酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

Optio W90

 スキー用に防水カメラを買いました! やたらにカメラを買いまくった2010年の締めくくりの1台は、PENTAXのOptio W90です。PENTAX伝統の防水カメラWシリーズの最新機種です。と言っても、発売は2010年の3月なのでそんなに新しくはありません。もうすぐ後継機が出てもおかしくない頃。それだけにかなり値下がりしています。
 先日の安比高原スキーでCoolpix S5100の液晶を壊してしまい、どうしようかと思ってネットを徘徊していたところ、AmazonでこのW90が2万円を切る価格をつけていたので、思わず衝動買い。色はピスタチオグリーンにしました。わずか数十円ですが一番安かったので。

IMGP0515
 2年ほど前までOptio W60を使っていたので、何となく懐かしさを感じさせるボディです。使い勝手もW60と大きくは変わっていません。とはいえ、防水性能は4mから6mにアップし、1.2mからの落下に耐える耐衝撃性も追加されました。そのためか、ボディ外周部はラバーに覆われて、W60よりも少し大きく、重たくなっているようです。しかし、沈胴機構やレンズキャップなど可動部を徹底的に廃した薄型のボディデザインは、十分にコンパクトです。

 撮像素子は12Mピクセルの1/2.3インチCCD、28mm相当からの5倍ズーム。1cmマクロ、電子式の手ぶれ補正、1280x720ピクセルで30fpsの動画撮影、HDMI出力端子付き。電池は740mAhの小型電池で、カタログ上の撮影可能枚数は205枚と言ったところが主なスペックとなっています。-10℃の耐寒性能も保証されていますが、電池はどこまで持つでしょうか? スキー場で1日持てば問題ありません。

 パッケージには金属製のカラビナもついてきます。もちろん取り外し可能。
IMGP9428
 背面はこんな感じ。操作系はW60とほとんど同じです。動画撮影専用のボタンがついてないのはちょっと残念です。液晶は2.7インチのワイド仕様で、静止画撮影時にはライブビュー画像に撮影情報が重ならない点は良くできています。ただし画素数は23万画素しかありません。

 一番右下のグリーンボタンはファンクションボタンとしてカスタマイズ可能です。シャッターボタンは大きいのですが、背面のボタン類は普通のカメラよりも突起しており、ボタンのストロークも確保されているのですが、小さくて狭い範囲にかたまっているので、グローブをしていると操作しにくいのです。でも、W60よりは改善しており、慣れれば何とでもなりそうです。

 まだ手に入れてわずかな時間しか経っていないのですが、いくつかW90で撮った写真を貼っておきます。3:2にトリミングし縮小してありますが、それ以外は基本的にいじっていません。

IMGP0007
W90, 25mm, F5.5, 1/250sec, ISO200, AWB, ハイライト補正, シャドー補正

 年末まで残っていた遅い紅葉。望遠端にて。もともと綺麗なものは当たり前に綺麗に写ります。

IMGP0152
W90, 25mm, F5.5, 1/250sec, ISO80, AWB, シャドー補正

 東京スカイツリーはてっぺんのアンテナ部分が生えてきました。輝度差がありますがそれなりに写っています。W90にはPENTAX一眼レフと同様に、ハイライトとシャドーのD-Range補正が出来ます。ハイライト補正をONすると最低感度がISO160になります。上の写真はシャドー補正だけ使いました。効果があったかどうかは不明。

IMGP0014
W90, 7.5mm, F4.2, 1/50sec, ISO400, AWB, ハイライト補正, シャドー補正

 原工房の猫店長。顔検出されました。特にペットモードにはしていないので、人と間違えたのかも。感度がISO400まで上がっており、ノイズはそれなりに出ていますが、全体的にそれほど見苦しくはありません。コンパクト機としては十分に常用範囲内だと思います。

IMGP0111
W90, 7.5mm, F5.0, 1/1500sec, ISO80, AWB

 さて、主たる使用目的のスキー場ではどんな感じかというと、こんな感じです。太陽が画面内に入った超逆光シーンですが。雰囲気出ていて良く撮れています。左側にゴーストが出ていますが、これはレンズのせいなのなのか保護ガラスのせいなのか分かりませんが、厳しい条件なので仕方ありません。

IMGP0021
W90, 5.0mm, F4.2, 1/1500sec, ISO80, +0.7EV, AWB

 むしろスキー場写真で苦労するのは、こういう天気の悪い雪一面の景色。ホワイトバランスが崩れ、コントラストがなく、周辺減光や周辺のカラーバランスずれが発生し、汚いノイズまで浮き出てくる場合が少なくありません。この写真はプラス補正してありますが、悪くはありません。このくらいなら後処理でなんとかできそうです。

IMGP0201
W90, 9.1mm, F4.4, 1/13sec, ISO200, AWB, 電子顕微鏡モード

 W90のおまけ機能の一つ、電子顕微鏡モードで遊んでみました。1cmマクロ+光学&デジタルズーム+LEDライトを組み合わせた接写モードです。このモードに設定すると、自動的にレンズ外周の白色LEDが点灯し、記録サイズは1920x1080ピクセルに固定されます。お遊びモードではありますが、なかなか面白いです。

 顕微鏡モードとは別に、意外に便利なのがオートマクロ。普通に撮影していても被写体に近づきすぎると自動的にマクロモードに移行します。これは超便利です。というか、これを一度体験してしまうと、他のカメラには戻れなさそう。W90にはオートで移行する通常のマクロの他に1cmまで寄れるワイドマクロと、上の作例にあるようなLED照明&ズーム付きの付きの顕微鏡モードがサポートされるなど、マクロ機能はかなり強化されています。

IMGP0148
W90, 5.0mm, F3.5, 1/40sec, ISO800, AWB

IMGP0163
W90, 5.0mm, F3.5, 1/8sec, ISO800, AWB

 さて問題点はと言うと、やはりホワイトバランスです。上の二枚のような写真が写ってしまうこともしばしば。どちらも光量不足で特殊な光源下で非常に厳しい条件なのは確かですが。同じ条件下でも時と場合によって大きくホワイトバランスが動いてしまうのが問題です。
 これらの写真は恐らく補正を諦めて太陽光のプリセットで撮影されているものと思います。それはそれで一つのコンセプトとしてありなんですけどね。ただしW60よりは諦めにくくなっているようには思います。この点についてはこういうものだと思って使うしかありません。

 その他気づいた注意点としては、AFが合ったふりをして実際にはピントを外すことがあります。これはRICOHのCX3もそうでしたし、コンパクト機のAFならある程度は仕方ないと思いそうですが、Coolpix S5100やFinePix F70EXRはそういうことはありませんでした。
 あと、なぜか写真が傾きやすいです。恐らく指先が写らないように上下をつまむ形で構えることに慣れていないためかと思います。これは撮影者側の問題でもあるので、注意していきたいと思います。

 2010年は4台のコンパクトカメラを買ってしまいました。3ヶ月に1回ペース。FinePix F70EXRは旅先で無くしてしまい、CX3は落として壊し、Coolpix S5100は水没させて液晶死亡。このW90こそ長持ちして欲しいです... (^^;

 一応新年の目標の中に「今年はカメラを買わない」を入れておくことにしました。

PENTAX 防水デジタルカメラ Optio W90 ピスタチオグリーン OPTIOW90PG

PENTAX 防水デジタルカメラ Optio W90 ピスタチオグリーン OPTIOW90PG