しみです。

 ずっと以前から撮ってみたいと思いつつ、なかなかタイミングが合わずに出来ていなかったことがあります。それがタイトルにも書いた「富士山」です。羽田空港からは西側の視界が開けていて、実はとてもよく富士山が見えます。もちろん空気が澄んでいて、地平線まで雲もなくスッキリ晴れ渡っていなくてはなりません。

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 朝ならば順光で綺麗な青空と白い帽子を被った姿が見られるところですが、早起きは苦手なので夕暮れを狙ってみました。クリスマスの25日は午前中は少し曇っていたのに、午後になるに従ってどんどん雲が取れ、いつの間にか見渡す限り雲のかけらもない全面青空。これは!と思いつき、カメラと望遠レンズをカメラバッグに投げ込み、出かけてきました。

午後:第2ターミナル


 羽田空港に到着したのは午後2時過ぎ。まだ日没まで2時間ほどあります。青空が綺麗な時間帯ですので、まずは海側の第2ターミナルへ行ってみました。

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 第二ターミナルからは東京の湾岸部が一望できます。そしてC滑走路が北に向かって離陸で使用されているので、東京スカイツリーとの絡みが撮れます。

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 真正面の真っ青な海は東京湾。その向こうには千葉県の沿岸部がずっと見通せます。

 この機体はANAのSTAR WARS PROJECTのR2-D2バージョンです。恐らくどこか外国から到着したところだと思われます。このB787-9は成田で一度見かけたことはありますが、かなり遠かったのでちゃんと撮れたのは初めて。着陸後の滑走中の姿なのがちょっと残念ですが、BB-8バージョンに次いで2機目のSTAR WARS特別塗装機を撮ることができました。残るはあと2機(うち1機はまだ実就航)。

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 晴れた休日ですからカメラを持った人も多いのですが、この日は特に混んでいるように感じました。しばらくしてその謎は解けます。政府専用機が南の方からやってきました。首相を乗せてハワイに向かうため、どこかの航空自衛隊基地から回送されてきたようです。なるほど、みんなこのレア機を狙っていたんですね。偶然でしたが出会えて良かったです。このB747-400ももうすぐ引退だそうですし。

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 羽田も国際線の本数が増えてきました。アメリカ路線の昼便も開設されたんでしたっけ。羽田でデルタを見るのは新鮮です。ちなみに背後は東京ゲートブリッジです。ゲートブリッジの左側あたりについ最近まで揉めていた、海の森が造られる予定。

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 展望デッキからは滑走路上だけでなく、目の前のスポットにいる機体が間近に見られて、それはそれで楽しいです。787はかなり見慣れてきましたが、機種がシャープでかっこいいですね。

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 空は相変わらず真っ青。風も穏やかでこのままの天気で日暮れを迎えてくれそうです。

夕暮れ:第1ターミナル


 さて、午後3時半になり日の入り一時間前になったので、そろそろ西側の第1ターミナルへ移動しましょう。移動は到着ロビー階にあるバスターミナルで、無料の巡回バスに乗るのが便利です。約5分おきに運行されています。

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 こちらは夕日に対して完全に逆光。ファインダーの中は一面金色の世界です。でもこれはこれで良い感じの絵になります。

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 A滑走路は着陸運用のみ。海の方から次々と到着機がやってきます。で、何となく反り返った翼のシルエットから「また787がやってくるなぁ」と思って追いかけていたら、なんとアメリカンではないですか! アメリカンの787なんて初めて見ました。成田にも就航してるんでしたっけ? その昔、サンノゼ便の777をよく利用していました。羽田からサンノゼに直行できたら、特定業界のビジネス客には便利だと思うんですけどねぇ。

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 着陸する様子を追いかけて、国際線ターミナルの方を向くと、その向こうに富士山のシルエットが。うん、今日は綺麗な夕暮れの富士山が見られそうですね。

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 キャセイパシフィックのB777-300が出発していくようです。夕日が機体に反射して綺麗です。第1ターミナル側からは川崎横浜方面が遠くに見えます。このカットに写っているビル街は武蔵小杉あたりと思われます。

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 もう30分もしないうちに日没を迎えそう。冬至を過ぎたばかりのこの季節、太陽は富士山よりもかなり南側に沈んでいきます。が、今日は天気も良いので富士山にもちゃんと夕焼け空が広がるはず。

マジックアワーの富士山とA350:第1ターミナル


 間もなくして日没を迎えました。これからしばらくはマジックアワー。富士山のシルエットも一番綺麗に見られる時間帯です。

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 A滑走路の向こう側にある国際線ターミナルにもあかりが灯り、夜景らしさも出てきました。で、実はこの日目当てにしていたことが富士山とは別にもう一つあって、それがこのカットの左下の暗がりに写ってる機体。ちょうどプッシュバックをして出発しようとしているところ。タイムテーブルからして日没の時間帯とちょうど被るはず、と思っていましたが、その目論見は見事に当たりました。

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 滑走路に向けてタキシング開始。空に残る夕焼けの光をピカピカの機体に反射しています。先端が大きく反り返った翼が特徴。でも羽田でおなじみのB787ではありません。

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 シンガポール航空が羽田線に定期就航させるようになったA350-900です。世界的にもまだあまり飛んでいないエアバスの最新鋭機。2019年からはJALが導入する予定となっています。暗がりのシルエットになってしまいましたが、とりあえず目的は達成できて満足です。そのうちどこかで乗ってみたいですね。

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 Exifによるとちょうど5時過ぎ。夕焼けの状態と地上の暗さ、国際線ターミナルビルの明るさのバランスが一番良くなったところだと思います。残念なことに飛行機にはまったく動きがありませんでしたけど。いずれにしても羽田ならではの風景で、東京から眺める富士山としては、個人的に3本の指に入る絶景だと思っています。

 羽田はターミナルビルにもいろいろなお店が入っていますし、旅にでるわけでもないのに旅行の高揚感に巻かれることが出来て、楽しい場所だと思います。ちょっと寒いですが、これからは空気が綺麗な季節がしばらく続きますので、天気の良い日はこの絶景を眺めるために遊びに行くのも良いと思います。

日没後


 そのうちに富士山の姿も夜の闇に消えていきました。満足して帰ろうと思ったのですが、ちょっとだけ流し撮りの練習をしていきましょう。

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 暗くてよく分からなかったのですが、これはもしかしたら先月からANAに再導入されはじめたA321-200ではないでしょうか。

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 国際線ターミナルが背景になるので流し甲斐があります。でもこの暗さになってくるとちょっとAFが怪しくなってきます。もちろんそれ以上にブレが抑え切れていないのですが。

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 日没後はDFA★70-200mmF2.8を開放で使いました。200mmは滑走路上を撮るにはやや短いのですが、少しトリミングすることを前提にすれば無理な範囲ではありません。そしてこの暗さになるとF2.8という明るさが何よりも効いてきます。ISO1600に抑えてもそこそこのシャッター速度が切れますから。

 これまで何度挑戦してもまともに撮ることができなかった、夜の空港流し撮りですが、このレンズでなんとなく掴めてきた気がします。いや、今回の結果はまだまだなのですが。K-1並の高感度性能を持ったAPS-C機が出てくれると良いなぁ、と思います。

 本文にも書きましたが、富士山が見えるのは第1ターミナル側からです。第2ターミナルからは東京湾と都心部が一望できます。ターミナル間の移動は無料巡回バスが便利です。国際線ターミナルとの間もバスで移動できますが、もしかしたら京急かモノレールを使った方が早いかも知れません。

RICOH PENTAX 望遠ズームレンズ HD PENTAX-D FA150-450mm F4.5-5.6ED DC AW 21340

RICOH PENTAX 望遠ズームレンズ HD PENTAX-D FA150-450mm F4.5-5.6ED DC AW 21340