酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

Peak Design のカメラストラップ「SLIDE」をPENTAX K-1で使ってみる

 みなさん、ストラップはどんなものを使っていますか? 人気の撮影スポットなどに行った時、周囲で自分同様にカメラを持った人を見ると、さりげなくどんなカメラやレンズを使ってるか確認すると同時に、こっそりとストラップをチェックしてたりします。ストラップなんて何だって良いんだよ!とばかりに、標準添付のメーカーロゴ入りストラップを使ってる人は多いし、そうではなくてサードパーティ製を使ってる人もいます。そしてごくたまに見かけるのはストラップ無し。そう、ストラップなんか要らない、という考え方もあるんですよね。

 私は何となくメーカー標準品を使うのも嫌で、ストラップレスで使うほど割り切れず、なにか良いサードパティ品はないかな?といつも探して、たまに買ってみてはあれこれ付け替えています。好みとしてはシンプルで柔らかくて細身で、ボディに当たってもカチカチ言わず、たすき掛けできるくらい長いやつが好きなのですが、なかなか「これこそが探してたやつだ!」と言えるほど、しっくりくるものに出会えていません。

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 そんな中、ネットをウロウロしているうちに見つけたのがPeak Design製の「SLIDE」というストラップです。上に書いた私の好みとはかけ離れているのですが、どうにも気になって仕方がありません。ならば実際に試してみるしかない、ということで買ってみることにしました。

これまでのストラップ遍歴

 ここ数年で手にしたストラップは恐らく10本近くあると思います。全て紹介するわけに行かないので、今年4月に手に入れたPENTAX K-1でつけたストラップ遍歴だけをまとめておきます。

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 メーカー標準品は嫌だと書いたばかりですが、実は最初に使っていたのはK-1の同梱品。黒地でPENTAXのロゴはグレーの刺繍。PENTAXは伝統的に機種名を入れていません。シンプルなので最初はこれで良いか、とそのまま使っていました。が、もちろん追々気に入ったのを探すつもりで、繋ぎのつもりです。

PENTAX ストラップ O-ST162 38477

PENTAX ストラップ O-ST162 38477

 ちなみにK-1同梱ストラップはO-ST162という型番で別売りもされています。

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 次に付け替えたのがこれ。発売記念のK-1プレミアムデビューキャンペーンでもらった非売品のオリジナル革ストラップ。革製とは言え柔らかくてしなやかで手触りは良い感じ。幅広で使いやすいのですが、何しろPENTAXロゴと、写真には写ってませんがK-1ロゴが白い刺繍で入っています。これがなかなか目立つんですよね...。

 しばらくは気にしていなかったのですが、あるときふと気がついて「これは目立ちすぎ!」という自意識過剰の念にとらわれて取り替えることにしました。

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 次に使ってみたのがこれ。PENTAX純正ながらもカメラ同梱品ではない、長さ調節可能なフリーレングスストラップO-ST842。これ、実はK-3IIの時から使っていて、私の理想には一番近いストラップです。

PENTAX ストラップ O-ST842 伸縮可能タイプ 39739

PENTAX ストラップ O-ST842 伸縮可能タイプ 39739

 K-1くらいの大きさの一眼レフにとってはやや細身過ぎることと、使ってるうちに毛羽立ってくることが欠点ですが、シンプルで長さも十分あって、柔らかくて洗濯も出来るし、なかなか良いストラップです。

 色々試してみて、ダメならこれに戻ってくる... というサイクルを繰り返してるような気がします。

Peak Design SLIDE

 さてそこでPeak Designの「SLIDE」です。いわゆる斜めがけ可能な速写ストラップでなのですが、これどんなものなのか理解するには、とにかく以下のビデオを見て貰うのが早いと思います。


 なるほど、アンカーで取り付け取り外しが簡単で、斜めがけだけでなくネックストラップにもなること、斜めがけして後にカメラを回した状態で安定すること、そして長さ調節がワンタッチで自由自在であること... と言ったあたりが特徴です。

 そしてもう一本。SLIDEがどのようなコンセプトで作られたか、でもビデオがあります。


 私はこのビデオをみて完全にやられてしまい、気がついたらAmazonでポチっていました。とにかくこれは一度使ってみなくてはなるまい、と。

 PENATX K-1のボディ自体はフルサイズとしては小さい方ですが、DFA15-30mm F2.8とあたりのレンズを付けるとかなりの大きさと重量になり、O-ST842ではもはや余裕を持って扱いきれません。それがこのSLIDEだと、撮影中も取り回しもレンズ交換時などにもしっくりくるのではないか?と思ったのです。

www.peakdesign.com
 なおこちらが公式WEBサイト。詳細はここに書かれています。

Slide Summit Edition "Tallac"を買う

 で、早速買ってみました。ストラップとしては高い方ですが、1万円位するかな?と予想していたので、7千円少々という実際の売値は安く感じました。

PeakDesign スライドサミットエディション タラック(ネイビー) SL-T-2

PeakDesign スライドサミットエディション タラック(ネイビー) SL-T-2

 私が買ったのはSummit EditionのTallacというモデルで、通常版SLIDEがブラックのみなのに対してSummit Editionはその色違い版です。

PeakDesign スライドサミットエディション ラッセン(レッド) SL-L-2

PeakDesign スライドサミットエディション ラッセン(レッド) SL-L-2

 ネイビーのTallacに加えて、Lassenという赤系のモデルもあります。

PeakDesign スライド SL-2

PeakDesign スライド SL-2

 なお、こちらが通常モデルのSLIDE。お値段はSummit Editionに対し通常モデルは400円ほど安いです。

 早速届いた製品を見ていきましょう。

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 なかなか立派なパッケージに入ってきました。箱のフリップ裏側がそのまま取扱説明書になっています。

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 内容物はこんな感じ。ストラップ本体、アンカーが4つ、カメラの三脚ネジに取り付けるプレートが1枚、六角レンチ一本と、キャリングポーチです。

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 アンカーはこんな感じ。この細い紐がカメラとレンズの重量を支えることになるわけで強度が心配ですが、非常にしっかりした造りになっています。3層構造で傷んでくると色が変わるようになってるとのこと。変色したらすぐに交換する必要があります。

 三脚座のプレート部はかなり小型で、アルカスイスのクイックシュー互換だそうです。ネジを回すには六角レンチが必要なので付け外しはちょっと厄介。頻繁にやるものではなさそう。私が使ってる三脚と雲台はマンフロット製なのですが、どうしたものか今後検討します。

 あとは、カメラ本体だけでなくDFA★70-200mmF2.8とかDFA150-450mmみたいな大型の望遠ズームを使う場合に、レンズの三脚座側にも付けておくと便利なのかも。

 あるいは、上のビデオを見てもらうと分かる通り、ストラップの付け外しも自由自在なので、カメラボディごとにプレートとアンカーを付けておけば、使うときだけストラップを取り付け、バッグや防湿庫にしまうときなどは外しておけて便利です。

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 これがストラップの両端にあるアンカーリンク部。アンカーをロックする部分は金属製で、はめ込むとカチッとガタなくセットできます。取り外しもそれほど力が要らず簡単。ループリングがプラスチック製ですが、そうそう簡単に割れることはないでしょう。縫製などもしっかりしています。

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 ワンタッチで長さを調節できるクイックアジャスト。ハンドルは金属製。ロック状態で特にカチッとするわけではなく分かりにくいのですが、実際しっかりロックがかかるし、リリースも本当にワンタッチです。これも遊びがなくてしっかりしています。

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 クイックリリースはストラップ両側に1個ずつ付いています。滑り止めのパターンが付いている中央付近にはパッドが埋め込まれていて、肩にかけたときの当たりがしなやかで柔らかいのですが、バッグにしまうときなどに丸めづらく嵩張ります。

 なお、ストラップ自体は車のシートベルトのような質感で、滑りも良いし、肌に当たっても痛くないし、恐らく毛羽立ったりとかそういうことも無さそう。幅は45mmとストラップとしては極太ですが、その分肩に食い込みづらく、たすき掛けして長時間歩き回るのにも良さそう。

PeakDesign マイクロアンカー4パック 4PK-AN-2

PeakDesign マイクロアンカー4パック 4PK-AN-2

K-1に取り付けてみる

 ではいよいよPENTAX K-1に付けてみましょう。

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 まずはアンカーの取り付け... ということで、最初はカメラに付いていた三角環を外して取り付けてみました。当然こうするものだと思ったのですが... 実際やってみるとアンカーのロープ部は思ったよりもかなり太くて、K-1の釣り金具の穴に通すのは一苦労です。何とか通せるのですがかなりきつく、遊びがありません。これでも良いのかも知れないのですが、釣り金具のエッジにこすれているうちに、アンカーのロープを傷めそうな気がします。なので、この方法は諦めることにしました。

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 結局、三角環を戻しそこにアンカーを付けます。ロープが太いので思ったよりも収まりが良いです。

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 右側も付けてみましたが、こちら側のアンカーを使ってないときプラプラして、カードスロットの蓋にカチカチ当たるのがちょっと鬱陶しいです。そのうち傷だらけになってしまうかも知れないし、ということで、右側は結局使わないだろうと言うことで外してしまいます。

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 ボディ右の釣り金具の代わりに使うのは、三脚ネジ穴に付けたプレートです。ストラップを繋ぐとこんな感じになります。プレートは小さいのでPENTAX K-1の場合、電池室には干渉しません。恐らく一眼レフでグリップ部に電池室があるタイプは、ほとんど問題がないはず。小型のミラーレス機になるともしかしたら干渉するやつがあるかも。

 私が持ってるカメラの中では、Nikon 1 J5はヒンジにギリギリ当たります。PENTAX Qはそもそも電池室とカードスロットはボディ両サイドにあるので問題なし。というか、小さいカメラには必要ないストラップですけどね。

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 もう片方はボディ左側へ取り付けます。こうするとグリップ側が完全にフリーの状態で、カメラは基本的に下向きにつり下がるようになります。

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 だいたいこんな感じ。Peak Designの公式ビデオにある通りですけど。これがやってみると非常に理に適っていて扱いやすいのです。これは本当に良いかも!

使用感

 まだ買って間もないので、本当にこのまま使い続けるかは分からないのですが、とりあえず1回だけこの状態で撮影に出かけてみました。

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 肩も疲れないし、取り回しが本当に楽ちんです。アンカークリップとボディがもっと当たってカチャカチャしたりするかと心配していましたが、そういうこともありません。レンズ交換時も、自然とカメラが下を向いてくれるので、マウントまわりを気にすることがなく、レンズの扱いだけに集中できます。

 ただ、これはどんなストラップでもそうですし、いつも撮影に行って出先で問題になるのは、同時に持ってるはずのカメラバッグをどうするか?なんですよね。Peak Designの公式ビデオもそうなんですが、カメラしか持ってない状態ではこんなに楽なことはないのですが、たいていの場合、カメラバッグなりなんなり、もう一つ荷物を持ってるわけです。それがリュックだったり、肩掛けだったり、それこそたすき掛けのカバンだったりすると、途端にカメラと干渉することになって、いつもそれで取り回しに悩んでしまいます。

 ただ、このストラップは長さが自由自在に変えられるし、今までと違うポジションにカメラを固定できるので、上手いことできるんじゃないかな?と試行錯誤してみたいと思います。

 あと、アンカーさえカメラに付けておけば、ストラップ部は色々変えられるわけで、状況によって色々使い分ける、というのがPeak Designのシステムの正しい使い方かも知れません。ハンドグリップタイプとか、もっと細いストラップとかあるようなので、今後検討したいと思います。

PeakDesign カフ リストストラップ CF-2

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PeakDesign リーシュ カメラストラップ L-2

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PeakDesign クラッチ ハンドストラップ CL-2

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