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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

Nikon 1 J5に最適な単焦点レンズを選ぶ

カメラ Nikon 1

 Nikon 1 J5用にレンズを買いました。キットになっていたダブルズームでほとんどの用は足りるのですが、レンズ交換式カメラであるからには、やはり新しいレンズが欲しくなります。

 先日来、X-T10と35mmF1.4を試用させていただいたり、K-3 IIにも久しぶりに単焦点レンズをつけて写真を撮ってみたりして、やはり明るいレンズは良いなぁ、ということを思い出し、1インチとは言えJ5にもやっぱり明るい単焦点レンズが必要なんじゃないか、と思うようになりました。

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 既にこの画像で答えは出ているのですが、現在ラインナップされている1 Nikkorの単焦点レンズの中から、自分にぴったりの一本を探してみた、というお話です。

1 Nikkorの単焦点レンズラインナップ

 タイトルにある「最適な」ですが、これは人によって当然求めるものが異なるわけで、本当なら「私にとって最適な」と書くべきでした。

 そこで私が単焦点レンズに求めるものは、当然ながら出来るだけ明るいこと、軽量コンパクトであること、常用できる画角であること、そして最近撮影距離が出来るだけ短いこと、さらになるべく安いこと... といった感じです。描写性能については1 Nikkorの単焦点なら一定以上のクオリティがあると信じているので、特に詳細を調べたりはしていません。

 1 Nikkorには現時点で以下の4本の単焦点レンズがラインナップされています。1本ずつ見ていきましょう。

Nikon 単焦点レンズ 1 NIKKOR 10mm f/2.8 ブラック ニコンCXフォーマット専用

Nikon 単焦点レンズ 1 NIKKOR 10mm f/2.8 ブラック ニコンCXフォーマット専用

 まずはこれ。10mmF2.8です。明るさは控えめですが、パンケーキサイズであることと、フルサイズ換算で28mm相当の使いやすい画角であることが特徴。実はこれが大本命だったのですが、最短撮影距離が20cmと、画角に対してかなり遠く、撮影倍率がかなり低めなのが気になります。

 次に18.5mmF1.8。このレンズが同梱されたJ5キットも用意されているほど戦略的位置づけのレンズです。画角は50mm相当でいわゆる昔ながらの標準レンズ。K-3 IIに31mmをつけたのとほぼ同じで、私にはちょうど良いくらいかも。明るさはF1.8で文句なし、最短撮影距離も20cmでこれなら十分すぎるくらいでしょう。外観が野暮ったいのだけが欠点です。

 この夏にモニターキャンペーンで試用させてもらった32mmF1.2もあります。明るさは随一ですしが、大きくて重く、J5のボディには今ひとつバランスが悪い上、画角的につけっぱなしで常用するレンズではありません。望遠系ですので最短撮影距離も遠く、描写性能を優先しているのか、撮影倍率も高くありません。でも一番の問題点はお値段です。

Nikon 1 NIKKOR AW 10mm f/2.8 ブラック 1NAW10 2.8BK

Nikon 1 NIKKOR AW 10mm f/2.8 ブラック 1NAW10 2.8BK

 単焦点レンズとしてはこんなレンズもあります。AWシリーズ用の防水仕様。光学系は普通の10mmF2.8と同じと思われます。ということで、J5で使うのに積極的にこのレンズを選ぶ理由はありません。

結論:18.5mmF1.8が最適!

 ということで、10mmF2.8と18.5mmF1.8が現実的な選択肢なのですが、明るさと最短撮影距離を重視して18.5mmF1.8を選びました。やはり、キットにもなってるだけあって、これは1 Nikkorを代表する単焦点レンズとして、1本持っていて損はないレンズだと思います。願わくば撒餌レンズとして魅力的なお値段になってると良いのですが。とは言え、新品で2万円そこそこで買えてしまいます。

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 外装色はブラックの他に、ホワイトとシルバーが選べます。私の場合はもちろんブラックにしました。鏡胴先端のギザギザの部分はピントリングかと思えば、そうではありません。ダミーというか、レンズを付け外し時の滑り止めと言うことかと思います。ということで、外観はかなり素っ気なく、やや間延びした感じ。

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 F1.8という明るさがありますが、前玉もそれほど大きくはありません。フィルター径は40.5mm。光学系は6群8枚と、今時のレンズとしてはシンプルな方。あまり無理をしていないようです。なお、手ぶれ補正は入っていません。

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 外装はもちろんプラスチックですがマウントは金属製です。ニコンのこだわりですかね。ズームと比べると後玉はそれなりにサイズがあります。

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 キットズームと並べて見ました。望遠ズームより小さいのは当たり前として、大きさ的には10-30mm PDの収納時よりやや厚みがあります。ただし、重量は70gとかなり軽量。

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 ということで、J5に付けてみるとこんな感じです。もう一息、小さいと良いのですが、このスペックではこれが限界でしょうか。35mm相当くらいの画角でF1.8、撮影倍率も同じくらいのレンズがあると理想的なのですが。

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 残念ながらフードは同梱されておらず別売りになっていました。もちろん同時に購入してきました。かなり小さくて控えめです。取り付けはバヨネット式です。

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 レンズに付けるとこうなります。フジツボ形状なのです。効果のほどはどうでしょう?少なくともレンズ保護効果はそれなりにありそうです。なお、このフード先端にも40.5mmのフィルターねじが切ってありますし、標準添付のキャップを付けることも可能です。

初撮りはお寿司!

 届いたところでさっそく写真を撮ってみました。やっぱりこの季節は紅葉... と思ったのですが、その前にお寿司を食べに行く機会があったので、お寿司を撮ってみました。最近接撮影距離を気にしていた理由の一つは、テーブルフォトで使うことを考えてのこと。暗いお店の中は明るさも生きてくるはず。

 ちなみにお店はいつもの「鮨処 舟」です。

DSC_2395.jpg 食菊の酢の物。季節感たっぷり。赤いのは珍しいかもしれません。

DSC_2403.jpg 暖かい茶碗蒸しの季節がやってきました。イクラが載っていて見た目に贅沢ですが、これだけではありません。

DSC_2406.jpg 中を掘ると具材が色々入っていましたが、一番底にはこんな大きな白子が! 素晴らしい美味しさです。

DSC_2409.jpg 鵡川産の本物のししゃもがまだありました。これは雄なので卵なし。しかし雄の方が身の味わいがずっと深くて美味しいです。

DSC_2419.jpg 鴨! 冬を感じますねぇ。

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DSC_2457.jpg お寿司もこの通り美しいです。もちろん見た目通り、いや見た目以上に美味しいです。寿司ゲタがピカピカで反射しているのがまた良いですね(^^; 3つめの軍艦はイカの塩辛軍艦です。はじめて食べたかも!

DSC_2451.jpg 伝統の江戸前玉子焼き。だし巻きではなく、昔ながらのお寿司屋さんの玉子焼きって、なかなか食べる機会が減りましたよね。

DSC_2464.jpg 最後はなんと具のない素巻きが出てきました。意地悪ではなくて、先ほど食べた鴨の汁を付けて食べろとのこと。これが美味い! お寿司の奥深さを改めて実感しました。

DSC_2398.jpg ちなみに鮨処 舟は開店から二周年でした。友人達とともにお祝いの品として、花輪と招き猫をお店にプレゼントしました。

 ということで、レンズの初撮りレポートだというのに、ほぼお寿司の話しかしていませんが、18.5mm F1.8はこういう用途にぴったりです。何より近接撮影能力はかなり高いのが良いです。それに1インチセンサーとは言えこのくらいの距離感だと背景がよくボケる一方で、ピント面が薄くなりすぎず、ちょうど良い立体感が出る気がします。
 また、J5ともどもとても軽量なので箸を持ちながら左手でカメラを持ちシャッターを切るのもそれほど苦になりません。今まであまりやってこなかった「箸上げ写真」に今後は積極的に挑戦したいと思います。

 旅行や散歩に持ち出すとどうでしょうか? これ一本付けっぱなしにするには、少し画角が狭いかな?と思っているのですが、今度挑戦してみようと思います。なんなら保険で標準ズームをカバンに入れておいても、まったく邪魔にはならないですし。