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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

雨のFrench Blue Meeting 27e

 今年もFrench Blue Meeting(通称FBM)へ行ってきました。FBMとは、年に一回長野県の車山にフランス車が集まるイベントで今年で開催27回目になります。私も306に乗り始めた2000年以来、毎年参加するようになって今年で14回目の参加です。私にとってはF1日本GPと同様に、10月の年中行事となっています。これに行くとようやく秋を感じるようになります。

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 昨年は日曜日のみ日帰りしたのですが、今年は同じくフランス車に乗る地元の友人達と、女神湖そばの貸しロッジに前泊しました。

フランス車密度がだんだん濃くなる中央道

 土曜日の午前10時頃に東京を出発。一路、諏訪を目指します。心配した渋滞は全くなくて道中はとても快調でした。2年目の点検を終えてオイル交換したばかりの我が207SWは、こんなにこのエンジン回るんだっけ?というくらいよく走ります。ちなみに、問題はどこにも見つからず。オイルとワイパーを交換し、ウォッシャー液を補充しただけです。

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 途中の釈迦堂PAにて。「あ、アッシュトラックだ!」と喜んで隣に停めて記念写真。黄色いナンバーで騙されたことに初めて気づきました(A^^;

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 さらに進んで諏訪の少し手前、中央道原PAでは、気がついたら隣にDS4がいました。こうして次第にフランス車濃度が高まっていきます。諏訪ICから白樺湖、車山に向かう道中は、沿道に時々フランス国旗を掲げたお店が出ています。協賛店が増え、FBMも地元になじんできた証拠かもしれません。しかし、そば屋にフランス国旗がかかってる理由は、FBMにやってきたフランス車乗りにしか分からないのではないかと思います。

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 白樺湖畔の廃墟ホテルの前でしばし休憩。隣は諏訪で合流した友人のDS3です。借りているX-M1でローアングル撮影。チルト液晶を意地でも使ってみました。

勝手に前夜祭

 FBMでは土曜日の夜に公式な前夜祭があるのですが、私たちが宿泊するのは車山高原ではないため、それとは全く関係なく勝手に飲み食いして騒ぐだけです。306に乗っていた頃は毎年のようにやっていて、最盛期には10人以上集まったこともありましたが、今年はこぢんまりと開催しました。

 宿泊したのは白樺湖から女神この方へずっと山を登っていったところにあるホテルアンビエント蓼科の貸しロッジです。私たちの勝手に前夜祭はいつもここで行われてきました。人気がそれなりにあるので、予約はかなり早めにしないといけません。

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 割り当てられたロッジ前に駐車する3台のフランス車。白いのは私のPEUGEOT 207SW、黄色はCITROEN DS3、ほとんど見えませんが奥の黒いのはCITROEN C3。フロントでは2台がギリギリと言われましたが、余裕で3台停められました。どれも小さなクルマですからね。ちなみに見ての通り木々から葉っぱが散る季節ですので、一晩停めておくとクルマは枯れ葉だらけになります。

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 夕飯はもちろん自炊。食材や飲み物は途中で買い物して調達。長野県の地ビールがいろいろありました。このかわいい猫のラベルのビールは、よなよなエールで大人気のヤッホーブルーイング製。ベルギービールのような白ビール系のサッパリしっとりな味わい。他にスタウト系も頂きました。

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 その他、友人達が秘蔵のお酒を持ち寄ってきました。この十四代は日本酒ではなくて米焼酎です。もちろんあの十四代の酒蔵で造ったもの。一度飲んでみたかった!

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 食べ物は... 伝統的にすき焼きと決まっています。グズグズに見えますが、これが美味しいのです。

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 今回のすき焼きのメインはキノコ。いや、もちろんお肉は入ってますけど。キノコ類はエノキや椎茸だけではなく、なんと松茸も入ってます。カナダ産でイマイチ信用してなかったのですが、なかなか美味しかったです。すき焼きのタレでべたべたに味付けしても、しっかり松茸風味が出てました。

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 最後、鍋の中はこんなことになっていました。〆はうどんで... は良いのですが太すぎませんか?これ。一本食べただけでおなかいっぱいになります。それに隅っこの方になにやらおかしなものが入ってます(A^^; すき焼きは自由で良いですね。

 そんなこんなで午後4時に始まったグズグズ宴会は、10時過ぎまで続きました。セーブしていたつもりでしたが、さすがに酔っ払いました。しかし明日は朝早いので日付が変わる前には布団に潜り込みます。寝入る頃はまだ静かだったのですが、夜中にふと目が覚めてみるとあたりは雨の音がしていました。

雨のFBM

 過去に参加した13回のFBMでは、晴天に恵まれて暑かったことももちろんあったのですが、悪天候に見舞われたことも少なくありません。しかし朝からこんなに本格的に降っていたのは初めてのような気がします。この様子ではそもそもちゃんと開催されているのか、心配になるほどでしたが、取り合えず現地に行ってみて、会場を一周してどうするか考えることに。

 晴れていればとても気持ちの良いはずのヴィーナスラインは霧に閉ざされていました。それでも車山高原の会場内は深い谷間にあるせいか、視界がそれなりにあり、思ったほど雨も強くありません。とは言っても傘が必要なレベルで、ときおり雨脚が強くなります。

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 入り口渋滞はありませんでしたが駐車場にはそれなりに車が入っています。が、朝8時半のメイングラウンドの様子は上の写真の通り。朝早いとは言えさすがに出足は鈍いようです。

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 FBMの楽しみのひとつは一般参加者の車を見て回ること。何しろ広い会場の駐車場は95%以上がフランス車で占められているのです。ここ以外では絶対に見られない風景です。もしかしたらフランス本国でもこうなることはほとんどないかも。

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 で、やや意外と言っては失礼ですが、けっこうたくさんの208をみかけました。街中ではあまり見ませんが、少しずつフランス車好きのなかには浸透しているのでしょうか。なかにはこうやって複数台で並んでいることも。往年の206ブームが懐かしいですね。

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 一方でやはりFBMですから、こうしてシトロエンがずらっと並ぶのは珍しくありません。これはDSシリーズのかたまり。

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 で、そんなシトロエンの中でも、FBMの主役と言えばやはり2CV。それこそうじゃうじゃいます。どれも色や装備や仕様が違っているのが素人目にも分かります。2CVはとても個性豊かです。

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 こんなデコレーションが似合うのも2CVならでは。しかもこのまま何食わぬ顔で走ってきたのかも?と思わせます。

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 もう一つの主役はDS。このワゴンというかブレークというか、これ初めて見たかも。色もいいですね。なんだかアメリカンな感じです。

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 もちろん、正統派な黒のDS21もいまsた。真横からじっくり眺めると、本当につくづく不思議なクルマだと再認識します。

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 プジョーの旧型だってそこそこがんばっています。シトロエンに比べると圧倒的に普通のクルマですが。今年は気のせいか205をたくさん見かけたような気がします。

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 そしてフランス車と言えばルノーももちろんたくさんいます。キャトルとかサンクとか。天候は終始こんな感じ。車山の山頂方面は雲の中です。ちなみに右端のシトロエンAMI8が110万円というのは安いのか高いのか、まったく判断が付きません。ナンバーからすると、初回登録時からそのままワンオーナーぽい感じだったのですが。

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 雨にもかかわらず、テント街はそれなりに混んでいました。例年通り、ざっと流して眺めてきただけ。興味がないわけではなくて、なかなか良さそうなものがたくさんあるんですけどね。

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 雨で一番心配したのは参加者が勝手に開くフリーマーケット。全滅かと思っていたらそんなことはありませんでした。ま、こうなるとお店開いてるのかどうなのかよく分からないですけど。

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 ルノースピダーはこうしてカバーとかビニールを被っています。この雨では仕方ないですね。

 会場ではいつもお世話になっている原工房のブースを覗いてトートバッグをもらい、それから別途メドゥサン・デュ・モンドのトートバッグをやっぱり買ってしまい、さらには10年ぶりぐらいの知人にお会いしたりしていました。すべての目的を果たしたわけではないのですが、同行した友人達もいつの間にか帰途についていたりして、わたしもお昼前に帰ることにしました。晴れていればヴィーナスラインを逆にたどって紅葉の写真でも撮りながら、と思ったのですがそんな気にもなれず。さすがに真昼の中央道は渋滞もありません。ただ、ところどころひどい雨でしたけれども。

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 何をするわけでもないですし、今回のように悪天候でひどい条件になることもありますが、また来年も必ず訪れたいと思います。