酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

例年より2週間早く咲いたネモフィラの丘を撮りに行く

 例年ゴールデンウィーク中に最盛期を迎えるはずの国営ひたち海浜公園のネモフィラが、暖冬だった影響で開花が早まってるというニュースが、先週中に急に流れてきました。このままだとゴールデンウィークまで持ちそうにない上に、天気予報等をみると今週末の土曜日が一番の見頃にして唯一のチャンスと思われます。これは急がねば!と急遽車に飛び乗り常磐道をひたすら走らせて、茨城県まで見に行ってきました。

DSCF1660.jpg
 果たして真っ青なその風景に再会することが出来ました。昨年も見たし、写真も同じものしか撮れないと分かっていても、その見事な風景に圧倒されます。


このレビューで使用されている商品はWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」 が無償で貸与しています。本レビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません。(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)レビュー商品無償貸し出しサービス 「モノフェローズ」に関する詳細はこちら
(WillVii株式会社みんぽす運営事務局)


 ニュースでしきりに「今年は開花が2週間早いです!」とやっていたので、同じようにネモフィラを見に来た人が多いのか、駐車場に入るまでの混雑がすごかったです。連休中は朝7時半に早められる開園時間は、この時期はまだ通常通りの9時半から。昨年と同様に開園前に到着するつもりでいたのですが、朝起きてテレビのニュースに釘付けになってしまい、出発が1時間ほど遅れてしまいました。高速の出口渋滞に始まり駐車場に入るまで約1時間ほどかかってしまいました。車で混雑を避けるなら早朝行動が必須です。

ネモフィラで埋め尽くされる「みはらしの丘」


DSCF1669.jpg
 そんなこんなでやっと到着。園内を歩いて「みはらしの丘」へ向かいます。近づいてくると木々の隙間から真っ青な丘がチラッと見えるのですが、その光景が既に尋常じゃありません。

 車があれだけ混んでいたのだから当然ですが、みはらしの丘は人でごった返していました。でもそんなの関係ない!、素晴らしい景色です。心配していた天気もお昼頃までは何とか持ちこたえてくれました。

DSCF1686.jpg
DSCF1729.jpg
DSCF1624.jpg
 ネモフィラは足下に咲く小さな花なので、ローアングルで撮るのが定番。低くしゃがんで撮ることになるのですが、こうなるとライブビュー、かつチルト液晶が必須になります。這いつくばって一眼レフ構えてる人も沢山いますけど。

 今回持って行ったカメラはFUJIFILN X-Pro2にレンズはXF35mmF2です。X-Pro2は無敵のミラーレスと思っていましたが、背面液晶は固定式。撮影にはちょっと苦労しました。そして這いつくばりながら何とか撮影し、よっこらしょ、と立ち上がると思わず立ちくらみがしてきます(^^; これはまずいと思いすぐそこに出ていた屋台でカルビ丼を食べました。朝ご飯は食べてきたんですけどね。写真撮影には体力が必要です。

DSCF1681.jpg
DSCF1732.jpg
DSCF1690.jpg
 一面の真っ青な風景を撮るにはワイドレンズが欲しくなります。が、35mm一本だけで何とかがんばりました。絞りは気がついたら開放にしてしまいがちですけど。

K3II2979.jpg
 一応、保険でK-3 IIと16-85mmも持って行ったんですが、ほとんどX-Pro2だけで撮りました。なんだかんだで単焦点一本だけでも何とかなります。やはりフルサイズ換算で50mm前後の画角はどうとでもなって扱いやすいと思いました。これが「標準レンズ」と長らく言われてきた由縁が分かるような気がします。

DSCF1767.jpg
 みはらしの丘の横には菜の花畑があります。菜の花はもう季節が終わったと思っていたのですが、ここの菜の花はこれからが最盛期だそうです。ネモフィラの青と菜の花の黄色の取り合わせが狙えるのですが、どうしたらいいか分からないですね。望遠レンズがあると良かったのかも。

 お昼を過ぎるとだんだん雲が厚くなってきて、どんよりしてきたところで終了。そうじゃなければ体力の限界まで何周もしていたかもしれません(^^; また来年を楽しみにしたいと思います。

たまごの森のチューリップも綺麗でした

 ひたち海浜公園は広大な敷地を持つ公園なので、ネモフィラだけが見所というわけではありません。観覧車などのアトラクションからパターゴルフ場から、とにかくありとあらゆる施設に、ただの原っぱや森などもあります。その中の一つとしてネモフィラ並に見事なのがチューリップ。ゴールデンウィークだと最盛期を過ぎているのですが、この時期はちょうど見頃でした。


DSCF1572.jpg
DSCF1575.jpg
DSCF1584.jpg
 PENTAXのカメラだと、これだけ色鮮やかなチューリップは色飽和を気にしないといけないところですが、FUJIFILM X-Pro2だとそのまま撮って出しでいけます。多少明るさやコントラストを調整する余裕もあるくらい。この辺りはさすがだなぁと思います。

「フィルムシミュレーション」比較

 突然ですが、ここで思い立ってX-Pro2に搭載されているフィルムシミュレーションの比較をしてみたいと思います。一面真っ青でかなり偏った色味の風景ですが、一例と言うことで。以下、それぞれフィルムシミュレーションの設定を変えながら撮った同じカットを並べておきます。
 絞り優先オート設定でフィルムシミュレーションブラケットを使ったのですが、3枚ずつしか撮れないので途中で微妙にフレーミングとシャッター速度値が変わってしまっているので、その点は割り引いて頂ければと思います。

DSCF1651.jpg
 まずはデフォルト設定のPROVIA

DSCF1652.jpg
 次はビビッド相当のVelvia。青がかなり強調された一方でマゼンダよりにシフトしてるような気もします。

DSCF1653.jpg
 人物向きと言われるASTIA。標準のPROVIAより彩度が高く見えるのはやや意外。

DSCF1654.jpg
 X30から搭載されるようになったクラシッククローム。彩度はかなり低めに抑えられた特徴的な写りです。さすがにこの景色には合いません。

DSCF1655.jpg
DSCF1656.jpg
 スタジオでの人物撮影用と言われる、Pro Nega。上がPro Nega Hiで下がPro Nega Stdです。普通に撮ってるとなかなか違いが素人には見えにくい設定ですが、これだけ特徴的なシーンでは違いがよく分かります。PROVIAなどと比べるとかなり彩度が低く、しかしクラシッククロームとは違ってかニュートラルな発色。Hiのほうが幾分彩度は高いようです。

 一見すると眠く見えるものの、ラチチュードの広いネガフィルムっぽいと言われるとそんな気がしてきますね。もちろんプリントではこうはならないと言われるとそうなのですが、キリキリにコントラストと明瞭度を上げてエッジを立てた現像をフィルム風味と言われると、なんか違うんじゃないかなぁと思っていたところでした。

DSCF1657.jpg
DSCF1658.jpg
DSCF1659.jpg
 あとはモノクロ系の3設定。上から新たにX-Pro2から搭載されたACROS。2番目が従来からある普通のモノクロ、最後は見ての通りセピアです。ACROSと普通のモノクロの違いがなかなか微妙なところ。これらを評価する言葉を私は残念ながら持っていません。ちなみにACROSとモノクロはそれぞれ、イエロー、レッド、グリーンのフィルターをかけた効果を付加することが出来ます。

 何となく一見のインパクトを重視してビビッド系を使いたくなりますが、良くも悪くもVelviaは気軽に使えない個性があります。なのでやはり標準のPROVIAが扱いやすいように思います。あるいはASTIA常用も良いかもしれないですし、ニュートラルを求めるなら敢えてPro Negaという手もあるのかも。

関連エントリー

 昨年にネモフィラを撮りに行った時のエントリーです。去年のほうが天気が良かったようですね。

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF2R WR B ブラック

FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF2R WR B ブラック