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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

旬の江戸前寿司をFA31mmで撮り、そして舌鼓を打つ

写真 PENTAX K-3 FA31mm F1.8AL Limited

 最近お寿司を食べたのはいつだったっけ?と考えてみたら、なんと1ヶ月も前のことではないですか!ということで、矢も楯もたまらずまたまたお寿司を食べに行ってきました。お店はもちろん浅草の近く、千束にある「鮨処 舟」です。まもなく夏本番と言うことでで、1ヶ月前にはなかった旬のネタが続々と入荷しているようです。

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 季節に関係なく、大抵のものはいつでも食べられる便利な世の中ですが、こうして新鮮な本物を季節を感じながら頂いてこその鮨だと思います。


 お寿司屋さんに限らず、高級店になるほど店内でカメラを構えることをいやがるお店もありますが、ここはむしろ「撮って撮って!」という方なので、写真好きで寿司好きな私としては、二倍楽しめるお店です。

 今回はお座敷で他のお客さんに迷惑がかからないので、K-3を持ち出してみました。レンズは思い立ってFA31mmF1.8AL Limitedです。明るいのは良いですが、ピント極薄でお寿司を撮るとどうなるのでしょうか? 今回もノーカットフルコースです。

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 とりあえずの生ビール。うす張りのグラスに注がれたビールは、多少時間をおいていても泡がなかなか切れません。

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 最初の一品。豆腐の酒粕漬けです。こんなの食べたことないです。お酒の味がして早くも日本酒が欲しくなってきます。

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 お次はいつもの茶碗蒸し。シメジと小柱が入っています。シメジから出汁が出て、おおよそ普通の茶碗蒸しを超えた味わい。

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 「江戸前」とタイトルに書いておきながら、江戸にはなかったものが出てきました。旬の魚、鱧です。魚偏に豊かと書いてハモ。関西を中心に食べられていた魚で、調理が難しいことで有名です。料理人の腕が如実に出るそうです。湯引きが一般的ですが、なんと炙りで出てきました。柔らかくて、でもハモらしい食感もあって、本当においしいです。

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 たまらず日本酒にスイッチ。まずは東京では幻となりつつある田酒を頂きました。うっすら琥珀色のお酒です。

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 そしてお造り。青柳、甘海老、鰹、鰯です。鰯のお刺身っておいしいですよね。

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 次にまた変わったものが出てきました。見たとおり魚卵なのですが、イサキと金目鯛の卵です。赤白で色合いがきれいです。勿体ないので最後の汁まで残らず頂きました。

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 お次はスルメイカ。何でもなく焼いただけのようですが、手前の肝醤油がすばらしい!いあ、もちろんスルメイカもすばらしくおいしいです。あごが痛くなることはありません。肝醤油はそれを嘗めるだけでお酒が飲めます。

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 今回は珍しい食材が目白押し。これは何でしょう? とクイズを出してもほとんどの人は当てられないと思います。そして実際に食べてみてもなかなか当たりません。これはなんとカボチャだそうです。熟す前の小さな実の状態。それを酢漬けにしたものだそうです。瓜系の味が確かにします。

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 谷中ショウガとガリが出てきました。美しいですね。私はショウガ嫌いで食べられないのですが。ガリが出てきたと言うことはそろそろメインディッシュの時間です。

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 と、その前にお酒です。今回は福井県の白岳仙というお酒が5種類も入っていました。純米大吟醸から純米吟醸、そして燗向きの純米酒まで、いろいろです。おちょこに一杯ずつ頂いてみました。

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 透明で飲み口すっきりでしかし旨味の濃いお酒は、お寿司に良く合います。

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 今回は烏賊ではなく、いきなり貝からスタート。石垣貝というものだそうです。南国ではなくて東北で捕れる貝です。形は青柳系ですが食べ口はサッパリ。

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 そして今回の一番の目的はこれ。新子です。これそこの季節の旬の味。2週間ほど前の出始めは8枚づけだったそうですが、わずかな間にだいぶ育ってきて、こんかいは4枚づけ。でも味わいが出てきてちょうど良い頃かも。姿も光り輝いていて美しいです。

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 美しい中トロ。すばらしい!!

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 そのほかにも、イサキ、マグロ、鯵、シャコも頂きました。どれもこれも、細かく温度調節されていて超美味しいです。


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 そしてお寿司の途中には名物の玉子焼き!これが今までとちょっと違うのです。「舟」というお店の名前が焼き付けられています。格好いいですね、これ。

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 これがその焼き印。これを暖めて焼き上げた玉子焼きにジュゥ〜と焼き付けます。実はこれ、我々雄志でお店にプレゼントしたものです。この日渡したばかり。この写真、ボケすぎて何が何だか分かりませんが、木製の取っ手のついた金属の棒の先に特注で作った焼き印部分がくっついています。もちろん特注です。

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 さらに握りの途中にこんなに酷いものが出てきました。「酷い」とはもちろん褒め言葉です。ウニイクラのミニ丼。どんぶり一杯食べたいです。すごい値段になりそうですけど。

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 普通にカッパと干瓢ですが、巻物も職人さんが作るとすばらしいです。

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 最後にお代わりとしてちょっと変わり種を頂きました。アサリの軍艦です。これこそ江戸前風ですが、あまりお寿司でアサリは食べないですよね。アサリをふんだんに使ってあってとても美味しいです。

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 〆のお吸い物。これがまた鱧入りです。というか鱧でとった出汁に塩で味付けしただけとか。

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 デザートも旬のもの。スイカです。

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 でもって、デザート酒まで頂きました。発泡濁り酒。開けるときに吹き出しそうで一騒ぎありましたが、なんとか無事に開きました。これはお寿司と一緒に飲むわけには行かない種類のお寿司です。まさにデザート酒。

 ちなみにこの写真、ピントが合っていません。泡があるので合いやすいかと思ったのですが。酔っ払っていて前後に動いてしまったのかも。このFA31mmは一度ピント調整してもらっているのですが、K-5ではなかなかピントが出にくいレンズでした。それがK-3ではズバッと合うことがほとんどです。テーブルフォトでもボケに頼るのは楽しいです。今回は開放からF2.8くらいで撮ってみました。

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 七夕はもうすぐ。お店の前には笹が飾ってあります。

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 ということで私たちも短冊を書きました。一番上のは私が書いたものではありません。

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 ところでこの日、K-3仲間が増えました(^^/~ ブラックボディ格好いい! 見せてもらいましたが、色以外私のと全く同じでした(当たり前!)


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 鮨処 舟
 〒111-0031 東京都台東区千束1−3−5
 TEL: 03-3874-2875
 17:30 〜 23:00
  浅草千束 鮨処 舟(地図/写真/浅草/寿司屋) - ぐるなび