酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

iMac 液晶の焼き付き

 iMacの液晶に焼き付きが発生するようになりました。いえ「するようになった」というのは多分正しくなくて、最近になって「気づいてしまった」と言った方が正しいかと思います。ブラウン管時代ならいざ知らず、液晶パネルを使うようになって10数年、焼き付きとは無縁と思っていたのですが、どうやらそうではなかったようです。

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 ネットで調べると液晶の焼き付きについて様々な情報が出てきますが、場合によっては「残像」とか「ゴースト」とか呼ばれていたりするようですが、見た目の現象としては「焼き付き」というのがもっともしっくりくると思います。

 「焼き付き」とは、画面上にそれ以前に表示していた画像がうっすらと残ってしまうことを指しています。私のiMacの場合、全白を表示していた部分が、その後もしばらくシミのように残ることがあります。しかも、これはバックライトの明るさ設定に依存しているようなのです。ということで、再現実験してみました。

スクリーンショット 2013-06-07 23.39.36
 まずはバックライトの明るさを全開にします。実際のところ、この状態では一般家庭で使うにはあまりにも明るすぎて実用的ではありません。

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 壁紙をグレー単色に設定し、Safariを立ち上げてGoogleのトップページを表示。この状態でしばらく放置します。省電力設定はあらかじめ切ってあります。そしておよそ1時間後...

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 Safariのウィンドウを最小化してみます。何もなければ当然のごとくグレー単色の壁紙に戻るはずなのですが、こうしてGoogleのロゴがうっすらと残ってしまいます。というよりは、ウィンドウ背景色だった全白のエリアが黄緑色にうっすらと変色しているのです。

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 Safariの元のウィンドウを横に並べてみました。要するにこういうことなのです。この写真では分かりづらいと思いますが、黄緑色のシミになっている部分は実際にはかなり細かいピッチので縦縞状になっています。しかし、色々試してみたのですが全白以外だと全く問題ありません。この写真でもGoogleの最上部のメニューバーやSafariのツールバーあたりの形跡は全く見られません。
 いずれにしてもここまで焼き付くとかなり厳しいです。壁紙を表示しても、ほかのアプリを開いても、うっすらとこの部分だけ変色しているのが目に付きます。

スクリーンショット 2013-06-08 0.13.36
 ただし、この現象に気づいたのは偶然で、写真の編集中にシャドー部がどう見えるのか色々実験するため、バックライトの明るさを明るくして、しばらく使っていたときでした。通常バックライトの明るさはは最大でこのスクリーンショットくらい、約40%程度の輝度に設定しています、これでも夜などは少し眩しいくらいです。

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 この場合はなぜか焼き付きは発生しません... と思っていたのですが、上でやったのと同じテストをしてみたら、やっぱりごくわずかに焼き付いていることが確認できました。見なくていいものを見てしまった...(-_-#
 でもこのくらいだと、通常はほとんど気がつきません。というか、気づかずに使ってきたわけです。ちなみに、このiMacのバックライトはLEDだと思うのですが、輝度設定がなぜ焼き付きの程度に関係するのかわかりません。私の気のせいでないとしたら熱に関係した問題なのかな?と思っています。

 ちなみにAppleからはサポートページにおいて以下のような公式見解が出ています。

IPS ディスプレイでは、ログイン画面などの同じ画像を長時間画面に表示し続けると、新しい画像に切り替えても前の画像が画面にうっすらと残ることがあります。この現象は「ゴースト」とか「ゴーストイメージ」とも呼ばれます。IPS ディスプレイではこれは正常な現象で、かすかに残った画像は時間が経つと消えます。

Apple ディスプレイに残像が残るのを防ぐ

 さらにlenovoのサポートページにも同じようなトピックを見つけました。こちらではさらに技術的な原因に踏み込んだ解説がされています。

一般的にTN (Twisted Nematic) LCDでは電界が並列しているため、表示エリアのすべてを対称にコントロールすることができます。それに対してIPS LCDは一部の小さいエリアに非対称の電界が存在するため問題の残像が発生します。

LCDの画像が消えずに残る (ゴースト) - ThinkPad X220, X220i, X220 Tablet, X220i Tablet

 IPS方式の液晶に特有の現象だとは知りませんでした。iMacを買うまで使っていたEIZOのL997もIPS液晶でしたが、全くそんなことを気にしたことはありません。もちろん、L997もバックライトは40%程度まで絞って使っていましたが。

 いずれにしてもiMac late 2012の場合、バックライトの輝度を実用的な範囲に設定するかぎり、気になるような焼き付きは今後も起こらないのであれば、実使用上の害はほありません。でも、なんか気持ち悪い現象です。かといってIPS以外の液晶をいまさら使う気にもならないのですが(A^^;