酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

東京モーターショー2015 見学雑記

 東京モーターショーを見に行ってきました。免許を取れるような年齢になってからしばらくは毎回見に行っていましたが、ここ8年ほど(4回分)はパスしていました。特に見たいものがないし、めぼしい展示物に関してはネットで情報が手に入るし、規模が縮小傾向とは言え、そこは腐ってもモーターショーですから、殺人的混雑は相変わらずで、行く気を失っていました。

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 でも今年は10月末に開幕したというニュースを聞いて、ちょうど飛び石連休の谷間の平日、しかも雨とあっては今日は絶好のモーターショー日和!と思いついて、久しぶりに出かけてみました。

 以下、とりとめのない見学雑記です。特にテーマもなく、情報収集の目的もなく、予習もせず、気が向いたままに見て回りました。それでもめぼしい写真を後から整理すると40枚越えになりましたので、かなり長文です。これでもかなりダイジェストにしたつもりです。

 私はどうも車に関しては斜に構える(新用法の意)傾向があって、やや皮肉交じりな部分が多いかもしれません。一時期ほどの情熱はないにしても、基本的に車もモーターショーも好きであるが故に、突っ込みながら見て回った、という風に理解頂ければと思います(^^;)

プジョー、シトロエン、ルノー(+アルファロメオ)

 まずは西ホールの一番端っこにあったフランス車メーカーの一角へ。ある意味ここだけ見れば良いか、ってな感じです。

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 プジョーの目玉の一つ、508GTはディーゼルを搭載しているそうです。プジョーのディーゼル車が日本へ正規輸入されるのは初めてじゃないかと思います。プジョーのディーゼルは大丈夫なのでしょうか?

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 もう一つの目玉は308GTi。伝統のGTiバッジは、プジョーファンには訴えかけるものがあります。1.6リッターのエンジンは新型だそうですけど、ターボと合わせて270馬力も出るとか。赤黒の変なツートンカラーが展示されていましたが、このまま市販されるんですかね?

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 あとは208が早くもマイナーチェンジされたそうで、顔つきが変わってエンジンとATががらっと新しくなってるようです。もちろん展示されていましたが、そのすぐそばにいた赤の他人がしていた「あー、あれ、206かな?」という会話を聞き逃しませんでした。206の印象は一般にも浸透しているのでしょう。モデルチェンジごとに下一桁を+1していくことを諦めたのであれば、2シリーズは206って名乗っちゃうのも良いかも。

 ちなみに私的には208よりもこっちの2008のほうが気になります。こちらも早くエンジンとかマイナーチェンジして欲しいです。

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 シトロエンはDSシリーズ一色。メインはDS4シリーズだったようですが、まったく予習していなかったのでCROSSBACKを見逃しました。この写真はDS5 Edition 1955。思わず新型かと思ってしまいました。

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 C4 CACTUSとC4 PICASOが並んでいてなぜかすごい人だかり。狭いブースがさらに細切れに区切られていて圧迫感があるせいもあります。それとも混雑を演出する手法だったのか?と思えるほど。しかしこのあたりの車は先月FBMでたっぷり見ました。

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 ルノーは一転して開放的なブースでした。メインは新しいルーテシアなのかな? あと新しいトゥインゴもあり、全体的にコンパクトカー押しのようです。

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 あ、オマケと言っては何ですが、なぜかイタリア車のフィアットグループはホール内じゃなくてアトリウムに車を並べていました。

日産&マツダ

 フランス車コーナーと同じコーナーにあったのが日産とマツダ。日産はルノーグループですしね。でももちろん日産ブースは巨大でした。

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 人の流れに従ってなんとなくスロープを上っていくと、その先に鎮座していたのが「日産コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモ」なるコンセプトカー。どことなくGTR風味でもあり、Z風味でもあり。独特な色合いと質感の紅いボディは写真に写らないかと思いましたが、そこそこ見た目通りです。これ、ハリボテなんですよね?(ボソッ

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 メインステージはプレゼンテーションの合間の休憩中だったため、最前列まで行けました。いかにもなコンセプトカーが2台置いてありました。目の前にあったこのミニSUV風な車は「グリップス コンセプト」だそうです。日産が力を入れている電気自動車のようです。もう一台の方もEVで、どちらかと言うとそっちがメインだったようです。

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 ある意味今回のモーターショー全体の中でも特に注目度が高かったのがマツダのこのコンセプトカー、「Mazda RX-VISION」ではないかと思います。次世代のロータリーエンジンを搭載するという触れ込みだそうです。ロータリーならこんなにノーズを長くしなくても良いんじゃないの?と思えるほど非常に巨大なボディです。というか、これもハリボテですよね?

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 そのすぐそばにはこうして往年のロータリーエンジン搭載車を飾ってあったり。まぁ、難しいのは分かりますがロータリーエンジンの絶滅と復活は今度で何回目でしょう? まだ2回目か? いや、まだ正式に復活はしてないですけど。なんかそれってマッチポンプな気がしなくもありません。というか、カメラでもそうですが、こうした往年の名機をオマージュしたと言って、安く消費してしまうのがどうも気に入りません。

 それはともかくマツダブースに展示された車両は全て赤で統一され、壁や床は黒ずくめとあってて、全体がデザインされてるようでシックでした。

ドイツ車

 さてお次はドイツ車をひとまとめにしてしまいました。が、VWグループとメルセデスは東ホールと西ホールに分かれていました。ここはフランスと違って「ドイツ」でひとくくりにはされていません。

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 今何かと大変そうなフォルクスワーゲン。日本でのシェアに見合うだけの巨大なブースでした。海外メーカーはほとんどがそうですが、国産メーカーのようなショーのためだけに作ったような妙なコンセプトカーはありません。メインステージにも実際に販売されている車が置いてありました。日本初お目見えだったりするのかもしれませんが、その辺はよく分かりません。

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 エンジンもこうして飾ってあったり。なんだか分からないけど格好良いですよね。もちろん、問題のクリーンディーゼルはなかったようです。

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 アウディのWECカー「R-18 e-tron quattro」です。お姉さんではなくてお兄さんが厳めしい顔して立っていました。笑顔を振りまくのも大変でしょうが、こういう役も大変でしょうねぇ。

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 ポルシェのブースにはカレラカップカーがありました。これはF1日本GPのサポートレースで走ってるやつに違いありません。これ、鈴鹿を2分ちょっとで周回するんですよね。かなり速いです。

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 海外メーカーは変なコンセプトカーを持ち込まない、と書いたばかりですが、メルセデスにはその変なのがありました。2台あったうちの、こちらは「Vision Tokyo」です。何が「Tokyo」かと思えば、左側通行に合わせて左ドアしかないそうです。メルセデスのコンセプトカーは「自動運転」がテーマだそうです。自動運転車になるとこんな格好になっちゃうんですかね。

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 それよりも私的にはこっちが良いです。タイヤが嘘くさいのはさておき... 今年のチャンピオンマシンかと思えば、表示に「W05」とあるように昨年型です。ノーズが今年のマシンと全然違いますね。その向こうにあるのはAMG GT3です。

ホンダ

 さて国内メーカが主に集まっていた東ホール。その中でもホンダブースは超巨大。日産よりもずっと大きかったのではないかと思います。

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 その真ん中にあったのは発表されたばかりの新しいNSXです。こういう実際に商品化された実車の方が良いですよね。私には関係のない車ですが、その分こういうショーでしかじっくり見る機会はありません。ちなみにこの新しいNSX、ハイブリッドだそうです。F1のパワーユニットを想像させてそれはそれで、クリーンというよりはスポーティなイメージが感じられます。

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 もちろんマクラーレンホンダのF1マシンも飾ってありました。やっぱりタイヤがウソっぽいのですが、何とかならないのでしょうか? これは当然今年仕様のMP4/30ですが、ノーズがやはり古いタイプです。鈴鹿に飾ってあったやつと同じ車両かも。

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 問題のパワーユニットも飾ってありました。幾分こっそりと、な感じでしたけど。出来が悪いだけに仕方ありません。

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 なんかスーパー7みたいな車が置いてありました。「Honda Project 2&4 powered by RC213V」というもので、バイク用のエンジンを搭載した、見ての通りのスポーツカーです。実用車ではないですね。カラーリングも良いですし、コンセプトカーもこういうのは面白いと思います。なんか、自分で鈴鹿のコースを走らせてみたくなります。時速50km/hくらいで十分スピードを感じそう。

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 で、こういうのが一番わけわかんないです。まぁ、それなりの意味はあるんでしょうけど。知らないところで技術の進歩、社会の発展に役立ってるならそれで良いです。

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 なぜかこんなものが置いてありました。ホンダといえば発電機のメーカーでもあります。これ、こんな小さな発電機なのか!と思ったら電池だそうです。500Wまで供給できるそうですが、総容量はどのくらいなんでしょう?

 なぜモーターショーに電池?という疑問はわいてきません。無意識のうちに、車&バイク、エンジン、発電機、ハイブリッド... と連想していって電池、というのは繋がりますから。

スズキ、ダイハツなどなど

 さらに国内メーカーが続きます。私的にはプジョーの前にはワゴンRに乗っていたのでスズキが気になります。

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 マツダのシックで統一されていて落ち着いたブースの対象にあるのがスズキのブース。明るくてバラバラで雑然としています。でもスズキらしいですよね。このIGNISが一番押しだったようで、こんな車いつの間にか出てたんだ、と勘違いするほど完成してる感じです。まだ市販されていないそうです。これは中々よさそう。スイフトの次のヒット車になるかもしれません。

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 スズキはお姉さんも沢山いましたが、見事にみんな衣装も雰囲気もバラバラ。面白いですね。

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 かなり控えめでしたが、でもスズキというか日本の誇るThe ガラパゴス車と言えばこれだよね、というのも置いてありました。

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 スズキの永遠のライバル、ダイハツ。こちらは軽トラや軽バンを推し進めたコンセプト車としてこんなのが置いてありました。すぐに市販されるわけではないだろうけど、こういう「コンセプト」はよく分かります。

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 でも、ダイハツブースで一番目を引いたのはこのレゴでしたけど。

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 スバルはそのカラーと立ち位置に合わせて小粒でピリッとしたブースでした。でもとても人気があって混んでいました。メインステージには全く近づけません。

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 まぁ、私個人的な感覚としては、こういうブース並びになっているところで、「あぁ、そういえばそうだったんだ」と、急に覚めてしまったわけでして(^^; はい、個人の意見です。

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 三菱はブース一面、プラグインハイブリッドなアウトランダー押しでした。ハイブリッドと電気自動車のいいとこ取りで、PHVは直近では一番可能性があるんじゃないかと思います。日産も意地張ってEVばかりやらないでPHVにシフトすれば良いのに、って思ってしまいます。

その他

 さて、東京モーターショーにはもちろん乗用車の大メーカー以外にもたくさんのブースが出ています。密かに人気があるのが商用車、というか働く車コーナーです。

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 こんなお姉さんが立って人を呼び集めている背後にある車両は...

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 こんななんだか分からない超格好いいヤツでした。

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 日野自動車のラリートラック。パリダカールラリーって、パリでもダカールでもないところで今でも行われているんですよね。日野は出場し続けて、クラス優勝も続けているようです。

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 日産自動車ではなく日産車体のブースにあったNV200。ニューヨークのタクシーに採用されてるんでしたっけ。

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 なにやらエリーゼのような小型スポーツカーが置かれたブース。ヤンマーと関わりがあるようですがその関係がよく分かりません。ブース内も立ち入り出来ないようになっていましたし。

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 その奥にあったのがイギリスのRadicalというメーカーのスポーツカー「RXCターボ」。というかこれレーシングカーですよね?? ですがなぜかナンバーがついています。なんと、日本の公道を走れる車として実際に販売されてるそいうです。モーターショーの展示車には珍しく、でかでかとプライスタグがついていました。2600万円だそうです!

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 車両だけじゃなくて自動車部品、用品メーカーのブースもたくさんあります。でも一ユーザーにも分かりやすいのはタイヤですかね。ブリジストンはそこそこ大きなブースでした。現実的な意味でこれに興味があります。今年は買い換え時期ですから、そろそろ発注しないと。

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 ということで、これでも相当に適当に回っただけでかなり見逃し、見落としがあったと思います。でも久しぶりのモーターショーはそれなりに楽しめました。また2年後もうまくチャンスがあれば見に来たいと思います。