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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

FlickrにおけるPENTAXのシェアが酷いことになっている件

カメラ

 かなり出遅れた感がありますが、この話題に乗っかっておこうと思います。先週火曜日、Flickrのユーザーがどんなカメラを所有しているのか、ざっくりまとめたデータがFlickr Blogにて発表されていました。ここ2年間の分析結果をメーカーごとにまとめたグラフ("Some rights reserved"とのことなのでそのまま利用させて頂きました)が以下のようになっています。

Camera brand ownership on Flickr 2013-2014
Camera brand ownership on Flickr 2013-2014 by Bhautik Joshi
 シェアの大きいブランドについては、さもありなんと納得する一方で、我らがPENTAXのシェアがえらく少ない上に、昨年の10月中旬以降、殆どなくなってしまっています。なんと言うことでしょう!

 まずは元記事のリンクを以下に貼っておきます。Flickrによる公式な分析と考察、あるいはカテゴリー別の詳細など、英文ではありますが、まずはこの記事参照願います。


概要について私的考察

 このデータはあくまでもFlickrユーザーの中でのみ集計したものですが、スマートフォンとミラーレス機と一眼レフに加えコンパクトカメラもごちゃ混ぜにして「カメラのシェア」を示したデータは、他ではあまり見ないのでなかなか興味深いです。

 Flickrは日本語化されていないので日本のユーザーは比較的少ないといった地域差もあるでしょうし、そもそも写真を趣味としている人が主にFlickrを使っているとすれば、その使用機材はエンスー寄りにバイアスがかかっていて、一般市場の動向とは差があることでしょう。

 でも、AppleやSamsung,LG,HTCという名前が並んでいるあたり、やはりそうは言ってもスマートフォンのシェアはかなりすでにかなり大きいし、伸びてきていると言うことが分かります。

 所謂コンパクトカメラについては特に触れておらず、レンズ交換式カメラをミラーレスと一眼レフに分けて分析しています。詳細は元記事を参照して頂くとして、トップに貼ったグラフからも、NikonとCanonのほとんどが一眼レフ、SONY, Olympus, Panasonic, Fujifilmのほとんどはミラーレスとすれば、やはり現時点では一眼レフを使用している人の方が多いことがわかります。でもミラーレスが伸びてるんでしょうね。

 ミラーレス機の状況はSONYとFUJIFILMが伸びてm4/3がシェアを落としつつあるようですが、市場が成長していく限りは仕方のないことでしょう。ここでもPENTAXは見えるか見えないかの瀬戸際ですが、むしろQシリーズと *1 K-01でよく頑張ってるな、と思ってしまいました。ところで、Samsungのミラーレスはどうしたのでしょうか? NXマウントは海外でも売れてないんですかね?

 一眼レフに関して、グラフが示されてはいないのですが、NikonとCanonでほとんどを占めている状況は明らかです。EOSの3桁シリーズは日本で言うところのKissシリーズのようです。これらエントリー機に対しEOS 7Dとか5Dシリーズが上位にランクインしてるのは、Flickrのユーザー層の偏り故でしょう。Nikonで言えば2014年においてもD90が強いというところがなかなか面白いところです。Nikonにとっては悩ましいところかもしれません。

 ちなみに"Overall"ではiPhoneシリーズに次いで上位にランクインしているCanon EOS 5D Mark IIが、一眼レフの分析ではランクトップ10に表れていない辺りがよく分かりません。どっちが本当なんででしょうか?

PENTAXはどうした!

 さて、問題のPENTAXです。写真好きが多いはずのFlickrにおてもこんな惨憺たる状況とは、驚くと同時に悲しくなってきました。本当にそうなの? もしかしてPENTAXは本当に売れていないの? あるいはPENTAXユーザーはFlickrを使わないものなのか?

 そとこで思いついたのは、もしかして最近の機種が"PENTAX"にカウントされてないんじゃないか?という疑惑です。というのもK-3で撮った画像ファイルにつくExifのなかで、カメラ名が変なことになっていることを思い出したのです。

スクリーンショット 2015-01-18 18.37.36.jpg スクリーンショット 2015-01-18 18.36.43.jpg
 左がK-30で撮ったファイルに記録されるExifの一部、右はK-3の場合です。このようにK-30で撮った写真はカメラ名が素直に"PENTAX K-30"となるのに対し、K-3では"RICOH IMAGINGうんたらかんたら..."と長ったらしい名前が付いているのです。これ、Exif情報から写真データを引っ張ってくるときに迷惑するんですよね。もちろん、これはFlickrが勝手に付けているのではなく、カメラが記録するExifがそもそもこうなっているわけで 、悪いのはメーカーの方なので*2 すが。

 PENTAXブランド製品に対するRICOHブランド化戦略が強化されはじめた時期を考えると、恐らくK-3以降のカメラはすべてこうなっていると思われます。先日少し借りて使ってみたK-S1も同様でした。K-3が発売されたのは2013年の末ですので、そう考えるとFlickr的にはPENTAXのカメラはK-50までで、K-3以降はすべてRICOHにカウントされているのではないか?という疑惑が沸いてきます。

K-3はPENTAXではなくてRICOH

 調べる術はないか?といろいろ探したところ、FlickrのCamera Finderで簡単にその答えを見つけることができました。

スクリーンショット 2015-01-18 18.25.04.jpg
 まずはこれがFlickrのCamera Finderで表示されるPENTAXのカメラの一覧ページ(の一部)。直近においてはK-5, K-30, K-x, K-r, K10Dが上位5機種となっています。

スクリーンショット 2015-01-18 18.25.32.jpg
 つぎにこちらがRICOHブランドのもの。GRシリーズが上位を占める中、K-3が2位に紛れ込んでいます。

 ということで、K-3はしっかりとRICOHに分類されていました。

 このページのデータ、恐らく今回の"Camera Brand Ownership"分析の基礎となったはずです。それによれば、やはりK-5を初めとする、PENTAXブランドのカメラのアクティブユーザーはこの1年で減りつつある一方、K-3は年初からじわじわと伸びて、年末辺りではあともうちょっとでGRに迫りそうな位置で安定しています。

 これらのことから、K-3を「PENTAXのカメラ」に含めれば、そのシェアは2014年末においてももうちょっとあって、いくら何でも消えてなくなってると言うことはないだろうと思われます。ただし、K-3のユーザー数はK-5には(まだ)届いていないようですし、仮にK-3をPENTAXに分類し直したところで、Flickrにおけるシェアという点で、残念な状況というのはあまり変わらないのかもしれません。

 シェアについてはさておくにしても、K-5に対してK-5IIは思ったほど浸透しておらず、K-7はほとんど消えてしまっている一方で、いまだにK10Dがそこそこ残っていたり、K-30やK-xのユーザー数はそれなりに多いのに対し、K-50は下位に沈んだままであるとか、あるいはK-S1はRICOHブランドの中でも全くその存在が見えない、などなど、このCamera Finderから見えてくるものは色々ありそうです。

 ということで、だからどうしたってことは何もないのですが、Flickrにおける非常に数少ないPENTAXユーザーであることを改めて自覚したと言うことで、これからもがんばっていきたいと思います。


 あとは、間もなく発売されるはずの↑このK-50後継機がバカ売れすることを願っています。


*1:追記:Camera Finderで見るとどうやらQシリーズは正しく集計されてないようです

*2:追記:色々と誤解を招く一文なので取り消します