酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

色々あったけど富岡八幡宮例祭の御本社二の宮神輿渡御は恙なく行われた

 お盆休みのこの時期は夏祭りが行われる地域も多いことでしょう。私が暮らす街の氏神様は門前仲町にある富岡八幡宮なのですが、ここは昨年末に世間を騒がせる大事件が発生し、年明けの初詣客は一説には8割減となったともいわれています。

 とは言え江戸開闢以来長い歴史を持つ神社であり、深川地区発展の中心としてこの土地と深く結びついているわけで、世間はともかくここに永年暮らす土着の住民としては、信仰心とはまた別にこの神社を無かったことにするわけにはいきません。裏ではどのような再建が進んでいるのか分かりませんが、とりあえず例年のお祭りは予定通り行われることになりました。

 昨年の8月には3年に1度の「本祭り」が盛大に行われ、50基以上の氏子町内神輿の連合渡御が行われました。今年は「御本社祭り」の年に当たり、富岡八幡宮に奉納されている二基の巨大な御神輿のうち小さい方の「二の宮神輿渡御」が行われました。

K1M24362.jpg
 ただ例年お祭りとなると浮き足だって騒がしくなる我が町内も、何となく今年は静かな感じ。あまり話題にも上りません。とは言え、やはりお盆休みは深川八幡様のお祭りを見ないと気が済まないので、例年通りカメラを持って沿道から見物してきました。


 二の宮神輿渡御が行われたのは12日の日曜日。早朝に八幡様を出発し、ところどころはトラックで移動しながら、深川地区一帯に広がる広大な氏子町内各所を回ります。私が見物に行ったのは、三好一丁目から三丁目の間あたり。名もなき細い一方通行の路地を真っ直ぐ進んでくるところです。

K1M24250.jpg
 御神輿が来る前、沿道では子ども達が太鼓を披露していたりして、お祭りらしい空気が盛り上がってきています。

K1M24272.jpg
 二の宮神輿は各部会、各町会ごとに二の宮神輿をリレーしていくので、途中でこうして次の担ぎ手さん達が御神輿が来るのを今か今かと待ち構えています。なお、本祭りでは各町会ごとに独自デザインの法被を着ていますが、この二の宮神輿渡御ではこうしてみんなお揃いの白い法被で揃えられているようです。帯も鉢巻きもみんなお揃い!

K1M24277.jpg
 富岡八幡宮の御神輿は、沿道から水を盛大に掛けるのが習わしで、別名「水掛祭り」と呼ばれる由縁になっています。なので、沿道ではバケツとか子ども用プールとか、水を張って準備万端です。

K1M24302.jpg
 警察の車両に続いてトラックがやってきました。「富岡八幡宮御本社 二の宮神輿 渡御」の横断幕付き。太鼓を積んでいるようです。まわりを取り囲む方々も太鼓を叩く方々のようです。

K1M24313.jpg
 トラックの荷台で賑やかに太鼓が叩かれていました。ゆっくり走ってるとは言え動くトラックの上で叩くのは大変でしょうね。

K1M24324.jpg
 続いて神職の方を先頭に、高張り提灯がやってきました。ここはいわゆる"清澄白河"と呼ばれている地域で、六部会のエリアなのでその町内会の名が記されています。

K1M24341.jpg
 その向こうに御神輿も見えてきました!

K1M24398.jpg
 さらに神職の方と花笠を被り、浴衣を着流したおじさん達がやってきます。総代の方々ですかね? いや浴衣には町名が入ってるようですし、各町内会の役員の方々かも?

K1M24360.jpg
K1M24371.jpg
 ということで、ようやく御神輿が目の前を通過していきます。

 この二の宮神輿は氏子ではなく八幡様が自ら持っているもので、普段は一の宮神輿とともに境内の神輿庫に展示されています。大きさは台輪幅が4尺5寸、重さは2トンもあって御神輿としては超大型の重量級。ただしもう一つの一の宮神輿はもっと大きくて重さ4トンある日本一の御神輿です。ただし重すぎて一度しか担がれたことがないそうです。一度見てみたいですけどね...。

K1M24386.jpg
K1M24493.jpg
K1M24496.jpg
 担いでいるのは老若男女ごちゃ混ぜ。彼ら彼女らは各町内会の氏子の面々です。次々に次の地域の担ぎ手にバトンタッチしながら、この巨大な二の宮神輿が丸一日かけて深川の街をぐるっと一周していくわけです。

K1M24499.jpg
 沿道ではこうしてお茶の補給ポイントを設けたりして、裏方サポートの人達も沢山います。あとはもちろん見物人、そして水を掛ける人々も。

 ただ今回私が見物したポイントは狭い道路で、見物してるのはみんな地元の人達。そして本祭りの連合渡御では使われないコースなためか、水掛はほとんど行われていませんでした。なのでいつも水飛沫が盛大に御神輿にかかるショットを狙っていたのですが、全然撮れませんでした。そして水掛がないとなんか盛り上がりに欠けるんですよね...。

 いやいや、でも3年前はほぼ同じコースでこんなに派手だったのに。やはりちょっと全体的に控えめに感じたのは気のせいではなかったのかも。それも昨年の事件の影響でしょうか。

K1M24503.jpg
K1M24527.jpg
 でもまぁ、警察の方々や太鼓やら総代始め担ぎ手の人々などなど、多くの人が携わって御神輿は担がれているわけです。

K1M24517.jpg
 一度行列をやり過ごしたあと、脇道を走って御神輿を追い越し、前に回り込んで再びやってくるのを待ち構えます。都立現代美術館前で三ツ目通りに出て直角に曲がるポイントです。ちょうど高張り提灯が曲がっていきました。

K1M24524.jpg
 再びやってきた二の宮神輿。写真では伝わらないと思いますが本当に大きいです。町内神輿の連合渡御では、威勢良く揉んだり刺したりして、時には空中に投げ上げたり、細かい細工は壊れないのだろうかと心配になるほど激しく担がれますが、さすがにこの重量級の御神輿はしずしずと進むのがやっとのようです。大きいけどちょっと大人しく感じたのはそのせいでしょうか。

K1M24538.jpg
 さて、三ツ目通りにさしかかり御神輿も90度方向転換します。これが結構大変なことのようです。いつも以上に大勢で担いでいるので、御神輿の周囲で指揮監督している人達は大変そう。御神輿を操縦するには永年の経験と訓練が必要なんでしょうね。間違えると大事故になりかねないですから。

K1M24558.jpg
 無事に曲がり終えて、2車線規制された三ツ目通りを北へ進んでいきます。残りの二車線で対面通行になっているのですが、バイクに乗ったお兄さんはまったく御神輿には興味ない様子で信号待ちしていました(A^^;

K1M24333.jpg
 さて、来年は「蔭祭り」の年なので子供神輿の連合渡御が行われます。子供神輿だからといってバカには出来ません。結構本格的で迫力ある神輿の行列が見られます。

 そして再来年は... またもや本祭りが巡ってきます。しかし再来年の8月と言えば東京オリンピック。日程的には閉会式に被りそうなのですが、どうなるのでしょうか? 都内各地の夏祭りに自粛要請が出てるなどと言う話もありますが、この富岡八幡宮のお祭りは当初からオリンピックに絡めた観光客向けの外郭イベントとして位置づけられてるみたいな話もあります。でも、そうなると今までのように気軽に見に行けなくなるのかもしれません。どうなることやら...。

 いずれにしても、その頃には文字通りの「お祭り」ムードによって、忌まわしい事件の記憶も薄れていることを願うばかりです。

関連エントリー


使ったカメラ

 カメラはいつも通りPENTAX K-1 Mark IIです。レンズは望遠がやはり撮りやすいと言うことでDFA★70-200mm F2.8をメインに使いました。あと... 撮影データには見慣れないレンズ名が出てきていますが、それについてはまた別途エントリーします。

PENTAX 一眼レフ K-1 Mark II ボディ 15996

PENTAX 一眼レフ K-1 Mark II ボディ 15996

PENTAX スターレンズ 望遠ズームレンズ D FA★70-200mmF2.8ED DC AW 21330

PENTAX スターレンズ 望遠ズームレンズ D FA★70-200mmF2.8ED DC AW 21330