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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

EF-M28mm F3.5 + EOS M5で何でもマクロ撮影してみる

カメラ みんぽす 写真 Canon

 昨日11月25日はEOS M5の発売日です。発表から1ヵ月半が過ぎていますが、いよいよ市場に出回って、たくさんのレビューや作例が出てくるものと思われます。

 さて、今回私がEOS M5とともにお借りしたレンズの中に、EF-M28mmF3.5という単焦点レンズが含まれています。これはEF-M初のマクロレンズにして、LEDライトを先端に装備し、スーパーマクロモードにすると撮影倍率1.2倍になるという、他にはあまりない特徴的なマクロレンズです。

 これがわずか130gという小型軽量でありつつ、もちろん無限遠の風景まで対応可能な普通のレンズとしても使えるお手軽さ。

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 LEDライトや撮影倍率1倍を超えるマクロ性能を使えば、なんでもないそこら辺にある物を撮るだけで、一風変わった普通じゃない写真が撮れてしまいそうです。

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EF-M28mmF3.5 マクロ IS STM

 まずはレンズのスペックおさらい。

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 外観はこんな感じ。単焦点レンズですが沈胴式です。沈胴時は格別小さくなるわけではないですが、すっきりした姿。

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 撮影開始時に鏡胴のロックを外してリングを一ひねりする手間がかかります。撮影可能状態にすると、小さな前玉が前方にせり出してきます。

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 撮影ポジションは2箇所。通常時は無限遠から撮影倍率1倍までのマクロがシームレスに使えます。一方でスーパーマクロモードにすると最大撮影倍率1.2倍まで上がりますが、ピントが合う範囲はごく狭くマクロ専用となり遠景の撮影は出来ません。

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 前面のLEDライトは鏡胴のボタンを押すとONになります。明るさの調節と点灯部の選択は全てこのボタンで操作します。

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 LEDライトは前玉の左右に2灯あります。強さは強弱の2段階。

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 2灯両方点灯だけでなく、左右のどちらかのみ点灯させることも可能です。

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 キャップのような薄いフードが付属しています。これをしているとLEDライトは使えません。通常の単焦点レンズとして使う場合に使うものなのでしょうが、マクロ撮影時はワーキングディスタンスが極端に短くなるので、一応その辺を気にした形状になってるものと思います。

撮影結果

 さて撮影結果です。まずはどの程度のマクロ撮影が出来るのか、実力を確認してみましょう。

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 こちらは通常モードでピントが合わなくなるギリギリまで寄ってみました。被写体はiMacのキーボードです。手持ちで適当に撮ってるので参考程度にみてください。

 キートップのサイズは16x16mmに対して、EOS M5のセンサーサイズは短辺方向が14.9mmですから、撮影倍率およそ1倍というスペックとこの結果は符合しそうです。

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 そしてこちらがスーパーマクロモードにした場合。やや撮影倍率は上がってることが分かります。1.2倍と言われるとそんなもんかな?と納得の結果。

 どの程度のマクロになるのか分かったところで、今度は散歩しながら、美味しいご飯を食べながら、とにかく目に付いたものに寄りまくってみました。

紅葉が始まった公園

 折しも都内では紅葉の最盛期を迎えつつあります。少し散歩してきました。

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 まずはこれでしょうか。紅葉した葉っぱ。ソメイヨシノの落葉です。赤と黄色のグラデーションが綺麗です。

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 これはもちろん銀杏。そろそろ神宮外苑の並木なんか綺麗に色づいてるしょう。

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 これはその辺の岩に張り付いてる苔です。遠目には枯れてるか?と思うほど緑が薄かったのですが、近寄ってみるとそれなりに瑞々しいです。

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 これは完全に枯れて落ち葉になって乾いてしまったプラタナス(多分)。踏んだときのパリパリという音が聞こえてきそう。

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 公園に生えていた木の幹はこんなにゴツゴツで、しかし優しそうな質感。蝉とか虫の目線になったかのよう。

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 すっかり紅葉が終わってしまったソメイヨシノの木には、既に来春に向けての準備が進んでいます。

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 これはいったいなんだか分かるでしょうか?

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 正解はこれ。と言ってもこれもよりすぎで分かりにくいですね。運河にかかる橋の構造部の一部です。金属と言うより、分厚い塗装面が写ってただけです。

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 もちろん普通に中遠景の写真もお手のもの。あまり明るくありませんが、単焦点レンズとして普通に使えます。標準レンズに近い画角でなかなか使いやすいです。

ホームパーティ

 友人宅のホームパーティ(いわゆる宅飲み会)にも持って行きました。

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 こうしてみるとイクラのようですが、実はトビッコです。

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 これは... 玉子焼きとベーコン。どんなものかというと...

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 こういう美味しいおつまみです。

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 これは、焼いたプチトマトの表面。

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 元はこんな感じです。

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 白くてフワフワしたこれは何でしょう??

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 正解はこれ。パンです。上に乗ってるのはなんと煮豚です。超美味しかったです。

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 これはワインのラベル。LEDライトを使ったら反射してしまいましたが、オフだと影になってしまいます。こういうものを撮るのはなかなか難しいです。

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 ちなみにワインというのはこの季節の旬、ボジョレーヌーボーです。

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 次に、この白いのは砂糖をまぶしたお菓子のようですが...

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 カマンベールチーズです。美味しいですよね! ワインと超絶合います。いくらでも飲めて、食べられてしまいそう。

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 さて、最後にこれは何でしょう??

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 ワンコの毛でした。いつも以上にカメラを近づけても、構わず撮らせてくれました。

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 ちなみにこの日開けたワインはこれだけ。総勢6人でした。ほとんどがボジョレーヌーボーです。有名な高級品からamazon専用の庶民派まで、色々味わえました。ヌーボーらしい正統派な若さが感じられるものが多かったですが、バリエーションに富んでいて面白かったです。

 ということで、EF-M28mm F3.5マクロで色々遊んでみました。

 このレンズとEOS M5の組みあわせはとてもバランスが良いです。EOS Mシリーズの中では一番大きいのは確かですが、大きさ的にも重さ的にも、これこそがベストの組みあわせではないかと思えてきます。

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 マクロ撮影においてはEVFは便利な場合と、不便な場合の両方があります。これだけ撮影距離が短いと、手ぶれと言うよりは前後の揺れがピント精度に大きな影響を与えるので、両手だけでなく顔も使ってしっかりホールディングすると、結果が安定します。一方で、被写体によっては顔ごと近づくのが難しく、結局手を伸ばして背面液晶を見るしかない場合もあります。EOS M5は状況によって適宜使い分けが出来るのでとても便利。

 いずれにしてもこのレンズは、EF-Mマウントユーザーには必携の1本ではないかと思います。EF-Mレンズはいまだ数が少ない状況ですが、こういう他にはない唯一無二のレンズがあるのは羨ましいです。Nikon 1やQマウントにこんなレンズがあったら、絶対に買ってしまうと思います。

 ちなみにレビューに含めていませんが、以下の記事もEF-M28mm F3.5で撮りました。標準ズームと間違えて持って行ってしまっただけなのですが、こうして普段使いもこなしてくれました。

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