酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

K-1とDA★55mmF1.4とDFA15-30mmF2.8で撮る浅草散歩

 前回の記事で検証した通り、DA★55mmF1.4ED SDMはクロップすることなくフルサイズで概ね使えそうだと言うことがわかったので、早速K-1に取り付けて撮影に行ってきました。目的地はこれもまた撮り慣れた東京の観光地、浅草の浅草寺界隈です。何となく55mmという焦点距離が填まりそうな気がします。連休中の良く晴れた日の午後遅い時間でしたが、相変わらず多くの観光客で賑わっています。

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 カメラはもちろんPENTAX K-1。クロップモードはフルサイズに固定し、特に考えずそのまま使いました。同時に超広角ズームの15-30mmも持って行き、この2本を取っ替え引っ替えしながら撮ってきました。

 以下、撮影データにレンズ名が入ってないものは15-30mmです。

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 まずは雷門から。門前は観光客でごった返していますが、超広角レンズでグッと提灯に近寄ると、誰も写り込みません。その代わり自分が他の人たちの写真に写り込んでることでしょう。

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 この日は「こどもの日」の前日。仲見世の提灯には日の丸が添えてありました。広角でぼかすというのも新鮮で楽しいですね。

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 浅草神社の三社祭が近いと言うことで、こんな提灯もあちこちにかかっていて、いつになく仲見世界隈は賑やかな雰囲気です。

 ちなみにこれは55mmでF2.8。こうなるとこれはもうDFA★を名乗って良いのではないかと思えてきます。

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 この辺を歩いていると、どこからでもチラッと姿を見せる東京スカイツリー。これはこれですっかり浅草名物になりつつあります。

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 仲見世をちょっとそれて伝法院通りを歩いてみましょう。夕方なので西日が眩しいです。

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 伝法院の門前。人力車が走り回っているのも浅草ならではの風景。伝法院の庭園が公開されていたのですが、すでに入場締め切り時間を過ぎていました。枝垂れ桜はとうの昔に終わっていますが、新緑が綺麗だっただろうなぁ...。

 これ以上まっすぐ行くと、魅惑のホッピー通りにぶつかってしまうので、途中から引き返します。

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 ということで、仲見世に戻って浅草寺へ。宝蔵門へやってきました。ここも雷門と同じく、思い切り提灯へ寄ってみました。超広角を手にしたらこれを一通りやらないと気が済みません(A^^; それにしてもこのカット、盛大なゴーストが出ています。ちょうど真横から太陽が差し込んできていたかも。出目金超広角はこういうところの処理も難しいですね。

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 もう一つやってみたかったのがこれ、香炉で炊かれる大量の線香の煙
。熱気を感じるくらいまでカメラを付きだして撮りました。西日が射してちょうど良い感じです。

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 銀杏もいつの間にか新緑に。浅草寺は銀杏の季節も綺麗です。

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 本堂の裏手をぐるっと一巡り。餌がもらえると思ってるのか、人がいる石橋の麓にやたらに群がってきてパクパクしています。この池の底にもお賽銭がたくさん。浚うの大変でしょうねぇ。

 ちなみにこの浅草寺にある石橋は、江戸時代初期に造られた古いもので、由緒があります。

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 六角堂までやってきました。浅草寺界隈ではこの小さなお堂が一番好きです。それは古いから。都内で幾多の大火、震災、戦争をくぐり抜けて16世紀から現存する木造建築物はこれだけと言われています(諸説あるようです)。

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 東京スカイツリーと鯉のぼり。折からの強風で元気よく泳いでいました。

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 浅草寺本堂の横には浅草神社があります。三社祭はこちらの神社のお祭りです。こんなに小さな神社なのにあんなに盛大なお祭りになるところがすごいです。準備が着々と進められていました。

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 周囲は提灯と出店で賑やかです。

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 日が長い時期ですが、だいぶ太陽も傾いてきました。そろそろ引き上げるとしましょう。

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 と、その前に。仲店を戻らず東武線をくぐり、隅田川へと出てみます。

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 東京スカイツリーが縦位置でちょうど入ります。55mmはAPS-Cで使うと中望遠でしたが、フルサイズなら標準レンズですからね。これでF4.0ですが、周辺光量は問題ないし、ごく四隅の解像感が落ちるだけです。

 グラデーションがかかっているのは、Lightroomで弄ったわけではありません。ちょうど雲の加減で地表付近のみ日が当たっていました。

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 吾妻橋脇からのおなじみの風景です。ちょうど水上バスの「ホタルナ」がやってきました。15-30mもテレ端付近は普通の広角レンズとして使えます。

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 ということで、地下鉄の駅へ向かいます。K-1とともにゆく浅草散歩はちょっと短いですがこれで終了。

 15-30mmはやはり巨大でずっしりきますが、K-1自体は小型で普通に持ち歩くのに苦になりません。フルサイズだからと言ってなにかか身構える必要はないです。端から見ればAPS-Cもフルサイズも一眼レフですから。

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 その後友人達と合流して、美味しい焼鳥屋さんでちょっと一杯。飲み屋でフルサイズ一眼レフをとりだすこともあまりありませんが、その気になれば素晴らしい写真が撮れます。高感度に強く強力な手ぶれ補正があり、豊かなボケと正確なピント。55mmF1.4はやや最短撮影距離が遠いですが、画角は良い感じです。

K-1 + DA★55mmF1.4

 この組みあわせは、テスト撮影だけでなく実感としてもフルサイズで問題なく使えることが確認できました。デジタル世代のレンズは単焦点であっても馬鹿でかくなりつつありますが、DAレンズは総じてフィルム時代と変わらぬコンパクトさ。周辺光量と周辺画質にやや注意が必要ですが、それと引き替えにこんなにコンパクトで抜けが良いレンズがあるのですから、積極的に使わないと勿体ないと思います。

 AFが遅いと言われていますが、AFスピードが求められるような撮影をするわけではなく、普通に使う分に支障が出るようなことはありません。SDMのヌメヌメとした無音のAF駆動は特徴的でもあり、このレンズの正確に合ってると思います。

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 と言っても、これは既にAPS-C用にこのレンズを使ってきた人向けの話であって、K-1用に積極的に勧められる、つまり新たに入手すべきかと言えばそこは微妙なところ。ロードマップにある大口径標準レンズを待つべき、というのが正解でしょう。

 それよりも私は標準域にFA43mmF1.9 Limited、FA50mmF1.4、そしてこのDA★55mmF1.4と、似たような画角でそれぞれ性格が大きく異なるレンズが3本あって、使い分けに困るというのが目下の悩みどころです。

 この3本の比較になるとFA43mmが一番かな?と思うのですが、DA★55mmのコッテリした色のりも捨てがたいです。

PENTAX スターレンズ 望遠単焦点レンズ DA★55mmF1.4 SDM Kマウント APS-Cサイズ 21790

PENTAX スターレンズ 望遠単焦点レンズ DA★55mmF1.4 SDM Kマウント APS-Cサイズ 21790