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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

Amazonプライムデーの大セールでとうとうQ-S1を手に入れる

カメラ PENTAX Q-S1 写真 散歩

 先週の火曜日は仕事中もずっとiPhoneを手放さずにいたダメ社会人です。というのは我らがamazonで年に一度のプライムデーの大セールが行われていたから。いつも行われているタイムセールの拡大版みたいなやつで、人気商品が数量限定でいつもよりお安く販売されます。ということで、出品される製品を見ていたら、当然のようにPENTAXブランドのカメラが数時間おきに大放出されるではありませんか!

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 毎週タイムセールをやってもやっても売れ残るPENTAX製品が人気商品かどうかはさておき、私がここぞとばかりに目を付けたのはQ-S1です。レンズキット限定のようですが、各カラーが時間差で大放出されました。

なぜ今更Q-S1なのか?

 Q-S1が発売されたのは約2年も前のこと。ほぼ製品ライフは終わりかけです。

 その中身はほぼQ7と変わっておらず外装が違うだけと言っても差し支えない程度のマイナーチェンジ機で、敢えて手に入れる必要はないと言うことでスルーしてきたのですが、最近になって急に気になり始めました。なぜならば...

 ...こうだから。Qマウントに関してはこのQ-S1が出て以降の2年間、ボディもレンズも新製品がなく、しかもヨドバシカメラなど大手の量販店ではすでに販売終了となり、いよいよQマウントの終焉を感じさせます。

 今はもうQ7すらも使う機会が減ってきたところですが、短い間でありながらQマウントに関しては色々と思い出深いこともあって、動態保存をする意味でも最期の一台を買っておくべきではないか?と思ったわけです。

 うん、きっとここで手に入れておかないと将来後悔するにちがいない!

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 ということで、気がついたらポチッとカートに入れていました。プライムデーの人気商品は数秒のうちに売り切れることも珍しくなく、とても競争率が高いのですが、さすがタイムセールの常連、Q-S1は簡単に買えてしまいました。

 お値段はブラックのレンズキットで23,600円也。最近の平時価格は28,000円強でしたが、23,600円というのは普段のタイムセールとほとんど変わりません。2万円スレスレか切るくらいを期待していたので、大分肩すかしです。が、これがもう限界なのでしょう。ここらで手を打てよ、とamazonに言われているような気がします。仕方ありません。

外観チェック

 そういうモチベーションで買ったものだけあって、普通は届いたなりにバリバリと開梱するのですが、今回はしばらくそのまま放置してしまい、週末に時間が出来たところでようやく箱を開けてみました。

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 ということで、色はブラックです。タイムセールではゴールドやホワイトも出ていたのですが、敢えて一番地味なブラックにしました。というのは、ブラック仕様の02 STANDARD ZOOMが自動的に手に入るから。他のカラーのキットでは全てシルバーのレンズとなり、単品販売の02 STANDARD ZOOMもシルバーのみでオーダーカラーはありません。Q7のときからこのブラック×ブラックのキットになりました。

 Qマウントレンズは沢山持ってるし、当然02 STANDARD ZOOMも通常のシルバー品を持ってるので、ボディのみでも良かったのですが、すでにほとんど流通在庫がなく、あったとしてもレンズキットと値段が変わらないか、やや高い場合すらあります。だったらこの際、貴重なブラック仕様のレンズを手に入れてしまおうということで、この色にしました。

 黒いレンズと言えば、01 STANDARD PRIMEにもブラック版があるんですよね。こちらはオーダーカラーで単品入手可能です。

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 この真っ黒なボディとレンズ、精悍でなかなか格好良いです。両脇を丸くカットしたデザインが効いていて、まるでライカのよう(言い過ぎ)。

 一応、Q7と比べてみましょう。
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 まずは02 STANDARD ZOOMを付けた姿。Q7についてるのは、その前のQを買ったときに付いてきたレンズなので当然シルバー仕様。ズームリングなどがかなり汚れていますが、動作と写りにはなにも問題ありません。

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 前面の様子。グリップまわりやダイヤルのデザインが変わってますが、まったく同じ骨格を持つボディであることが一目瞭然です。センサーも1/1.7インチ1240万画素と、恐らくまったく同じものと思われます。

 Q-S1にはSRバッジがなくなってますが、当然SR(ボディ内手ぶれ補正)は付いています。というか、KシリーズもそうですがこのSRバッジってデザイン的にもない方が良いと思います。

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 上面。やはり細かいパーツの意匠が異なってるだけで配置はまったく同じ。使用感は完全にQ7互換です。ついでに言えば初代のQともほとんど同じ。

 Q7は安っぽいとよく言われますし、実際そうだと思うのですが、デザイン的には結構好きです。Q-S1の両脇が丸いのも良いですが、液晶部分が取って付けたような2段構造になってるのが気に入りません。ボディを薄く見せるためのデザイン的ギミックですよね、これ。他のカメラでもよく使われてる手法ですが、個人的にこのわざとらしさが嫌いです。

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 背面です。ボタンの配置、形状などこれまたまったく同じ。そしてもちろん電池、SDカードスロット、AV端子などの位置と仕様もまったく同じです。

 ということで、分かっていたことですがQ-S1には目新しさはまったくありません。

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 で、私の手持ちQマウントシステムはこうなりました。と言っても、最初にも書いた通りもはや動態保存がほぼ目的で、このサイズの普段使いカメラは今となってはNikon 1 J5が主力になってます。ぶっちゃけQ7もQ-S1も実用上は要らないカメラですが、末永くこのまま保存していこうと思います。

 もちろん、将来プレミアが付くことを期待してるわけではないので(実際付かないと思いますが)、箱にしまっておくのではなく時々は使っていくつもりです。

そうは言ってもとりあえずQ-S1を使ってみる


 機能も性能もQ7と同じ、レンズも外装色が違うだけで同じ、ということで実写しても何も発見はないとは思いますが、せっかく手に入れたカメラですからシャッターを切ってみましょう。もしかしたら、同じ部品を使いつつQ-S1はQマウントの集大成として、最大限までチューニングが進んでいるかもしれません。もしそうでも見分けは付かないと思いますけど。

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 梅雨が明けたかと思うような暑い日差しの下、地元の有名なコーヒー屋さんへ。ここはブルーボトルと並んで人気のAll Pressです。暑いので水出しコーヒーを頼んでしまいました。Qマウントはこういう場でも威圧感なく普通に写真撮れます。見た目はほとんどコンパクトカメラですから。02 STANDARD ZOOMは近接撮影も得意なまさにオールラウンダーな標準ズーム。

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 夏の日差しが画面隅に入ってもこの通りとてもクリア。1240万画素もあれば十分に繊細です。というかこれってiPhone 6s/6s Plusと同じ画素数ですね。ただ私は一眼レフに合わせてアスペクト比を3:2に設定して使うので、実際は1,000万画素程度かと思います。

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 青や緑の出方はペンタックス風。Kマウント機とよく揃ってます。メニュー構成や操作系含め、ペンタックスユーザーには違和感ゼロ。

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 06 TELEPHOTO ZOOMは久しぶりに使ってみました。これ、良いレンズです。

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 1/1.7インチですからボケません。が、かえってこうやって背景にも何が写ってるか分かってこれはこれで良いかも。

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 03 FISHEYEはQマウントを代表するレンズ。レンズ自体の作りもチープなら写りもチープ。魚眼ではありますがQ7やQ-S1で使うと対角線画角は180度に届きません。3:2にしてるのでなおさらです。

 このレンズはMF専用ですが、小サイズセンサーに超広角という組みあわせ故にパンフォーカスになるかと思えばそうではなくて、結構ピントにシビアなところがいつも腑に落ちません。

 Q-S1の背面液晶は初代Qから変わらず3インチで46万画素しかありません。この粗い液晶で拡大しながらピントを合わせます。ピーキング機能もありますが、老眼の身にはなかなか厳しい作業です。

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 それから07 MOUNT SHIELDも使ってみました。固定焦点の単玉。これもパンフォーカスじゃないんですよね。もはや何を撮って良いのかまったく分かりません。画質より雰囲気を撮るレンズですから、スマートエフェクトをかけました。これは「AUTO110」です。いや、本物のAUTO110ってもっとちゃんと写ったと思いますけど。

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 そうそう、スマートエフェクトと言えばお気に入りが「ハードモノクローム」です。何でもカッコイイ写真に変えてしまう魔法のモード。この楽しさを久しぶりに思い出しました。

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 ということで、Qマウントだけ持ち歩く散歩を楽しんできました。同じ超小型レンズ交換式カメラと言っても、Nikon 1とはどこか違うんですよね。単にPENTAXだから、というだけの気持ちの問題なのかもしれませんが。いずれにしても小さなバッグにレンズを3本も4本も入れて持ち歩いても何とも感じない軽さは素晴らしいです。そこだけはK-1には絶対に追い付くことの出来ないQマウントだけの利点です。レンズも個性的で面白いものばかりですし、死蔵しておくのはなんか勿体ないですね。

 なので「特に使う予定がない」と最初のほうで書きましたが、使ってみて楽しくなってきたので、今後しばらくはNikon 1 J5ではなくこっちを使ってみようかな?と思い直しているところです