酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

Nikon 1 J5を1ヶ月使ってみて感じたこと

 タイトルの通りなのですが、気がついたら早くもNikon 1 J5を買ってから1ヶ月が経過していました。「買ったよ」というエントリーだけ書いて、どんな写真が撮れるのか?どんな使い心地なのかは触れぬままになっていましたが、この間にもけっこうNikon 1 J5では写真を撮っていました。

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 それらの写真を改めて貼りつつ、すこし初期インプレッションをまとめておこうと思います。

 私が買ったのはNikon 1 J5のブラック、ダブルズームキットです。Nikon 1シリーズでは最新の機種ですが、上位のVシリーズではなく普及機のJシリーズです。

日中屋外

 まずは日中の屋外で普通に使った場合。どんなカメラでも綺麗に撮れて当たり前ですが、そのカメラの癖が一番出るシーンでもあると思います。

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 普通に綺麗です。思ったほどペンタックス機との差も感じられず、とても鮮やか。20Mピクセルの解像度は十分すぎるほどで、何の問題もありません。露出も安定しているし何も考えずに撮れます。
 背面液晶はこの季節の太陽の下でも見えにくいと言うことはなく、しっかりとフレーミングできます。このあたりはさすが最新のカメラですね。

望遠レンズ

 同じように日中の明るいところで望遠ズームを使ってみましょう。ライブビュー専用機はやや苦手な領域かもしれません。

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 キットの望遠ズームは30-110mmですのでフルサイズ換算で約80-300mmになります。軽量コンパクトなレンズで、J5の小さなボディとの組み合わせもバランス良いです。手ぶれ補正も良く効き、小さな前玉と安っぽい外装の割にとても良く写ります。明るさはF3.8-5.6しかありませんが、それなりに綺麗にボケます。背面液晶でのライブビュー撮影でも使い勝手は問題なく、とても良くできたキットだと思います。

高感度

 実は今のところ一番驚いているのは高感度性能の高さです。センサーの素性が良いのか、ノイズ処理が上手いのか?

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 上のスカイツリーはISO3200、下のジョン・シナはISO6400です。よく見ればそれなりに高感度らしさがあるのですが、ぱっと見た印象は全く問題ありません。色もコントラストもしっかりしていて、解像感も十分。この高感度性能の高さはK-3 IIより良いのではないかとさえ感じます。少なくともQ7は圧倒的に凌駕しています。

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 そして再度書きますが、手ぶれ補正は非常に良く効きます。あるいはシャッターボタンのストロークが非常に浅く、簡単にシャッターが切れるため、手ぶれにはかなり強いカメラだな、と思います。もしかしたらメカシャッターがないのも効いているのかな?

スピード

 Nikon 1シリーズの重要なコンセプトの一つが「スピード」だと理解しているのですが、確かにチャンスに非常に強いカメラです。

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 まぁこれは思い切り被写体ブレしてしまっているわけですが、Nikon 1のわかりにくい特徴機能の一つ、「ベストモーメントキャプチャモード」というものを使って撮りました。シャッターを押した前後1秒間を20コマ分自動的に撮影してくれるものです。
 あるいは秒間20コマ撮影でAFが追従するので、とにかく連写するのもアリ。AFは確かに非常に高速で正確。シャッタータイムラグも小さいし、撮影後のフリーズもほとんどありません。EVFが使えない点も含めてミラーレス機のネガはほとんど感じません。

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 最高シャッタースピードの1/16000secはどんなものかと、無理矢理撮ってみた一枚。噴水の水は完全に止まっていて、ガラス細工のようですね。ただ、このシャッタースピードの速さはこういう用途よりはむしろ、明るい単焦点レンズを使ったときに、生きてくるかと思います。

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 1/16000secという高速シャッターは電子シャッターであるが故に実現できているわけですが、その代わりローリング歪みが心配になります。J5のストロボ同調速度は1/60secですので、やはりメカシャッターを搭載したカメラよりは歪みが出やすそう。
 その辺の道路を走る車を適当に撮ってみましたが、どうですかね? レンズというかパースペクティブによる歪みの方が気になってよく分かりません。通常使用の範囲ではそれほど気にすることはなさそうです。

ホワイトバランス

 カメラメーカーによって味付けが特に異なるのがホワイトバランスの特性ではないかと思います。下手したら機種ごとにも違いますし。ニコンのカメラには人工光源下でのホワイトバランスにあまり良い印象がないのですが、J5はどうでしょうか?
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 外食時にいくつかのお店で使ってみましたが、どれも十分に満足のいく結果です。見た目の印象に近く、妙な色転びや色かぶりはなくて、かといって過剰に補正しすぎるわけでもなく、多少ずれていても調整可能な範囲内。これはなかなか良い発見でした。これなら本当に飲み屋用カメラとしてテーブルフォトに使えます。

マクロ

 もう一つ重要なのはマクロです。コンパクトカメラ的に使うなら、十分な近接撮影能力が必要です。
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 もちろんこのあたりはレンズによるところが大きいわけですが、キットズームでもありNikon 1を代表する標準ズームである、10-30mm f/3.5-5.6 PDはその点良くできています。再近接撮影距離は0.2mで最大撮影倍率は0.2倍ですので、大したことないかと思っていましたが、これが意外に簡易マクロ風味が味わえます。もちろんマクロ切り替えみたいな野暮な操作も必要ありません。

Nikon 1 J5で撮影したエントリー

 明記しませんでしたが以下のエントリーはすべてNikon 1 J5で撮影したものです。


 ということで、J5は期待以上でかなり気に入ってきました。こうなるとレンズが欲しくなりますね。単焦点か広角ズームか...(A^^;;

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