酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

涙雨のち別れの夕焼け、そして抜けるような秋のあお空

 8月末から東京はすっかり秋めいてきました。9月と言えば残暑が厳しい季節のはずですが、今年は季節が1ヶ月くらい進んでいるんじゃないかと思えてきます。9月も後半に入ってからと言うもの、もうすっかり空気は秋。たまに暑い日があってももはや夏のそれとは違います。

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 この週末、基本的には穏やかな良い天候でしたが、私の住んでいる地域では土曜日の午後に雨が降りだしました。最近多いゲリラ豪雨ではなく、まさにサッと大きめの雨粒が降ってくる「涙雨」でした。

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 雨の後にやってきたのは見事な夕焼け空。雨上がりの空に、今日は綺麗に焼けそうな気配を感じ、カメラを持って飛び出してしまいました。果たして西の空には見事な夕焼け空が現れます。反対側の東の空にはちょっとだけ虹も出ました。

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 ホワイトバランスをCTEに設定したのでやけに赤みが強調されているようですが、記憶色としてはこのくらいだったかも。雲の表情も秋らしいです。

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 こうした見事な夕焼けを見ていると、仏教的には西の彼方に極楽浄土があるって話を思い出します。この世を旅立った生あるものは、みんなこの空の彼方にいるはず。この日は格別に夕焼けが輝いていました。

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 そして翌日は快晴。秋の空は高くて抜けるようにあおいです。近所の花壇に植えられたキバナコスモスは今年も見事に咲いていました。動物たちの低い目線から見ると、花はいつもこんな風に見えているのかも。

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 本当は普通のコスモスの方が可憐で好きなのですが、この花壇はキバナコスモスだけです。色がきどぎつくて、下手に撮ると色が飽和してしまいそうになります。K-5はかなり苦手としていましたが、K-3はだいぶ粘るようになりました。この色合いだと、空をバックに撮るより、人間目線で見た方が似合うかも。

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 花のまわりに立派な揚羽蝶がやってきました。ストローを伸ばし蜜を吸ってるようです。蝶は洋の東西を問わず「死者の霊魂の化身」とされてるんですよね。日本も例外ではありません。さらにキリスト教的には一歩進んで「復活」のシンボルだそうです。この揚羽蝶は、私のことなんかお構いなしに、逃げることもなくヒラヒラと花から花へと舞い、蜜を吸い続けていました。

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 でもやっぱりあお空が印象的で、這いつくばってこんな写真ばかり撮ってました。ファインダー覗いてる間は、他のことを考える暇もなく、本当にあっという間に時間が過ぎていきます。

 妙なことばかり書いてしまいましたが、ちょっと訳あって、そんなことを考えながら、やっぱりカメラを持ってウロウロ散歩して過ごした週末でした。