PENTAX K-1体感&トークライブで再びK-1に触れる

投稿者: | 2016年3月13日

 CP+が終わってからまだ一ヶ月も経っていませんが、PENTAX K-1に再び触れるチャンスがやってきました。先週の大阪を皮切りに「PENTAX K-1体感&トークライブ」という催しが全国を巡ります。この週末は東京は新宿で開催されるということで、再びK-1に触りに行ってきました。

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 会場はベルサール新宿セントラルパークの地下。「ベルサール新宿」と名の付くビルは西新宿にいくつかあって、最初は間違ったところに行ってしまい、全く違う催しが行われていて「日にちを間違えたか?」と思ってしまいました。なんやかんやでようやく会場にたどり着きました。

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 入り口を入るとアクリルケースに鎮座したK-1がお出迎え。背後に並んでいるのは中西敏貴さんによる雄大な冬の北海道の風景写真の数々が飾ってあります。

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 K-1に近寄って見てみると、レンズはFA31mmF1.8AL Limitedが付いていました。1年前のCP+でモックにくっついていた組み合わせです。ペンタ部の”PENTAX”ロゴまでの空間が間延びして見えますが、そこそこ似合っています。それにしてもガラスというがアクリルが埃だらけですね。

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 会場に到着したとき、ちょうど中西敏貴さんのトークライブが行われていたので聞いてきました。北海道の綺麗な雪景色は本当に素晴らしいです。そして風景は忍耐と偶然との出会いが必要な一方で、ロケハンし経験を積んである程度予測して狙っていくものだというお話が興味深かったです。

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 お話を聞いてから写真を改めて見ると、なお一層楽しめます。風景写真の撮影に150-450mmという超望遠を多用されているところが意外でした。なるほど、飛行機やら動くものを撮るためだけのレンズではないんですね。K-1との相性も抜群で36.4Mのフルサイズでも、15MのAPS-Cクロップでも隅々までシャープに写るようです。

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 今回の主な目当てはこれです。CP+では15-30mmと24-70mm、28-105mmという新しいDFAレンズの広角〜標準系のレンズと組み合わせて触ってきましたが、今回はようやく来週に出荷開始されるDFA★70-200mmF2.8とK-1を組み合わせてみました。

 かなり大柄なレンズですが、DFA150-450mmと比べると幾分小さく、軽いです。K-1とのバランスは良さそう。このレンズの使用上の一つの大きな特徴はインナーズームであるという点でしょうか。ズーミングしても全長は変わりません。従ってバランスもほとんど変わりません。ズームリングとピントリングの位置関係については人によって好みが違うと思うのですが、AFに頼りっきりの私としてはこっちのほうが好きです。

 そしてAFについては撮影してみないと本当のところはよく分かりませんが、思っていたよりはのんびりした動作に感じました。とは言えまぁDFA15-450mm並だとは思います。C-AFにしてあちこちカメラを振り回してみたのですが、駆動開始がワンテンポ遅い感じがしたのは、もしかしたらAFホールドの設定がされていたのかも。

 いずれにしてもF2.8と明るくてDFAでは現時点で唯一のスターレンズですから、期待してしまいます。というか、買うのかどうするのかはまだ決めていませんが(A^^; このレンズを生かすにはx1.4程度のフルサイズ対応テレコンが欲しいところです。x2でもいいけど、そうなるとほぼ150-450mmと被りますし… うーむ(と妄想中)。

 ちなみにK-1とDFAレンズの体験コーナーとは別にDAレンズの体験コーナーも別にありました。K-1のほうは持ち込みのレンズを取り付けることもできるようで、多くの人がFA★レンズなど自前のレンズを取り付けて試している姿を見かけました。画像は持ち帰りできませんが、ファインダーを覗いた感じと、撮影結果も背面モニターで確認することが出来るのではないかと思います。

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 さて、その横には「高感度体験コーナー」というものがありました。が、そもそも会場入りしたのが夕方だったため、既に終了時刻になってしまい体験することは出来ず。低照度時のAFと高感度撮影時の画質を(背面モニターで)を体験することができるようです。

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 展示物も色々ありました。主にCP+に出ていたものが中心です。これはリアルレゾリューションと高感度撮影時についてのパネル。高感度はISO12800くらいは平気で使えるような気がします。高感度はかなり期待してる部分ですので楽しみです。

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 主要な部品、スケルトンモデルやカットモデルなどはCP+にあったものです。あと手ぶれ補正の比較装置もありました。

 最近気がついたのですが、K-1は上部カバーが金属製ではないんですね。Wi-FiとGPSのためだと思います。実物を触った感じは、ペンタ部など外装の仕上げはしっかりしていて、金属なのかエンプラなのかまったく気になることはありませんが、使い込んでいくとどうなのかちょっと心配です(それを言ったらK-3 IIだってK-3だってK-5だってペンタ部カバーはエンプラですけど)。

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 会場の片隅にデビューキャンペーンでもらえる本革製のストラップ実物がひっそりと置いてありました。シボ革仕上げの薄手で柔らかい素材で使いやすそう。基本的に私はロゴ入りのストラップが嫌いで、標準添付品などはまず使わないのですが、K-1はとりあえずこれを使おうと思います。

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 オリジナルグッズも販売されています。K-1のTシャツとか、タオルとかマグカップなどなど。Tシャツはともかく…(^^; タオルはなかなか良さそう。歴代カメラのイラストとか地味に凝っています。結局買いそびれてしまいました。

 ということでK-1体感&トークライブについては以上です。なおこのイベントは今後も名古屋、福岡、札幌、さらには盛岡、広島、新潟、金沢、仙台、高松、静岡、鹿児島を回る予定だそうです。

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 で、実はこの後が本題でして、体感&トークライブ終了後に同じ会場で行われた「第1回PENTAXミーティング」なるイベントに幸運にも当選したので参加してきました。長くなりそうなのでそれはまた次回にしたいと思います。

【3月14日追記】:PENTAXミーティングについて書きました。

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PENTAX K-1体感&トークライブで再びK-1に触れる」への2件のフィードバック

  1. Y2

    私も先週大阪に行ってきました。
    握り心地と重さだけ確認しに。
    撮影データお持ち帰りはできないし、
    短時間でのいろんな確認は無理と思い、
    ほんとに連写しただけです。
    レンズは50-135mmでしたが、
    望遠側ではケラれてませんでした。
    そういうレンズは多そうです。
    ボディの重さはぜんぜん気にならないですね。
    むしろフルサイズでこのサイズは立派でしょう。
    キヤノンはAPS機でもデカイし。
    以前からも使えますが、
    ペンタは古いFAレンズも値が下がりませんね。
    ますます値上がりしそうな気配も。
    古いFAレンズはスターレンズでも
    パープルフリンジが結構あるはずで、
    その辺の補正データとかが案外カメラに最初からあったりしないのかなぁ、と気になります。

  2. hisway306

    Y2さん、私も2回ともほぼ手にした感触を確かめただけ、という感じです。細かいところは大体分かるところは分かるし、分からないところは使ってみるまで分からないですから。
    レンズは色々使いこなしの情報が発売後に出てくるでしょうね。DAズームは総じて厳しいのでしょうが、テレ端のみOKというレンズは確かに多いかもしれません。60-250mmは以前フィルムで試した限りは。テレ端でもやや厳しかったです。APS-Hくらいなら使えそうでした。
    FAは古いものでも5軸手ぶれ補正が効くそうですし(MFレンズは3軸のみだそうです)、人気が出てくるでしょうね。本文にも書いた通り、東京海上では実際に試している方が沢山いました。大事に使ってるユーザーさんは多いんですね。

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