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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

理想的な画角レンジをカバーする新しい標準ズーム:HD DA16-85mm F3.5-5.6ED DC WR

カメラ PENTAX K-3 HD DA16-85mm F3.5-5.6ED DC WR

 レンズ買いました。先週金曜日に発売になったばかりのKマウント最新の標準ズーム、HD PENTAX DA16-85mm F3.5-5.6ED DC WRです。9月に行われたフォトキナで突然登場したレンズで、フルサイズ換算で24.5-130mm相当をカバーするという、まさに画角レンジ的には理想的なレンズです。レンズ内DCモータでAF駆動は高速であり、簡易防滴仕様なのでK-3などと組み合わせれば多少の雨は気にならず、最新HDコーティングを採用しどんな光線状態でも高コントラストが得られるという、最新仕様の1本です。

IMGP9581.jpg
 ただ、明るさはワイド端でF3.5、テレ端でF5.6とキットレンズ並の凡庸さ。サイズもそれなりにあるようです。これがKマウント標準ズームの決定版!とまでは確信が持てないのですが、理想の標準常用レンズを求める旅に終わりはありません。それほど気が乗らない(ふりをしている)割に、発売日ゲットしてしまいました(^^;

仕様・外観

 まずはいつも通り、箱から出して一通り眺めてみましょう。

IMGP9565.jpg
 箱です。RICOHブランド化されたあと標準となったシルバーベースのデザインで、特に変わったところはありません。

IMGP9583.jpg
 内容物はこんな感じ。これに保証書等の紙類が何枚か入ってます。標準添付品は前後キャップとフード。ケースのようなものは付属しません。なおキャップは簡易版ではなくて本物(?)がついてきます。

 なおレンズ名に非球面レンズ使用を表す"AL"とか、インナーフォーカスであることを表す"[IF]"という文字が入っていませんが、このレンズは非球面レンズも使われていますし、インナーフォーカス式です。命名規則が変わったのでしょうか。

IMGP9566.jpg
 まずはレンズ本体をじっくり見てみましょう。これがワイド端の状態。ズームリングが側面のほとんどを占めます。滑り止めのパターンは正方形の凸模様でこれも最近の標準デザイン。ピントリングはマウント側にあり、距離指標が省略されたうえエンドレス回転仕様です。鏡胴先端はHDコーティングレンズであることを示す赤帯が巻かれています。賛否は色々ありますが、私的には結構好きです。

IMGP9567.jpg
 テレ端85mmにズームすると鏡胴は結構伸びます。しかしガタつき等はいっさいありません。また、ズームリングはねっとりとかなり重めのトルク感で、これならカメラにつけた状態で、勝手に伸びきってしまうということはなさそう。

IMGP9578.jpg
 前玉側。前玉はかなり大きく、前面には文字入れもされていません。フィルター径はKマウントレンズでは珍しい72mm。標準ズームとしてはかなり大型です。

IMGP9570.jpg
 マウントはもちろん金属製で、WRレンズの常としてマウント部への浸水を防ぐ赤いパッキン付き。レンズ最後部には反射防止のためと思われる四角い遮光板付がついています。また、古いボディでAFするための、AFカプラーはついていません。

IMGP9575.jpg
 K-3に取り付けてみました。大きさ的にはちょっと大きいくらいでバランスは悪くありません。

IMGP3902.jpg
 ということで、気がつけば標準ズームばかり4本になってしまいました。左からDA16-45mm F4、DA18-135mm F3.5-5.6、HD DA20-40mm F2.8-4 Limited、そして新しいHD DA16-85mm F3.5-5.6。外寸はHD DA16-85mm F3.5-5.6が一番大きいです。デザインが似ているDA18-135mm F3.5-5.6と比べると二回りくらい大きく感じます。またワイド端が同じく16mmであるDA16-45mm F4と比べると、再短時の全長は似たようなものですが、前玉の大きさもやフィルタ系も含めて外径はHD DA16-85mm F3.5-5.6のほうが一回りくらい大きくなっています。

 というか、こんなに標準ズームばかり集めてしまってどうしたものか...。それだけ、Kマウントには「決定版」がないんですよね。これにFA31mmF1.8 Limitedも加えれば、標準常用レンズ候補は5本あることになります。

 実際には、DA16-45mm F4は色々古くてもうほとんど使ってないですし、DA18-135mm F3.5-5.6はK-30用になっています。と言うことで、実際にはHD DA20-40mm F2.8-4 Limited、FA31mmF1.8 Limited、として今回のHD DA16-85mm F3.5-5.6が標準常用レンズ候補となっています。

とりあえず撮ってみる

 このレンズを気に入るかどうか、とにかく撮って実際の絵を見てみないと何とも言えません。いや、私自身あまり「画質」を気にする方ではなく、使いやすさとか雰囲気とか、そういう面が重要なのですが。

 時間帯も悪く、あまり適切なシーンではないのですが、私的ベンチマーク基準ということで、近所の公園でスカイツリーを真ん中において撮り比べてみました。

焦点距離 開放 F8
16mm K3PS0127.jpg K3PS0133.jpg
26mm K3PS0128.jpg K3PS0134.jpg
35mm K3PS0130.jpg K3PS0135.jpg
50mm K3PS0131.jpg K3PS0142.jpg
85mm K3PS0132.jpg K3PS0137.jpg

 いずれもレンズ補正は全てOFF、手持ち撮影です。ワイド端開放は左右周辺に流れが見られますし、周辺光量落ちもあります。歪曲はちょっとこれではよく分かりません。ただ中心部はなかなかキリッと解像していて綺麗です。F8だと周辺もしゃっきりしてきますし、光量落ちも目立たなくなります。26mm(ズームリングは24mm辺りに合わせたのですがExifに記録されたのは26mmでした)以上では開放の画面周辺もほとんど問題ないように見えます。

 実際には私がこのレンズを使う限りにおいてはレンズ補正を使いますので、周辺光量落ちや歪み(恐らくそれなりにあるのだろうと思います)は気にしないとして、開放時周辺部の流れはレンズ補正では修正しようが無いと思われます。気にしないので良いですけど。

 ということで、あまりこういうベンチマークは気が乗らないので、以下適当にとってみたもの。前回のエントリーに続き、その辺の散歩コースの紅葉です。

K3PS0125.jpg 開放F5.6でもそれなりに背景はボケます。というか、背景のボケ量を気にしすぎて真ん中の葉っぱもボケてしまいました。絞りの選択は難しいですね。というか、ボケが結構綺麗です。

K3PS0184.jpg そろそろ真っ赤に色づいた紅葉の木も目立ってきました。来週末辺りが都内でも最盛期でしょうか。晴れると良いのですが。

K3PS0181.jpg 散ってしまっても少しは楽しめるかも。

 ということで、もうちょっと使ってみないと何とも言えません。このレンズをつけて少し遠出して紅葉を探しに行ってきました。それについてはまた次回!

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